日輪の遺産
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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今や大ベストセラー作家となった浅田次郎の初期長編。終戦を前に日本再興のために隠された財宝を巡る話で、M資金などの詐欺話か徳川埋蔵金などの宝探しかと見せかけながら、実は日本とは何か、日本人の本質とは何かを問いかける司馬遼太郎的な物語である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ページを捲る手が止まらなくなる面白さ | ||||
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著者と同世代人として、戦争への視点は共有できる。日本の軍国主義に対する徹底した批判と、それを許してしまった“国家・国民の原罪”は、マッカーサーによる占領では決して雪ぎ切れないことも…。 | ||||
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終章は涙なくては読み進められなかった。自分達には素晴らしいエネルギーがあること、持っていることを知らないことが不幸だ。 | ||||
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総じて面白かったですが、登場人物が多すぎて、伏線回収が遅い印象。 冒頭に出てくる少女の描写が進んでも進んでもなかなか出てこなくて、ん?てなります。もうちょっと女の子たちに感情移入したかった。そこは天下の浅田次郎にも荒削りな時期があったと言うことで…。 しかし少しずつ明かされていく謎には「ええっ!?」という驚き。これが、キラキラの宝石になる浅田次郎の片鱗だ‼︎と思って違う感動を覚えました。 そして最後の一節はもう涙なしには読めない。 あとは、マッカーサーが実名なら他の人も実名でいいじゃんて思っちゃう。ていうか本人が出てくる必要無かった気もする。府中の大国魂神社出るならいっそ稲城って書いてくれよ~と稲城市民は思います。 帝大と陸士ですが、大正生まれでどちらにも知り合いがいます。勉強も運動もできた超人が陸士に行き、市ヶ谷では英語もロシア語も中国語もやりますので真柴さん英語喋れないってことは絶対にないです。 比較的お金持ちで体弱いタイプが東大に行ったそうですよ。三島由紀夫みたいな。小泉さんはたぶん良い家の出なのかな。 私の祖母及び兄妹もモデルとなった稲城出身で、私自身もここに登場する稲城市立病院に入院したこともあります。サービスアネックスは年に数回ガイドツアーや開放場もあり実際に訪れたこともあります。資料少ないのに臨場感あって凄いです。 また、祖父は日野の生まれで憲兵でした。祖父母は戦争のことをほとんど語らなかったので、郷土資料室など色々尋ねましたが、二人が生きた時代を感じられてとても良かったです。 | ||||
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●絶対的命令と道義の狭間、愚直なまでの覚悟や責任、穢れのない少女の命・・・。本書には数多の メッセージが詰め込まれていて、そのメッセージは紙筆につくせない程に深く重い。戦争の悲惨さ不 条理さに心揺さぶられる思いである。 日輪の遺産とは・・・。著者は日本人ではなく、戦勝国であるアメリカのマッカーサー元帥の口を 通して言わしめた。読む者の胸に熱く響いてはくるが、果たして現在の日本人にその遺産は残されて いるのか?交互に繰り返される過去と現在の物語に、その答えが垣間見える。 いったい、戦争は子供たちに何を教えたのだろう。何を洗脳したのだろう。最後の一ページで、そ れまでこらえていた涙をどうしても止めることが出来なかった。 | ||||
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