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ザリガニの鳴くところ
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ザリガニの鳴くところの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全243件 1~20 1/13ページ
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良い作品でした もう一度時間が有れば、読んでも良いかなあ〜。 | ||||
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情景描写が美しく、せつない物語だった。 カイアは、塀の中で暮らすつもりはないと訴えるものの、容疑を否認する描写が無いことに違和感を感じた。 | ||||
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映画も興味があったが、やはり小説を先に読んでおいてよかった。 | ||||
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500ページありましたが字も多少大きめで読み辛いということなく最後のページまで面白かったです。他の方もおっしゃっていますが、和訳が素晴らしい。 ミステリー要素、恋愛、自然の偉大さ、家族愛、さまざまな要素が重なってどのカテゴリーの小説かはっきりしないというようなことがあとがきにもありますが、壮大なテーマで時を忘れて読みました。 読んでいる間自分もカイアになったような心持ちで鳥や虫や草木に想いを馳せて、海岸に双眼鏡を抱えて息子と鳥を観察しに行きました。(鳥は2羽しかいませんでしたが、気分はカイアかテイトになったつもり) カイアが6歳から1人で生き抜いたと思うと言葉が出ません。しばらく深い余韻に浸ろうと思います。 | ||||
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沼地、そこで一人必死に生き抜くヒロインと周囲の人々との関係。 「あとがき」にもあったように『リンバロストの乙女』を思い出させる内容でした。 ただ読者の対象は違い、リンバロストは少女向けの小説でした。 本編は色々詰め込み過ぎているのか、印象はまだら模様。 心を揺さぶられるまでには至りませんでした。 | ||||
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最後の法廷でのくだりは最初に映画を観てなければもっとハラハラしていたかも!(まあ、映画が良かったので読んだんだけども)でもそれでも充分面白かった。面白かったと言っても笑えるところは1ミリも無くむしろじっとり系。でも陰鬱では無いのは愛や人間の温かさが(まあ、一部の人達だけど)存分に盛り込まれているからかなー。 内容はミステリー小説ながら湿地で孤独に生きる主人公の少女の強靭でそれでいて繊細な心のひだの描写や動植物たちの生態、差別や偏見などの社会問題など盛りだくさんで、動物学者でもある著書の69歳にして始めての小説ながら、と言うか、ならではの?上質な小説。 | ||||
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書店で平積みされていてカバーと三浦しおんさんの推薦文に惹かれて購入しました。 沼地で繰り広げられる世界に気がつけばわたしも草陰からこっそりと覗き込み、ぬかるみに囚われていました。誰が犯人か、、を求める推理小説の面白さもありますが圧倒的な孤独、人を求める切なさに揺さぶられ、本を読んで泣く ひさびさのことでした。 | ||||
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ミステリーといえばギリギリそうかもしれないけれど、一人の女性の一生を美しく描写した物語。 「結局、誰がチェイスを殺したの?」がわからないままエンドロールかと思いきや、最後の最後で犯人がわかります。 謎解きではなく、大自然と共に生きたある女性の人生を紐解くって感じかな。良作です。 | ||||
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映画より先に読むことをお勧めします。 | ||||
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自然に敬意を払って書かれた叙情的な成長物語の一面と、歴史や社会の側面を取り上げた推理小説の一面がある。 登場人物に感情移入しながら、目の前に浮かぶ光景と展開に引き込まれ、読む手が止まらず深夜まで読み進めました。 | ||||
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ミステリー、恋愛、サバイバルなど様々な要素が織り交ぜられた深い感動と思索を誘う物語です。物語は二つの時系列で展開します。一つは幼少期に家族に見捨てられた主人公カイアが湿地帯の小屋で孤独に生きる過去の話。もう一つは、美しい女性に成長したカイアが殺人事件の犯人として疑われる現在です。二つの時系列が交互に展開され、ページをめくる手が止まりません。 過去の話では、少女のカイアが湿地帯の自然の中で逞しく生き延びていく姿が描かれます。「湿地の少女」として地域で差別されるカイアも、やがて思春期を迎えて恋に落ちます。現在の話では、緊張感あふれる捜査から、被告と検察の息詰まるような法廷での攻防が展開されます。 そして、終盤では、無関係に思えた過去と現在の話が見事に交錯し、物語はクライマックスを迎えます。 物語としての構成の巧みさ、展開の面白さも素晴らしいですが、特に好きだったのは湿地帯の情感あふれる情景描写と、そこで生きる者だけが知る生に対する深い洞察です。躍動する生と腐臭のする死、その全てをあるがままに受け入れる湿地帯。カイアの眼を通してそこで暮らす者にしか知ることのできない自然の真理を垣間見ることができます。 カイアの旅路を通して、自然の摂理を感じ、生きることへの謙虚さの大切さを感じることでしょう。 | ||||
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タイトルの『ザリガニが鳴くところ』とは「茂みの奥深く、生き物たちが自然のままの姿で生きている場所」という意味で、具体的には子供時代に知り合った友人テイトとの会話の中で、主人公カイアが社会福祉課の職員から逃げて隠れるためにいい場所はないか?と聞いたときにテイトが説明してくれています(文庫本182ページ)。 本書は、冒頭に湿地で一人の青年の死体が発見される場面から始まることから、殺人なのか事故なのか、殺人なら誰が犯人なのか、といったミステリーとしての体裁をとりながらも、小さなコミュニティーにおける異物を排除する排他的社会や、アメリカに根強く残る差別問題、そして、学ぶということの楽しさと素晴らしさを得た一人の女性の力強い生きざまを描くなど、人生の奥深さを感じさせる文学作品です。 ちいさな子どもの頃から周りに誰もいない湿地の家で一人で生き抜き、テイトという聡明な少年と知り合ったことで文字を習い独学で知識を蓄え、美しく成長していくカイア。 生物学に精通するにつれ自身も生き物の一つとして客観的に見る姿勢がつき、「生き延びる」ということがどういうことなのか、人の振る舞いや様々な物事を、生物の本質として受け入れることができる彼女。 本書における印象的な場面として、カイアが怒りに任せてでたらめな方向に船で海に乗り出し、偶然たどり着いた砂嘴の美しさを「いまみているものは二度と戻ってこないだろう」と気づいく、という描写があります。あたり一面に今まで見たこともない貝殻のコレクションが散らばり、海水に濡れ光を浴びて虹色に輝いている。でもそれは、潮の流れと風によってほんの短い間だけ現れた誰にも気づかれない場所。 本書にはそんなハッとするような印象的な場面がいくつかあります。 彼女が大人になりその優れた才能が開花されていく後半からは、もう一気読みです。 後半は法廷もの小説としても大変面白いです。 | ||||
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湿地の自然の美しさ、人間の醜さ、拒絶と孤独 詩的で美しい心の動き | ||||
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※ネタバレなしレビュー 誰からも見捨てられ湿地の少女と呼ばれた主人公の人生 そこに死亡事件が絡み、ミステリーとドキュメンタリーが混ざったような珍しい作品 ただ、長い 情景描写 や 主人公の回想が長過ぎる 冒頭で死体が出てきたことと、主人公の数々の特徴から犯人は主人公なのかどうなのかという強いヒキがある なのに事件と直接関係ない邪魔でしかない描写がたくさんあり、ほとんど読み飛ばした きちんと精査すれば、500ページ超なんてならず、文庫一冊くらいで終われた また個人的に読後感はあまり良くない なんとなくオチは読めていたが、延々と主人公の視点で語られてきたのに、肝心の事件についてのカイアの心情がまったくわからないのはモヤモヤする それまでの過程で彼女の性格から、そうするだろうな、と納得できればいいのだが、そうでない 事件の真相は彼女の性格から考えづらい だからこそ彼女がなぜそんな重大な行動をとったのか知りたい なのにそれが書かれない モヤモヤするのは当然だ なんというか、惜しい作品だった | ||||
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ほんの始まりで、カモメに『今日は私の誕生日なの』と語りかけるところに感情が締めつけられ、なんでもない表現に複雑な共感を感じました。 | ||||
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孤児となった少女が美しい大人の女性へ成長する過程において、成長における色々な葛藤や人に恋する気持ちがリアルに描かれており、共感を感じた。最初は忌忌み嫌われていた女性が、自己の人生を貫き、最終的には尊敬される女性となったことに爽快感を感じた。読後感が良い作品だと思う。 | ||||
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久しぶりにあっという間に読破しました。 | ||||
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読み終わったあと、映画も見たけど原作に流れる独特の叙情が今一つ。 ラストの衝撃もやはり原作にかないませんでした。 良い作品。 | ||||
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単行本発売時に大評判をとったので文庫版を心待ちにしていました。ミステリーでありながら情景描写が美しく、主人公に過剰な同情を抱かせないのもよい点です。 | ||||
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これと 同志少女よ敵を撃てを聞いて 聞き返しています 朗読者がべらぼうに巧みで感心しています 本も買って追読しています 才能のある人が次々にいて 接することができ感謝しています | ||||
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