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罪と罰
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【この小説が収録されている参考書籍】
罪と罰の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全440件 221~240 12/22ページ
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経済にも愛にも飢えていた一人の青年が、犯罪をおかし、自供し、シベリアへ流刑になるが、彼を追ってシベリアまで来た一人の娼婦への愛により校正する物語を、ドストエフスキーは、ストーリーではなく文章で読者に感動を与えてくれる真の文学である。 また、江川 卓の翻訳も見事だ。 | ||||
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ドストエフスキーの作品に対する訳者の思い入れは理解しようと思う。しかしその思いが強すぎるためか、全体にニュートラルな翻訳ではない。さらに、新訳というが古くさい日本語表現が結構ある。何度か読み返してみたがこの翻訳は理解しやすいとはいえない。訳者はロシア語は専門かもしれないが日本語は下手なのだろう。私のロシア語も日本語もそうほめられたものではないが・・・ | ||||
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翻訳については、他のものと比べてはいないが、良好だと感じた。 極めて悪質なのは、訳者による「読書ノート」である。こんな解説は、まとめて最終巻にでも収録すればいいし、 私は、最終巻まで読んでから、1~3巻の「読書ノート」に取り組んだが、他のドストエフスキー作品のネタバレがてんこ盛りで、まったく翻訳者としての越権行為も甚だしい。 極めて不愉快であった。特に第3巻に収められた他作品のネタバレは、出版社に抗議したレベルである。 | ||||
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亀山氏は、まったく読書好きの心を踏みにじる人物である。 なぜドストエフスキーの代表作「罪と罰」の解説を読むことで、「白痴」や「悪霊」のネタバレをされなくてはならないのか、理解に苦しむ。 正直、この1点だけでも金返せ!である。 亀山氏の嫌がらせによって、私が、「白痴」や「悪霊」を読むことは、この人生でないだろう。 編集担当は止めなかったのか? こうした悪辣な連中が、日本から読書文化を破壊する。 | ||||
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本が重すぎました。 普通の文庫本にしときゃよかった・・・です。 | ||||
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江川訳を注文したのに、なぜか中村訳を送ってくれたか意味が分からない。 | ||||
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翻訳の加減もあるのだろうけど、言葉を詰め込み心の中や頭の中で考えたり思ったりしている事を微細に描写している感じが読むには難解なのだが味があっていい。 | ||||
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描写の微細さがすごくて重厚感がたまらない。文字での表現が主流だった時代は一つの出来事や物事に関してこれでもか!って感じで文章で描く事が当たり前だったんだろうか?今のエンターテインメントより濃厚。 | ||||
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すべりだしは、20代の主人公ラスコーリニコフの周辺描写とモノローグで構成されている。 彼は父なき後を支える一家の大黒柱となることを嘱望されていた。 しかし法律を学ぶ優秀な学生だった彼は、学費を工面出来なくなり、大学から遠ざかって久しい。 そればかりか食費や家賃にも事欠き教科書を質屋に入れてしまう始末。 食事もろくに取れず、物置きのような粗末な部屋に引きこもって誰とも会わずに過ごすラスコーリニコフは、ひとつの計画を脳内でもてあそび続けていた…。 始まるそうそう、ラスコーリニコフ青年の視点は、ロシアの都ペテルブルグの貧しい街角をさまよい歩く。 ときは7月、暑さと醜悪な町の様相に彼の病んだ心と体はますます蝕まれてゆく。 ウツウツとした自虐的つぶやきは高いプライドの裏返しだ。 彼は「頭が良すぎておかしくなった」と言われるタイプの人物だが、それゆえに体験よりも論理を重んじる傾向がある。 そんな彼が犯した「罪」。 その「罪」の現場から、刻々と変化してゆく彼の心境と身体の変化がこの1巻で徹底的に描かれる。 本書の訳者である亀山氏が以前出演したテレビ番組で発言していたことだが(爆笑問題の太田氏と話していた)、中学時代の亀山少年に影響を与えた「罪と罰」は、現代の少年たちが影響を受けるマンガ作品などにも共通するテーマが描かれている、とのことだった。 その時例に挙げられていた(と記憶している)『DEATH NOTE』(デスノート/原作 大場つぐみ・作画 小畑健)というマンガ作品を、この1巻を読みながら私も思い出していた。(読み比べてよく分かったが「デスノート」は「罪と罰」をリスペクトして描かれた変奏曲だと思う) 生きていても毒にしかならない人間とそれを見極めて大鉈をふるえる人間の話が、ふと立ち寄った店内でラスコーリニコフの耳に入ってくる。 人間の価値に上下はあるのか。 たとえあったとしても、殺人は罪にならないのか? そんな青臭い、でもそれだからこそ胸騒ぎのする問いかけを、多くのひとが見過ごせないだろう。 若い頃ほど「価値」や「上下」にこだわるものだと思う。それは自分の価値をこの社会で見出せるのか、試行錯誤の真っ最中の若者にとって死活問題だからだ。「価値」がなければ、生きている甲斐さえなくなってしまう。経験の浅さは0か1かの極端な選択を自分にせまってしまう。 そんな経験は誰もがいつか通った道だと思う。 そしてこの問いに辿り着くまで読んでしまった人は、もうこの本を下に置く事はできなくなっている。 ドストエフスキーの畳み掛けるようなプロットの波状攻撃の虜になっているに違いない。 哀しきアル中オヤジ・マルメラードフ、天使のような娼婦・ソーニャとの邂逅、友人ラズミーヒンは敵か味方か?妹の婚約者ルージンは真面目なバカか狡猾な悪党か? さあ、急げ2巻へ。 | ||||
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学生時代に読めなくて、40代になってようやく読み返しています。 | ||||
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昔挫折していたのですが、中年になってようやく読めるようになりました。 不変のテーマを見つけて興味深く読んでいます。 | ||||
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ネットでこの訳者の名前を検索すると「誤訳」という言葉が出てきます。 マルメラードフが「私が豚でないと言いきれますか?」→「私が豚と言いきれますか?」 ラスコーリニコフとポーレチカが初めて会うシーンの訳も酷いです。 学生ラスコーリニコフを「おじさん」と呼び父親の事を「パパ」「お父様」「お父さん」と訳していく・・・。 わずか2ページ足らずの1シーンでです。 物語ハイライトのソーニャとのシーンでも訳が酷い・・・。 ラストの有名な「たった7年!!」の結びも「7年が7日であったらいいのにと思った」と。 「7年が7日のように感じられた」が正解です。 「住所」も「アドレス」と訳されたり古典なのに情緒がありません。 | ||||
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ここまで読後感に余韻を残す小説も久しぶりでした、、。読んだ勢いでレビューします。圧巻の下巻。息もつかぬ展開で、最後まで一気に読みまみした。場面がよく変わり、人もコロコロ変わりますが、ラスコーリニコフ、スヴィドリガロイフやソーニャそれぞれに、思惑や独自の行動があり、それがまた読者を引きつけ、読ませてくれます。上中巻で起きた場面ごとの伏線も一気に回収して、最後の最後に、ラスコーリニコフが救われたのが意外といえば意外な結末ではありました。深淵な愛の小説でもありました、、。色々な方のレビューが示す様に、推理小説、思想、哲学小説、恋愛小説、サスペンス劇場、場面毎に浮かぶロシアの情景、、いかようにも読めてしまう要素がてんこ盛りの、一大長編小説です。これは間違いないなく、再三再読に値します。繰り返し読んで、その度に色々な場面や箇所で、感銘や発見を得られる、稀有な小説だとおもいます。これを読まずして何を読む。流行りのダイエット本や、書店に置かれる平積み本も良いですが、ロシアの文豪、天才が遺した「罪と罰」、ぜひ色々な世代の人が書店でお取りになって、読んで欲しい小説ですね。 | ||||
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母、妹の為に殺人を犯した主人公。その思想の根底には、多くの人の為、善人の幸せの為なら、悪を働いてお金を稼いでいる者の命を犠牲にしても構わないという正義の心。 その強い正義感も、娼婦になりながらも、家族のために生活するという、ひとりの女性の姿をみて、自らの罪を告白しようと決心する。人間の生死を、まるで神になったように自分の正義で決定してはならない。 知的な予審判事ではなく、純粋な心の持ち主、自分と同じような境遇の人に心動かされるという、人間のあり方を感じさせてくれる。 | ||||
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ロシアの文豪ドストエフスキーの最高傑作。 世界文学全集にはかならずといって収録される名作です。 日本では明治時代から数人の翻訳家によって訳されています。 金に困った主人公は金貸しばあさんとその妹を斧で殺害し強盗します。 主人公は……、 この作品は、主人公を取り巻く人間ドラマもおもしろく、時代は変わっても人間社会の普遍的真理を命題にしているため、色あせない輝きを持っています。 難は、新潮文庫が上下二巻本なのに対して、上中下三巻本ということだろうか? 私は何人かの翻訳本を読んでいますが、個人的には、この江川訳が好きですね。 | ||||
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本当は1から買いたかったのですが、とりあえず3だけを求めました。 図書館で借りた初読では怪人の最後の行動からエピローグまで、ボロボロ涙がこぼれてたまりませんでした。偶然にも七月でした。 ドストエフスキーに挑戦させてくださった亀山氏に感謝しています。 3を読み直すうちに、カテリーナが夫の法事で銀のスプーンを気にかける台詞、それがスヴィドリガイロフに繋がっている……等、網のような複線がいったい幾つあるのだろうと、読むたびに頭の鈍さや教養のなさを嘆きたくなります。 寝る前にパラパラやると必ず一時間二時間経ってしまうので、手元に置かないようにしました。 | ||||
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中学生のころ、父の本棚に入っていたのをたまたま取り、夢中で読みました。一番の不幸は、それ以降、何を読んでも「罪と罰ほどには面白くない」と感じるようになったことです。 これから読む方がうらやましい。読了以降、これより面白い本を探す旅に出るという、宿題がワンセットになりますが。 旧版の米川訳です。文学全集だったので、当時の画家が描いたソーニャのイメージ画(すごい美少女)なんかもあり、楽しかったなあ。 再びドストがブームということで、今度は江川訳にしてみました。 当時の米川訳では、ラスコーリニコフの描写は「栗色の巻き毛の素晴らしい美青年」と書かれていた。いきなりイメージを想像できたので、まだ覚えています。 江川訳は「栗色の巻き毛のなかなかの美男子」となっています。 なんか、違う。 いや、すっごく、違う!!! 楽曲をいろいろな人がカバーしているのを聴いても、最初に聞いた歌手のが一番いいと感じるのと似ています。『星の王子様』とか、内藤あろう訳じゃないと、読めないもん。 違う、違うとぶつぶつ言いながら読んでいますが、客観的には、江川訳が読みやすく、19世紀ロシア文学の香りも失っていないように思いました。 | ||||
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本書の裏表紙に「犯罪小説の雄」と紹介されているものの、自分にはより青春小説としての色彩が強く残った作品だった。苦悩、打破、後悔、贖罪。求めるものが明確に分からないままに現在の姿を否定し、それを突き抜けたところに辿りつこうとするがあまりに取った自身の行動に苛まれる。ひょっとしたらラスコーリニコフのように最後に救いを得ることができれば良い方かもしれない。青春時代に、思想や行動こそ違えども、似たような不安や苦悩と向き合った人も少なくないのではないか。 上巻で一番好きな場面は、橋の上からネヴァ川の光景を眺めるところ。当時堕落が進んでいたというサンクトペテルブルグが描かれる中で、本作品中唯一とも言える美しい光景。このパノラマを前に、ラスコーリニコフはもはや戻ることの叶わない、川をわたってしまったことを理解する。 「空には一篇の雲もなく、ネヴァ川にはめずらしく、水はほとんどコバルト色に輝いていた。礼拝堂まで二十歩たらずのこの橋の上から見ると、聖堂の丸屋根は、ほかのどこの場所よりもきわだって美しく見えるのだが、その丸屋根がいまもまばゆく輝き、澄んだ空気をとおして、ひとつひとつの細かい装飾までがあざやかに見分けられるほどだった。(中略)ここに立てば、以前と同じように考えることができ、以前と同じテーマや光景に(中略)興味をもつことができると、それこそ本気で想像していたみたいだった。われながら、ほとんど滑稽な気分にさえなった。(中略)いまの彼には、過去のすべてがどこか得体の知れぬ深みに、底が見えるか見えないかの足元はるか下のほうに沈んでしまったように思えた。(中略)この瞬間、すべての人、すべてのものから、自分を鋏で切り落としたような気分だった。」(267-269頁) | ||||
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気力を完全に失ったように見えた男(第1部)が、ひどく残酷な行為(P161)をしたので、大きな衝撃を受けた。 会話ではなく、頭の中で考えたことを頻繁に記述することで登場人物への感情移入を容易にしている。 巻末の訳注(言葉の説明)が物語の理解を助けてくれる。 1866年の作品(Wikipedia)。 | ||||
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ドストエフスキー作品は『罪と罰』、『死の家の記録』『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟』、そして 『地下室の手記』を読みました。 あとがきで訳者の工藤さんが『ドストエフスキーの作家としてのデヴューはまれに見る華々しいものだった。』と書いていましたが、これデヴューで はなくてデビューじゃないですか? | ||||
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