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ボーン・コレクター



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ボーン・コレクターの評価: 4.11/5点 レビュー 90件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(3pt)

連続猟奇殺人犯と四肢麻痺鑑識官との対決

海外の翻訳物、しかもスリラー系は久しぶりに読んだ気がします。
いやあそれにしても面白かった。

・・・
前半部分、特に面白かったのは、やはり猟奇的殺人でしょう。
奇抜な惨殺。一体だれが、どのような目的で?と、犯人は警察(そして読者をも)を翻弄します。

他方、これに立ち向かうのは、四肢麻痺となり引退を決め込んだ元鑑識官。否、彼は安楽死すら望み絶望の中にあったのに。

但し、一旦事件に取り掛かるや才気煥発、次々と犯人の意図や次なる事件を予測します。

・・・
前半はこうした構図を理解するのに概ね費やされた気がしますが、ここまででページを手繰る手が止まらなくなっているのではないでしょうか?

後半は、サックス巡査がさらにキーパースンになってきますよ。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
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No.14:
(3pt)

ニューヨークトリビアと凶悪犯との対決

上巻から読んできた皆様、お疲れさまでした。
なかなかハラハラしましたかね? 下巻もなかなかなものですよ。

・・・
後半で光ると私が感じたのは、ニューヨークのトリビア。

言ってもニューヨークなぞ行ったこともありませんが。

それでも、事件の背後を読む際は、その土壌を調べたり、その土壌を判断するにはニューヨーク(マンハッタン島)の歴史を知っていなければ推理・判断ができないということ。

こうした個別の事実が次第にconnecting dotsとなり、犯人像や犯人のメッセージ、あるいは次の事件現場が次第に明らかになってゆきます。

事象の連関が読みながら次第に理解できる点が何ともa-ha体験でありました。数回「なるほど」と独りごちたかもしれません。

・・・
また、モデル級美女の警羅課の警官と四肢麻痺患者が一瞬恋愛関係の手前に迫ったシーンもありましたね。どんだけ美しかったのかは、映画化でサックス巡査を誰が演じたかをお調べください。個人的には納得!

まあでも、こうしたエンタメ的味付けも上手だなあと感じました。

・・・
ということで久しぶりの洋モノでした。

映画化もされていましたので、そちらを見てみても良いかもしれませんね。なかなか大部(上下とも350P、合計700P程度)で2日程度は読了にかかりました。連休予定がなくってエンタメ系読書をしたいような方にはお勧めできるかもしれません。
ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)より
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No.13:
(3pt)

これまでのシリーズと類似した点があるように思うのですが

ライムとサックスが別々の案件を追っていて調査を進めると一つの事件に収斂する流れは『ウォッチメイカー』。
 殺人犯が個人情報をハッキングして被害者を選定しているのは『ソウル・コレクター』。
 クラウドゾーンを介した情報操作が事件に絡んでいるように見せかけ、犯人がライムのタウンハウスに入り込んで殺害しようとして返り討ちに合うのは『バーニング・ワイヤー』。
 あれ?これまでのシリーズの寄せ集め?
 鬱陶しい独白が多い『コフィン・ダンサー』や教義を繰り返し確認する『スキン・コレクター』よりは面白いのですが。
 ライムとサックス、研修に来たジュリエット、ニック(刑務所に収監されていたサックスの元カレだけと今さら登場しても誰それ?状態)の4人の昼ドラ的展開はカットしてほしかった。。
 ニックは実は自分はシロだったと証拠もなく訴え続けてラストになったら実はクロ。これカットした方が話がスッキリすると思う。廃物利用は適材適所ではありますが。
 エスカレーターの事件では、遺族側弁護士が被害者の経歴を調べていないのは変だし、転職の理由を仮に見過ごしたとしても、刑事事件で連続殺人事件になった時点で職歴や他の被害者との共通点といったあらゆる可能性を一つずつ潰していかないのは捜査の手法としては片手落ちでは?
 毒物で重態だったセリットーは一応回復し現場復帰。
 ただストーリー構成が作者の過去作品の自己模倣になっていくと作品が劣化していくパターンに陥ることがありがち。
 え~と、リンカーン・ライムシリーズでは面白い方なのに減点ばかりになってしまいました。

ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
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No.12:
(3pt)

勉強になりました

原文英語の難しいところを理解するために役立ちました。なるほどそういうことかと。ありがとうございます。
英語を読んだ後、翻訳を読んで「あれっ?」と思ったところを熟読すると変なところもありました。

31ページ 「子供の半分」とありますが
       half a childは「子供一人の親権の半分」という意味だと思います。
51ページ 「Barring some insidious gene in the Rhyme stock」が訳されていません。
「ライムの血統の、なにかの危険な遺伝子を除外して」という意味だと思います。
51ページ 「命を絶ちたいと願う人々を救うことに一生をかけようと決めています」とありますが
      「人が命を絶つのを手伝うことに一生を捧げることに決めています」でしょう。。
       helpはここでは「命を救う」のではなく結果として「死なせる」のですね。
59ページ 「にこりともしない、純度の高い沈黙」とありますが
      the purity of unsmiling scienceは「厳しい科学の純粋性」です。
      これは見事な勘違いですね。しかしsilenceはだいぶスペルが違うのですが。

61ページ 「あの二人の報告はなかなか笑える」とありますが
      「あの二人の語り口はなかなか笑える」のような訳がいいと思います。
      deliveryは「公開の演技」の意味で用いていると思います。しゃべりが漫才師のような捜査員のこと     でしょう。
62ページ 「やぶにらみになるじゃないか」とありますが
      「てかてか光ってよく見えないぞ」のようにするべきと思います。glareは「嫌な光」です。
86ページ  「ベテラン捜索員」とありますが
      a seasoned crime scene techは 「年期の入った鑑識」ではないでしょうか。
86ページ 「初動捜査とはそういうものだろう」とありますが
      That’s initiative は「それこそ独創性だ」とするべきではないでしょうか。
92 「信号が青に変わるのを待ってじりじりと動き出したタクシー」とありますが
   「赤信号を無視して湧き出てくるタクシー」がいいと思います。
    ooze through a red light ではthrough に「~を無視して」の感じが出ていると思います

98ページ 「ずっと南」とありますが
      further southは単に「もっと南で」という意味です。
      south や up などの副詞には比較級がありませんから、further の助けを必要とします。

      「ずっと南」ならmuch further south となっているはずです。

111ページ 「ソフトドリンクみたいな酒ごときで千鳥足になって」とあり、文が終わっていません。そのあと 
       のセリフと不整合です。
       「女々しい酒をswiggingぐいぐい飲んでいたっけ。」などがいいと思います。ここは回想ですから。

210ページ 「足を踏み入れた痩せた男に軽くうなずいて挨拶をした」とありますが
nodded the lanky man insideですから「うなずいて痩せた男を招じ入れた」がいいと思います。
       

        Jeffery Deaver氏はnodを他動詞として多用していますね。
        nod Banks to do the same
    nod it away 「ハエを追い払う」
        nod Sacks aside

まだまだありそうです。
ボーン・コレクターAmazon書評・レビュー:ボーン・コレクターより
4163186603
No.11:
(3pt)

ボーン・コレクター 上

ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が、忽然と消えた。やがて男の埋められた遺体が発見されたが、地面に突き出た薬指の肉はすっかり削ぎ落とされ、女物の指輪が光っていた――。女はどこに行った? ニューヨーク市警は科学捜査の専門家リンカーン・ライムに協力を要請。四肢麻痺でベッドから動けないライムに変わり、女性巡査アメリア・サックスが彼の手足となって犯人を追う!
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
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No.10:
(3pt)

ボーン・コレクター 下

連続殺人鬼ボーン・コレクターは、被害者の周辺に次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら、次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。次に狙われるのは誰か? そして何のために……。
ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)より
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No.9:
(3pt)

皆さん何故そこまで高評価???

何か読むかと思ってレビューを見て買ったのですが、何となく都合が良すぎる展開。 ?といった感じ。 でもレビューはかなり良い。 何故? 物語のテンポは良いので気を取り直し二作目を読んではみます。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
4167661349
No.8:
(3pt)

上下巻まとめての感想

リンカーン・ライムシリーズ第一弾。海外では有名なシリーズのようですね。
主人公が四肢麻痺、ならば調査などはあまりできないだろうし安楽椅子探偵ものか?と思いましたが、結果当たらずも遠からずといったところでしょうか。
シリーズ一作目の宿命か、全体的に主要人物の人となりに関する描写が多め。そして現場に残された痕跡を鑑識にかけて推理していくスタイルなので、探偵役と刑事役が合体している分、今まで読んできたミステリーの推理とはちょっと雰囲気が違いました。
犯人が現場に残していく次の現場の手掛かりを見つけ、推理し、ギリギリで被害者を救出するという展開が何回か続くので中盤は少しだれますが、ラストの緊迫感・犯人の意外性はとてもいい。
ただタイトルに反して犯人はあまり骨を収集してなかったというかこの動機なら別にボーンコレクターというタイトルじゃなくてもよかったのではと思いましたが、むしろこの動機だからこそ、タイトルや犯人の骨に対する行動がそのまま動機のヒントになっているという解釈なんでしょうか。色々考えさせられました。
海外小説のわりには冗長感は少なくサクサク進むので読みやすいです。欲を言えば上下巻あるのでもう少し密度が欲しかった。☆3.5。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
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No.7:
(3pt)

科学的知識の欠如

ストーリー自体は面白いが、作者の分析装置に関する知識がいい加減であることが残念。 GC-MSで何でもかんでも分析し同定してるが、それは無理。 気化しないサンプルは分析できないし、 気化してもカラムを交換したり温度を変えたりキャリアガス流量を替える必要がある。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
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No.6:
(3pt)

面白かったです。

数年前に購入して読みました。それなりに長いので、気合いを入れて読んだ記憶が。設定が非常に凝っていて面白い。
ボーン・コレクターAmazon書評・レビュー:ボーン・コレクターより
4163186603
No.5:
(3pt)

スピーディな展開と登場人物の魅力で読ませる。

週刊ブックレビューで作者のインタビューを見て、その創作の秘密に興味を惹かれたので読んでみました。ということなのでジェフリー・ディーバーの本を読むのは初めてです。なるほど読者をストーリーに引き込んでいくスピーディな展開は1級品のエンタテインメントだと思いました。ただし、現場から収集してきた微細な痕跡からリンカーン・ライムが分析して導きだす推理には「そんなことまで解るわけないじゃん!」と言いたくなる。そんな突っ込みどころ満載でも読ませるのは、スピード感ある語り口の勢いと、ライムと女巡査サックスなど登場人物たちキャラクターの魅力でしょう。あっさりとサックスがライムに惹かれていくのは、ちょと性急な感じもするが、これもスピード感か?なかなか楽しめる本作ですが、カットバックで描かれる犯人による被害者への克明な残酷描写には閉口。「羊たちの沈黙」から何年もたって、今さら猟奇的な犯行をそのまんまリアルに描いても新鮮味もないし面白くもないと思うのだが。猟奇もの好きなマニアックな読者以外にはお薦めできない残酷描写が残念です。
ボーン・コレクターAmazon書評・レビュー:ボーン・コレクターより
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No.4:
(3pt)

徹夜必須!

映画の評判とは裏腹に原作の評価がとても高いリンカーンライムシリーズの第一弾。
このシリーズの面白い所は主人公が動く事ができないという状況に対して、犯人はそ
れを嘲笑うかのようにあっちへ行ったりこっちへ行ったりと神出鬼没な存在だという
こと。
まるでオセロ。物語も逆転の繰り返しで最後のオチがいつも楽しみで仕方ない。
こういう話は主人公はもちろんの事、悪がどれだけ魅力的に描かれているかが重要だ
と思う。全シリーズの中でもやはり最初のボーンコレクターはかなりイカれている。
サイコサスペンスといった雰囲気を一番出してくれているのもこの物語だ。
シリーズ化していくとそういった味わいは少しづつ薄れてくる。つまらないわけじゃない。
逆に飽きが来ないというべきだろう。個人的にはこの次の「コフィン・ダンサー」という作
品が大好きなのでボーンコレクターはその序章としてみてしまう。徹夜して本を読んでいた
いという人には是非おススメしたい。
ボーン・コレクターAmazon書評・レビュー:ボーン・コレクターより
4163186603
No.3:
(3pt)

本を先に読みたかった・・・

出張帰りの男女が空港でタクシーの運転手により拉致される。男の方は生き埋めにされ薬指の肉をそぎ落とされた状態でパトロール警官雨リア・サックスにより発見された。その被害者の発見に対して助言を求め数年前の事件現場の鑑識時の事故で四肢麻痺患者となったリンカーン・ライムの元へかつての同僚が訪れる・・・
リンカーン役をデンゼル・ワシントンが演じ映画化された同名映画の原作である。少し前にこの作者の短編集を読み,非常に読みやすく長編を読んでみようと思い立って手に取った。翻訳物が苦手な自分なので,やはり出だしは多少とっつきにくかったものの後半は荒筋に『ジェットコースターサスペンスの王道』の名に違わない面白さであった。映画を数年前に観ているだけにストーリーが読めてしまったのがもったいなかった。本から先に読んでおけば良かったと後悔・・・
ボーン・コレクターAmazon書評・レビュー:ボーン・コレクターより
4163186603
No.2:
(3pt)

設定が命

他の作品群とリンカーン・ライムシリーズの最大(もしかしたら唯一)の差別化のポイントが、ライムが四肢麻痺だとかアメリアが関節炎だとか、ありがちなヒーロー&ヒロインにならないように意識している点だと思います。逆に言えばそれ以外では、失礼ながらこの作品である必要性が薄いなと感じました。結局本筋では天才的なヒーローと美貌のヒロインですしね。
とはいえこういうのを好きな人向けのミステリーだと思えば、読者の期待は全く裏切られないと思いますし、楽しく読めると思うので私のようなひねくれた見方をしない人にはオススメでしょう。
ボーン・コレクターAmazon書評・レビュー:ボーン・コレクターより
4163186603
No.1:
(3pt)

小説というよりハリウッド映画の原作

星2つと思いつつ、私の感覚のほうが変かもしれないので星3つに。鑑識捜査に関する情報小説で、よく調べて書いてあると感心はしますが、ストーリーの展開そのものは最後まで平板(どこがジェットコースター?)。三分の二まで読むと犯人がわかってしまう(想像力豊かな読者なら、もっと手前で見当がつくかも)。主人公がやたらに勘がよく、やたらに閃きに恵まれる(だから天才なのか)。犯人のプロファイリングも、そんなことまでわかるんかぁ、都合がいいなぁ、と苦笑させられます。サックスという女性巡査は美人のスーパーウーマンという設定で、なんとも陳腐。作者は主人公を四肢麻痺の設定にし、生きるべきか死ぬべきかの懊悩を盛り込んだつもりかもしれませんが、これこそ陳腐なアイディアに感じられます。鑑識捜査の天才が現場に行けず、素人(サックス)にあれこれ指示するという設定にしたのは、大量の専門用語を(物語の流れを止めずに)読者に説明するための方便と思われますが、読んでいてまどろっこしい。主人公とサックスとの恋模様もセンチメンタルで余計な感じ。教会の爆破シーンでは、アメリカ㡊エンタテインメント系作家はハリウッドから声がかかることばかり考えているのでは、と皮肉な気分にさせられます。結論──パット・コーンウェルのスカーペッタシリーズを4作以上読んで飽きない人にはオススメ。
ボーン・コレクターAmazon書評・レビュー:ボーン・コレクターより
4163186603

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