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白銀の誓い
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白銀の誓いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ミステリはほとんど読みませんが、知人に勧められて購入。 古代ローマ、それもフラヴィウス朝が好きなので当時を舞台にした描写がそれだけでたまらないという個人的な好みは影響していると思いますが、シニカルなのに愛情ある?主人公の魅力もあって引き込まれてしまいました。 解説では古代を舞台にした現代的な主人公とヒロインが、とありますが案外当時の人はこんな人ではなかったかと思えてくるのも楽しいです。 波乱がたびたび起こる展開も飽きさせない、良い作品です。 | ||||
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忠実な歴史考証がされていて、庶民の生活をイメージするには塩野七生の著作よりずっといい。 ただ、主人公の言葉遣いが気になって仕方がない。 もっと素直な言い回しだといいのに。 | ||||
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古代ローマのハードボイルド探偵物。 歴史好きで推理物好きにはピッタリの小説。 いわゆる歴史ミステリーというジャンルの小説です。古代ローマ帝国、ウェスパシアヌス帝の時代(AD70)、舞台は大都市ローマと辺境の植民地ブリタニア――こう並べると歴史に詳しくないと楽しめなさそうですが、そうした心配は皆無です。 「ウェスパシアヌス帝」だの「ローマには七つの丘がある」だの「AD70頃の世界情勢」なんてな歴史的知識は、ほとんど必要ありません。ただただハードボイルドだな〜と、読めてしまう。 事件の謎とロマンスを追っていれば、知らず知らずのうちにローマの様子が頭の中に入ってきてしまうのです。「それって要するに歴史小説のふりして、初めからそういうロマンス系の本なのでは」と思った方、どうか誤解しないように。 歴史好きならさらに何倍も楽しめるのが、この作品のすごさなのです。 ローマ帝国の歴史的事実をいくつも絡め、それでいてフィクションの部分をきっちりそこに織りこんで矛盾無くまとめ上げる……そんな、歴史小説の基本がしっかりと守られてます。 | ||||
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紀元70年、ローマを舞台にした歴史ミステリーです。 主人公、密偵ファルコの一人称でストーリーが進んでいくので読み易く、しかも当時の生活様式や政治等の説明が分かりやすいのがポイントです。 当時の文化レベルの高さは素晴らしい、中世ヨーロッパより清潔だと思いましたね。 ストーリーは、以前から行われていた銀の横領の黒幕を知った或る少女がたまたまファルコと出会い、ファルコは政治絡みの横領事件の解決に乗り出します。 高級官僚の世界や銀山での発掘作業、ファルコの体験を通してローマ社会全体を見ることができます。 基本はハードボイルドですがヒロインとの身分違いの恋もあるので、ロマンス好きな方も楽しめると思います。 第二作目からヒロインとの身分違いの恋の行方が気になるところ・・・。 歴史に詳しくない方でも楽しめる作品だと思います。 | ||||
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修道士カドフェルシリーズが好きなので、お勧めになっていたため購入しました。古代ローマが舞台というのも心引かれましたし。読み始めると何か違和感があります。悪漢に追いかけられている女の子を主人公が助けますが、事情も聞かずに自宅に連れて来てしまうし、女の子も何も言わずについてくる。「おかしい。しかし、これが古代ローマでは普通なのか?」と思いながら、どんどん読めてしまいます。そして事件は大きな陰謀へと・・・。その後、マルタの鷹(ハードボイルドは初めてでした)を読んで、古代ローマのハードボイルドという文句に納得しました。カドフェルシリーズのような作品を期待していては雰囲気が違いますが、壮大な話と古代ローマの風俗も楽しめます。私は読後、二巻目以降を購入しました。 | ||||
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本で、ドキッとした事は、久しく無かったのですが、恥ずかしながら作者の意図に、まんまと乗せられてしまいました。それだけ、多くの登場人物が、活き活きと描かれ、身近に感じられたのだと思います。事件は、ミステリとしては単純な方ですが、解決へのプロセスは、非常に分厚いエピソードが、淀みなく描かれ、古代ローマという舞台設定も相俟って、なかなか、読み応えがありました。読んでる間、楽しかったです。 | ||||
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本書はミステリーものというか探偵ものなのであるが、舞台は紀元70年の帝政ローマである。主人公ファルコは、銀採掘の不正を調査せよとの特命を受け、また事件に巻き込まれ殺害されたソシアの仇を取るべく、地の果てブリタニアの鉱山に奴隷として紛れ込む。そして彼が見たものは・・・。小気味よいファルコの「語り」で話が進められ、作中には随所に当時のローマ市民の生活、感覚が生き生きと描かれており、ミステリー好きの人だけでなく、ローマ史好きの人も十分楽しめる一冊である。今までに出会ったことがないジャンルなので大変楽しめた。シリーズ物で刊行されているので続編も是非読まれることをお勧めする。 | ||||
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