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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全392件 141~160 8/20ページ
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物語は死後の世界ではじまります。もはや主人公は魂だけになっていて、前世の記憶すらありません。 「あなたは大きな過ちを犯して死んだ、罪な魂です。通常ならば輪廻のサイクルから外されることになります。(中略) しかし、ときどき抽選であたった魂にだけ再挑戦のチャンスを与えているのです。」 主人公は天使からこんなことを言われます。その再挑戦とは、現世の人間の身体を借りて(作中では「ホームステイ」と呼ばれる)、前世で犯した過ちの大きさを自覚すること。 "ホームステイ"先の身体は今し方自殺したばかりの中学生「小林真」。友達もいない、家庭環境も滅茶苦茶、さらに顔もイマイチで身長も小さい。それは自殺もするわと主人公が同情するなか、真としての生活が始まります。 あらすじだけみると児童文学のような感じがしますし、本文はコメディ調で進んでいきますが、真の抱えている問題はかなりシビアです。そのシビアな問題にひとつずつ主人公はぶつかっていきます。ぶつかって痛みを伴いながら、その先を知って行くにつれて、最低最悪だと思っていた世界の本当の輪郭線が、次第に見えてきます。 「この世があまりにもカラフルだから、僕らはいつも迷ってる。どれがほんとの色だかわからなくて。どれが自分の色だかわからなくて。」 作中に出てくるこの一節はこの世界の本質な気がしました。みんな色んな色を持っていて、それがお互いに影響し合っている。そして、それは自分の心の持ちようで変えられるのです。 また、ストーリーがとテンポ良く展開し、ページをめくる間一切飽きません。ラストの屋上のシーンは何度読んでも胸が熱くなります。(勘のいい人には分かったのかもしれませんが、私はあのオチは予想できませんでした) 今の人生に不満や閉塞感を感じている人は、ぜひこの本を読んで改めて世界を見回してみてください。 | ||||
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プレジデントファミリー2018年秋号に「中学入試に出る小説・説明文」の特集が組まれていて、 森絵都の文体に慣れるためのおススメ作品として、この「カラフル」が挙げられていました。 子供に読ませる前に、親が先に読んでみて良かったと思いました。 なぜなら「不倫」や「愛人」、「セックス」などと言う言葉が出てきます。 中高生ならまだしも、まだ小学校中学年の子供には積極的に与えるべき本ではないかな… この本を小学生に勧めていたのはプレジデントファミリーなので、作者の意図した所ではないのですが。 もう一つ気になる点が… 文頭で「が、しかし」など、テンポ良く読み進めるために「だが」を「が」と略されているのだと思うのですが、数回出てきます。 国語で文法を学んでいる途中の小学生なので、まだまだ対象年齢では無いと言う事なのか、私が古い人間なのか。 なので星2つにしました。 読み物としては楽しめました。 | ||||
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作品に入り込んでしまい、一気に読みました。とても良かったです! | ||||
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英会話教室の女子高生に勧められて読んだ本。 30歳を過ぎたおっさんが読んだ感想は「こんな理由で自殺をしてしまうのか」ということでした。 この年になると主人公の周りで起きる「最悪なこと」は、「よくあること」であり、もっとひどいこと、胸をえぐられるようなことも当たり前のように起きています。 おとなになるとそういう感覚が麻痺してしまい、何も感じない大人になってしまうのかも(なってしまったのかも)しれません。 ただ、この物語でも語られているように、物事は様々な角度で見ることで、異なった様相を見せます。 立場も違えば考えも違う。そういう色とりどりの世界で、色んな色を吸収して、カラフルな大人になってほしいのです。 そして、彼女が大人になれば、主人公が体験したような、もっと最悪な経験をしたり、ややもすると当事者になってしまったりするかもしれません。 そういう時に、主人公のように取り乱したり、私のように何も感じないようになったりしてはいけません。 子供の心で事態を受け止め、大人の頭で処理する。 そういうバランスを手に入れ、カラフルな世界を謳歌することができれば、それは素敵な人生だと、 そしてこの本が彼女の人生の糧になったのだと、おじさんは思うのです。 | ||||
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最初はモノクロのようで少し退屈ですが、最後は色とりどりで爽快な気分になっています。是非最後まで読んでいただきたいです。 | ||||
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中学生の娘へのクリスマスプレゼントとして購入。 ものすごく喜ばれた。 何度読み返しても面白いらしい。 | ||||
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しっかりした文章力は好感が持てましたが、ストーリーはファンタジー要素満載で、一般文芸というよりはまるでジュブナイルかライトノベルといったところ。 とてもじゃないが大人が読んで楽しいというものでは無い。 キャラクターは魅力を感じず共感も持てず、ただストーリーに従って動いている様な、 学生が文化祭などで発表する演劇の様な上滑りしたものを見せられているような気持ちになって、やむなく読むのを断念しました。 | ||||
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コミカルな始まりで、漫画やん!と思わせた。がテーマは深い。それでいて読みやすい。よくありそうな日常的な風景。自殺、不倫、兄弟不仲、反抗期、いじめ、援交など複数の問題が絡まる家族、友人関係は果たしてわだかまりは解けるのか。 暗いと感じる日常に色合いを加えていくのは自分なのだ。考え方の違い。見方の違い。見る方向の違いによって、暗く感じている現状にも光は見えてくる。 | ||||
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簡単な文章ですっきり読めるけどなかなか考えさせられる良い本でした‼ | ||||
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とても癒されるお話です。 絵本みたいですが心がゆったりとした気分になれます。 一文字一文字味わうように拝読しました。 カラフルな人生と自分が感じられたら本当に幸せなのかもしれません。 | ||||
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子供に人気という事で読むのを躊躇したのですが・・・ 大人が読んでも普通に面白いです。 というか、色々と考えさせられますね。 とにかく生きるんだ! そんなメッセージが伝わってくる良作です。 | ||||
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図書館でなんとなく借りました。 謎解きで読むとつまらなくなると思いますが、 親目線兄弟目線中学生の自分目線で必ず自分が当てはまる部分があると思います。 人生一度きり、 諦めた人生は2度と戻らない。 支えられてるようで支えられているし、 人と人って良いなと思いました。 ぜひ我が子が年頃になったら何気なく置いておきたいなと思いました。 | ||||
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中高生に人気、ということで子どもに勧めようと買ってみました。 確かにとてもおもしろいし、考えさせられるところもあっていいストーリーなのですが、親の不倫や性に絡んだ話がちょこちょこ出てきて、親からは勧めづらい内容でした。 | ||||
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少年だったころの気持ちを思い出しました。小学生4年生に読むように勧めようと思いましたが、不倫や援交を説明しなければならないので、もう少し後にしようかと。 | ||||
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これは素晴らしい小説、悩める若者なら一度は読むべき。文章も読みやすく、設定も分かりやすく、感情移入もしやすい娯楽小説。すらすらと読み進められる割に心に訴えてくる箇所が多く、少し泣きそうになってしまう場面もチラホラ。 色々悩んでてあーめんどくせぇもう死にてぇなぁと思ってる人は、とりあえずカラフル読んでみましょうw | ||||
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プロローグですぐに、早く読みたくなった本です。 死後、輪廻転生、修行、人生を考えられる、思春期の子たちに最適な本だと思います。 年を重ねた人にも、面白く読め、色々と振り返ったり考えたりできると思いますよ。 久しぶりに、一気読みしてしまいました。 | ||||
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人の認知は、極めて狭量であり、独自の世界観の中で行われ、自己の経験や、感情にもとづいてしか、 行われないものだと改めて考えさせられた。 身の回りにネガティブな事件があると、「それ見たことか!私の言ったとおりではないか!」と、 益々自分の中に閉じこもり、孤立を深めてしまう。 それは多かれ少なかれ誰にも起こることであり、主人公の真も例外ではなかった。 真は天国による抽選に当選したことが契機となり、客観的に見つめ直す機会が与えられた。 モノクロだと思っていた世界が、一転してカラフルな色に溢れていることに気づくのだ。 我々は、真と同様な機会を得ることは難しいが、同様の効果を得ることができるようなマインドセットの変更を ことあるごとに実施することが望ましいと考えられる。 それは、海外旅行かもしれないし、失業かもしれないし、配偶者との大喧嘩かもしれない。 折りに触れて、自分を違った角度から見つめ直すことが大切であるし、それが柔軟性を伴った自己形成に貢献するだろう。 しかし、自己を客観的に見つめ直すことは現実的に難しく、やはり大きな困難、事件、事故など、 危機的状況や、人生の帰路に立たされることでしか、機会は得られないかもしれない。 蛇足:ひろかは14歳であるはずだが、おおらか過ぎるとも思われる設定は非常に興味深い。 | ||||
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子供の読書感想文のために買いました。 私も読みました。 爽やかな読了感です。十代のうちに読んでみたかったな。 | ||||
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読み進める中で結末は予想できた。だが、感動できた。 確かに自分を殺すのって罪だ。大罪だ。_______________ 別の身体にホームステイしてるってくらいに気楽に生きてもいいのかもしれない。思ってることを言えるようになり、関わらず死んでしまうはずだった人と友達になれたり、”生きてるだけで丸儲け”なのだ。 生きていることの喜び、幸せ、それにたくさんの愛が詰まった小説だ。 魂のホームステイ感覚で、この身体を愛して、もう少し肩の力を抜いて人生楽しんでいこう。 やりたいことができる、言いたいことが言える日々に感謝を。 | ||||
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死んだ魂が抽選に当たる、という設定と予想できない展開が絶妙である、 久しぶりにスピード感のある文章に惹きつけられた、物語を進める手法 が秀逸で一気に読める魅力ある一冊である。 | ||||
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