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ボーン・コレクター
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ボーン・コレクターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 61~80 4/5ページ
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車椅子のライム捜査官に悲哀を見出してしまう一方、力強さも感じる複雑な作品だった。 科学捜査の情報が充実しているが、そこに従事している訳ではない。 実にリアリティがあり、違和感を覚える箇所は皆無だった。 特に蒸気による惨殺体が見つかる場面では、手に汗握った。 濃密な時間を与えてくれたことを、作者に感謝したい。 | ||||
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ハンニバルのシリーズを読み終えて、また極上のミステリーが読みたかったので、 『このミス』で上位にランクされている当書を選びました。 読み終えた感想は、 「おっ…おぞましい。」 物語とは言え「やめてあげて」…と言いたくなる描写がいくつか。 でも文句なく面白いです。 次の『ライム・シリーズ』もきっと読みます。 ただ、★5つですが、わたしにとっては『ハンニバル』が勝ちでした。 | ||||
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週刊ブックレビューで作者のインタビューを見て、その創作の秘密に興味を惹かれたので読んでみました。ということなのでジェフリー・ディーバーの本を読むのは初めてです。なるほど読者をストーリーに引き込んでいくスピーディな展開は1級品のエンタテインメントだと思いました。ただし、現場から収集してきた微細な痕跡からリンカーン・ライムが分析して導きだす推理には「そんなことまで解るわけないじゃん!」と言いたくなる。そんな突っ込みどころ満載でも読ませるのは、スピード感ある語り口の勢いと、ライムと女巡査サックスなど登場人物たちキャラクターの魅力でしょう。あっさりとサックスがライムに惹かれていくのは、ちょと性急な感じもするが、これもスピード感か?なかなか楽しめる本作ですが、カットバックで描かれる犯人による被害者への克明な残酷描写には閉口。「羊たちの沈黙」から何年もたって、今さら猟奇的な犯行をそのまんまリアルに描いても新鮮味もないし面白くもないと思うのだが。猟奇もの好きなマニアックな読者以外にはお薦めできない残酷描写が残念です。 | ||||
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本の方を先に読んでいれば…と後悔している方も多いようですが、私はリンカーン・ライムのシリーズも知らなかったので映画を先に観ました。映画は何度も繰り返して観たくなる傑作サスペンスです。元モデルの警察官という役柄をアンジェリーナ・ジョリーが演じていたのも良かったです。後半、原作は犯人やライムの事故、アメリアとの関係などが映画と少しずつ違うので、比較してみるのも良いです。 | ||||
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随分前に、映画を見ていたので中々手が出なかったのだけどリンカーン・ライムシリーズを読み始めるには避けては通れない第1作目だと思い、読み始めた。素直に言えば、映画よりずっと面白かった。何より、リンカーンとサックスの心を通わせて行く過程がやはり映画という限られた時間内では描ききれるはずもなくちゃんと読み手に伝わってくる。四肢麻痺障害という、生きているのが辛い状況で自殺さえ自分で出来ない惨めさを辛らつに語るリンカーン。そして、最後の方の出来事でリンカーンのその気持ちを本当に理解したサックス。犯人の残した手がかりを、必死に追いながら被害者を救うために奔走する。以外な犯人像には、あぁ、映画を見なければ、もっと楽しめたのに・・・とつくづくと思いつつ。これから後に続くシリーズを読むのが楽しみなスタートを切るには相応しい1作であったと思う。 | ||||
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ジェットコースターサスペンスという看板に偽り無し。読んでいくうちにずるずると引き込まれ、気がつけば徹夜で読み終えてしまう類の本。 他に多くの人がレビューを書いていることだし多くは語らないが、ひとつだけ。 「この犯人のどこがボーン・コレクターなんだよ!」 とケチをつけたくなったのは私だけではないはず。 意外な犯人を演出することに腐心するあまり、それまでのストーリーをどっちらけにしてしまっている感が。 あと、天才的とはいえこうも性格の悪い(失礼)主人公に、ぞろぞろ信頼する仲間が集まってくるというのはいかにも都合が良すぎるのではないかと。そのへんが響いて☆-1。 | ||||
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映画の評判とは裏腹に原作の評価がとても高いリンカーンライムシリーズの第一弾。 このシリーズの面白い所は主人公が動く事ができないという状況に対して、犯人はそ れを嘲笑うかのようにあっちへ行ったりこっちへ行ったりと神出鬼没な存在だという こと。 まるでオセロ。物語も逆転の繰り返しで最後のオチがいつも楽しみで仕方ない。 こういう話は主人公はもちろんの事、悪がどれだけ魅力的に描かれているかが重要だ と思う。全シリーズの中でもやはり最初のボーンコレクターはかなりイカれている。 サイコサスペンスといった雰囲気を一番出してくれているのもこの物語だ。 シリーズ化していくとそういった味わいは少しづつ薄れてくる。つまらないわけじゃない。 逆に飽きが来ないというべきだろう。個人的にはこの次の「コフィン・ダンサー」という作 品が大好きなのでボーンコレクターはその序章としてみてしまう。徹夜して本を読んでいた いという人には是非おススメしたい。 | ||||
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ニューヨークの空港からタクシーに乗った男女二人組が、誘拐された。 そのときニューヨークでは国連の大会が開かれる準備が進められており、そのただなかで起こった誘拐事件は大きな関心を引いた。その後、なんらかの取り引きの連絡がないまま、男が生きたまま埋められて死亡しているのが見つかった。その指は肉がはぎ取られ、もう一人の女性がしていたはずの指輪がはめられていた。 事件は連続誘拐事件へと発展するが、必ず現場には次の現場へのヒントが隠されている。そんな不可解な事件の捜査に引っ張り出されたのが、数年前に捜査の途中に遭った事故で四肢がすべてマヒしてしまったリンカーン・ライム。彼が動かせるのは、首と左手の薬指だけだ。すなわち、究極の「安楽椅子探偵」といえる。 その安楽椅子探偵にさまざまな情報をもたらすのは、鑑識の知識などまったくない女性のサックス巡査。気難しいライムと、それに反発するサックスだが、事件を通して少しずつ心を通わせる様子がうかがえる。 捜査は、さまざまな科学捜査によって行われる。(機器がライムの寝室に運ばれている)。そのため、読者がトリックや犯人を推測するといった余地はない。骨に執着する犯人と、彼を追うライムたちの動き、そして時には被害者の視点から書かれた文章をひたすら追うのである。エグくてグロい描写も多いが、登場人物が魅力的でついつい引き込まれるように最後まで読んでしまう。 | ||||
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本書は、1997年に発表された <リンカーン・ライム>シリーズの第1作です。 物語の舞台は、ニューヨーク。 ここで猟奇的殺人事件が発生し、 市警察は、元中央科学捜査部長のリンカーン・ライムに捜査を依頼します。 彼は、捜査中に事故に遭い、 四肢麻痺となっていましたが、明晰な頭脳は健在でした。 手足となって協力するアメリア・サックス巡査の収集する微細な証拠物件から、 科学捜査方法を駆使して、犯人を追い詰めて行きます。 この作品の特徴は、 「ジェットコースター・サスペンス」とも呼ばれる、 息をもつかせぬスピーディーなストーリー展開にあります。 上・下巻に及ぶ物語も長さを全く感じさせません。 「このミステリーがすごい!」の「ベスト・オブ・ベスト」で 第3位に選ばれているのも納得のいくところです。 ただ、少し残念な点があります。 思えば、この作品が発表された1990年代は、 映画「羊たちの沈黙」(1991年公開)の成功で、 小説や映画で、猟奇的殺人を題材とした作品が 数多く発表された時代でありました。 そうした中で、「猟奇的殺人鬼VS科学捜査官」という 作品構成上の図式もかなり一般化してしまった感があります。 そのためでしょうか、本作品は初読であり、 映画版も観ていませんが、同じような作品を多く目にしてきたからか、 「どこかで聞いたような物語」という感じがしてなりませんでした。 これがなければ、★5つとしたところですが・・・。 また、もう一つ残念なことがあります。 それは、作品の結末。 確かに意外性はありましたが、 「驚愕」するほどのものではありませんでした。 レベルの高い作品だけに、期待していたのですが・・・・。 | ||||
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この作品にはサスペンスを面白くさせる要因がすべて揃っている。 静かで理知的な安楽椅子探偵リンカーン・ライム、動的で感情的な助手、アメリア・サックス。この二人のあいだには微妙な男女の機微が流れ、恋愛小説的な側面も垣間見せる。この二人が時に反目し、時に尊敬しあいながら、追い詰めていく連続殺人の犯人の不気味さがまた凄い。殺人のシーンは想像するに目もそむけたくなるほど凄惨だが、犯人の骨への執着でみせるひとつひとつの行動が鳥肌が立つほどおぞましいのだ。この追うものと、追われるものがみせる推理力と科学捜査の粋を集めた知恵比べはまさに凄まじいのひと言。ページを繰る手がもどかしくなるほどだ。 犯人捜査の緻密さでは、名作「羊たちの沈黙」をはるかに凌ぎ、CSIとかボーンズとかのアメリカドラマの科学捜査ものの先駆けともいえる作品で、そんなアメドラファンにも必読の、科学捜査小説の金字塔ともいうべき名作である。 | ||||
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なんで今までこの本を手に取らなかったのか今更ながらに悔やまれます。 先に映画を観てしまってたのも、なかなか読み始めれなかった原因の一つでもあるのですが、あの映画で全てが語られてるって自分の中で勝手に決めつけてる部分がありました。 映画ではリンカーンとサックスの2人の心情を深く掘り下げて描けてなかったって気がしました。 正直映画よりも小説の方が何倍も面白いですよ。 傑作という言葉がピッタリの小説です。 ドラマなどで科学捜査を見て知ってたけど、この小説で描かれてる科学捜査は本格的で最先端の装置とライムの奥深い知識が重なって犯罪者を追い込んでいきます。 専門用語も次から次へと登場するけど、その度に詳しい説明もあり初心者でもすぐにこの世界に浸る事が出来ます。 四肢麻痺のライムの手足となって現場で証拠を収集したり、犯人が残した痕跡を探し出すアメリアとのコンビが素晴らしいです。 自分が動けないのでアメリアに求めるハードルが高いのですが、それを次々とクリアして成長していくアメリアの姿にも注目です。 このライムとアメリアのコンビにかかったら完全犯罪などなくなってしまうのかなって思えるぐらい豊富な知識と行動力をもってます。 最初から最後まで緻密に練られた伏線が見事で犯人の招待を知った時には愕然となります。 これだけ分厚い本やのに、全然退屈する事もなく早く次のページを読みたいって気持ちになります。 それだけ中盤の描き方も見事で読者を惹きつけるんでしょうね。 脇役もみんないい味を出してるので、これからこのシリーズを読んでいくのが凄く楽しみです。 | ||||
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読者を飽きさせない、良質なシリーズ第一作。 読んでいて「上手いな」と思いました。 物語としてのライムとサックスの関係が今後どのように展開をするのか。 併せて、著者であるジェフリー・ディヴァーが、読者をやみつきにさせる ストーリーを構築するのか、二つの意味で期待させるシリーズ第一作です。 | ||||
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云わずと知れた四肢麻痺・天才リンカーン・ライムシリーズの第一作です。 ミステリー好きであれば、必読のベストセラーですが今更ながら未読でした。 先送りしていたのは訳があります。E・ワシントン主演の映画版を一度見たことが あるのですが、首から上しか動かないE・ワシントンが映画としてはなんとも地味 だなぁ、といった印象で、結末も覚えてさえいなかったからです。 巧妙で、猟奇的な犯行に対して(1999年時点のですが)最先端の科学鑑識技術と ライムの図書館並みの博学、洞察の緊迫した対決を縦糸に、女性巡査アメリア・ サックスとの関わりを横糸にしてストーリー展開をしています。何かと縦糸が 注目される本作ですが、何時も自殺する事を考えている身障者としてのライムの 苦悩と、何もできない、でもライムに生きていて欲しいと願うサックスの思いの 葛藤が読ませます。恋愛関係になる事はありえない仕事のパートナーでありながらも 本音で話し合い、苦楽をともにしてできる限り一緒に歩いていきたいと思う異性 との関係は現実の世界でもありうる事なのではないでしょうか。その究極の条件 付けとして肉体的な関係が不能なライムと、男性との恋愛関係が不能なサックス といった取り合わせになったのは偶然ではないでしょう。現代では恋愛不能な シチュエーションを作るのには、ここまでしなければ二人に立ちふさがる壁を 設定できないのかと思いました。 印象的なのは、自殺を思いとどまらせようとサックスがライムに議論を挑む 場面です。ライムの自殺感は衝動的ではなく、苦悩の中で考えに考えつくされた 哲学の域に達しているため、誰も彼を思いとどまらせる事はできないと思いました。 言葉で自殺者を救う事の難しさを痛感させられます。本作はそんな生死感や 死にたくなるほどの孤独、苦悩に友人として何ができるのかということを 考えさせられました。 | ||||
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半身浴の友に長くて気軽に楽しめる小説を探していてランキング上位だったので読んでみました。映画は過去に見た記憶があるものの内容を覚えていなかったので同時にレンタルもしてみたり。映画も小説もずいぶん前のものになっていることもあり最新の科学捜査の技術などは正直物足りなかったり、時代背景(パソコンや携帯、通信技術)などもどうしても古さを感じてしまうのですが、ミステリーとして十分に楽しむことができました。引き続きシリーズを制覇していくつもりです。余談ですが、個人的にいま健康上の問題を抱えていて、もちろんその状況は比較できるものではないけれど、リンカーンという人のその才能と四肢麻痺という絶望、それを乗り越える過程がきちんと描かれていてとても共感し自分はまだまだ手も足も動くじゃないかと強く勇気づけられている自分がいました。ミステリーやサスペンス物でそのように感じさせてもらえたのは意外でした。アメリアの抱える孤独のようなもの、リンカーンとの関係性の変化にも違和感がなく今後の展開も楽しみです。 | ||||
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出張帰りの男女が空港でタクシーの運転手により拉致される。男の方は生き埋めにされ薬指の肉をそぎ落とされた状態でパトロール警官雨リア・サックスにより発見された。その被害者の発見に対して助言を求め数年前の事件現場の鑑識時の事故で四肢麻痺患者となったリンカーン・ライムの元へかつての同僚が訪れる・・・ リンカーン役をデンゼル・ワシントンが演じ映画化された同名映画の原作である。少し前にこの作者の短編集を読み,非常に読みやすく長編を読んでみようと思い立って手に取った。翻訳物が苦手な自分なので,やはり出だしは多少とっつきにくかったものの後半は荒筋に『ジェットコースターサスペンスの王道』の名に違わない面白さであった。映画を数年前に観ているだけにストーリーが読めてしまったのがもったいなかった。本から先に読んでおけば良かったと後悔・・・ | ||||
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’99年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第1位、「このミステリーがすごい!」海外編第2位。 リンカーン・ライムを主人公にした、ジェフリー・ディーヴァーの看板シリーズの記念すべき第1作である。 ライムは、捜査中の事故で四肢麻痺の体となり、左手の薬指と両肩と頭だけしか動かすことができない。 彼は行動派の女性巡査アメリア・サックスを目・耳・鼻・手足として、科学捜査の粋を集め、主役をもしのぐ印象的な犯罪者を相手に、つぎつぎと難事件に取り組む。 最初の強大な敵は、連続殺人鬼‘ボーン・コレクター’である。 数時間おきに新たな被害者を監禁する‘ボーン・コレクター’。 そして被害者の周囲に、次の犯行現場と時刻、殺害手口を示す手がかりを残しながら、次々と犯行を重ねていく。 ライムは、得意の科学捜査と、研ぎ澄まされた洞察力で‘ボーン・コレクター’のメッセージを分析・解読し、殺される前に次の犯行現場を特定し、被害者を救い出さなければならない。 次から次に、何度も迫り来るタイムリミットを前にした ‘ボーン・コレクター’ と ライムとの知恵比べ。 そして‘ボーン・コレクター’の脅威はアメリアとライムにも及ぶ。 さらにライムは、犯行の度に残された証拠から、‘ボーン・コレクター’をプロファイリングしてゆく。 本文中に挿入された「表」に項目が書き加えられてゆくにしたがって、次第に浮かび上がってくるいびつな犯人像、その過程の緊迫感も本書の読みどころである。 ジェットコースターのようなスピード感あふれるサスペンスの連続と、うねりのあるストーリー展開、そして知的好奇心をくすぐる詳細な鑑識・科学捜査のまえに、読者はただただ圧倒される。 | ||||
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他の作品群とリンカーン・ライムシリーズの最大(もしかしたら唯一)の差別化のポイントが、ライムが四肢麻痺だとかアメリアが関節炎だとか、ありがちなヒーロー&ヒロインにならないように意識している点だと思います。逆に言えばそれ以外では、失礼ながらこの作品である必要性が薄いなと感じました。結局本筋では天才的なヒーローと美貌のヒロインですしね。 とはいえこういうのを好きな人向けのミステリーだと思えば、読者の期待は全く裏切られないと思いますし、楽しく読めると思うので私のようなひねくれた見方をしない人にはオススメでしょう。 | ||||
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四肢障害者の科学捜査官 リンカーンライムの第1作だ。すばらしく緻密な捜査と犯人を追いかけるシーンは映像が身に浮かぶぐらい、すばらしい描写だ。主人公が動けない分、アメリアサックスとのコンビが見ものである。本中でのアメリアの成長も見てとれる。読み始めると一気に最後まで読まざるを得ないし、飽きさせない傑作だ。 | ||||
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噂と評判はきいていたものの、長く放置していた一冊を、ようやく今読了しました。 確かに面白いです。リンカーン・ライムという四肢麻痺の主人公にはいささか面食らいますし、今までにない「名探偵」登場というところでしょうか。 いかにも映像向きのこの作品、息つく暇もなく走りっぱなしのストーリーですが、チョット都合良すぎの感じがしないでもなかったけど、翻訳が良いのか400頁を超す長編なのに読みやすいこと。 それから余談ですが、トレッキーの私が作中何カ所かくすぐられる言葉が見受けられました。「ライカー司令官(副長ですよね)」「ドクター・クラッシャー」「非論理的」「いつかこの病気が治療される時代が来る・・」宇宙船・・ など。ジェフリー ディーヴァー氏もスタートレックの視聴者なのだと思うと嬉しくなります。 | ||||
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顔と薬指しか動かない全身麻痺の主人公というユニークな設定。最初は専門用語の多さになじまなかったが、話が進むにつれそれも慣れてきた。ニューヨークの大都市の中、ミクロの証拠材料と現場に行けない主人公の脳だけで、加害者たちが間一髪で何度も助かってしまうのはちょっとうまくいきすぎだと思うが、意外な犯人にびっくり。後半で話がスピードアップして、最初のもたつきを忘れたかのように一気に読めた。映画も見てみたい、と思った。 | ||||
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