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日輪の遺産



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【この小説が収録されている参考書籍】
日輪の遺産 (講談社文庫)
日輪の遺産 新装版 (講談社文庫)

日輪の遺産の評価: 4.06/5点 レビュー 68件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 1~20 1/4ページ
No.68:
(4pt)

まさに傑作

ページを捲る手が止まらなくなる面白さ
日輪の遺産 新装版 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:日輪の遺産 新装版 (講談社文庫)より
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No.67:
(5pt)

作品のモチーフは、戦争に対する作家の視点。

著者と同世代人として、戦争への視点は共有できる。日本の軍国主義に対する徹底した批判と、それを許してしまった“国家・国民の原罪”は、マッカーサーによる占領では決して雪ぎ切れないことも…。
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No.66:
(5pt)

日本人は偉大だ

終章は涙なくては読み進められなかった。自分達には素晴らしいエネルギーがあること、持っていることを知らないことが不幸だ。
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No.65:
(4pt)

ちょっとテンポが悪いけど、原石の浅田次郎がここにある

総じて面白かったですが、登場人物が多すぎて、伏線回収が遅い印象。
冒頭に出てくる少女の描写が進んでも進んでもなかなか出てこなくて、ん?てなります。もうちょっと女の子たちに感情移入したかった。そこは天下の浅田次郎にも荒削りな時期があったと言うことで…。

しかし少しずつ明かされていく謎には「ええっ!?」という驚き。これが、キラキラの宝石になる浅田次郎の片鱗だ‼︎と思って違う感動を覚えました。
そして最後の一節はもう涙なしには読めない。

あとは、マッカーサーが実名なら他の人も実名でいいじゃんて思っちゃう。ていうか本人が出てくる必要無かった気もする。府中の大国魂神社出るならいっそ稲城って書いてくれよ~と稲城市民は思います。

帝大と陸士ですが、大正生まれでどちらにも知り合いがいます。勉強も運動もできた超人が陸士に行き、市ヶ谷では英語もロシア語も中国語もやりますので真柴さん英語喋れないってことは絶対にないです。
比較的お金持ちで体弱いタイプが東大に行ったそうですよ。三島由紀夫みたいな。小泉さんはたぶん良い家の出なのかな。

私の祖母及び兄妹もモデルとなった稲城出身で、私自身もここに登場する稲城市立病院に入院したこともあります。サービスアネックスは年に数回ガイドツアーや開放場もあり実際に訪れたこともあります。資料少ないのに臨場感あって凄いです。

また、祖父は日野の生まれで憲兵でした。祖父母は戦争のことをほとんど語らなかったので、郷土資料室など色々尋ねましたが、二人が生きた時代を感じられてとても良かったです。
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No.64:
(5pt)

あまりにも重すぎる日輪の遺産/受け止めきれない

●絶対的命令と道義の狭間、愚直なまでの覚悟や責任、穢れのない少女の命・・・。本書には数多の
メッセージが詰め込まれていて、そのメッセージは紙筆につくせない程に深く重い。戦争の悲惨さ不
条理さに心揺さぶられる思いである。
 日輪の遺産とは・・・。著者は日本人ではなく、戦勝国であるアメリカのマッカーサー元帥の口を
通して言わしめた。読む者の胸に熱く響いてはくるが、果たして現在の日本人にその遺産は残されて
いるのか?交互に繰り返される過去と現在の物語に、その答えが垣間見える。

 いったい、戦争は子供たちに何を教えたのだろう。何を洗脳したのだろう。最後の一ページで、そ
れまでこらえていた涙をどうしても止めることが出来なかった。
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No.63:
(5pt)

戦争の悲惨さ

現在と戦時中のことが交差しながら、迫る悲惨さが際立っていました。それにしても戦争の持つ非人間性がだれにでも分かるような小説でした。平和の大切さが今更ながら胸に迫ります。
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No.62:
(3pt)

みんなで鬼になって――

<ネタバレ注意>
 昭和20年終戦直前と現代(平成初期)を交互に話は進む。
 日本軍がマッカーサーから奪った時価250兆円にもなる金塊の行方云々とあって、一見冒険小説のようだが、そうではないことはなんとなく知っていた。ましてや宝探し小説でもない。
 歴史秘話を絡めた現代に生きる主人公たちの再生物語と言えばよいか。

 戦中パートの中心となる軍人三人が比較的リベラルな好漢に設定されているので安心して読んでいたら、もっとも<ネタばれ>"お国のために"洗脳されていたのが女学生たちだったという哀しいサプライズ。

 サプライズと言えば、中盤まではマルキン金原の立ち位置についても仕込まれているのだが、ここのサプライズはかなり早い段階で気づいてしまった。ただし金原がなぜビジネスに巧みだったのかは、<ネタばれ>なし崩しに土地の資産家の入り婿の立場になって土地を転がせたというだけでは説明は足りないw

 冒険小説としての爽快感など皆無の割に、一気に読み終えたということはそれなりに面白く読んだと言えないこともないのだが、随所に引っ掛かりを覚えて十分に愉しめなかったというのが正直なところ。

 著者のかなり初期作品にあたることもあって、上のような描写不足も多少は関係しているだろうが、引っ掛かったのは別の点だ。
 以前読んだ『壬生義士伝』は数ある新撰組ものの中でも一頭抜きん出ていたし、著者は自衛隊上がりということもあって、それほどおかしな歴史観ではない筈だと信じて読んだのだが、うーん、さすがにサヨク思想の垂れ流しではないものの、残念ながら、GHQに誘導された戦後の歴史観にまんまと従っている。
 そのうえで、暴走した日本軍の中にも立派な人だっていたんだよ。日本人も卑屈にならなくてもいいんだよといったところ。
 バブルが弾けてから世に出た小説なので、応援歌の意味合いもあったのかもしれない。
 しかし情けない事にGHQ史観なので……。

 特に後半の主要人物のひとりであるダグラス・マッカーサーには、不満と言うより、あまりにヨイショした造詣でやや気持ち悪いくらいだ。
 完全に常人を超えた偉人として造形されている。
 同じく後半の主要人物のひとりで、視点人物でもあるマイク・イガラシは、日系二世の属性に従って、ニュートラルな感性でマッカーサーに会うが、たちまちマッカーサーに魅了されて、地上で最も尊敬する人物だと言わしめている。

 本書のすぐ前に読んだのが『変見自在 マッカーサーは慰安婦がお好き』だから、多少は毒舌による知識を薄める必要はあるかもしれないが、フィリピンでマッカーサー親子二代で集めた金銀財宝が、来たるべきフィリピン独立のための資金だったというのは、トチ狂い過ぎだろう。
 父のアーサー・マッカーサーは、アメリカに歯向かったみせしめとして、フィリピンの老若男女を大量に殺しましたけど……。
 息子はたしかに、後に米議会で日本の戦争は防衛戦争だったと証言したけれど、少なくとも本書のように、昭和20年の赴任早々から日本のことを、世界一勤勉で、勇敢で、優秀な民族だと思っていたはずがないし、クライマックスの彼の行動には到底納得できない。
 敬虔な彼にとっては、異教徒の怨念など物の数ではなかったのでは?
 本国ではブタの餌のトウモロコシを日本に有償で支給して、がっぽり稼いだ男だしww

 もう一点だけ、ストーリーのダメだしを。
 <ネタばれ>現代パートに繋がらない小泉中尉には、代わりにマッカーサーに直談判する見せ場が用意されているが、彼の日本経済建て直しの“天才的な秘策”は、四年後に実施されたドッジ・ラインをそのままパクっている。
 補助金の廃止や1ドル=360円の固定相場を導入したこれら一連の施策は強力なデフレ誘導である。
 これが上手くいったのは、翌年に始まった朝鮮戦争による特需があったからで、昭和20年の段階で安易に導入されていれば、その混乱はとんでもないものになったであろう。
 彼の秘策は、決して天才的ではない。

 最後に生き残った双方の関係者が顔を合わせながら、多くを語らない叙情的なラストは、さすがは著者の力量を感じるが、設定的に多くの無茶や無知があって残念。
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No.61:
(4pt)

太平洋戦争を体験した人々の記憶

戦況が悪化しつつある中、敗戦後の復興を目指して奪ったマッカーサーの遺産を隠す。その業務に関わった人物が現代まで生きていて、当時の様子を語るというのは、登場人物の関係性が明らかになるにつれ、どんどん引き込まれました。
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No.60:
(4pt)

納期と外見

納期、外見ともに問題はありませんでした。
文の内容は、購入態様とは異なると判断するため、省略します。
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No.59:
(5pt)

1985年の日航123便墜落事故を思い出す。

「将軍達に前時代的な、口封じという方法を選ばせたのは、軍隊という機能の仕業で、個人的には誰ひとりとしてそんな選択を正当だと思っているはずはない。」(245頁)
自衛隊の無人標的機が日航123便の垂直尾翼に激突、約30分迷走飛行した後で、御巣鷹山に墜落、口封じのためには、生存者を毒ガスで殺戮したという主張(小田周二さん、青山透子さん等)を連想する。
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No.58:
(5pt)

圧巻でした。

浅田先生は陸上自衛隊第32連隊第3中隊のご出身、私の先輩です。若輩でしたからお越しになられても眼前の事に忙しく若き日を無為に過ごしてしまったことを悔いているところです。

しかし本作品の市ヶ谷台の本館(一号館)裏食堂や浴場で過ごした日々、そこから左内門への道は生涯瞼の裏に刻まれ続ける事でしょう。この様な時代の上に私の人生が今展開しているという事実にただ圧倒され私は余生を生きて行くのだなと大変な自覚をいただきました。

私もまた本作品からこの身体に責任感と自覚を注いでいただきました。ありがとうございました。
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No.57:
(3pt)

別に無し

途中で厭きた。
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No.56:
(5pt)

戦争の悲劇

日輪の遺産、読了。

しょぼくれた自身の境遇、そして偶然出会ったしょぼくれた老人の手帳。そこから序盤はいわゆるM資金的な帝国陸軍が終戦直前に秘匿した時価200兆円にのぼる財宝を一攫千金出来るか?、というような物語が唐突に始まり惹きつけていく。
過去と現在が交差しながらの章立て。徐々に真相に迫っていくのだが混乱もせずに、むしろ読み易い。
過去の章はその資金をいかに秘密裏に埋蔵するかという帝国陸軍エリートの暗躍っぷりを描写。
そして行き着くのは戦争の悲劇。戦争に関する小説でここまで残酷で悲しい描写は初めてかも。
その後現代に描写は戻るが、結末はなるほど感爆発のカタストロフィ。
浅田次郎作品を読んだのは初めてだったのだが圧倒的筆力、描写力、キャラの強さ、想像力、造形力。他の作品も読みたくなってしまった。
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No.55:
(3pt)

浅田次郎自身が「若書き」と評する初期作品

荒い。特に人物描写が荒い。

最後のマッカーサーの決断を読者に納得させれるか否か。
ここが最大のポイントだろう。

ストーリーが過去と未来を跨ぐ壮大なミステリー仕立てであり、
相当な力量がないと書ききれない内容だ。
「著者自身が大幅に書き直したいが、、」と
正直に告白している気持ちがよくわかる。
後進の作家へ向けてのメッセージと取るべきか。

それでもこの長大な文章に読者が飽きることはなく、
最後まで面白さを保ち続ける。
この作家が選ばれし特別な能力を持っている証拠であろう。
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No.54:
(5pt)

浅田次郎はおもしろい

いやぁ
色々と思うところは在るかもしれませんが
おもしろいです
強引?無茶苦茶?
小説はソコを楽しむものですよ

リアルが良ければ
ノンフィクション読めばいい
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No.53:
(3pt)

どうしようもない終わり方。

実にしんどい物語だった。
そして 結末は まったく違った 結末だった。
マッカーサーの遺産。
それが 戦争の敗北が目前ななかで
どう 隠そうとし どのような過程を得て 隠されるのか。
それは いまだに米軍の管理している基地に隠されている。
それを 探そうとする 試みがなされるようでなされない。
戦争を終えたときに 祈りに近い 女子たちの想い。
そんなものが たっぷりと横たわっていた。
「どうしようもない終わり方」で 終わったことで
いったい何を問いかけるのか?
そのことを考えさせられたのである。
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No.52:
(4pt)

日輪の遺産

ストーリーは面白いです。この舞台となった米軍多摩リクリエーションセンターには何回か行ったことがあり、身近に感じます。
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No.51:
(2pt)

すみません

良さがわからずに、すみません。戦時中に、マッカーサーの財宝を日本が奪って、その謎を追うという現代のエピソードと、隠した戦時中のエピソードが並行。盛り上がりを期待しすぎました。涙を誘うこともななく、終わり。やはり、戦争もの特有のストーリーが好きです。
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No.50:
(4pt)

悲しく、辛い時代

悲しく、辛い時代、戦後生まれの自分は耐えられただろうか。興味深く読ませていただきました。
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No.49:
(1pt)

迫力がない...

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テーマな非常に面白い筈なのだが、スト―リーの展開が
まだるっこしく、緊迫感に欠ける。
例によって古い時代の言葉を良く知っている浅田次郎氏
だが、ストーリーの展開は高木彬光の「帝国の死角」
(角川文庫)の迫力にはとうてい及ばない。
何度も読み続けようとしたが、途中で投げ出してしまった。
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
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