古代都市ローマの殺人
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まるでリアルな記述にのめり込むます。 | ||||
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紀元前70年のローマ。 主人公のデキウス・カエキリウス・メテッルスは、首都ローマの二十六人委員会の一人としてローマの治安維持にあたっていた。彼の担当はいわゆる下町のスラブ地区で有力な商人や政治家もあまり住んでいない地区で、それほど政治的犯罪の難しい事件が起こる地区ではなかった。なので、とある朝、一人の解放奴隷が首を絞められて殺されているのが発見されてもそれはよくある一日の始まりに過ぎなかった。しかし、それが翌日、ギリシャの輸入商人が隣の地区で殺され、火事が起こり、それについて執政官クラスからのもみ消し工作が始まるあたりから非常にきなくさいものがあたりに立ちこめてくる。 上層部からの圧力がかかって捜査を打ち切るか、自分の身の危険を省みず捜査につっこんでいくかというテーマは古今東西のもののようですが、なにせ舞台がローマですからその危険度は圧倒的だし、身分社会の壁がさらに捜査を難しくしていきます。そのあたりの一般的な読みどころにプラスして、本作ではローマが舞台ということで、歴史的有名人がどんどんと出て来ます。メテッルスの捜査の前にたちはだかるのは、ポンペイウスとクラッススだし、街はスッラの後遺症にまだあえいでいるし、まだまだ若手の一人としてカエサルも出て来ます。 このあたりは同じローマ時代の探偵ものとして名高いリンゼイ・ディヴィウスの「密偵ファルコ」に似ていますが、あちら以上に歴史上の人物が出て来ます。そして、そのキャラクターが見事に物語にはまっています。例えば、クラウディスの一族なんかは歴史的にも破滅的な人格と英傑を出し続ける一族なんですが、そのあたりも物語に絡んできます。 ミステリアスプレス文庫ということで、現在は手に入りにくいかと思いますが、けっこう面白いのでどこかで見かけたら一読を。 | ||||
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塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んで面白かった人は、この小説を面白いと思うに違いない。 英雄ばかりを扱った「ローマ人の物語」を読んで分からないことがあった。例えば、普通のローマ市民の家に泥棒が入ったらどうなるのだろう、ローマにも捕り物帖みたいに岡引や同心がいるのだろうか、それとも、古代の平民はただ泣き寝入りするだけのだろうか。政治システムの仕組みはわかるのだが、どう機能するのかが分からない。図書館に行って古代ローマに関する本を読んだがサッパリ分からなかった。歴史書では古代ローマの生きた生活が伝わってこないことに気がついた。 小説の力がすごいのは、その時代の生活を生き生きして伝える力があるからだろう。スタンリー・キューブリックの映画「2001年宇宙の旅」の前半は、未来の宇宙旅行を味わっているみたいだったが、「古代都市ローマの殺人」は古代都市ローマの市民生活を味わせてくれた。古代ローマの市街を裸足で歩いている気分がした。 その意味で、よくできた小説だと思った。塩野さんの「ローマの物語」での知識もすごいが、この小説家の知識もそれに劣らずすごいと思った。この小説はその知識を生きた形で伝えている。 また、「ローマの物語」が塩野さんの史観で描かれていることを、はっきり認識させてくれるという意味でも楽しい小説だった。 | ||||
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