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ボーン・コレクター
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ボーン・コレクターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 81~90 5/5ページ
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1997年発表、邦訳1999年9月20日発売、ジェフリー・ディーヴァーを日本でも大ブレイクさせた傑作。多くのレビュアーがご指摘の通り、ベイセル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーというすばらしいキャストにもかかわらず、原作が1000倍は素晴らしい出来栄えである。ディーヴァーの本作がブレイクした原因は明白だ。巻末463ページ以降にリンカーン・ライム著『証拠物件』第四版(ニューヨーク、フォレンジック・プレス刊、1994年)巻末用語解説より抜粋などという、とてもすばらしいユーモアとともに説明されている現在の科学的調査、たとえばガスクロマトグラフ質量分析計やロカールの相互交換原則といったものをミステリー・推理の世界の領域に持ち込んだ事である。過去の優れたミステリー・推理作家達が!持ち出しようがない科学的調査にディーヴァー特有のジェットコースターの様なドライブ感ある文体と幾重にも用意された伏線とプロットが結びついた本作こそ、大ブレイクの原因だ。併せて、リンカーン・ライムとアメリア・サックスという素晴らしいキャラクターが初めてクロスする瞬間が素晴らしい。僕はそこに人間と人間との宿命的なロカールの相互交換原則を感じてしまう。もう一つ、翻訳者がここまでのディーヴァーの翻訳者より数段素晴らしい。池田真紀子氏はディーヴァーの持つスピード感を全く失わずに見事な日本語化をされたと思う。100年に一冊の大傑作。 | ||||
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「ジェットコースター・スリラー」という腰巻きの惹句であるが、あたっている。次から次へと繰り広げられる、連続殺人魔の犯行と、天才犯罪科学者リンカーン・ライムの推理の、息をもつかせぬ連続ワザ。ちょっと、リンカーンが超人的過ぎるのと、犯人の動機とWhy?に弱いものがあるが、久しぶりに、時間を忘れて読みふける読書の快感を味あわせてくれた。また、鑑識技術やニューヨークの歴史についての、著者の知識の深さには脱帽。こういう蘊蓄てんこ盛り小説につきものの、あざとさや、まだるっこしさが感じられないのも、著者(翻訳者?)の力か。思わず映画のDVDを借りて見てしまったが、うーむ、原作をフリーズドライにしたようなもの。映画だけをとれば、それなりのできばえなんですが、2時間に原作のたっぷりつまった中味を盛り込むのは無理だったようです。アメリア役のアンジェリーナ・ジョリーは可愛かったが。 | ||||
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デンゼルワシントン主演映画の原作であり、書が賞を受賞したという点からこの書を読みました。原作→映画という順でみるのをオススメします。原作の方がずっと面白くストーリーや登場人物が肉厚に書かれていおり、映画の結末には安っぽさが感じられ後味がいまいち悪い。原作と映画は別物と考えて見るべき。原作は状況が詳しく描写されており、シュチュエーションを想像しやすい。個人的には書の中盤辺りが好き。一気に読める作品です。読んで損はないし、大変面白いです。まだ読んでいない続編に期待するものの、もう既にちょっぴりマンネリ化が予想されるかな。。。 | ||||
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『このミス2000年版』海外作品部門第2位の栄誉に輝いた作品(因みに1位はあのスティーヴン・ハンターの『極大射程』)。・・・・ということで文庫化されたのを受け手早速購入読破しました。四肢麻痺の体ながらベッドからの徹底した現場検証による科学捜査のリンカーン・ライムと警官として現場検証は初めて、しかも広報に転属するはずの美貌の婦人警官アメリア・サックス。サックスは文字通りライムの目となり足となり手となり鼻となり・・・・・時には車を超速でぶっとばし、まさに静のライムと動のサックス、絶妙のコンビ(恋?)の誕生です。こんなコンビが今の日本にいれば検挙率もグッとUPするに違いないと思わせてくれるサービス満点のまさにジェットコースターサスペンスです。続編がある模様!、次作品も是非読みたい!!! | ||||
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映画「ボーン・コレクター」の原作小説。映画をみて語り尽くされているであろうからその原作小説として軽い気持ちで読んだのですが、その映画版では語られていなかった細やかなライムとアメリア・サックスの関係にしんみりと身につまされ、映画であらかた内容は分かってはいるものの、もしかしたら原作小説犯人が全く異なる違う展開なのかなと用意された真犯人を覆い尽くした伏線にすっかり騙されて、映画を見るそれ以上にそのリンカーン・ライムのミステリーの世界にどっぷりとつかることが出来て、そのサスペンスのはまってしまいました。鑑識捜査官ライムの捜査に欠かせない化学捜査の知識も「エンプティー・チェアー」のときと同様不可解な化学知識の世界に戸惑いそうになりましたが、でもそれを補って!!も余りあるその謎の殺人鬼ボーン・コレクターとリンカーン・ライムとの激しい対決は映画で見た以上に遥に読み応えがあり、スリル溢れるサスペンスの世界は充分に満足の行くものでした。ただ四肢麻痺患者ライムの背負いつつある苦しみ映画以上に痛々しく、目を背けたくなるようで見ていられませんでした。アメリア・サックスのライムへの思いを遥に凌ぐ苦しみは胸に詰まるものが感じました。だからこそ、生きる希望を捜査で見出しうるリンカーン・ライムの行く末が痛々しい思いを感じつつ気になりました。 | ||||
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星2つと思いつつ、私の感覚のほうが変かもしれないので星3つに。鑑識捜査に関する情報小説で、よく調べて書いてあると感心はしますが、ストーリーの展開そのものは最後まで平板(どこがジェットコースター?)。三分の二まで読むと犯人がわかってしまう(想像力豊かな読者なら、もっと手前で見当がつくかも)。主人公がやたらに勘がよく、やたらに閃きに恵まれる(だから天才なのか)。犯人のプロファイリングも、そんなことまでわかるんかぁ、都合がいいなぁ、と苦笑させられます。サックスという女性巡査は美人のスーパーウーマンという設定で、なんとも陳腐。作者は主人公を四肢麻痺の設定にし、生きるべきか死ぬべきかの懊悩を盛り込んだつもりかもしれませんが、これこそ陳腐なアイディアに感じられます。鑑識捜査の天才が現場に行けず、素人(サックス)にあれこれ指示するという設定にしたのは、大量の専門用語を(物語の流れを止めずに)読者に説明するための方便と思われますが、読んでいてまどろっこしい。主人公とサックスとの恋模様もセンチメンタルで余計な感じ。教会の爆破シーンでは、アメリカ㡊エンタテインメント系作家はハリウッドから声がかかることばかり考えているのでは、と皮肉な気分にさせられます。結論──パット・コーンウェルのスカーペッタシリーズを4作以上読んで飽きない人にはオススメ。 | ||||
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この本こそ、映画は映画、原作は原作と割り切らないと損します。(なのに読み返すと、ライムがディンゼル・ワシントンになってしまい、悲しい…)細かな人間同士の葛藤もさる事ながら、ちょっとご都合主義的な「死を誘うロケ地」の作者と同じとは思えない程、緻密な計算をしたプロットは、シリーズの「コフィンダンサー」「エンプティー・チェア」にも引き継がれ、脇役の使い方も、「アラ、やられた!」的な仕掛けをしてくれてますので、まずボーン・コレクターを読んで、犯罪現場をライムの様に頭の中に描きつつ、一緒に謎解きしましょ?ちなみに、エンプティー・チェアは夏の暑い時に読むと臨場感が増します。 | ||||
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そんなときありますよね?(Y/N) 昔トレンディドラマでジェットコースタードラマというのがありましたが、この本もまさにジェットコースターのように話が展開し、読者をぐいぐいと引き込む仕掛け満載です。ミステリと言うよりもエンターテイメントと思って読めば間違いないと思います。 | ||||
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■ かつて「法医学の天才」「頭脳明晰の犯罪学者」 と勇名をはせた Lincoln Rhyme は、連続警官殺人事件に巻きこまれて負傷し、全身麻痺という悲劇に見舞われる。だが、絶望の中で死を選ぼうとした彼をこの世につなぎとめたのは、ニューヨークの街を獲物を求めて渉猟する殺人鬼 《ボーン・コレクター》だった。Rhyme は仕掛けられた残酷な殺人ゲームを阻止し、犯人を追い詰めることができるのか? ■ 心の成長物語としての面白さ、HowTo 本としての面白さ、そしてスリラー小説 &ミステリィ小説の面白さという 3 つの要素を楽しめる欲張りな 1 冊です。女主人公 Amelia は、全身麻痺のために直接捜査できない Rhyme の代わりに顎でこき使われてしまう制服警官なのですが、この彼女も Rhyme 同様、少々過去に影があって素直に心をオープンにすることができない性格。意地をはって最初は反発しあっていたふたりが、協力しあって捜査を進めるするうちにお互いの弱い部分を見せあえるようになっていくその過程は、恋愛小説の切ない味わいがあります。なかでも、Rhyme の "When you move, they can't catch you." という決め台詞は印象的。また、Rhyme が現場に残された微細な物的証拠から明晰な推理で犯人を絞りこんで行くその過程も書痴の知識欲を十分に満たしてくれる内容で、犯人のプロファイルを書きだしたリストがだんだん埋まっていく様子がなかなか壮観です。これらの楽しみの上にさらにスリラー小説のスピーディな展開とミステリィの意外な結末が手ぐすねを引いて待っているとなれば、もう面白くなかろうはずがありません。タイトルのおどろおどろしい響きに反して、残虐なシーンは意外なほど少ないので、スプラッタが苦手なかたでも十分楽しめると思います。そうそう、最後の著者からの注意書はぜひ忘れずにお読みください。「その本」を捜して図書館へ行っても無駄だそうです (すごく読みたかったので残念)。 | ||||
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