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ザリガニの鳴くところ
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ザリガニの鳴くところの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全243件 181~200 10/13ページ
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ミステリーランキングとアメリカで一番売れた本ということで手に 取ったが壮大なストーリーだった。ミステリーではないかもしれないが これは孤独な少女の生き様を、アメリカという国での生き様を描いている。 翻訳がすばらしく情景が浮かぶ文体で、原書はどんな文章なのかと読んでみたくなった | ||||
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丸一日とりつかれたように読んでいた 自分をもう一度やっているような 共感するばかりだった 壮絶な生い立ちから 起こりうる様々なことを 逃げずに立ち向かう なんでと泣いて よかったよねと泣いて 彼女の生涯をすすむうちに 感情がどんどん結びつくのだが それはそうせざる得ないと感じさせながら、 闇雲に流されることはなく 自身のキッパリとした判断があるからだ と知ったからだ。 それ以外が無くとも 自分の生き方を作っていく 作っていける✨に変わっていく いまの時代においても勇気を与える 面白かった | ||||
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静かで優しくて、残酷で美しい途中からやめられない。 是非黙って読んで、感慨に浸ってください。 いつまでも心から離れない大切な想い出になります。 | ||||
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前半の風景描写は形容詞てんこ盛りで、これでもかと重ねてくるが、その言葉一つ一つが比喩も含め、感性豊かで、美味しい料理を味わっているような気分で読み進めた。後半犯人探しになると、今度は心理描写に移り、前半と後半が違う物語に見えてくる。作者は動物学者でノンフィクションを専門としていたらしいが、フィクションを書くにあたり、ミステリーの要素を加えたことで、全体を同じ温度で書けなくなってしまったのだと思う。そして500頁もある最後の最後で、この物語を台無しにしてしまった。カイアと言う少女の生き方に誰もが共感し、そのひたむきさが最後には報われる。それでよかったのだ。そして犯人は謎のまま終わってもこの物語は成立する。テイトなのか。ジャンピンかも知れない。あるいは本当にカイアだったのか。そんな犯人捜しは、この物語にとって、コーン粥以下の値打ちしかない。この物語はミステリーではない。にも関わらず犯人を特定しなければミステリーとして終わらないのではないか、そう作者が思ってしまったところに、この物語のブレが出てしまった。ただ、自然の素晴らしさを改めて伝わった。生物学の本が読みたくなった。最後に翻訳者の友廣純さん、お疲れ様でした。この本は特に翻訳者の貢献が多大であると感じました。 | ||||
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この本はハードボイルドでも無ければミステリーでもない。 ましてや安物のサスペンスではない。 1人の少女が歩んできた壮絶な人生の写しそのもの。 現代人からは想像すら出来ない過酷な人生だが、その傍らには「ザリガニが鳴く声が聞こえる程」の美しく豊かな恵みを与える自然と、優しい一部の人に囲まれながら、人としての悲しい性を、巧みな自然描写や素晴らしい詩に表し歩んで行く物語。 人は人を求め、愛を求める事を本能としながらも、時に拒絶し、遠ざける。その都度歯がゆく切ない思いが読み手の心を揺さぶる素晴らしい本です。 翻訳も、その美しさを十二分に伝えられていて、かつ、読みやすい。 日頃あまり本を読まない人、小学生高学年から大人まで幅広い年代に読んでもらいたい名著です。 | ||||
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湿地に、一人取り残された少女。 日々の食べ物にも困る 過酷な状態の中 動物や昆虫の生態から、成長する事を学び、自分を守ります。 生きる為に 貝を採り、お金に換えたり。 描かれる内容は、人間と自然の共生であり、少女の成長物語であり、 そうした壮大なテーマの中 冒頭に描かれる 死体にまつわるミステリー。 エピソードに全く破綻が無く、面白く読みました。謎が解けた 後味も とっても良いです! | ||||
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大変満足です。 | ||||
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の物語は二重の構造を持っているという印象を受けました。 少女の視点からは真の孤独、愛を失うこと、他者に受け入れられないことなど、これでもかという程の心の痛みが繊細に語られます。 一方彼女を愛した2人の男性は、あるがままの野生を受け入れられない人間の鳥瞰的な視点からのメタファーだと感じられました。 著者は動物学者で本書が処女小説とのことです。 詳細な自然描写、主人公に文字を教えた少年が使ったテキストが「野生のうたが聞こえる」であることなど、随所にアルド・レオポルドの影を感じました。 | ||||
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読んでください。読む価値があります。この本をもとにしたドラマがあると聞いたのだけどどこに?誰か教えてください。 | ||||
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文句なしの傑作。 | ||||
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絶望的な孤独の中で小さな子供が生きていくすべを見につけ母を求め自然を味方に黒人の優しさや文字を教えてくれた人の交流等その先もハラハラしながら涙無くして読めなかったです。自然を舞台に久しぶりに最高の本に巡り会いました。 | ||||
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内容ストーリーはさすがに面白かったです | ||||
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気が付くと私は完全に作中の「湿地の世界」に入り込んでいた。 それほどまでに作品の完成度が高く、読み進める手が止まらなかった。 物語は湿地に住む1人の少女のお話。 人間との付き合いは上手くいかないが、自然の中に溶け込み暮らしている。 そんな彼女に、殺人罪の容疑がかけられる等ミステリーの要素もある。 圧倒的なまでの風景の描写、表情豊かな周囲の人々、様々な生き物が相まり、物語は一層深みを出している。 500ページと分厚いが、ぜひ一度手に取って欲しい。きっとあなたもこの世界観に魅了されると思う。 | ||||
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大統領選でトランプ陣営が "Make America Great Again" を掲げていたが、僕は小説『ザリガニの鳴くところ』に、アメリカのグレートさを最近一番感じた。映画『TENET』もグレートだったけど。 この本の何がすごいかって、 ・著者はバリバリの研究者だった。動物生物学 ・69歳でのデビュー作 ・研究生活の賜物であろう生物への洞察力 ・人間に内在する生物性を描くエッジの鋭さ ・それでいて、引き込まれるミステリー小説 ・それでいて、青春小説 であることだ。僕の中で、今年衝撃的だった小説トップになるのは間違いない。 そして驚くべきは、アメリカでこの本が700万部以上売れていることにある。日本で言うと、260万部突破!となるだろうか。 この本は、僕にとって面白かった。 でも、日本だと売れて10〜20万部くらいと予想する。 なぜか。 売るためのハンデが大きすぎるからだ。 ・69歳のデビュー作! ・ハードカバー500ページの大作! ・1960年代のアメリカの湿地という想像しにくい舞台! どんな賛辞が帯紙にあっても、このハンデを超えて読む人は限られるだろう。 本当は、社会のシステムに組み込まれて多忙な、都市生活を送る現代人にこそ、この本を読んでほしい。読むと、感じるところが多いと思う。だが、そうした人ほど手に取りにくい材料が揃っている。 『チーズはどこへ消えた?』は世界で2800万部売れ、日本でも400万部売れている。あれは「薄い、平易、ビジネス向け」と好材料が多かったと思う。 だから、アメリカでこの本が700万部売れたことを素直にすごいと感じる。その数は、マーケティングの巧みさで達成できるものではなく、人々がこの物語を欲し、その渇望が、販売のハンデを上回ったのだと思う。 滋味深い野性味に満ちた物語の渇望。 それが顕在化していることにアメリカの底力を感じた。この本が生まれたアメリカすげえと思った、著者のような人物を輩出するアメリカすげえと思った、この本がベストセラーになったアメリカすげえと思った。 そういう意味で、Great America Again な読書体験だった。 今年一番、オススメしたい気持ちに駆られましたので、よかったらぜひ手にとってみてください。最初の30〜40ページくらいは話の筋がつかみにくくて読みにくいですが、そのあとはきっと一気に読めます。 (※noteに書いた記事の転載です) | ||||
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満足です | ||||
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孤独の中で生きたヒロインの弱さと強さが胸に沁みました。また沼地の豊かな自然が舞台設定として大きな役割を担っていました。 | ||||
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今年のベストです! | ||||
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作家の池澤夏樹さんが「この本はハックルベリーだ」と評していました。 ハックルベリーフィンの冒険が好きな私はどこがハックルベリーなのか知りたくて本を読みました。 事件が起きた1969年とその事件が起きる前の時代を行き来しながら話は進みます。 同じような状況描写が続いて飽きが出る頃に時代が変わるので 長編ですが最後まで興味を持続できました。 話のテーマは様々です。 大自然や人種差別や宝探し(失くした物探し)はハックルベリーと似ています。 主人公の成長過程や恋愛模様はハックルベリーと違います。 自然に対する畏敬や主人公の周りの大人の深遠な気遣いには感動しました。 | ||||
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ひとたび本を開けば湿地の世界に取り込まれるような美しい自然の描写、本質を突いた人間の営みと心理、そしてジャンピンや初恋の少年を通して広がるカイアの世界に夢中になりました。 読み終えた今も隙あらば「ザリガニの鳴くところ」のことを考えてしまいます。 とても素敵な作品でした。 | ||||
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好き | ||||
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