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ジャンピング・ジェニイ
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ジャンピング・ジェニイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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この本の解説にも書かれていますが、バークリー入門に一番適した作品だそうです。Amazonレビューも良く、わたしは、Muder,She Drew vol.4の絵師の方お勧めで、読みました。1933年の作品ですが、訳も手慣れていて、古さを感じません。今のところ2冊読んでいますが、次も読んでみたい。と、思っています。深刻にならず、軽ーくミステリが楽しめます! | ||||
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椅子の動きが面白かった。 これは最後の1ページまで読んでほしい。 『レイトンコートの謎』を読んだ時はなんておしゃべりな探偵だと思ったが、何冊か読んできて、この作者の書く物語にちょっとはまってしまったかもしれない。今の時代には書けない筋立てだと思う。 人の思惑がよくわかっていない酔っぱらいウイリアムスン氏が何気に楽しい。 続けてこの作者の物を読むつもりである。 本屋さんで手に入らない物が多いので、アマゾンで古本を買っている。 | ||||
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だいぶ昔に「毒入りチョコレート事件」を読んで以来のバークリーのミステリーであったが、面白く読めた。場面がパーティに参加した人間に限られているので、真犯人が誰か推理しながら読み進めたが最後までわからなかった。 | ||||
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最初に読もうとした時は人の名前がごちゃごちゃして読むのをやめてしまったが、それから10年程してめぼしい推理小説を全て読んでしまい、そういえばと思い出し読んで見たら凄く面白かったです 普通の推理小説とは違う展開が良かったです | ||||
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単純な謎解きや推理小説ではなく、とにかく楽しめる。読みだしたら止まらない。 | ||||
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如何にもバークリーらしい作品。ミステリ黄金期の真っ只中に居ながら、アンチ・ミステリの姿勢を前面に押し出した上で、巧みな韜晦とユーモア味とで結局は通常のミステリ作品を上回るミステリ的醍醐味を味あわせてくれるバークリーの持ち味が出ている。ただし、世評程には優れた出来とは思えず、バークリーの作品としては中程度と言えるのではないか。 本作は特に迷探偵シェリンガムに重点を置き、"アンチ名探偵"というコンセプトを押し出した様だ。冒頭にはシェリンガムの経歴紹介の章が設けられ、ほぼ全編、シェリンガムの視点で物語が描かれており、シェリンガムの迷走振りが物語の中核となっている。作中の「1つの手掛かりから100の推理を引き出せる」との皮肉が強烈であり、これが作品のモチーフともなっている。<殺人者と被害者>仮装パーティが開かれた屋敷で、本物の首吊死体が出現するという設定はご愛嬌。ここから、A.ノックス「陸橋殺人事件」、ヒッチコック「ハリーの災難」を思わせる善意に溢れた人々の"から騒ぎが"展開される。ここが、本作の楽しみ所で、作者の仕掛けも施されているのだが、それにしてもシェリンガムの迷推理・珍行動の拠り所が希薄過ぎる感がある。モチーフとの兼ね合いかも知れないが。 上述した仕掛けも巧妙と言えば巧妙だが、バークリーとしては予定調和の感もある。それでも、凡百の"本格"ミステリよりは結末の"くすぐり"も含めて深いミステリ的味わいがある。バークリーの力量を改めて感じた。安心してお勧めできる楽しい作品だと思う。 | ||||
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絞首台に吊るされた一人の女性の死を巡って、探偵役も含めて登場人物が右往左往するあたりはヒッチコックが監督した「ハリーの災難」を思い出した。登場人物の会話もユーモアとウイットに富んでいて、読んでいてとても楽しい。ブラックな苦味も感じる。 そんな中で最後の1ひねりが来たと思って「むむ!」と思っていたら、最後のとんでもない一撃がやってきた。 お笑い劇のように仕立てあげているが非常に知的水準の高い作品。 プロットも探偵役の心理描写も見事。 こんな立派な作品が70年弱も紹介されていなかったということに全く持って驚いた。 | ||||
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絞首台に吊るされた一人の女性の死を巡って、探偵役も含めて登場人物が右往左往するあたりはヒッチコックが監督した「ハリーの災難」を思い出した。登場人物の会話もユーモアとウイットに富んでいて、読んでいてとても楽しい。ブラックな苦味も感じる。 そんな中で最後の1ひねりが来たと思って「むむ!」と思っていたら、最後のとんでもない一撃がやってきた。 お笑い劇のように仕立てあげているが非常に知的水準の高い作品。 プロットも探偵役の心理描写も見事。 こんな立派な作品が70年弱も紹介されていなかったということに全く持って驚いた。 | ||||
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いやーー、面白かった。 最初に犯人が分かる倒叙形式かと思いきや、思いがけない展開で、読者の鼻面を引き回す。 迷探偵ロジャー・シェリンガム同様、読みながら右往左往させられ、最後にもうひとひねり。 さすがバークリー!!と、騙される快感を感じさせてくれました。 1933年、探偵小説黄金期と言われる時代に、ここまでアンチ・名探偵、アンチ・ミステリというのは驚くべきことかもしれません。 バークリー、これが最初でも全く問題ないと思うので、是非一読をお薦めします。 | ||||
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いやーー、面白かった。 最初に犯人が分かる倒叙形式かと思いきや、思いがけない展開で、読者の鼻面を引き回す。 迷探偵ロジャー・シェリンガム同様、読みながら右往左往させられ、最後にもうひとひねり。 さすがバークリー!!と、騙される快感を感じさせてくれました。 1933年、探偵小説黄金期と言われる時代に、ここまでアンチ・迷探偵、アンチ・ミステリというのは驚くべきことかもしれません。 バークリー、これが最初でも全く問題ないと思うので、是非一読をお薦めします。 | ||||
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参加者が有名な殺人者か犠牲者のコスプレをするという悪趣味なパーティで、余興として邸 の屋上に絞首台が設置され、藁製の縛り首の女(ジャンピング・ジェニイ)が吊るされていた。 宴が終わる頃、絞首台には人形の代わりに、みんな から嫌われていたイーナの死体が吊るされていた……。 己の軽率な行動のために、殺人の容疑をかけられてしまう探偵のシェリンガム。 シェリンガムは、自らの無罪を証明するため、証拠を偽造したり、関係者の口裏 合わせまで行うのですが、逆にそうした行為が裏目に出て、ますます、抜き差し ならない状況に追い詰められてしまうというスラップスティックコメディさながらの 悪循環に陥ることになります(シェリンガムは、「迷探偵」とでも称すべき存在で、 作者にいいように弄ばれる、究極のイジラレ役なのです)。 物語の序盤で犯行の「真相」が提示されるので、読者はシェリンガムの右往左往ぶりを 笑いつつ、余裕を持って読み進めていけるのですが、そこは曲者バークリー、結末では 読者に対し、きっちり《最後の一撃》を決めてくれます。 | ||||
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参加者が有名な殺人者か犠牲者のコスプレをするという悪趣味なパーティで、余興として邸 の屋上に絞首台が設置され、藁製の縛り首の女(ジャンピング・ジェニイ)が吊るされていた。 宴が終わる頃、絞首台には人形の代わりに、みんな から嫌われていたイーナの死体が吊るされていた……。 己の軽率な行動のために、殺人の容疑をかけられてしまう探偵のシェリンガム。 シェリンガムは、自らの無罪を証明するため、証拠を偽造したり、関係者の口裏 合わせまで行うのですが、逆にそうした行為が裏目に出て、ますます、抜き差し ならない状況に追い詰められてしまうというスラップスティックコメディさながらの 悪循環に陥ることになります(シェリンガムは、「迷探偵」とでも称すべき存在で、 作者にいいように弄ばれる、究極のイジラレ役なのです)。 物語の序盤で犯行の「真相」が提示されるので、読者はシェリンガムの右往左往ぶりを 笑いつつ、余裕を持って読み進めていけるのですが、そこは曲者バークリー、結末では 読者に対し、きっちり《最後の一撃》を決めてくれます。 | ||||
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ネタを割れないのでアレですが、古典的な「本格」原理主義者だったら歯軋りして怒るような、なんともバークリーらしい作品。解説では「この作品はロジャー・シェリンガム(バークリー作品のシリーズ探偵の一人)入門にうってつけである」とあります。初め目を疑いましたが(バークリーが好きな人ならそうですよねえ)、なるほど、この作品には他のシェリンガムものにない大きな特徴があります。好敵手(というか、互いにワトソン役になる)のモーズビーが出てこないんですね。ちょっと変則的だけど、シェリンガムの人となりは確かに良く判りますよ。 さて、反推理小説としてはともかく、本作には本格としては若干の問題があります。その点は名作『毒入りチョコレート事件』『試行錯誤』で解決されていますから、これを読んで面白いと感じた方はそちらも是非どうぞ。 | ||||
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これには、まいった! 通常の犯人探しの探偵小説とは全く違うミステリ小説。ユーモアとウィットの利いたコメディを見ているみたいな趣って言ってもいいかな。本当に面白かった。 名探偵ならぬ迷探偵、ロジャー・シェリンガムが活躍する作品です。あちこちで、「おいおい」とツッコミを入れたくなるシェリンガムの右往左往ぶり、状況をややこしいものにする推理と行動が、とても愉快でしたね。シェリンガムったら、全くとんでもない探偵だよ! 普通の探偵小説とは、全く違う趣向が凝らされています。それは、シチュエーションの風変わりな妙味と、被害者の死をめぐって一致団結する登場人物たちの言動の面白さにあったように思います。二転三転するシェリンガムの推理も愉快でしたし、シェリンガムをはじめ、登場人物たちの奮闘(?)には、「頑張れ〜」と思わず応援したくなったくらい。エンディングのひとひねりと併せて、何とも旨みのあるミステリでしたね。 | ||||
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バークリーの話の被害者は大抵嫌な奴です誰からも殺されて当然の人物が殺されますそのため、全員に犯人の可能性がありますそれを、シェリンガムがあっちゃこっちゃごちゃ混ぜにしながら無理に結論をひねくりだしていくそれのはずしっぷりを楽しむのがこの小説です | ||||
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事件を解決できないことで有名な名探偵の最高傑作の一つ。全然解決できません。それどころか、余計な妄想のせいで却って事件を入らない方向に持っていってしまいます。断片的に現れる少しの証拠を誇大な想像力で膨らませて、事件の全貌を描きそしてはじけ飛ばすという「名探偵の失敗」を何回も描くことにこの作品のテーマが有ります。事件そのもの読者に謎が解明された形で描かれているので、名探偵=シェリンガム氏の失敗過程が楽しめるのです。でも、最後に更なるどんでん返しが有りますけどね | ||||
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