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騎士団長殺し



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騎士団長殺しの評価: 3.46/5点 レビュー 721件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全721件 701~720 36/37ページ
No.21:
(4pt)

メール便て…

アマゾンで注文し、北海道ではありませんが、当日の夕方になっても届かなかったので、仕事帰りに近くの書店で買ってしまいました。アマゾンから届いたのは翌日の11時30分頃。それも、宅急便ではなく、何とメール便。メール便て…。申し訳ないのですが、こちらは返品させていただきました。
感想は、「ねじまき鳥」、「ハードボイルドワンダーランド」、「レキシントンの幽霊」を合わせたような村上ワールド。「1Q84」よりは好きですが、他の方が書いているように、既視感たっぷりかな。第3部があると思うので、とりあえず楽しみにしています。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.20:
(4pt)

村上春樹として集大成?

村上春樹自身の「小説」という「芸術」に対する姿勢を、画伯の主人公を描くことで提示、暗示、示唆しているように思われた。数々のインタビューで氏は自分が書くのではなく、登場人物が書かせてくれると公言している。
また節々で自作からの引用なるものが見受けられた。世界の終わり、ねじまき鳥、海辺のカフカ、1Q84らを重ね合わせ一つの作品としたものがこの『騎士団長殺し』と言っても大過ないのではないか。読んでいる途中に氏は作家人生の集大成を完成させにきたのか、と先を急ぎながらページを繰ったほどだ。
とはいえ、既視感を抱きつつも新しい境地に達してきたのは確かだし、春樹ワールドも健在で楽しめた。続編が出るかは定かでないが、まだ分かりかねる箇所もあり、これから時間を味方につけようと思う。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.19:
(5pt)

最初の一行ですごい小説だとわかるみたいな

最初の一行からすごかった騎士団長殺し
「顔のない男の肖像画を書く」
騎士団長殺しが出てきた辺りから物語が変貌するような
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.18:
(5pt)

これぞ村上春樹。

ページをめくる手が止まりません。
ここ何作品かでも、「これぞ村上春樹」的作品と言えるのではないでしょうか。
先が気になって仕方ない!
独特な、それでいて流れるような文体の中に、普段は意識しない心の奥のどこかに触れてくる内容が詰まっています。
村上春樹と同じ時代に同じ国で生まれてよかった。
表紙のデザインだけが好みじゃないので(すみません)、文庫版に期待。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.17:
(4pt)

まりえ

謎めいているというか、周到に用意されている世界が展開する。
過去と現在が交錯し、極みに向かおうとしているように感じる。
絵画と音楽の深淵がまだ見えてこない。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.16:
(5pt)

文字があるだけでありがたいのに…

昔、つかこうへいの編集者が「あんたの本は文字があるだけで売れる」と言ったそうですが…、

待望の村上春樹さんの本、私にとっては文字があるだけでありがたいのに、今回の「騎士団長殺し」

とても面白いです!

聞いたことのない高級な固有名詞が結構出てきますが、想像で補いながら「超」リッチな世界を味わうことができます。

私にはちょっとスノッブが過ぎる…と思いながらも、知らないものが分かっていく喜びがあります。

きっとオペラの知識がある方は楽しくてたまらないでしょう。歴史好きな方も。

巧みな比喩が復活していて、登場人物の会話にも違和感なく読み進み、あっという間に第1部読み終えました。

各章ごとにつけられた小見出し、文章の抜粋(?)なので、探す楽しみがあります。(小テストとして活用)

読んでいて、印象的な文章が見だしになっていることに気づいたら得点できた気分です♪

また、装丁に清潔感があり、紙の質感や活字のフォントなどが丁寧です。表紙は,「第1部…」の部分が

「OA」関連の書物に似てなくもないですが、すっきりと綺麗です。新潮社さん素敵。

こんなに楽しめて満足感があるのに、今どき2,000円でおつりがくるなんて。

とても素晴らしい週末が過ごせました。

村上春樹さん、ありがとうございます。

面白くないかも…なんて思って1部しか買いませんでしたが、今から2部を買いにいきます。

展開を予想しながら…。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.15:
(5pt)

顔をもたない男のメタファーの謎!

稀代のストーリーテラー村上春樹の極上のエンターテイメント作品が7年ぶりに出版された。オープニングで肖像画を描く画家の主人公が夢の中で顔をもたない男から肖像画制作を依頼される。顔をもたないということは肖像画を描くことが不可能であるということを意味する。不可能事を可能にするためには見えない他者の顔を見つけて表情を読み取る必要がある。この小説の主題は他者の他性である。そして家を提供してくれた老日本画家の作品「騎士団長殺し」をどう読み解くか、物語はこの謎を巡って展開される。日本画家が西洋中世に生きた「騎士団長」を描くというのも逆説的だ。何とも不思議な小説だ。『1Q84』や『世界の終わりとワンダーランド』の手法であったA→B→A→Bという物語展開の二重構成は今回では採用されていない。『ねじまき鳥クロニクル』で提示された壮大なスケール、特に第二次世界大戦のクロニクルや邪悪なものの導入は今回は見られない。歴史的なものと邪悪なものがないというところは、本作のスケールをやや小さくしているように感じさせる。前作『色彩を持たない…』以来、村上作品が小粒になったという印象は否めない。その分登場人物を意味深く描く手法を著者は開拓してきたように感じられる。『ねじまき鳥…』は主人公の妻の謎の失踪から物語で始まったが、本作は妻の突然の理不尽な別れ話から物語が展開されていく。夫婦にとって相手を互いに理解することがそもそも謎めいていて、どこか理解困難な部分がある。そもそも他者を理解することは難しい。哲学者のレヴィナスは他者の他性を他者の顔に見出し、至高者、無限の存在として他者の他性を考察したが、村上春樹はもしかしたらレヴィナスを読んだのかもしれない。他者の顔、絵画のメタファー、イデアの顕れなど今回の村上作品は哲学用語が見出しに登場する。これが村上の新境地かもしれない。今後の展開を楽しみにしたい。成熟と表現の深まりを感じさせる期待作だ。お勧めの一冊だ。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.14:
(4pt)

初めて世界に踏み込みました

村上春樹さんの本初めて読みました。
TVでファンとアンチが議論しているのをみて
ついに本屋で購入してしまいました。

私にとっては「心地よい世界」という第一印象です。
読みやすく、「先を読みたい、先を知りたい」という感じで
まず一気に第1部を読了しました。
「こんな表現があるんだ」と思わず笑ってしまうこともしばしば。

「騎士団長殺し」という絵画とストーリーの関連性、
謎の多い登場人物達等々が「その世界にのめりこむ」要因かなと
感じました。

繰り返し読み込んでもっと「味わいたい」と思います。
味わいつくしてから「第2部」へ進みます。
いつまで第2部に進むのを我慢できるか???
楽しみです。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.13:
(5pt)

イッキ読みしました!

こんなの読みたかった!
そう思える村上春樹的な作品でした。世界の終わりやねじまき鳥とかの雰囲気もあり、面白かったです。村上春樹さんの衰えない創作力はホントに素晴らしいです。しばらくしてもう一度読んだら、また新たな気持ちにさせてくれそう。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.12:
(3pt)

自主規制?

小説の内容についての評価ではありません。星をつけないと書けないので★★★にしました。
主人公の家に車できた客人がウィスキーを飲んだ後、車で帰ってから主人公が「酒が強いのか全く普段と変わらない云々」みたいなことを独白する描写がありましたが北海道のタバコポイ捨ての件がよほどトラウマになっちゃんたんでしょうか。
それとも編集のおせっかいなのか、とにかくその部分で急に作品世界から世俗に戻されてしまいました。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.11:
(3pt)

消化不良でした。

最初の導入が謎めいて楽しそうなので いつこのシーンと繋がるのかを楽しみにスタートすると、しばらくは相変わらずの村上作品で登場するキャラ、小難しいこと考え料理作り音楽聞いて、なんだかんだで女性を求める「やれやれオヤジ」がまたまた主人公なことに呆れながら我慢していると、中盤から村上異次元ワールドが始まり、おお 盛り上がってきたか、と思わせる第一部でした。
点数は二冊読んでのものです。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.10:
(5pt)

読み終えたくない

今第二部の途中まで読んでいるが、第一部の半分くらいから「早く先が読みたい。でも読み終えたくない」という感じでいる。面白い夢を見ている途中と同じで、結末はなくてもかまわないくらいに思う。
こういう感覚は、小説としては全く異質だが、初めてドストエフスキーを読んだ時と似ている。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.9:
(4pt)

むろ

最後に希望が見える作品。
題名にとらわれない話の展開とそれに続くストーリーが練られている。
これは何度も読み返しそうだ。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.8:
(4pt)

本物のしるし

大江健三郎が「あいまいな日本の私」のエッセイの中で井伏鱒二について書いていました。

「よい小説家は自分の中で大切にしているイメージがある。」山椒魚や黒い雨の中に同じ描写があることを

述べたものですが、「騎士団長殺し」に限らず、村上春樹さんの作品を読んでいると、彼が気になっている

(そして大切にしているであろう)いくつかのものが書かれた過去の作品が顔を出してきます。

「個人の中にあり、個人を超えるもの」「地下の世界(暗闇)」「井戸」「女性の胸」

「歴史」「独裁者への静かな怒り」「自動車」「性的興奮」「ワードローブ」「耳」「(神がかった)受胎」

などが今回も散りばめられていました。安心感あります。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.7:
(3pt)

消化不良でした。

第一部で、まず後日談を導入に入れておき、それを少しづつ どうそこに繋がるのかの謎解きが進んでいくと期待しての第二部ですが、ファンタジーのようなことが起こるわりには投げっぱなしに近く、プロローグとのつながりもあれで繋がってるんだよと言えるかもしれませんが
簡単に言うと、あまりに説明不足。 これもしかして三部を出すのか? でも家も絵も燃えたならやはりこれで終わるんだよな、、 と読後感にカタルシスなし、でした。騎士団からドンジョバンニの予想はありましたから、ラストもそっち系なのかと。。ファンタジー騎士団長、みなさんどんな姿をイメージしましたかね? なぜかワンピースの錦えもんが浮かんでしまい、アタマから離れず困りました。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.6:
(5pt)

マイルドな感じです。

今までの作品と重なる要素があり、よい意味で「村上作品を読んだ!」という感覚です。

血なまぐさや、なんだかよく分からない暗さや怖さ(といっていいものか…)があまりないので、ハードな村上作品が好きな方には物足りないかもしれません…。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.5:
(5pt)

スリラーです!射精小説です!

村上春樹もトウがたってきたかな、冗長すぎるかな?って気がしだしたあたりから、急にお話が、めっちゃ&むっちゃ面白くなってくる。怖い怖いスリラー!怪談噺的にも、男女間のあの方面のことでも・・・・怖いことには違いない。

 シーンの切り替えのきっかけ&場の持たせ方として、男性に射精させるという村上文学の常とう手段が、本書でもいかんなく発揮されている。この第一部の前半だけで、10回は射精!‥‥さらには女性の受精シーンも…
 職業柄、”写生”はするんだけどね・・・・ま、いいか!

 これらをまくらにしておいて、肝心の「騎士団長殺し」・・・そこは、「これって何?」「なんで、こうなるの?」っていう読者の思いも膨らませつつ、しっかりと面白く・・・この辺のストーリー・テリングはさすがに上手い! 読ませる!
「もう、村上作品は読まない!」「ひどい作品だ!」っていう連中でも、結局、最後まで読んじゃうんだよね。

 老いたる画家・雨田具彦の「ドン・ジョバンニ」をテーマにした秘めたる絵画、日中戦争時の南京虐殺事件、ジャガーを駆るIT&デイ・トレード長者、セフレ熟女、「森の中の穴」、胸が膨らみ始めた13歳の少女、東北の性欲充満女、白いスバルフォレスターの男・・・で、やっぱり村上文学常連アイテムの井戸(?)・・・これらのキャラが、映画のように、パノラマ風景風味で見えてくるのだ、これが村上春樹作品の特徴かも、読者の想像力を掻き立てる・・・・

 でも、「射精」廻りの表現は、Jay Rubinn とか、Alfred Birnbaumが上手く整理して英語に翻訳してくれないと、これでノーベル賞は今年もちょっとしんどいかもね…

(P.S. 朝日の書評で斎藤美奈子センセが”ハルキ・ワールド”入門書!って言ってたけど、中・高校生にはちょっと早いかな・・・・よいこは真似しないようにしましょう)
(P.S. ロバート・キャンベルは、「私」が再生する物語!って、そこそこ評価してるみたいだけどね‥…)
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.4:
(4pt)

ザ・村上春樹

最初は性的描写が多くて戸惑ったけど全体的に見るとバランスの取れた佳品。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.3:
(3pt)

とりあえず、

まだ買ってないけど、やっぱり買ってしまう。前の人が言ってたように、タイトルが気に入らないけどとりあえず第1部を読もうと思う。しかし、ここで裏切られたらハルキ中毒を抜け出せるのだろうか。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.2:
(5pt)

緑、赤……、それならば第3部は、青、黄、それとも黒?

村上さんの『騎士団長殺し』が、漸く手元に届いた。落ち着いた始まりで、安心する。奇を衒うこともなく、どこにでもいそうな男性が、一人称で物語を語っていく。少し読んだところで、最近の村上さんの傾向なのか、どうしてもAdulteryの問題が出てくるのだが、いつものような粘液性は余りない。

恐らく村上さんの長編では、最良の作品ではないだろうか。もう70歳に手が届くと言うのに、言葉使いを観察すると、創作意欲が衰えていないことがすぐに分かる。

第1部が緑、第2部が赤、まるで『ノルウェーの森』みたいだ、あの本は上巻が赤、下巻が緑だったけれども、今回は緑、赤の順番だ。そして第3部が構想されているのだろう。それは青、黄、それとも黒、それとも違う色だろうか……。村上さんの想像力、創造力の世界に暫く浸っていたい。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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