一人きりの法廷



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初公開日(参考)2007年11月
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長編小説

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一人きりの法廷 (光文社文庫)

2007年11月08日 一人きりの法廷 (光文社文庫)

収賄事件で有罪宣告を受けた元老院議員が死んだ。どうやら自殺だったらしい。被告が覚悟の自殺を遂げた場合、相続人たちは財産の没収を免れるからだ。だがやがて、その死を巡り著名な弁護人たちが乗り出して、謀殺の容疑者が二転三転する訴訟合戦に発展してしまう。―ブリタニアからローマに戻ったファルコ、ヘレナと助手の二人の弟たちも、その泥沼に巻き込まれていく…ファルコの独演は法の正義を守れるのか。 (「BOOK」データベースより)




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No.3:
(2pt)

実験作だけれど不完全燃焼

古代ローマを舞台にしたミステリー、密偵ファルコシリーズの最新作です。
 前作ではローマを離れ、遥か遠方ブリタニア(今のイギリスですね)まで家族総出で仕事に出ていたファルコ一家。ようやくローマに帰って来て、簡単な仕事から復帰とおもいきやいきなりローマらしいといえばローマらしい大訴訟合戦に巻き込まれてしまいます。標的にされているのは、とあるローマの元老院貴族。息子が造営官という仕事をしているのをいいことに、父親がゼネコンから大量に賄賂をもらっていたという今の時代にもありそうな収賄事件で訴えられていた父親が死亡。自殺であれば、財産の没収等が免除されていたローマでは、こういう訴訟になると財産を家族に残す為に自殺することもしばしばあったそうで、最初はそうかと思われていたが、実は自殺ではないのではいないか、しかも家族が彼を殺したのではないかとローマでも有名な弁護士が立場を次々に入れ替えながら、この貴族一家を訴訟の対象にしていきます。古代ローマでは、裁判に勝てば財産の没収分の中から多くが弁護士のものとなるので、弁護士はすきあらば名前を売るため、自分の莫大な利益のために訴訟を起こしていきます。その餌食にされかかっているのがこの家族なのです。しかも、どうやら弁護士たちは裏でつるんでいる様子。
 事件に偶然かかわってしまったファルコはちょっとした義侠心といきがかり上から、こちらも裁判を起こして死亡した貴族の息子を助けようとするのですが、、、。
 ということで、密偵ファルコシリーズ、今回はがらりといつもと趣きを変えて、法廷ミステリーを繰り広げます。
 とはいえ、主人公は今までと同じく肉体派のファルコですから、そうスマートな物語にはなりません。弁護士と張り合うのはそもそも荷が重すぎだし、海千山千の弁護士やどうしたわけだか妙に隠し事の多い家族が相手という勝手の違う世界では、ファルコの持ち味や強さも発揮できません。むしろ彼は神経をくたくたにすり減らします。しかし、妻のヘレナやその兄弟たちを仲間にしても、それでも今回は特になかなか真実には辿り着けず、逆にひどい負債を負う羽目になってしまいます。やはり、慣れないことをするものではありません。
 作中の彼らの結果自体もそうだし、小説としての面白さや完成度の方も、法廷ミステリーで挑んでみたものの、不完全燃焼という感じになってしまっています。もともとが面白いシリーズだけに、こういう新しい試みもありといえばありなんですが、たまたまこの一冊をファルコのシリーズの最初に選んでしまうと、ファルコシリーズってそんなに面白くないかもと思われるのではないかなという出来です。なのでお勧め度は低めの5の2でいきます。
 本当はすごく面白いシリーズだけに敢えて辛目に採点です。
一人きりの法廷 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:一人きりの法廷 (光文社文庫)より
4334761836
No.2:
(4pt)

家族総出の情報収集?!

”法廷劇”ということで、ちょっと構えていたのですが、
逆にこのシリーズの中でも比較的読みやすい作品でした。
事件関係者も他作品と勝るとも劣らぬ人数だったんですが。
裁判での長口上が、逆に、事件をきちんと整理して説明することに
なったのかもしれません。

そして、タイトル通り、
法廷で戦うためには、精度の高い情報を大量に仕入れる必要あり!
ということで、
今回は特にヘレナの実家の家族−両親と弟二人は総出演(笑)
そして、ファルコ本人の母親も〜。
いずれ、愛らしい二人の娘達も参戦するのでしょう。
両親のどちらに似ても結果は同じですから(笑)
愛らしい”密偵”の誕生が楽しみです♪
一人きりの法廷 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:一人きりの法廷 (光文社文庫)より
4334761836
No.1:
(5pt)

法廷劇

ファルコは英国での任務を終えて、ローマに戻ってきました。
今度は、裕福な貴族(元老院議員)や法律家の訴訟合戦に巻き込まれます。
訴訟には 多額の財産がからんでいますが、
果たして いつも貧乏くじを引くファルコは 報酬がもらえるでしょうか?

日本ではなじみが薄いですが、西洋では基礎教養として「修辞学」という弁術論を学ぶそうです。
ギリシャのアリストテレスに始まり、ローマで完成した修辞法を駆使しての裁判が繰り広げられます。
ファルコは、依頼されて裁判の証拠集めをしていきます。
立場が危うくなると 相手の弱点をついて訴訟を起こして逆襲をかけるやり方で、消耗戦です。
なかなかおちゃめな裁判官がアクセントになっています。
一人きりの法廷 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:一人きりの法廷 (光文社文庫)より
4334761836



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