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三体



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【この小説が収録されている参考書籍】
三体
三体 (ハヤカワ文庫SF)

三体の評価: 3.93/5点 レビュー 530件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全530件 501~520 26/27ページ
No.30:
(4pt)

痺れるねえ

中国文化と歴史を背景にしつつ、こんな素敵な本格SFが読めるなんて!早く続編が読みたいです
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.29:
(5pt)

素晴らしい翻訳でした(ネタバレ含み)

中国語、英語版の続けて日本語版も拝読しました。

あくまで私見ですが、日本語版は英語版に比べかなり受けやすい、単なる訳者のよくさの問題ではなく、日本語と中国語はもっと近いの原因かもしれない。例えば、本書は文化大革命のかなり凄惨な描写が含めています。文化大革命は中国に今もまたかなり敏感の課題です。日本の読者は言うまでもないが、中国の若者たちでさえこの血に塗れた歴史は多くは知らない。日本語は英語に比べよく深刻な絶望と重圧を読者に伝わってくる。そのため、文字の重さはしっかり感じる。

=== 以下ネタバレを含みます ===

歴史の描写も含めますけど、三体はあくまでSF小説。しかも第一部はただのプロローグ、第二部「黒暗森林」と第三部「死神永生」は未来の架空世界を描写し、様々のSFアイデアが爆発的に出てきます。SF作者はお主に一つ一つのSFアイデアを基盤として物語を作る上がります、劉慈欣氏は第二部「黒暗森林」と第三部「死神永生」の中に大量の奇抜と魅力的なSFアイデアをちっとも惜しくなく使えます。私は彼の他の小説も沢山に読みましたが、三体は彼の集大成作品です。

どうぞ以降の二部も楽しみにしてください。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.28:
(5pt)

第二部早く読みたい

壮大な世界観と登場人物をめぐる繊細な表現、その不思議な遠近感にものすごく感情を揺さぶられる。物語はいったいどこへ向かうのか、事前情報は出来るだけ遮断して第二部を待ちたい。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.27:
(4pt)

文革の凄さ

期待通りの面白さ。劇中劇構造の壮大さ。「虚無への供物」にも通じるペダントリー。さらに説得力を与えるのが人類の絶望を支える文革登場人物たちの熱さ、濃さ。主人公の生が老舎(大好き)や郭沫若(毀誉褒貶)に溶け込む。対して現代の登場人物の薄さよ! 大史(や三体人)含めてマンガ的、場当たり的。魅力を(僕は)感じない。解説にある「コンタクト」「幼年期の終わり」「果てしなき流れの果に」いずれも人間が描かれていた。あの頃に比べても、個人の生のリアリティを文章に定着させることが難しい世の中なのか、と思う。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.26:
(5pt)

ミクロからマクロまでを網羅した壮大なハードSF

著者の圧倒的想像力に脱帽するばかり。
ミクロ視点からマクロ視点まで、従来の想像の範疇の箍が外れるほど壮大なスケールと密度で物語が展開される。それでありながらも物語や理論に破綻や脱線がないのは見事としか言いようがない。
初見トンデモとしか表現できないようなな様々な物理現象、化学現象、自然現象ですら、見事な著者の豊富で膨大な理系知識で解説され謎が解きほぐされていくときの爽快さがたまりません。著書内で起きる現実では説明のつきようがない現象はひとまず続編へ持ち越すことなく証明されるのでご安心ください。
まさにSF好きなら一読の価値ありの一冊。早くも続編が待ち遠しくなる傑作。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.25:
(5pt)

すごい展開

めちゃくちゃ面白かった
内容は専門的なものも多く出てくるが文系の私でもなんとなく理解でき、どんどん進んでいくストーリーや上手い説明に引き込まれあっという間に読了
よくこんな話を思いつくものだと驚嘆した
次の日本語版が出るまで待ちきれないので英訳版を読もうと思う
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.24:
(5pt)

SF小説が映像化前提で書かれる前の時代のSF小説が返ってきた

いつ頃からかSF小説は映像化する事がゴールになってしまって、作家も編集者も読者もそれをなんとも思わなくなっていたようです。その結果、映像化しやすいSF小説が当たり前になった。映像化すれば判りやすいかもしれないけどアシモフのファンデーションシリーズやクラークの幼年期の終わりやその周辺の一連の作品みたいにあまりに規模が大きくて内容を理解する為の説明が必要で映像化なんて絶対不可能みたいなデタラメに大規模だったり読者の想像力の限界に挑戦するような作品は久しく見なくなりました。
で、この”三体”を読んでわけですがその結果「そういや、昔のSF小説ってこんなんだったな」とSF小説という物の持つ限界を突き抜けた表現能力を思い出させてくれたました。これほどの小説を日本語で読む為に10年以上もかかった日本のSF小説界隈の衰退振りをなんとなく嘆きながら巻末の監修者解説を読みながら「これ、映像化って無茶するよなーAmazon。ほぼ確実に失敗するぞ」とかいうどうでもいい感想で残り二部作の邦訳を楽しみに待ちます。

そういや、読んでる途中でホーキング博士が「宇宙人が攻めてくるかもしれないから宇宙に干渉するべきじゃない」と言ったという嘘ニュースを思い出したんですけど元ネタはこの小説だったんですね。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.23:
(5pt)

おもしろい。2020年の次巻が楽しみ。

一気に読了。三部作の第1作とのことで、あと二作が楽しみ。
とは言え、帯に書かれたよう、アーサーCクラークや小松左京に匹敵するとは現時点では思えません。彼らの作品の読了後には、必ず気に入ったパートを再読していたもの。今回は残念ながらそこまではありませんでした。
とは言え、まずは序章とのことで、智子さんの動きも含め、2020年の次巻が楽しみです。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.22:
(5pt)

文芸作品として一級

SFとしての素晴らしさは他のレビュアーの方々が説いてくれているので割愛するとして、
情緒的で的確な表現を洗練された訳文が支えていて、文芸作品としてもかなりのクオリティの高さ。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.21:
(1pt)

評判ほとではない

星を継ぐものなどと並び評されるのでワクワクして読みましたが、途中話が冗長なのと(いつになったら進むんだ)、読んで展開や内容に疑問が一杯湧いてきてしまい、途中でいきなり興ざめ(ノイズのところ)してしまってからは…な感じ。

後半はなんじゃこりゃな話で読むのに時間かかかりした。随所に(日本人の考える)中国っぽさがあり、相手の考え方もそうなのには苦笑

後書きに大森望が訳文の8割に手を入れた、とあるが、そんなに訳がひどかったのか原文がひどかったのか、とか邪推

星を継ぐもの、宇宙のランデブー、竜の卵の方がはるかに面白い

以下ネタバレ?
1
2
3
4
5

そもそも、イナゴは条件がそらうと爆発的に増えるのがすこいのであり、別に人間と戦っているけではない(苦笑)。イナゴ並みに人海でいけということなのか(^^;)(中国らしい?)
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.20:
(5pt)

最高傑作!

小松左京とA.C.クラークを足して2で割って、中国風の味付けをした感じです。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.19:
(4pt)

とても面白かったが一部翻訳が気になる(多少)

良質なエンタメ小説でありお勧めできる。続編も購入したい。

ただどうしても一言言いたいのが作品の最終盤で「リア充」という訳語が出てくるやけどこれはどうなん?他の人は別に気にならなかったのだろうか。俺は二度見したけど。「リア充」ってまぁ確かに辞書にも載っている言葉ではあるけど、基本的にはネットスラングかつ流行語の一種であって数年前はともかく2019年7月現在ではあんまもう使ってない感じがするが。その言葉をいきなり中国人が中国人同士での会話で喋り出すので違和感が半端なかった。。

翻訳者の大森望氏は(翻訳の能力は高いのだろうけど)あとがきを読む限りは日本語の文章は結構とっちらかった文章を書く人みたいなので、その勢いのままの訳語が編集のチェックをくぐり抜けて載っちゃったのだろうか。。改訂版では訳語の修正してほしいがまぁ他の人の意見も聞いてみたい。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.18:
(5pt)

日本人SF作家がなし得なかった偉業。中国SFの現在進行形の金字塔。

「三体」面白い。中国からこれが出るか!
キャッシュレスとか、車の自動販売機とかの話よりも、こちらのほうが衝撃。中国スゲえ。

日本人SF作家が誰もなしえなかったヒューゴー賞の受賞を、劉慈欣が「三体」であっさり実現しているのだけど、読むとむっちゃ分かる。「エンダーのゲーム」を読んだときのような興奮を覚えます。

オバマが夢中になった(逆に言うとトランプは読まなそう)な本書ですが、ナノテクやVR、量子コンピュータなどの背景をモチーフとして使いながらも、新しい形で文明の邂逅を描いている。
ルールが全く異なる世界の生命体を描くところは、ロバート・L・フォワードの「竜の卵」を思い出しました。あそこまでハードではないけども、こちらはこちらで面白い。

SFに限らないかもしれないけども、文化的に昇華された作品ができるためには、ある種のエコシステムがないと無理。
特にハードなSF小説が受け容れられるには一種の「科学主義嗜好」的なものがどうしても必要。
良いSFを書いても、それがないと売れない。

日本のSF小説では、そういうエコシステムが作りきれなかったのが、世界的な評価を受ける作品を出せなかった理由ではなかろうかと思う。日本で近年(?)ヒットしたSFというと、「パラサイトイブ」とか、「新世界より」あたりかと思うけど、どっちかというとSFとしての売り方じゃないし。アニメとゲームにはそういう土壌があるんだけなー。

恐るべきは中国。
シリーズ2100万部は、桁が違う。日本人SF作家も、ターゲットを中国にしたほうが良いんじゃなかろうか。

そういえば、本書を英訳したケン・リュウ(スト2か)も、ヒューゴー賞・ネビュラ賞のダブルクラウンらしい。
やっぱりエコシステムできてる!

SFなんでネタバレになるし、本筋は読めばいいと思うのですが、この本を読んで、自分の中の中国に変化が生じたことが二つ。

中国社会では、文化大革命は、もっとタブーなものなのだと思っていたけども、本書を読むと、冷静に見つめられる過去の事件となっていること。
社会としてのメタ認知が上がっている。

もう一つは、基礎研究への憧憬、重要さが描かれていること。
これが一般の人の理解として得られる社会は、技術発展していく。応用研究との違いを理解しているだけでも尊い。

こういう本が売れているというところに、中国社会の未来への前向きさを感じました。
いろいろと矛盾の中でももがいているんでしょうけども、このエネルギーは強い。

続編早く読みたい。オススメです。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.17:
(5pt)

最高! 脱帽! 今年度No.1のSFです。

読み始めたらもう途中で止められません。静かではあるが内包する凄いエネルギーでグングン引きずり込まれ
てしまいます。著者の筆力はもちろんの事、くどい位に長い文節の欧米SFに比べ非常に読みやすく、3名の
訳者と立原氏監修の努力により日本人の心にも抵抗なく受け入れられる作品に仕上がっています。作品の素晴
らしさは先のレビュアーさんが適切に紹介しているので(いくら素晴らしいからと言ってネタバレにご注意下
さいね)ここでは割愛します。

三体の謎やゴースト・カウントダウンの謎、いったい落としどころをどこに持って行くのかミステリー+サス
ペンス仕立ての作品になっており、おまけにホラーの味わいさえ覚えます。とにかく今年度のNo.1SF小説で
あることは間違いなし。SF専門家へのアンケートで年間ベストでNo.1にならなかったら、もう彼らの意見や
感想・感性は信じません。私はSFに哲学など求めていないし純文学も求めていません。本書の様なセンス・
オブ・ワンダーが本来のSFの魅力なのだと信じています。中国4000年の歴史に基づくSF?に脱帽です。早く
続きを読みたい!
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.16:
(5pt)

ページをめくる手が止まらない

ファーストコンタクト小説にハズレなし、かな?久々に次のページをめくるのが楽しみな【ハードSF】を読みました。

登場人物達が人類に失望する理由に使われている時代背景の文化大革命にかかわった人達のその後や近代中国の歴史も知らない事が多く興味深い。

中国といえばプロパガンダにより悪役イメージが強いが、色眼鏡無しで他の中国文学も読んでみたくなりました。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.15:
(5pt)

次元が違う☆

びっくりしました。
文字通り「次元が違う」ものすごいSFでしたが、読了されますとその意味がわかるかと思います(笑)

ネタバレは見ずに読まれた方が良い小説ですのでこれ以上は書きませんが、量子論の不思議さや意識の不思議さに一度でも思いを馳せられたことのある方でしたら、さらにワクワク感が高まるかと思いますよ〜☆

私は次巻が待ちきれないので、さっそく英訳版をkindleします笑
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.14:
(5pt)

常識を覆す最高傑作

英語版を拝読したので、日本語版もコレクションとして購入した。傑作って言う言葉はこういう本のためである。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.13:
(3pt)

久しぶりの古典的なSF

色々ありますが久しぶりに古典的なSFを読んだ感じです。色々な動機も古典的ですが良いのでないでしょうか?
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.12:
(5pt)

早く続きが読みたい娯楽SF大作第一弾

文化大革命で失墜した学者の娘がやがて物理学者になり・・・というお話。

興を削ぐかもしれないので未読の方は以下の文章を読まないでください。

上記だけだと何の説明にもなっておりませんが、中国の物理学界で極秘プロジェクトが進行していて、主人公の女性物理学者が関わる事になり・・・という展開のSFでした。

そのプロジェクトがとんでもない物で、政府が積極的に関与しているというのもぶっ飛ぶ様なプロジェクトで驚かされ、そこに謀略や殺人が絡みと、SF以外の娯楽小説のガジェットを駆使して盛り上げる、大作小説になっておりました。レイチェル・カーソンの名著「沈黙の春」等も出てくるので、科学文明批判的な所もある様でそれだけ多様な内容の密度の濃い内容の作品だと思いました。

中国の現代を知らないと、この国の人がこういう小説を書き、且つ爆発的に売れて、尚且つ欧米のSFの賞ももらっている事に意外の感を抱く人もいらっしゃるかもしれないし、かく言う私も意外な感がありますが、日本よりも先に有人宇宙飛行に成功したり、スマホが爆発的に普及して若い人が臓器を売った金でスマホを買うという、科学ではもしかしたら日本よりも先進的かもしれない国なので、この様な娯楽SF大作が書かれたのも頷ける事実だと思います。

欧米のSFも好きで読みますが、グレッグ・イーガン氏の作品等は面白いですが、頭の中で視覚的イメージにするのが難儀な物が多いのに比べ、本書は判り易く読み易い作品で嬉しかったです。個人的にはダン・シモンズ氏の「ハイペリオン」以来の興奮を覚えました。ただ、あまり読まない地域の作品なので、登場人物の名前の読み方が覚えずらく、また文字から男性か女性か判りずらい所もあった事を告白しておきます。

2018年に読んだ中国の劉震雲さんの「ネット狂詩曲」というユーモア小説も凄く面白かったので、中国のみならず、アジアの小説が面白くなってきている様で他にもいい作品があれば翻訳されると嬉しいです。

早く続きが読みたい三部作第一弾。是非ご一読を。
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708
No.11:
(5pt)

これは買い

勿体ないので内容には一切触れませんが
実に面白いし引き込まれる
SFがお嫌いじゃなければお勧め
SFがお好きなら必読

一つだけ言いたいのは
中国人名に中国読み風のルビを振って欲しかった
馴染みのない漢字なので、いつしか勝手に「おうしん」とか「じょすいすい」とか読んじゃってる…
三体Amazon書評・レビュー:三体より
4152098708

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