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騎士団長殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
騎士団長殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全721件 561~580 29/37ページ
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歴史に無知な人は小説を書くべきではないとつくづく思いました。中共の独裁政権に媚びてまでノーベル賞が欲しいのでしょうか? 情けない限りです。 | ||||
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歴史書は一時資料の情報を掲載しますが この本にそんなものはありません。 この本はフィクションですから。 一次資料を調べたかどうかの情報すらありません。 しかし、実在した日本軍を出し 「南京事件」があった、40万人の虐殺があったと 登場人物に事実であるかのように語らせています。 中国と日本との間で見解が分かれている 注意が必要な歴史解釈について 何の証拠も提示せず、調べた気配もなく 中国側の見解のみを事実であるかのように書く これは文学ではありません。 文学の顔をした中国共産党のプロパガンダ、政治広告です。 職業倫理を犯した文学への冒涜です。 | ||||
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めったに悪いレビューを書かないのですが、ちょっと思うところがいろいろあり。 ノルウェーの森、ねじまき鳥、海辺のカフカ当たりがすごく好きで、好きな作家としていつも村上春樹をあげています。 村上春樹の久しぶりの長編小説ということで、本当に楽しみにしてたのですが、今までの本にでてくる登場人物があまりに似すぎていること、今までの本よりも性描写がやたらと多く、露骨な感じがして、全然物語が入って来ませんでした。。 心の深い部分に刺さる言葉が何もなかったのが残念。 どなたかもレビューで書いてましたが、自分の内側から書いているのではなく、頭で書いているような感じで。。 村上春樹の作品で、はじめて読み終わったら古本屋に持って行こうと思いました。。 しばらくしてよみなおしたらまた違う感想になるかもしれませんが。。 あくまで個人的な感想ですが! | ||||
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本のレビューなど初めてだが、どうしても言いたい。 彼の長編は三作しか読んでないが、いや読んでないからこそ、どうしても「ノルウェイの森」と比べてしまう。 本当に同じ作者なのか?だとしたら激しすぎるだろ。劣化が。 「大虐殺の嘘を真実のように書いてある」などと話題になったが、そんなこと(失敬)が些末に感じられるほどに酷い。 ハルキストさん達にも言いたい。何でもかんでも持ち上げるのは彼の為にならないぞ。「村上春樹の代表作」として、本当にコレを推薦できるのか? あまりに大きい落差に心底がっかりしてる。 この本の作者に言いたい。 「お前は村上春樹を名乗るな」 | ||||
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自己模倣するもののかつての輝きは遠い といった印象です。流麗な文体、比喩の巧みさ のような魅力ある点は薄れて、というか 濁ってしまったように思います。 空気感というか、世界との距離感というか そういったものの魅力も欠けてしまって いるように思います。 | ||||
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ハードボイルド→ねじまき鳥→カフカ→1Q84と長編小説が続き、その後、本作が刊行されたが、 ここまでの長編小説群の重要なモチーフがちりばめられており、総まとめ的な内容になっている。 また、パラレル形式になっておらず一本調子で物語が進行しているので、従来の小説に比べより 内容が深化している。 最初の30ページ近くはゆっくり物語が進行し、日本語も丁寧に使ってあるので、文体に浸っての んびり読んでいたが、40ページを超えるあたりから俄然スリラー的な内容になり、ゆっくり読むど ころの状態ではなくなり、発売日から5日後に読破していしましました。 主人公を絵描きにしたのも斬新であり、メインテーマになっている絵画も文章だけで充分その内 容をイメージできる。やはり、春樹は只者ではない。 第3部の発行を期待する声もちらほら聞こえるが、第2部で充分内容が完結しており、余計なことは しない方がいいと思う。 そうすると、春樹の柱になっているメインの長編小説はここで打ち止めされそうな感じがする。 しかし、一方で、スプートニク→ノルウエイ→国境の恋愛小説群がある。願わくば、恋愛小説で今回 同様、より発展させたものを執筆されることを待ち望む。 | ||||
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今作品は、素人目で偉そうに言わせて貰えるならば村上春樹氏の集大成であり最高傑作だと思う。三島由紀夫にとっての「憂国」が名刺代わりだとすれば、村上春樹氏にとってこの「騎士団長殺し」がこれから名刺代わりになるのではないかと思う。村上氏の好きなスコッチ、音楽、女性の胸、官能的な女性とのセックス、絵画そして「グレートギャツビー」それらの要素をぎゅっと濃縮して氏独自に美しく再構築させた手腕は流石としか言いようがない。そして、今回その要素のなかでも一際際立つテーマである絵画についてだが、日本文学史上でも絵画を取り上げた名作は、山のようにある。漱石の「三四郎」、芥川の「地獄変」、夢野の「ドグラマグラ」などあげればきりがないが、今作品は今まで主にアメリカ文学を手本にしてきた村上氏がこれら過去の日本文学へ挑戦状を叩きつけたのではないかとも感じられ一層興味深い作品に感じられる。 フィッツジェラルド、チャンドラー等を手本にした氏独特のシニカルな文体はこの作品でももちろん健在。是非とも多くの人に手にとって頂きたい。美しい日本語で彩られた美しい世界が極上の読書体験をもたらしてくれることだろう。 | ||||
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騎士団長殺しの描写。日本画とされていたが私が想起したのは、ダ・ヴィンチ『受胎告知』だった。絵画が登場した第一部から。結局ユズはマリアのように、誰とも分からない子供を身籠る。そこには騎士団長も顔ながもいないし、血も流れていない。ただのイメージ。 それが小説の面白いところ。想像が読者によって創られる。明確な絵をもたない、物語の世界。主人公によって描かれる肖像画もまた、物語の中でさえ靄がかかっている。勝手なことを考えても誰にも怒られない。国語のテストなんて気にしない。(もしかしたら正解はあるのかもしれないけど…だからノルウェイの森のように映像化しないでほしい) 抽象的な比喩の世界から、現実の世界(ただの現実ではなく、311の震災の起こるノンフィクションの世界)へ。明確に線が引かれ、現実の世界で物語が終わる作品は今までに無かったのではないか。 2部の途中、正直遅々とした物語の歩みの遅さに苛立った場面もあった。堂々巡りを繰り返すような展開に眠気を覚えさえした。この微睡み(まどろみ)こそが、この物語の真髄なのだと思う。 性(生)、食、眠。それぞれの人間の欲が強調され、曖昧にされ、忘却される。気が付くとどれかがどれかに成り変わり、勘違いする。 時間がたつと細かい部分では大きく成長しているような部分でも、大きな視座に立つとほとんど変わっていないような…。本文であからさまに強調されている女性の胸の膨らみのように。 成長するも、大きくは変わらない人間の本質を描いた示唆的な作品だと感じました。これまでの作品とは似ているようで、全く似ていない気がします。 読んだあと、どこかマイナスな気分にならないのは不思議でした。私にとって今までの作品は、ダイナミックな魅力はあるものの、元気付けてくれるようなものではなかったものですから。 | ||||
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まりえ =ふかえり 免色=五反田 残り物で作った工夫料理みたいな 異世界から戻るパターンもカフカや1Q84となんら変わらない 村上春樹の限界? | ||||
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村上ワールド楽しませていただきました。 雑木林の穴にまで死に物狂いで辿り着くまでの間、まりえを探すために混沌としたイデアの世界をぬけてやっと戻ってこれたのに、まりえは免色の家に忍び込んでいただけだったオチはそうきたかと。 まりえも騎士団長に出会ったが、そこで何か違うところに導かれたりすると面白いのにと思ってしまった私は凡人でしょうか。 ペンギンのお守りの行方が気になるためこのまま終わらず続編があることを期待したい | ||||
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そこまで期待せず、いつも通りの村上さんの小説だと思って買って、十二分に楽しめた。それで十分では。。。。 | ||||
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もしこの小説がここで完結してしまうとしたら、評価は★2.5ぐらいが妥当だと思います。 もちろん悪くはないし嫌いではないんだけど、ここで終わってしまったら、今この作品を書くという意味があまり感じられないと思うからです。 第2部が終わった時点では、はっきり言って、「過去の村上春樹の総集編」とか「キャリアの総括」みたいなものを感じてしまうことが多かったです。 事実、過去作をモチーフにしているとおぼしき描写や登場人物などがたくさん出てきます。そもそも一人称の物語に戻っているあたりも原点回帰的な趣きも感じられます。 しかしこの作品が、ただのそういったキャリアを総括する原点回帰モノだとは僕は思いません。 というのも、第3部が書かれるであろうということ(あるいは第3部が書かれなければならないであろうということ)が、第1部と第2部の各所にちりばめられていると感じるからです。 そして、その第3部こそが、今現在の村上春樹がもっとも書きたかったこと(そして書かなければならなかったこと)であると思いますし、それが村上春樹にとっての「白いスバル・フォレスターの男」であるのだと思います。 今までは「描いてはいけない」という強いメッセージを感じて描くのを躊躇い、未完成のままにしておいた部分。第3部でそこに踏み込んでいく予感がしてなりません。 (前作の「色彩を持たない〜」も、「自分が見たいものを見るのではなく、見なくてはならないものを見る」というテーマが推進力になった作品だと思うので、その点ではそれをさらに深いところへ進めていく、とも言えると思います。) というわけで、僕は第3部が出るという前提でこの作品を捉え、この作品を現時点で★4としたいと思います。 来たるべき第3部に向けてのすばらしいプロローグというふうな印象を受けています。 ただし僕の予想が完全に外れていた場合は冒頭で言った通り★2.5ぐらいの評価になります。 おそらく1年後ぐらいに答えがわかるのでしょう。(そしてもしハズレていたらとても恥ずかしい…) | ||||
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老人のだじゃれを良心により聴いている気分にさせて頂ける本ですね。昔でいうところのバザーで10円くらいが適正かな。 | ||||
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ノルウェーの森とか19何年だかのピンボールとか読んだけど、ものすごく違和感が有った。その理由がこの作品で分かった。この作家は、心の底から日本が嫌いなんだわ。大江健三郎や瀬戸内寂聴とおんなじ。 | ||||
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久しぶりに面白かった。ねじまき鳥クロニクル以来かと。一巻の途中で騎士団長が出てきたときは、ああまたか、と思ったものの、結果として違和感ない物語になっている。最後の文章を読み終えた瞬間、泣きそうになってしまった。 次は、ポール・オースターの冬の日誌だ! | ||||
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最初のプロローグだけを読むだけで、興味が涌いてきてしまいました。<顔のない男>が肖像を描いてもらいに来た、、、休みの時間を利用してゆっくり読みます~ | ||||
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読み終えるのが惜しくてちょっとずつ読もうと思ってるのについ読んでしまったり。まったく展開がわからない。本当にすごいことだと思います。他の小説はこうはいかない。 いま小説は商品になってしまっていて、裏に編集者がいて売れそうな作品しか世に出してもらえないわけで、いかにして売れる作品を書くかって感じでテクに走ってどんどん窮屈になっているように思いますが、村上さんは降りてくるものを、流れてくるものを書いているんだと感じます。そう、村上作品は理解しようとして考えるべきではなく感じるべきなんだと。だからこんなに魅力的なのだと。いつまでも余韻が胸に残るのだと思います。でも読み終わっちゃって寂しいな。いつまでも読んでいたかった。こんなに没頭できる本は滅多にないです。 レビューが荒れてるようですが、星ひとつのひともすぐに買ってちゃんと読んでるわけだから、すごいなー。 | ||||
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僕は村上春樹さんのアンチでも「ハルキスト」でもないのだが、作者の長編はすべて読んでいる。 前作『多崎つくるー』で登場人物の心理描写と思弁的な会話でテーマがもろに書かれてしまっているのを読み、「もうダメなんだろうなあ」という印象を受けていた。だが、本作の前半では主題が露骨に書かれてしまう事もなく、主人公の『私』が免色と様々な要因で自身のコアに目覚めていく様が説得力を持って描かれており、村上春樹さんも少し復活したのかな?という印象を受けた。 だが、作品全体のモチーフやアイディアに具体的な色彩が乏しく、過去にはあれほど卓越していた比喩も凡庸に堕している。これは完全に創造性の枯渇だろう。そして、下巻の免色と私の思弁的な会話でテーマがもろに書かれてしまっている。 そもそも小説は自分の表現したい事を直接書くのではな、く具体的なモチーフに縫合して表現するものだ。この件も著者の才能の枯渇以外の何物でもない。それとともに冗漫で退屈すぎる。 更に特に目についたのは下巻の筆致の荒れだ。村上春樹さんのあれほど流麗な文体は何処に行ってしまったのか・・・?その位酷い。著者は以前エッセイでゲラの段階で執拗に書き直しをすると断言していたが、そこまでやってここまで酷いのかと目を覆いたくなった。通常の作家ならば編集者にボツにされている水準だ。もうブランドネームと化した著者には編集者も助言ができないのだろうかと疑いたくなってしまう。 そして、本作のキーになるイデアの騎士団長も『ダンス・ダンス・ダンス』時点での『羊男』の焼き直しのような既視感が否めない。 一種のオーソリティーと化した著者は国際政治情勢のしがらみがなければノーベル文学賞も受賞するだろう。同時にマスコミの取り上げ方で過去作の売り上げも上がるだろう。だが、ここまで低レベルの作品しか書けなくなった村上春樹さんは、もう長編作家としては一切期待できないところまで来てしまっているというのが率直な読後感だ。もっと露骨に言えば、がっかりだ。 | ||||
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主人公に名前がなく、「私」で通している。ダンス以来か。あれは「僕」だったけど。 やはり村上春樹の主人公には名前がない方が上手くいく。ノルウェイは例外として。 ねじまきどり以降は構えが大きくなってしまい、この作者の守備範囲を超えていた気がする。 構えが小さくて好ましいし、何となく初期作品への回帰を感じる。 しかし全く必要ないところで「火星の運河」とは?しかも全然乱歩的ではない。 乱歩を知らないのか?知ってて書いたのか?「火星の井戸」の回帰だからいいのか? 気になる。 | ||||
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発売されてから1週間、ゆっくりと時間をかけて第1部を読み終えた。現在文章を味わいながら読める数少ない作家の一人である。村上春樹の作品は、『風の歌を聞け』から殆ど読んでいる。 初期の頃に比べて大分読みやすくなった。初期の頃から一貫して同じテーマを扱っている数少ない作家の一人である。初期の頃に村上龍との供書で『ウォーク ドント ラン』と言う作品がある。この中で村上龍は、春樹が登場して自分は大分楽になったと言っている。この後二人は異なった道を歩み始めるのだが、この二人が今世紀を代表する作家になった。 この作品では、155ページに免色 渉の名刺が印刷されている所あたりから村上ワールド全開になる。死んだ妹と、別れた妻、謎の人物免色氏、スバル•フォレスターの男そこに騎士団長が加わり物語が展開して行く。生と死、異界、 悪、ファンタジー、ユーモアが交わり村上ワールドが構築されていく。第2部で物語がどう展開していくのか楽しみである。 | ||||
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