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魔術師(イリュージョニスト)
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魔術師(イリュージョニスト)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 61~77 4/4ページ
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Lincoln Rhymeシリーズの最新作。今回の犯人は、高度なマジックの技術を持っており、殺人現場から忽然と消えてしまう。RhymeとSachsのコンビは、マジシャンの卵の女性の助けを借りながら、犯人を追い詰めていく。犯人の騙しのテクニックとその裏をかこうとするRhymeたち-シリーズの他の作品と同様、犯人との知恵比べが大変面白い。今回は、犯人が騙しの本職の上、Rhymeの側にもマジシャンがいるので一層気が抜けない。また、相次ぐどんでん返し、お決まりの最後のどんでん返しも健在で、500ページ以上の長さを全く感じさせず、終始読者を楽しませてくれる。このシリーズのファンは勿論、始めての人にもお勧めできる。英語は比較的容易。 | ||||
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「誤導」がテーマです。面白いです。でも、読者に対してその騙し方はないでしょう?わくわくしながら読んだ時間は、もったいないとは思いませんが、こういう結末・からくりは読者に対する「裏切り」だと私は思います。どうも納得がいかない。 | ||||
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この小説はミスディレクション(誤導)がテーマ、と言ってもいいと思う。犯人のそれ、リンカーンのそれ、そして言うまでもなく著者のミスディレクション。ライムシリーズは反則ぎりぎりのミスディレクションがこれまでも用いられて来た。今回の「魔術師」ではその回数が半端ではない。それは犯人の用いる魔術(イリュージョン)そのものがミスディレクションにほかならないから。超絶的なスキルを持ったマジシャンが犯罪を行えば、という設定は最高に魅力的。ライムの知力がいかに敵に拮抗し、凌駕するかという中盤の展開もこれまでのシリーズ同様楽しめる。ただ、いかんせん読者側の逓減、ディーヴァーのプロットへの慣れというのが如実に感じられたのも事実。ジェットコースターのようなスピード感がすべての小説ではあるのだけど、ミステリとしてみれば物足りなさを感じてしまう。ということでマイナス一点。 | ||||
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今回の作品は映像や聴覚でだますマジックというかイリュージョンが様々なところで使われるので、正直文字でよんでいるのはしんどいときもありましたが、プリンセステンコーってすごいんだー、などと感心したり、普段はしらない世界をのぞきみれて楽しかったです。正直今までの作品と比べると犯人がわかったときの驚きは少なかったし、何で最初方のの殺人とかが必要だったかもわかりませんが、やっぱり二転三転して驚きました。でも、その展開に整合性をもたせた結果、いきおいで展開をすすめる豪快さみたいなものは減ったきがします。とはいえそろそろまんねりかなーと思いつつ読んでいたくせにあっさりだまされてしまったので次回作がでるのを楽しみにしています。第二段以降とかは映画化しないのでしょうか・・・? | ||||
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ミステリの仕掛けがどうの、タネ明かしがどうの、ってよく言われるけれど、 それ以前にディーヴァーは人物の設定と描写がしっかりしてますよね。 単なる謎解きだったらこんなに感情移入して読めないし、のめり込めないもの。 心臓をわしづかみにされるような場面は少ないけれど、 あたかも手品師の指の上をひらひらと行き来するコインのように、 読者は翻弄されてしまいます。 というか、私はされるのが好きなんですけど。 証拠物件とともに様々な人生をあらわにしてくれる手法が、ライムの魅力を倍増しています。 次なるイリュージョンも、待ち遠しいです。 | ||||
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今回はリンカーンも手玉に取られるやり口で、さすがのリンカーンも脇役(奇術師の見習い)が必要になるという設定で、従来のパターンとはいささか趣が異なっていますが、相変わらずのわくわくどきどきの展開で、十分楽しめました。英語も今回は専門的な用語が少なく、比較的初心者でもどんどん読み進められると思います。ペーパーバックを読みたいけど途中で挫折するのでは、と心配の向きにはお薦めの一冊です。 | ||||
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やはり、すごいと思う。シリーズ5作目となり、今回の犯人は魔術師、まさしく消えるのです。ライムとサックスが翻弄されながら、犯人逮捕への協力者としてカーラの登場である。今回はこのカーラの存在がとても大きいし重要である。カーラが犯人のトリックを見抜く場面では読んでいるほうもなるほどと思い感心させられる。毎度の事ながら展開が速く、読者を飽きさせないところはさすがである。シリーズ物にありがちな弱点を感じさせないところはお見事でした。次回も期待します | ||||
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やはり、すごいと思う。 シリーズ5作目となり、今回の犯人は魔術師、まさしく消えるのです。 ライムとサックスが翻弄されながら、犯人逮捕への協力者として カーラの登場である。今回はこのカーラの存在がとても大きいし 重要である。カーラが犯人のトリックを見抜く場面では 読んでいるほうもなるほどと思い感心させられる。 毎度の事ながら展開が速く、読者を飽きさせないところはさすがである。 シリーズ物にありがちな弱点を感じさせないところはお見事でした。 次回も期待します | ||||
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プリンセス・テンコーまで登場する作品ですが、「奇術師(プリースト)」へのオマージュのような気がしてなりません。「消された男」の原題はイリュージョニストのことでしょうが、prestigeが元々奇術師を表す意味などにも言及しており、「奇術師」を意識しているように思えます。NYの警察が手玉に取られる中、ライムは事件解決に向け活躍しますが、今回の緊迫感は今までにはないモノです。 | ||||
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プリンセス・テンコーまで登場する作品ですが、「奇術師(プリースト)」へのオマージュのような気がしてなりません。 「消された男」の原題はイリュージョニストのことでしょうが、prestigeが元々奇術師を表す意味などにも言及しており、「奇術師」を意識しているように思えます。NYの警察が手玉に取られる中、ライムは事件解決に向け活躍しますが、今回の緊迫感は今までにはないモノです。 | ||||
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今回の敵はタイトルどおりイリュージョニスト。読者であり、イリュージョンの観客でもある私は、魔術師に騙され、ライムに騙され、ディーヴァーに騙されます。でも、その時間のなんと幸せな事でしょう。読み終わった瞬間から、次回作が待ち遠しくなります。いつも、魅力的な脇役でも楽しませてくれるディーヴァーですが、今回は協力者となる女性イリュージョニストの活躍も必見! | ||||
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これが現時点の Lincoln Rhyme シリーズの最新作です。今回は犯人の Magician が次々と繰り出す「気をそらす (Misdirection)」技術に翻弄される Lincoln の姿を強調し過ぎるあまり、Lincoln の影が少々薄くなっている感があります。目の前に犯人(Conjurer: 手品師)がいるのにあっさりと逃がしたり、捕まえても体の中に埋め込んで隠しておいた小道具でアッという間に逃げられてしまうというような感じで警察の威信は全くありません。この話の中に Amelia Sachs の巡査部長への昇任試験がからみますが、史上第3位という高得点で試験を終えた Sachsに思いも寄らぬ運命が待ちかまえています。今回はどちらかというと、Lincoln Rhyme が脇役という感じで、Jefferey Deaver お得意の五転六転するプロットを転がすのは観客を魅了することが仕事の魔術師の役目になっています。毎回同じ筋書きの水戸黄門式のプロットではなく、いろんな視点と角度から Lincoln Rhyme と Amelia Sachs の物語を書き続けてくれるので、飽きるということはありませんね。 | ||||
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日本語訳2004年10月15日(原作2003年)発売、ジェフリー・ディーヴァーの最新作にしてリンカーン・ライム・シリーズの最新作。リンカーン・ライム・シリーズの第5作にあたる本作は、『石の猿』を執筆中に「どうしてもライムに解決させたい事件」のインスピレーションが浮かんでしまったエピソードで有名な作品でもある。本作のインスピレーションのきっかけは彼のWEBによると、ビジネス・パートナーの息子とニューヨーク名物の「ビッグ・アップル・サーカス」を見に行ったことかららしい。そこで彼は早変わり芸人のショーに圧倒される。これが本作のイリュージョニストの原形となった。彼の頭脳の中で、このように一瞬にして姿を変える犯人と逆にベッドに縛りつけられてほとんど動けないライムとの対峙から派生するプロットが一瞬して生まれ出たに相違ないことが想像できる。彼は当初のそのインスピレーションにマジシャンに対する一層の研究・知識を加え、誤導のための何重もの複線、何度も曲がる変化球のようなプロットに仕上げている。それは、まるで一流の魔術師(イリュージョニスト)が完璧に彼の演技で観客を思うがままに翻弄し、誤導させるかのように、読むものをいつものジェットコースターな筆力で、ぐるぐる回転させてくれる(●^o^●)。いつも違う手数で決して読む者を飽きさせないその筆力。サービスでちょこっと『悪魔の涙』のパーカー・キンケイドを登場させたり、プリンセス・テンコーのくだりも出てきたりと、ファンを実に大切にしている。ジェフリー・ディーヴァーこそ真の魔術師(イリュージョニスト)、余りの面白さに他のことが全く手に付かなくなる僕らこそ『The Vanished Man(不動にされた男)』である。傑作! | ||||
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ライムとサックスのコンビもの、シリーズ第五弾になるのでしょうか・・?やはり第一作目「ボーンコレクター」に比べると勢いが感じられないです。これはシリーズ物に付き物の「人物描写」がだんだん問わず語りになってきているためと思われますが売りである科学捜査の「現場検証」すらサラッと書いているので今ひとつ不完全燃焼・・・という感じです。現場に残された遺留品からジワジワと犯人に迫るという緊迫感も減ってしまい、サックスが現場に行ってライムの手足となって捜索するあの独特の感じもありません。これは前作にも言えますが、シリーズを重ねるにしたがって薄れてきているようで、残念。 ライムとサックスの恋の行方はあくまでもサブストーリーでいいと思うんだけど・・・犯人も単に「性格の歪んだ勘違いな奴」っていうのも今ひとつ・・・悪と戦うというより、変な奴に踊らされただけって感じです。ただし、やっぱり読ませる!あっという間に完読しました。 | ||||
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The Empty Chair, The Stone Monkeyとやや物足りない作品が続いていましたが久しぶりにLincoln Rhyme シリーズに活気が戻ってきた感じです。相手はマジシャンですから変装もトリックも何でもあり、どんでん返しにつぐどんでん返しが待っています。マジシャンによる"misdirection"-相手の注意を誤った方向に向けさせてそのすきに別の目的を達成するものですが、これを何度と無くやられることになります。そして作品の中の警察だけではなく、恐らく読者もその"misdirection"に騙されることでしょう・・・私は注意していたのにも関わらず、いやだからこそ裏をかかれました。難点をあげるとすれば、やや動機など全体を貫くストーリーが弱いことでしょうか。その分減点しましたが、めまぐるしくふりまわされるミステリーを読みたい方にはオススメします。 | ||||
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期待度が大きすぎたのか、物足りなさが残ります。事件が解決しても、まだ数十ページ残っていると、必ず大どんでん返しが待っているのがディーバーの作品。いつものジェットコースターと比べると、アップダウンは緩やかです。「Empty Chair」や「Coffin Dancer」を超えるか?という期待は裏切られましたが、マジックの話は面白く、とても楽しく読めました。 | ||||
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前2作「The Empty Chair」と「The Stone Monkey」は番外編的なイメージを受けて、ちょっと心寂しく感じたが、今回は正統派ライムシリーズといった感じで心底楽しめた! 前2作では一人よがりな印象を受けたライムとアメリアの関係も、今回はサラリと描かれていたし、カラの存在もうまくストーリーに絡み合い、爽やかな後読感だった。ディーバーが書きたくてたまらず書いたと自分で語っていただけの事はあると思う。 | ||||
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