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ザリガニの鳴くところ
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ザリガニの鳴くところの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全243件 21~40 2/13ページ
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不幸な生まれの少女が苦労を重ね大人になっていく話。物語全体を通して描かれる情景や心理描写は女性の繊細さを描いていてゆったりと浸れる。 とても長いのでオーディブルでまったり聴く分にはいいが文字だと冗長に感じそう。 ミステリー(裁判)パートまでの前置きが長くまた結末もあっけない。ミステリーではなくロマンス小説として読んだ方がいい。 | ||||
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最近読んだ本の中で最も良かったです。知人に紹介。とても良かったと好評でした。 | ||||
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この本が映画化されました 原作は500ページ超えの大作で 湿地の描写が少しくどいように感じましたが この本を読んでから映画を観ると 意味が分かり感動します 逆はお勧めしません 最近、文庫化され読みやすくなりましたから 未読の方は是非読んでみて下さい そして映画を観てください ザリガニの鳴くところの本当の意味が 痛いほど伝わって来ますから | ||||
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期待通り | ||||
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少女の抱える孤独と、それを取り巻く偏見についてが巧みに描かれていました。 少女の人生を追う過去と、男性の不審死を追う現代とが交互に描かれています。少女の成長と共に時代が現代へと追いつくと、少女は殺人容疑で起訴されてしまう。 ミステリーではなく偏見と向き合うヒューマンドラマではと思ってましたが、最後にはミステリーとして落ちたので読んだ後は感嘆の声が出てました。 とにかく伏線と情報の開示が巧みで、結末が「どっち」に転んでもあり得そうで、読み進める間は全く安心できないです。 | ||||
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殺人事件の解明でドーパミンがドバドバ出ることを期待した読者には落ちが物足りないようだ。 一方、愛着障害を抱えるような理系読者は主人公に共感し、その心の詩的成長と埋めようのない空洞を我が事のように感じるか。 読後の読み返しが味わい深い。 この寂寥感は森博嗣の「馬鹿と嘘の弓」を思い出した。 | ||||
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湿地に棲む生物や植物の表現がスゴい!筆者は動物学者らしいが、訳者の 叙述も素晴らしい。光景が目に浮かんで、どんどん物語に引き込まれる。 なので、ミステリのサイドストーリーは不要であった気もする。最後のオチ は主人公のキャラをぶれさせ、読後感が少し悪くなる。ミステリを期待して 読まないほうが良い。ただ、繰り返しになるが、湿地を舞台にした壮大なス トーリーとしてとても良く出来ている。おすすめしたい。 | ||||
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率直に言って、この話は、特に傑作でも、特別に優れた作品でもない。 何故、2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞したのか、個人的には甚だ疑問である。 しかし、妙に心を捉えて離さない、不思議な余韻があるのだ。 父親が100パーセントの悪人だったら、家族を殴りいたぶるだけの存在だったら、母親が出て行った時点で、少なくとも主人公と一番下の兄は、福祉に保護されるなり、そういった対処がとられたように思う。 そして、この話は終わりだったと思う。 しかし、ごく僅かだが、子供に目を向けることもあり、釣りの仕方を教えたり、ボートの操り方を教えたり、生きる上での知恵を、父親なりに最低限、教えたのだ。 そして、主人公が賢く行動できる子供だった為、そういった事を身につけて、湿地で生きていく事が可能になったのだ。 そこに、一番下の兄のジョディの友人であるテイトが現れ、彼女に読み書きを教える。 ただ、読み書きや本を貰った程度で、本人の素地あり、ある程度勉強が出来るとは言え、湿地についての本を出版したり、論文を書くほどの学力が身につくのかは、個人的には疑問に思った。 テイトが、大学に行く為に、彼女から離れたのは仕方がない事だと思う。 若ければ、チャンスがあれば、自分の力を試したい、学びたい、と思うのは当然だと想う。 そこにつけ込んだのが、チェイスだったのだが、彼もまた、彼女の独特の魅力に惹かれていく。 ただ、現実の結婚相手としては、育ちが違いすぎる事を最初から分かっていて、遊び相手としてしか見ていないのだが、孤独というのは、そういう相手であっても、自分の元から去っていくのを恐れさせ、ずるずると関係が続く。 ただ、主人公の孤独というのは、一般的な平穏な家庭で育った人間には、到底理解できない、深く、深すぎるものだと思う。 そして、彼女は生涯その孤独から、抜け出すことはなく、この世を去って行った。 茂みの奥深く、生き物たちが自然のままで生きてる場所…ザリガニの泣くところに、彼女と一緒に還っていける人間は誰もいなかった。 主人公に都合の良すぎる展開の連続なので、普通なら読み過ごして終わりなのだが、そこを通り過ぎるだけではない、不思議な何とも言い難い余韻が残る。 図書館ではなく、購入したのだが、多分、ずっと手放さず、手元に置いておくと思う。 | ||||
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思いっきりネタバレですのでご注意ください。 後にして思えば貝のペンダント問題が解決していない時点で結末を予想しておくべきでした。また法廷でカイアが何の弁明もしなかった点からも。ミステリー初心者の私ですから見落としていましたが、ベテラン読者の皆さんでしたらお気づきだったことでしょう。 カイアはまんまとテイトを始め周囲の人々を欺き通したことになります。無罪評決になることを祈りながら読んだ私も騙されました。幼少の頃から湿地の少女と蔑まれ、差別された娘の成長を応援していた一読者に過ぎない私も。 作者はチェイスへの仕打ちについて自然界の掟に則ったものと肯定的に描いていますが、そんなものは言い訳にしか過ぎません。確かにカイヤは法の保護を得られない存在でした。しかし彼女は実際には法の枠組みの中にいたのであり、法の世界の中の住人であるチェイスと関係を持った。そして殺した。 彼女は裁かれるべきでした。たとえそれが死刑でも。チェイスにも家族が有り友人があり社会の一員であったのですから。 無罪判決後テイトと家庭をもった彼女は何食わぬ顔でその後の人生を送ります。そしてアカデミックな世界からも地域社会からも評価を得た中で人生を終えました。きっとテイトはこの事を墓場まで持っていくでしょう。カイヤの悪事は闇に葬り去られたのです。これ以上胸糞悪い結末があるでしょうか。 しかし、自然の美しさ強さを称える文章の美しさに免じて星2つとしておきます。 | ||||
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湿地に一人で住む女の一生を描いた本。繊細な自然が緻密に描かれていて心に響く。孤独でも自然に慰められ生きていける。汚い男性に示唆を舐めさせられるがそれも人生の妙だ。自然を研究する男性と結婚もするがそれはそれで幸せだ。 | ||||
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自然の描写も翻訳の丁寧さもいいんだが、ミステリーとしては疑問が残る。そもそも、叙述からしてラストはわかってしまう。映画ではそのへんがわからないので衝撃のラストになるんだろうが、原作ではなんだか肩透かしを食らった感じ。しかし、文芸大作としてはいいと思います。 | ||||
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当時ザリガニ飼育にハマっていたのでタイトルに釣られて購読しましたが、推理要素もどんでん返しもない。ただ自然描写は情景が綺麗に脳裏に浮かびました。 | ||||
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綺麗な状態で届きました。ありがとうございます。 | ||||
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『ひとりの双子』もそうですが この位の文量になると 翻訳が上手いと話の世界に 入りやすいですね 友廣先生 ありがとうございます | ||||
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優れた小説家がどれほど自然科学について取材して書いても、ここまで魅力的な小説は書けないだろう。長く自然を研究してきた著者だからこそ書けた、詩情あふれる文芸ミステリーと自然科学が融合した類まれな小説だと思う。 著者のストーリーテリングや詩の引用は巧みで、情景描写や比喩は見事というほかない。科学者として活躍しながらも文学の研鑽も続けていたことは明らかである。過酷な境遇を懸命に生きぬく美少女の物語は、現代のおとぎ話のようではあるが、感受性豊かな読者にはいっそう感情移入をして読まれることだろう。 私が特に印象に残ったのは、前半の舞い散る落ち葉の下で戯れるシーンである。近年まれにみる美しい名場面だと思う。その後の不誠実な男との関わりでは、主人公が傷付かないことを祈らずにはいられず、後半の裁判が始まってからは、判決が気がかりでページを繰る手が止まらなかった。読了後、映画版も観たが、原作を超えることはできなかったように思う。 本書は、読書の楽しさに改めて気付かせてくれるとともに、原生自然についての貴重な学びを得られる良書である。多くのヒトに読んでいただきたい。ただ、こなれた訳文はとても読みやすかったが、一部わかりづらい箇所もあり、その部分についてはいつか原書で確かめてみたい。 | ||||
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生物の繁殖描写と人間のそれとを比較して描いている点で大変興味深いし納得が行くストーリー。 でもブツブツと途切れがちでスムースでない。 すべて予想のつく展開。 | ||||
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動物学者が69歳にして初めて書いたミステリが全米ベストセラーになった。評判は聞いていたけれど、ようやく読む。 陸と海の境にある湿地・沼地とそこに生きる鳥などの生物の描写が見事だ。そして、ヒロインの女性カイアの孤独が迫ってくる描写も。カイアが災厄に見舞われて不幸になりそうで、途中で読むのがつらくなった(そして実際、災厄に見舞われるのだが)。貧乏白人の孤児であるカイアをさりげなく支える黒人ジャンピンとメイベルの夫婦も印象に残る。 後半の法廷部分の緊張はいや増すけれど、読み終わっての感想は、ミステリの部分よりもそれ以外の部分(自然描写や少女の成長の物語)の方がはるかに魅力的である。 | ||||
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時間ができたので、読んでみました。湿地で一人で生きて行く女性の賢さ、力強さ、弱さに共感を覚えました。自然の描写が素晴らしかったです。ミステリーとして読むと?となると思いますが、そんな要素はなくても充分面白いです。登場人物が少ないので、犯人の予測は誰でもできますが、ラストは、そうなのか…と思いました。少し、「その女アレックス」が重なりました。あまり主人公の心情の描写が多くないので、読み手が想像する余白があるのが良いです。ぜひ一読を。 | ||||
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「グレイス・イヤー」と同じように「つまらない」と星1つの読者は多い。 おそらく、自然や女性、絵画や詩を愛する者とは反対側の人たちなのだろう。 - ものすごい孤独と喪失の、後退型女子の物語。 カイアの激しい恥の感覚、すぐその場から逃げ出したくなる心情を痛いほど自分に重ねて読んでいく。 そう、遠くから見ている限り、捨てられたりすることはない。自分の感情を守るために引き退る。 独りで必死に行きてきた拒絶や虚勢ののち、周りの人を受け入れてやっと得たやすらぎに、祝福と羨望を重ねて、ときどき休まないと読み進められなかった、、、 14歳まで読み書きを知らなかったのに、教えてくれた初恋の青年。 カイアは湿地について知り抜いていて、科学者の目と芸術家の技で、描きためていた標本画が、湿地の貴重な本となり収入となる。←ここも私の泣きどころ どんなに独力でやりたがっても、やはりひとりでできることには限界がある。 - 私なら6歳で親がいなくなり、食べる手段がなくなった時点でギプアッフするかもな、、、美人はたいへんだな、、、 私が空腹に耐えられて、ボートに乗って会いに行くような価値ある美人なら、こうなったかもと。 男の子がやってくるのも、本能の一部だし、女の子にも自然の呼び声は、ある。 | ||||
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最初に映画を観てからこの本を購入しました。細やかな風景や人物の心情、鼓動の鳴り響く様子の描写が素晴らしく、翻訳した方の表現力の高さに感動しました。噛みしめるように読み進めています。 | ||||
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