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ザリガニの鳴くところ
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ザリガニの鳴くところの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全243件 41~60 3/13ページ
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とても良い本です。 この本を読んだのをきっかけに、虫や野鳥、植物などへの興味が増して、歩くのが楽しくなりました。 | ||||
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カイアという一人の女性の人生を追体験しながら チェイス・アンドルーズという男性の死の真相について迫っていく構造。 湿地帯の情景描写は美しいのだが、 このカイアという女性の人生は育児放棄・迫害・疎外とまぁ…暗い。 チェイス殺害の犯人は、まぁ…結局やってたのねという感想。 暗い中、指紋とか完全に綺麗に拭き取ったのかという違和感もあるが。 何度でも手軽に読み返してカイアの人生を追体験したい…って作りではないな。 だってこの主人公、途中から読者に隠し事していることになるからね。 寄り沿えないというか。 いやそもそも、ホタルやカマキリのようにそこに何の感情もないのか。 と考えると、やっぱり常人とは別の生き物のような気がして入り込めない。 一度読み切ったらそれでいい。 | ||||
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you tubeで「捨てられて迫害された犬が悲しい目で、ブルブル震えながら人間を拒否 し続ける。保護しようとする愛犬家の熱意ある長期の優しさに徐々に心を開き、尾を 振って愛情を返すように変化してゆく。この小説を読んでゆく途中で浮かんだ映像だ。 まさに、カイアと重なる。 最後までグイグイと引っ張られてゆく物語性、DV、ネグレクト、差別、そして湿地 の自然史、孤独の中でも強く生き抜く少女の知恵と人間力、読み手の魂をこれでもか と揺さぶる。 何よりラストに愕然とする。チェイスの裏切りに対する報復?あんなに、深く自然 を愛する人間なのに、、、、、。 その矛盾に、どこにも救われなかった彼女(カイア)の深き悲しみと怒り、 そして、孤独ゆえの苦悩を知る。 また、ケイトのこころに想いを馳せると、さらに、その悲しみは深まる。 本当に凄い作品です。 | ||||
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予備知識なしで読み始めたけど、すぐ引き込まれていきました。冒頭の死体発見から、すぐ時を遡り、少女の成長譚になるので、それが魅力的でなければ間が持たないところ、実に素晴らしく湿地のどん底暮らしが描かれており、後半の裁判劇がなくても十分な成功作になっていたと思えるほどです。 で、この少女が不細工だったら、恋愛も事件も起こらないのだけれど、そこは小説、美女に育って教養まで身につけたから・・・。 この小説が好きな人にはランズデールのボトムズなんかどうでしょう。おすすめです。 | ||||
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ドンデン返しミステリーとして期待して手に取ったので、正直ガッカリ感は強いです。 でもむせ返る様な湿地の匂い、切り裂くような寒さ、 少女の孤独と絶望、それでも生き抜く逞しさ。 でもどんなに強くなっても人間は一人では生きられないという哀しさ。 そんな自然の情景と少女の心理描写の巧さは感動しました。 ーーーーーー以下内容に踏み込んだ記述ありーーーーーーー ミステリーとしても時間軸を行ったり来たりしながら、どんどんカイアが警察に追い詰められる展開はドキドキハラハラで途中まではものすごく面白かったです。 しかし!舞台が法廷に移り、ミステリーとしてこれからが本番!! となった途端、急速に面白さがブレーキダウン。 残りのページ数からして嫌な予感がしましたが、裁判の内容も陳腐だったし (陪審員がどうやって判決を導いたのか、とかも知りたかった) ドンデン返しのオチは今となってはありきたり........ 翻訳がやたらと平仮名を多用してるので、その辺も伏線?とか色々深読みしながらビックリする準備してたので、ミステリーとしては星1つです。 でも普通の叙情小説として考えれば、余韻の残るいい本だったと思います。 | ||||
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作者の表現力の巧みさと緻密な描写に、すぐに引き込まれました。最初はどうなっちゃうのか心配でしたが、主人公はたくましく成長しました。最後の最後で真相についてのヒントはありますが、結局答えは霧の中です。あっという間に読み終わって、読んでよかったなと思います。素晴らしい小説です。映画も見ました。主人公の女性は魅力的ですね。私は小説を先に読んだので、小説の方が好きです。でも映画も良かったなぁ。この小説は知っていたのですが、買うまでに時間がかかりました。読んでみないとわからないものですが、まだ未読の方にはお勧めします。作者へ、素晴らしい小説をありがとう。 | ||||
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映画版を観てから、即読み始めました。 見比べると、話の時間軸が所々異なる点や、原作にしかないシーンもあれば、映画版にしかないシーンもありました。 個人的には最初に観たこともあってか、映画版のほうが感動は大きかったです。 原作にはないチェイスの発言で、チェイスのカイアに向ける気持ちがどういったものなのか、またチェイスの人物像の補完にもなりました。 また、物語終盤のカイアの発言も原作にはなかったもので、私個人としてはその発言、思いの吐露がそのタイミングでくるのがしっくりきました。 裁判結果の印象も、その発言でより深いものに感じました。 あとは主題歌が良過ぎて‥歌詞とともにエンドロールまで楽しむと、本当に素敵だなと感じる作品でした。 ですが、映画版にはない原作のシーンは多く、映画ではどういった背景でそうなったのかよく分からなかった父と母の過去、軌跡などが細かく描写されていたり、町の人の人物描写も映画より深く掘り下げられており、原作を読んで良かったなぁと更に感動しました。 湿地、沼地の表現などは実写も良かったですがやはり、原作の表現が素敵ですね。 所々に詩が出てくるところも好きです。 そこそこ長さもあり、話も比較的ゆったり進むので、結末がどうなるか知っていることもあり読む手が止まらない!という程ではありませんでしたが、2日かけてゆっくり噛みしめるように読んで、読了後はなんともいえない、素敵な気持ちになりました。 とても好きな作品ですが、映画版であった発言や表現がない分、ほんのすこし物足りなさも感じてしまい、そこで星を減らしました。 | ||||
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①ブッダにもイエスにも矛盾と「悪」はある。 (悪でないなら、殺生という形の食物を摂れぬ。なら餓死しかないではないか。 でもブッダも高齢まで生きたという。最期は食中毒死説が有力だが。) (「悪」の反対は「善」ではなく「愛」だ(と言う人が居る)。) 「いじめに遭った者は、いじめ返す」などと訳知り顔に言う脳科学者や心理学 者に簡単には堕さぬ【⇒”レジリエンス”の心こそ”臨床哲学のエッセンス!”】。 他人を批判せず、避難もせず。ゆえに人の批判・非難(ことに世界で仮に軽蔑・ 差別)されても屈しない。 ②「自然に還る」のも手。 (自然とは、”nature”と限定するのは必ずしも当たるまい。しかし空海に近 いと考えるのは、わかりやすかろう。本書の自然描写(=エコフィクション) は秀逸の極み。) (本物のエコロジーにこのマインドはある。生態学界がそれを理解している か否かは不詳(⇒不問)。少なくとも尋常の科学的センスではあるまいが。) (その埒・関心外;かつ羅什・最澄的ではない。観念と原理主義的だけでは 人は生きられぬと思う。「不二」は「空」ではなく、(空海的)全肯定。) ③学校だけが教育の場ではない。生涯のあいだ、いつでも、何からでも学ぶ。 (一方で”unlearning”のマインドも視野に。必要に応じていつでもそれも実 践。ネット時代のパソコン操作の”delete”の実践(⇒今流行りの「リスキリ ング」。) ④まさに、生老病死・四苦八苦。 (著者は仏教徒ではないはずだが、その心がわかっている。キリスト教でも、 その他すべての宗教が達しうるであろう意。) (69歳で初(?)と言う自然科学論文以外を書いた著者の創作力と意欲に乾 杯! 感服! まさに人生100年時代の鑑!) ⑤読まずにおれまい。 (今からでも。) (心にしみる小説。) (こういう例は、音楽、絵などなどにもある。でも現在の政治・経財界、及び マスコミの上層部には、そのごく一部を除いて、概して無さそう。いやマスコ ミには多いか? いずれにせよ、なくてもやむなし。諦観・諦念。) ⑥世界は広い。そういうものが現れ、現に在り、接し、心に沁みる珠玉に接し、 体験できる「幸福ってあるもの」とつくづく思う。 ⑦わが子には③を除いて残念ながらもはやおおかた間に合わぬが、まだ見ぬ孫 には十分間に合う。その時期を見計らって話をしたい。そして本書も贈りたい。 楽しみが増えた。有難い。 | ||||
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文芸ミステリの最高傑作。 私の拙い言葉ではお伝えできない。 是非、読んでみてください。 | ||||
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梱包が丁寧でした。本の状態も満足出来ました。 | ||||
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読み応えあり、素晴らしい | ||||
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孤独との戦い、差別や偏見との闘い、少女の生きざまに感動、今も応援しています。 | ||||
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天城越えとは、いかないのがあめりかん | ||||
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どう考えても400ページも使う内容ではない 著者がおばあちゃんだからこんなに長いの? 冒頭から主人公の可哀想アピールがダラダラ続いてうっとおしい 顔で男を選んで失敗したのに、またころっとクズイケメンに転んであんなことになるのは自業自得でしかない 都会に出た男が、育ちも性格も悪い陰険女にいまだにゾッコンなのも謎 色々証拠もあるのに、主人公がなぜ無罪になったのかが1番の謎 | ||||
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内外の書評子の皆さんが物語を紹介されているので感想のみ・・ どこかで読みましたがタイトルの言葉は作者が母親から習ったものだそうで 情景が頭に浮かぶ上手い表現ですね。雰囲気に吞みこまれて主人公にはモデルが居るのではないか と思ったりしましたが流石の湿地専門家の独壇場で読み終えてなお残響あり。それにも増して(翻訳ものを日々手にしていますが)この上なく読みやすい一冊となっており、ベストセラーに押し上げたのも友廣氏の翻訳に負うところ大だと思います。 | ||||
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表題に尽きます。著者と翻訳者の方に感謝。出会えて良かったです。映画も早く観たい。 | ||||
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辛い環境で少女が、大人の女性になっていく物語です。 ミステリ要素もあって、読み応えがあります。 湿地など、空気感が好きなのでたまに読み返します。 | ||||
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1か月以上前に読了し、その後映画も見ました。それぞれの良さはあるものの、この作品に関しては書籍のほうがおすすめです。 つっこみどころは満載です。その状況でそのように成長できるものか? 文盲から1年かそこらで学術書読破? 社会生活なくして性的な行動様式まで学べるものか? 研究者・著者として金銭的にも成功するなど都合よすぎないか?……などなど読みようによってはチープな作り話にも読めます。 それでも星5つにしました。 それは人間の圧倒的孤独が描かれているから。これは映画では割愛されています。幼児期からたった一人で暮らしを営む少女の孤独、これは小説でしか味わえません。 次に、湿地という特異な環境の中で自然の一部となり、自然と融合することで生き抜くことができたという設定があまりにも示唆に富んでいるから。 賛美両論ある結末ですが、カイヤの「孤独」と自然から切り離されることの「恐怖」から想像すれば、まったく意外ではありませんでした。信頼してくれた弁護士や支援者らにおくびにも出さず、愛する夫にも漏らさず生涯を閉じたことは、道義や社会的倫理観の問題というより、湿地との一体感を剥がされそうになった者の圧倒的な孤独と恐怖から生じた必然という気がします。 「死刑だろうと無罪だろうと」拘置所から自然環境の中に戻ることが大事だったわけで、動物の生態を善悪で見ても意味がないように、カイヤと湿地は不可分でした。 ひとことでいうと、孤独な人間を舐めんなよ、という感じです。 | ||||
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個人的に訳本は変な日本語が多く、読み進めるのが苦痛で過去に1冊しかまともに読めてません。 でも、この本は面白く読めました。 指紋はどうしたんだ?とか後半はしょりすぎだろとかツッコミ所はありますが良い作品でした。 | ||||
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キャラクターの描写が細かくて引き込まれる。知り合いにオススメされて読みましたが、教えてくれた知り合いに感謝します。 | ||||
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