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プレイバック



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プレイバックの評価: 4.20/5点 レビュー 50件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 41~42 3/3ページ
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No.2:
(5pt)

マーロウがチャンドラーの心情を語った最高傑作

この作品は訳者の清水俊二氏を含め、読者諸兄には多くの謎の部分を残した遺作だと言われているが、自分自身にはとても共感のできる部分が多かった。
中でも最大の謎の一つであるタイトルの「プレイバック」の意味は、最後の章をもう一度読み直してもらうと、実生活で年上の最愛の妻をなくしたチャンドラー自身の心情をマーロウが語っているのだということに気づくのではないだろうか。またマーロウに死後の世界を語るクラレンドン老人にしても、実は彼の言葉を通して晩年を迎えたチャンドラー自身が、己の死生観を吐露しているのではないだろうか?
誰が何と言おうともやはり本作は、「長いお別れ」などに続くチャンドラーの最高傑作として挙げたい。
プレイバック (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-3))Amazon書評・レビュー:プレイバック (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-3))より
4150704538
No.1:
(4pt)

魅力的な台詞の数々

前作の『長いお別れ』から4年以上の歳月を経て発表された作品ですが、あまりにも作風が変わっていて面食らいます。しかし、セリフは面白いと思います。第1章で出てくる、「クリスチアン・ディオールですわ・・・他のものは絶対に身に付けないんです」というミス・ヴァーミリアのセリフは、多分彼女の香水のことを指しているのでしょう。マリリン・モンローが記者に「寝るときに身に付けるものは?」と質問され、「シャネルの5番よ」と答えたのは何年のことだったでしょうか。読んでいてニヤリとさられる部分です。また、第23章の例の有名なセリフ、If I wasn't hard,I wouldn't be alive.If I couldn't ever be gentle,I wouldn't deserve to be alive.もカッコイイと思います。
プレイバック (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-3))Amazon書評・レビュー:プレイバック (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-3))より
4150704538

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