■スポンサードリンク
ジャンピング・ジェニイ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ジャンピング・ジェニイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレです。 嫌われ者の女性が首つり死体で発見される事件が発生します。 探偵は殺人の証拠を発見するものの、彼女への嫌悪感や誰がやったかは分からないけど犯人への同情から、その証拠を隠蔽してしまいます。 ところがその際自らの指紋を消し忘れたばかりに自分が一番怪しい立場となってしまい、何としてでも自殺だった事にしようと口裏合わせや証拠の捏造に奔走するのがこの物語です。 序盤に「被害者」の死のいきさつがほぼ全て読者に明かされるので、刑事コロンボみたいなタイプの話なのかなと思いきや、何だか変な方向に話が転がりだして困惑しましたね。 シリーズ物だと知らずに読んだため、必死こいて捏造する探偵を見て、「ああこれは、ふとした事から全てが悪い方向に傾いて破滅するタイプの話だな。この探偵は余計な事をしたばかりに最後は犯人にされて縛り首だ」と確信してしまいました。 だから途中から読むのが辛かったですね。最終的に裏目に出るであろう企てを延々とやってるわけですから。 ところがあらゆる問題は結局あっさりと解決してしまいます。肩透かしとともにほっとしました。 これがシリーズ物でこの探偵はこういうキャラだと知った上で読んでいたらもっと違った感想になったと思いますが、本書単体の感想としては無駄にやきもきさせられた感じがあります。 ユニークな話だとは思いますが、楽しめたかというとそうでもないので星は3です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
懐かしい探偵小説の香りが色濃く漂ってくる小説でした。ある奇怪な金持ちが奇怪な催しを主催してそれで其の世界空間の中で起こる殺人事件。これを聞けば思わず明智小五郎かシャーロック・ホームズのごとき名探偵がすぱっと出てきて事件を調査して犯人はおまえだとさっそうと流麗に解決するのを予期してしまう衝動に駆られてしまうのはどうし様もありませんでした。ですが読んでいる間に出てきた名探偵と思しきロジャー・シェリンガムなる人物は明智小五郎かシャーロック・ホームズのごとき感じはしませんでしたが、その名探偵方に浅見光彦で割ったような感じの探偵で、もう既にいくつもの事件を解決して名を馳せていたそうですが、中途半端なことに私はこの小説で初めて活躍を読ませてしまったわけです。その影響からか今一探偵の活躍ぶりを堪能することができなくて、どうにもこうにも分かりにくいところがありました。おまけにお屋敷で起きた事件をすぱっと解決するのかと思いきや、解決するどころか何か中途半端な感じがしてしょうがありませんでした。しかも語られる被害者がどうしようもない悪党のごとき言われ様でしたが私にはそうは思えずだから一層腰砕けの中途半端な感じを抱いてしまいました。奇怪な催しの確かに機会なんでしょうが出てくる仮装パーティーの扮装のイギリス本国の名立たる歴代犯罪者悪党のはずが切り裂きジャック以外さっぱり分からず、余計難解な分かりにくい様相を色濃くしてしまいました。お屋敷の狭い空間で催された奇怪なパーティーで起こった殺人事件を見て颯爽とした名探偵の明快な輝やかしい探偵推理小説を期待した私にはその探偵の活躍ぶりがなんとも腰砕けであり中途半端な感じがしてしまいました。殺人事件を巡る錯綜する様子は「オリエント急行殺人事件」(多分)みたいでしたが、でも意外な真相どころか拍子抜けの感じでした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!