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大聖堂の殺人 ~The Books~
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大聖堂の殺人 ~The Books~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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何気なく手を出した第一作から気づけば最終巻まで一気に読んでしまいました。 本シリーズの魅力はやはり各「堂」のダイナミックな仕掛けではないでしょうか。 メインのトリックは「堂」の「回転」だとお約束になっているので、推理が苦手な読者としても完全には思考放棄せずに読み進められるのが丁度よかったです。 「リーマン予想」というどこかで聞いたような用語でしかなかったものが、まるで世界の真理そのものであるかのように扱われるのも新鮮でした。 登場人物達も丁度良いというか、全体的に年齢が高めなのが落ち着いていて好みでした。 特に「神」さんは終始何を考えているのか何がしたいのかよく分からないまま十和田さんと読者を翻弄しつづけてくれてよいキャラだったと思います。 シリーズ中盤では探偵役だった十和田さんすらよく分からない側に行ってしまい、○○にまで手を染め、時にはRPGごっこまでして、逆に目が離せない存在となりました。 最終巻まで読み終えてやはりお話としてはめでたしめでたしで満足ですが、結局神さんは煙に巻くだけ巻いてよく分からないキャラのままでしたし、十和田さんも探偵役を降りた後は最後までマスコット的な存在で終わってしまったように思います。 ただそういうよく分からなさが独特の魅力だった作品ですね。 | ||||
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数学的、哲学的な話が多めで少々重々しかったが、殺人事件の奇怪さと、そのトリックは秀逸でした。 ただ、このシリーズを通じて言えることですが、探偵役はいつこのトリックに気付いたのか、という謎はずっとモヤモヤしてます。ま、小説だからいいんですけど。 | ||||
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大仕掛けなトリックは、堂シリーズに相応しいが、巨大な殺人装置のような建築物を2度も作ったのは、リアリティーに欠ける。それらを「莫大な財力」だけで説明しているが、あんなものは、建築士や大工だけでは作れないし、技術者も必要だ。彼らの口止め料だけでも安くはない。 それとも、藤衞が宗教団体を率いていたときの信者が、未だに藤に盲従していて、その中に技術者もいた、ということだろうか。何だかオウム真理教を思い出して、気持ち悪い。 | ||||
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