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大聖堂の殺人 ~The Books~
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大聖堂の殺人 ~The Books~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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シリーズ途中までは(3冊目ぐらい)面白かったのですが…。 十和田先生の扱いひどいし、神がかってる主要人物3人を表現するのに鬱陶しいくらいページ割いてる(その割にはいまいち伝わってこない)し、肝心のトリックも何だか今までで一番つまんないしで。 すごく残念な読後でした。 | ||||
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何気なく手を出した第一作から気づけば最終巻まで一気に読んでしまいました。 本シリーズの魅力はやはり各「堂」のダイナミックな仕掛けではないでしょうか。 メインのトリックは「堂」の「回転」だとお約束になっているので、推理が苦手な読者としても完全には思考放棄せずに読み進められるのが丁度よかったです。 「リーマン予想」というどこかで聞いたような用語でしかなかったものが、まるで世界の真理そのものであるかのように扱われるのも新鮮でした。 登場人物達も丁度良いというか、全体的に年齢が高めなのが落ち着いていて好みでした。 特に「神」さんは終始何を考えているのか何がしたいのかよく分からないまま十和田さんと読者を翻弄しつづけてくれてよいキャラだったと思います。 シリーズ中盤では探偵役だった十和田さんすらよく分からない側に行ってしまい、○○にまで手を染め、時にはRPGごっこまでして、逆に目が離せない存在となりました。 最終巻まで読み終えてやはりお話としてはめでたしめでたしで満足ですが、結局神さんは煙に巻くだけ巻いてよく分からないキャラのままでしたし、十和田さんも探偵役を降りた後は最後までマスコット的な存在で終わってしまったように思います。 ただそういうよく分からなさが独特の魅力だった作品ですね。 | ||||
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数学的、哲学的な話が多めで少々重々しかったが、殺人事件の奇怪さと、そのトリックは秀逸でした。 ただ、このシリーズを通じて言えることですが、探偵役はいつこのトリックに気付いたのか、という謎はずっとモヤモヤしてます。ま、小説だからいいんですけど。 | ||||
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膨張の図解は間違ってるのでは? | ||||
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推理小説は読まないので(トリックが分かっても面白くない。今回は周木律がゆえ購入)、トリックなどはどうでも良いのですが、教会堂までの展開は面白かったです。あとは、2巻は大きな展開もなく、ほぼ予想通りかな。あれだけ、リーマン予想を煽っときながら、ちょっとしりつぼみ感有り。 | ||||
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シリーズを通して読み終わりましたが『教会堂』以降はまともな推理をせず ただただ「藤が導き神が解説する」だけでした。トリックも 「○○には~のような物理的性質がある」を提示するのみで 実行可能なのか,痕跡が残らないか等の検証を放棄しています。 エピローグ(?)が「研究に復帰した百合子が体験を基にした小説を “周木律”のペンネームで上梓した」と脱力ものでしたし、解説も担当編集者が 書いているなど内輪ネタ・メタネタで終わったのも残念でした。 追記:「日蝕に合わせてターゲットを呼び込む」というパターンを どこかで見た記憶があったのですが、『太陽戦隊サンバルカン』の最終回でした(笑)。 | ||||
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眼球堂の殺人が面白かったのと、密室殺人ものが好きなので全シリーズ読んだが、回を追うごとに面白くなくなってきているように思う。 本編の密室殺人よりも、数学や建物の持ち主の人格に対しての描写が多く、一気に読むには疲れてしまう。 | ||||
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ネタバレ含みます。 堂シリーズの総括として出版された本書ですが、今までの作品で描写されていた天才数学者藤衛の天才性、また堂シリーズのストーリー、それらに対する個人的な期待感が高すぎて、残念に感じました。 今回の核であるあたかも瞬間移動の如きトリックは、伽藍堂の二番煎じ感が否めず(加えて実際のスケジュールはトリック使えと言いたくなるような超人的体力前提。)また、遠隔操作による殺人はその装置を起動するタイミングが最終的には天才藤衛以外には運任せにしか見えなくて残念でした。 被害者に関してですが、それぞれの数学の分野の天才達であり、天才藤衛に誘導されて一人ずつ殺されるのですが—天才藤衛の天才的誘導の下にあった、天才数学者の天才的な性といわれたらそれまでですが—危ないとわかっていながら、しかも既に死者が出ている状態で一人でホイホイ出て行って案の定殺されているのも少し腑に落ちませんでした。 今作はこれらの粗を藤衛の天才的頭脳と超人的体力(主に体力)でカバーした殺人事件で、作中本人が連呼した"エレガントな証明"というものには泥臭い計算も必要だと考えさせられました。 教会堂の殺人装置を生み出した悪魔的発想力、鏡面堂でトリックを先読みして出し抜いた圧倒的天才性をトリック自体に反映して欲しかったです。 やや脇道にそれますが 被害者の一人は思わせぶりなキャラクターで自身を妖精と名乗るのですが、本当に思わせぶりなだけでただ凍死する中二病なのは如何なものかと思いました。 最後の解決パートでは、(過去作にて)オイラーの等式を例に出して、宮司百合子、うとう神、十和田只人が協力すれば藤衛に並ぶことができると散々言っていたのに、蓋を開けてみれば、もうこいつだけでよくね?的な感じになってしまっており、散々引っ張ってきた、闇落ちした元主役級の放浪の天才数学者、十和田只人に関しては実は腕力が強いという事が明らかになっただけでした(宮司百合子?知らん)。オイラーの等式とは一体なんだったんだという脱力物の結末です。十和田只人がどのように絡むのか?宮司百合子はどう絡むのか?とワクワクして読んだのに残念でなりません。また藤衛の真の娘は宮司百合子のみでうとう神は実は違うという事実が’全てが終わった後’にうとう神から宮司百合子(と読者)に対して明かされますが、ふーんそうなんだと思いました。(しかもうとう神だけで正直十分だったので血縁マウントとってるのかと感じました。) シリーズ自己紹介にて、十和田只人が僕が束になってもうとう神には敵わないと言っていましたが、本当にその通りで、そのことが証明されたシリーズ完結作、大聖堂の殺人でした。 しかし堂シリーズ自体はとても秀逸で 、また本トリックのうちの一つ、断熱空間を利用した温度の操作による殺人というのはとても斬新で画期的だったという事、また作者名も利用したシリーズ完結は鮮やかだったので、今回の評価とさせてもらいました。 | ||||
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大仕掛けなトリックは、堂シリーズに相応しいが、巨大な殺人装置のような建築物を2度も作ったのは、リアリティーに欠ける。それらを「莫大な財力」だけで説明しているが、あんなものは、建築士や大工だけでは作れないし、技術者も必要だ。彼らの口止め料だけでも安くはない。 それとも、藤衞が宗教団体を率いていたときの信者が、未だに藤に盲従していて、その中に技術者もいた、ということだろうか。何だかオウム真理教を思い出して、気持ち悪い。 | ||||
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