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ザリガニの鳴くところ
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ザリガニの鳴くところの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全243件 161~180 9/13ページ
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"ザリガニの鳴くところ"とは生き物たちが自然のままの姿で生きてる場所。 家族に捨てられた後、湿地でひとり強く生きる少女の物語。殺人の謎を追うミステリー、貧困・差別の社会問題、さらに友情やロマンスがあわさった小説です。 善悪のない自然の摂理が、少女の思考に重ねられてます。 | ||||
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どんどん引き込まれて 夜中までかかって一気に読みました。最後は予想通りでした。 とてもきつい内容の本でした | ||||
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久しぶりの洋書であったが、ストーリー表現が細かく分けられ、それを時間軸、人物軸で書き進められており、大変読みやすい物語であった。また、人種差別を受ける側の心理を上手く表現している。 | ||||
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物語は、母親が7歳の少女を置いて湿地の小屋から家出をするところから始まる。やがて兄も、そして父親もまた家に帰ってこなくなった。それでも少女は自分で食事を作り、浜辺で貝を集め、ボートを操り、貝を売って生計を立てる。 2021年本屋大賞・翻訳小説部門第1位の『ザリガニの泣くところ』、「湿地の少女」の成長の記録、かと思いきや、その途中途中に、年代が違う男性の不審死事件の捜査が挿入される。少女が大人になっていく過程と、この事件とがどう関わっていくのか? 木々や動物や昆虫、海や川、魚や海鳥といった有機物に囲まれた少女の暮らしと、全く対極に位置する無機質な空間で繰り広げられるドラマは、手に汗握る展開。そして、読者の予想を大きく裏切る衝撃の結末。 梅雨に入った今、夜出歩くことができない今だからこそ、この物語の世界にどっぷり浸かってみることをお勧めしたい。 | ||||
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壮大な自然の描写のわりに人物描写が貧相なので、全体的に薄っぺらい印象でした。だらだら長いだけで描き切っていない感があります。脇役のキャラクターに人間味を感じるのに、中心人物はよくあるパターンで安っぽいテレビドラマのようなストーリー展開でした。話題作で期待したのに残念。 | ||||
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モヤモヤが最後の数十ページで雲ひとつない晴天のように晴れてすがすがしい気持ちになれた。 孤独に耐える主人公から勇気をもらえた そんな気持ちになった本 | ||||
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自然と動物だけでは生きていけない。ラストが素晴らしい! | ||||
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著者の学者としての裏付けが奥行きのある作品にしてると思います、感動でした‼︎ | ||||
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ミステリーというより、文学作品を読んだという感想。翻訳も素晴らしくスッーと入ってくる。映画で観てみたい作品。 | ||||
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本来著者は動物学者で研究論文や専門に関連したノンフィクションの著作もあるらしいが、小説は本作がデビュー作という。小説は1950-1960年代のノースカロライナ州の湿地を舞台とし、冒頭でチェイスという青年の死亡の事件性を巡り主人公のカイアが容疑者として浮上してくるミステリーの要素を含む。しかし、小説はカイアの少女期からの半生を織り交ぜて、貧困と偏見が彼女の人生に与えた影響を描写する個所が分量的には多く、一種の社会小説的な要素も含む。父親の暴力のため、兄弟姉妹と母親はカイアを残して離散し、後に父親も姿を消したため、少女期から青年期までを一人で生きねばならなくなる。”貧乏白人(white trash)“に対する偏見のため学校に馴染めず、社会に居場所を見出すことができないまま、湿地の自然と野生動物を友に貝殻や羽を集めて過ごす生活を送るようになる。野生動物のように世間を警戒し、人の目を避けて生活するところから”湿地の少女”と呼ばれて世人の偏見は増幅するが、世間に対する憎悪よりも、疎外感と失われた家族の愛情に対する喪失感が彼女の心を形成する。生きるための最低限の生活を送る中で、彼女の苦境を理解し援助の手を差し伸べる一部の人間もいた。愛と喪失の2極を揺れ動く彼女の半生が本作のメインテーマと言えるだろうが、ミステリーの要素もあり本作の末尾にどんでん返しが控えている。作家の動物学者としての背景が主人公の生きざまや自然の観察眼に反映されている箇所も伺える。主人公が善悪の観念よりも生存への動物的本能を自身の行動原理に適用しているように見える個所はその例と言えるかもしれない。本作が米国で評判を勝ち得た理由は、貧困や偏見による当時の社会的矛盾を描き出し、偏見に打ち勝つ強さと主人公を支える人々の温かさが人々の心を打ったためではないかと想像した。ミステリーの要素は不要だったかもしれない。 | ||||
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自然の美しさ、善人の美しさ、そして差別、偏見の醜さ。その要素がミステリーと言う形でキチンとエンタメ作品(ミステリー)としてバランスがとれています。この作品の脇役(ジャンピン夫婦、テイトの父親)も素晴らしい。勿論、登場する動植物たちも。見事。 | ||||
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彼女が描いた絵も、沼知を進む小舟と、流れの向こう側の彼の小舟も、鳥の声、虫の羽のすれる音も聞こえます。 | ||||
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有色人種に対する差別、貧乏人への偏見、女性蔑視。色々と重いテーマを抱え、時代も行きつ戻りつ物語が進む。そしてクライマックスではある意味で裏切られるわけなのに、なぜか読み終えた時に感じるのは不思議な満足感。 読後、友人にこの本を読もうかどうしようか迷っていると相談されたなら、読んでみてよと勧めたくなるはずです。 | ||||
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文体がとても美しく、物語の舞台になる湿地の情景が容易に想像できた。 湿地の香りすら感じられるほど。 静かに進む文中に家族間の問題や人種差別、ホワイトトラッシュと呼ばれる白人内での階級社会の最下層にある人たちへの差別等、考えさせられるストーリーも引き付けられる。 友情から愛情への移り変わりや、失望や裏切り。 そこからの衝撃のラスト。 2019年アメリカで1番売れた本と聞いたけど、なるほど 納得です。 | ||||
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久しぶりにドキドキしながらページをめくりました。 毒親にネグレクトされても、過酷なほどの大自然を味方に自活し学び美しく成長していく力強いヒロイン。 彼女を助けたいと手を差し伸べる、ふつうのよき隣人たち。 ああ、これはジーン・ポーターの『森の乙女』(完訳は村岡花子の『リンバロストの乙女』)に似ているんだ! 圧倒的な博物学の知識を駆使して聡明な少女(自分の理想像)を描いているところがそっくりです。昭和30年ごろ発刊された抄訳の上掲書(親戚に貰った)を小学生のころから愛読しています。大人になって完訳を読んだら、恋愛パートにやや食傷。 ともかく、私の生来の動植物好きと負けん気を十二分に刺激してくれたという意味で、とても懐かしい友の娘を紹介してもらったような読書体験でした。 また、少しだけ昔を舞台にしたことで、今でも全く解決していないレイシズムや貧困、DVの問題も、大人になった私の関心と痛みにストレートに響きました。教育が人の尊厳を形作ることも。 ひとつマイナスなのは、殺人(イヤなやつだったな、被害者)を力業で絡ませたことと、心情的に理解はできるけれど、それがフーダニットの答でいいの?というところがちょっと残ったからです。 ともあれ、大自然を友として逞しく生きていくヒロインの強さと孤独感の描写は圧倒的でした。 | ||||
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長続きしなかったです! | ||||
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この本が気になっている人は絶対に読むべきです。損はしません。 私は見たこともない湿地ですが、描写が美しく、言葉がすっと入ってきて 想像が広がります。訳者の力もあるのでしょう。 ここまで自然描写がなくてもストーリーとしては成立するのかもしれませんが、 この描写のおかげで、主人公の物語が味わい深いものとなっています。 後半は、終わってほしくないと思いながら、一気に読んでしまいました。 すばらしい読書体験でした。 | ||||
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Audible版で主に通勤の車中で聴いてます。今ようやく半分を過ぎたあたりですが、先が気になって仕方ありません。夢中になり過ぎて運転が疎かにならないよう気をつけるのが大変です。 主要な登場人物だけで10人?全部数えたら20人くらいのそれこそ老若男女を一人で演じ分けている池澤春菜さんの朗読が素晴らしいです。湿地特有のねっとりした暑さ、生き物たちの息づかいも感じられます。 どんな結末が待っているのか、楽しみと不安がいっぱいです。 | ||||
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高齢でのレビュー作と思えない、濃い中身のある小説でした。社会から切り離され、自然の中で懸命に生きる少女の生命力。それは残酷でもある生き残り競争。人間としての愛のむずかしさ。くやしさを感じることができます。 | ||||
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頭の中で想像しながら本を読み進めていくが、 最後まで読み終わった時、読みながら想像していた以上の衝撃を感じました。 もう1度ゆっくり読んでもっと違った衝撃を受けてみたくなる本でした。 | ||||
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