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宝島
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宝島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全155件 61~80 4/8ページ
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力作、という点で星四つ。 文章が修飾過多、詩情豊か過ぎて、たまに意味不明になる。しかも緩急がほとんどなく一本調子なので、 これだけの長さだと読み通すのにとても疲れます。 たぶん、書いてる方も疲れただろうな、これは。 優等生臭がするのは、ウチナンチューが沖縄人になりきって書く以上、 仕方ないことなのかな、と思う。負い目がそうさせるのでしょう。 沖縄の終戦直後から返還くらいまでの歴史と知るいいチャンスだと思って、最後まで読みました。 ミステリーとしては、ちょっと設定にむりがあるかな。 でも好感の持てる作品です。 本土の若者が沖縄に興味と愛着を抱いて文章を書いている、という例は、ひとりふたり知っています。 世間の狭い私がひとりふたり知っているのだから、実際はもっと沢山いるのでしょう。 その中からこういう作品が生まれたのは、祝福してもいいかと思います。 | ||||
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新品に近く、値段もレーズナブルでした | ||||
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コザ市で高校卒業まで育ったのでコザ暴動とかすごく身近な事件でした。 父親が翌朝怪我をして帰宅しました。 沖縄の近代史を改めて考えさせられる内容です。 | ||||
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方言であるということもあるけど、非常に読みにくく 最初の方でもう脱落してしまいました。 しかしせっかく買ったのだからと最後までなんとか読みましたが 優等生の作品だな、という感想しかでてきません。 Amazonの星評価で4か5になっているものは、道徳的な内容でお堅いものが多いと感じていましたが やはり私には星3から4未満の、ショッキングで多少下世話で通俗的な面もある 賛否両論を生むような作品の方が面白く感じます。 | ||||
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タイトルの「宝島」の意図は最後の結末を迎えるまで分からなかった。どんな状況でも何が大切なのか、思い続けることがある事で、それが時の流れの錨となって人生転機の羅針盤となる。 物語の中で各登場人物が精神的に抜けて人間成長する瞬間が上手く表現されている。死ぬか生きるかの苦しみの中でこのボーダーを超える機会が訪れるが、強いものに巻かれ、安全帯を選び、事なかれの中では訪れない。何かを追ってそこに飛び込んだ人間しか見えない景色。そこが宝島なんだろう。 | ||||
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10代後半くらいの鮮烈な体験って、音楽もそうですけど、その人の価値観の根幹になりますよね。 その存在が島の英雄で、弟や親友、恋人がそれぞれの方向で前向きに生きていく青春劇がめっちゃ面白かったです。 | ||||
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沖縄県民です。直木賞受賞後は品切れで増刷を待って購入しました。 前評価も高く、期待していたのですがちょうど似たようなテーマでもある井上ひさし「吉里吉里人」を読んでいたので、そのあとに読み始めました。 読み進めるにつれてまず方言のルビが気になり始めました。地元民からすればニュアンスが違うものも多く、同じ方言ルビが異なる日本語に振られていることもありました。(海外文学におけるFuckやSon of a Bitchなどの罵倒語が文意によって表現する意味が違ってくる場合がありますが、それともちょっと違う感覚を覚えました) 会話部分の方言についてはいちいち指摘していてはきりがなく、また言語形態にかなり隔たりがあるのも事実なので、そこについては不問にします。 地理的な違和感も多数ありました。 作品中、子供が徒歩で直線距離で20キロ以上の往復をしたり、同じような距離を徒歩で尾行したりなど、物理的に厳しい表記があり、困惑させられました。(地方を舞台とした2時間ドラマで、観光名所をすべて同事件に盛り込むためにときおり起こるワープもありますが、この作品についてはそういう事情はないと思われます) そのほか1950年代後半の沖縄そば1杯が数ドルであったり、1960年代後半にすでに那覇市民会館や与儀公園があったり(実際は1970年に完成)、1980年代に栽培が始まったマンゴーが1950年代の女性を表現する比喩で使われていたりなど、こまかい違和感を覚えるところがかなりありました。 今作を描いていただいた真藤順丈先生が何度も沖縄に足を運んでいただき、かなり細かい部分まで調べられたことは作品を読めばわかり、県民としてありがたいと感謝しています。 ただ、だからこそこういう細かい不備について出版社の校閲係がきちんとチェックしてもらえたら、と残念でなりません。 レビューを読む限り、肯定的に評価してもらっているようで、県民としてうれしい半面、これが事実として受け取られてしまうことに危惧も覚えました。(作品のフィクショナルな脚色部分に不満を述べているのではありませんが、それを混同しているような書き込みもかなりあったので…) 史実、特に現代史を元にしたフィクションに近作では「この世界の片隅に」(こうの史代著)がありますが、そこまでではなくとも、明らかな矛盾については校閲がきちんとチェックして修正する体勢を取っていただければと講談社にはお願いしたいと思います。 直前に読んでいた「吉里吉里人」が荒唐無稽なストーリーでありながら、方言やタックスヘイブンなど(1980年代に書かれた作品でありながら!)、細部の記述はしっかりしていたこともあり、かえって気になったのかもしれません。 ハリウッド映画を観ていて、日本の表現がヘンだとなかなかストーリーに没入できないのと同じで、ストーリーテリングや読後感とは関係ない話ですが、史実込みで描かれた作品なのであえて書き込ませてもらいました。 | ||||
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沖縄で育ちました。登場人物は、私と、親と子ほどの年齢が離れていますが、あの時の、体験した、聞かされてきた、恐怖、抑揚、スリル、、、本土の人がここまで書くことが出来たのか少し疑問です。 | ||||
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人物像や背景が物語全体にうまく反映できていないし、どこに帰結したいのかが全く分からなかった。 恋愛・格闘シーン・謎解きのようなものもどれも表現がうまくありません。とにかく薄っぺらいです。 内容がどうのこうの以前に、小説家として物語を構成する能力に問題があるのではないでしょうか。 | ||||
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自分はオーディブルで聞きましたが、朗読も作品も素晴らしいの一言でした。 著者が渾身の力を込めて描いたであろうと感じられる気迫のこもった言葉、言葉、言葉。 最近の芥川賞とか直木賞は鼻白むものが多かったけど、この作品はまぎれもなく傑作です。 重くなりがちな所で、語り部の軽い口調が入って肩の力が抜けるのもとてもいいです。最後の最後になって、 このお調子者の語り部が一体誰なのか分かった時に、深い感動が襲ってきました。 | ||||
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沖縄の方言や、どのからの視点での話か分かりづらい箇所もありますが、戦後の沖縄で生きた主人公たちの心の葛藤などが上手く表現された一冊でした。 沖縄の歴史に関しても知らないことが多く、勉強にもなります。 ミステリーとしての面白さではないかもしれないが、日本人として読んでおくべき一冊だなと思います。 | ||||
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長編小説であるが、最後まで主人公の存在がどうなのかを引っ張っているのが面白い。 ヤマコの描写に弱さを感じる。弥勒菩薩のような女性なら存在感をもっと大きくして欲しい。 今の沖縄やこれからの沖縄についても書くのなら読んでみたい。 過去を振り返るのも大事だが、これから先のことはもっと大事である。 | ||||
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久々に、読み終わるのがもったいない小説だった。 英雄が本当に守りたかった「戦果」その正体が分かった時、静かな感動が胸を襲った。 彼の目に映った宝島の美しさとは…沖縄の蹂躙・屈辱・絶望の四半世紀は、同時に長くて短い命の旅の道筋でもあったのだ。 何度踏みにじられても、したたかに生き続けるシマンチュ-島っ子達の幸せを願わずにはいられない。 | ||||
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オーディブル で聞きました。イケメン、その彼女、その弟、その親友に、世界がひっくり返るような事件が次々に起こるジェットコースター本です。 沖縄の人たちの苦難の歴史が、まるで友だちに起こっていることのように伝わってきて、ときに泣き、ときに驚愕しました。 | ||||
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沖縄の方言を覚えてしまった! アキサミヨー! | ||||
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何とも凄い小説だ。 戦後の沖縄で生きるために米軍基地から物資を盗む「戦果アギヤー」と呼ばれた集団がいた。 そこを起点としつつ、1971年のコザ暴動にいたる歴史を背景としつつ、一人の英雄と呼ばれた少年と、その少年に関わる3人の男女、1人の子どもの紡ぐ叙事詩である。 コザ暴動・・・。 大学1年生の秋、沖縄返還協定批准国会をめぐる闘争が本土でも繰り広げられていた時に勃発した。 しかし、当時のぼくは「暴動」という一つの記号のようなものとしてしか受け止めることができなかったような気がする。 本書には、その暴動に至る、ウチナンチュゥのやむにやまれぬ思いが描きこまれている。 もっとも、本書はコザ暴動を背景としつつ、その同じ時に嘉手納基地の内部で繰り広げられていた、ある事件にこそ焦点を当てる。 著者は1977年生まれというから、沖縄返還後に産まれている。 しかも東京生まれだとある。 それでも、戦後の沖縄の描き方は圧倒的で、この小説によって、初めて沖縄の歴史の真実に触れたような気がした。 何とも凄い作家である。 直木賞だが、さもありなん。 小説の力を再認識させてくれた。 | ||||
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沖縄県民です。まず、登場人物の会話がおかしい。変。ここでの会話は「島クトゥバ」(沖縄弁)にあらず。とにかく違和感がありすぎて頭に内容が入ってこない。堺正章のインチキ沖縄弁みたいで読み始めからモノ凄いストレスを感じる。50ページ読んだあたりから我慢出来ずに終了しました。 | ||||
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私は読むのに時間がかかりましたが、とても面白かったです。 長い年月かけてつくりあげられた作者さんの執念、すごいと思います。 当時の歴史情勢、いろんなことがギュッと凝縮されていました。 また、読んでる文章が自分の頭の中でこんなにも..映像化されていくという、不思議な感覚を味わえました。 直木賞受賞、一時期のブームだけでなく、ずっと読み続けられてくといいなと思います。 | ||||
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好みの問題でと言えばしかたないけど、最初の方で読みやめた人が低評価のレビューを書いてるのかな? キャラがたってないなんてとんでもない、どの一人を取ってもありありと人生が描かれている。短く要約できるとか言ってる人もいるけど逆に良くこの枚数でまとめたなあと思うくらい。すごい小説でした。 | ||||
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テーマは、読む前に期待していた、そのまんまでした。(不勉強で)なかなか腑に落ちない、戦争や基地や、本土(日本)との関係をめぐる沖縄の人たちの思い、その一端を知ることができてとてもよかった。 でも小説としては、ストーリーも、それから特徴のある語り口も、どちらもリアリティに通じておらず、(長いんだけど)なかなかスラスラ読み進めませんでした。勉強のために読んだ?という感じか。それなら漫画のほうがよかったかも。 | ||||
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