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(短編集)
叙述トリック短編集
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叙述トリック短編集の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 41~53 3/3ページ
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2話目の写真同好会の話は面白かった。 トイレの神様も某葉桜に似ているがそれなり 他は正直つまらないし、簡単 そもそも作者が読者に明確な謎を提示せず解決させちゃうので 何がしたいのか解らなかった、特に映画館。 あと、もっとも気になったのは、終盤になるにつれて作者の政治主張が目立つこと。 本格ではなく社会派ミステリー書いた方が良いのでは? | ||||
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「石黒正数が表紙」ってあたりで期待が持てたんですが、 やっぱり面白かった。 叙述トリック初心者(かつ言われたことはそのまま受け取ってしまう性格)なので 「ま、オール騙され覚悟で読むか」と思ったんですが、 だんだん著者の「ひっかけ」に薄々気づけるようになって面白かったです。 荒唐無稽な設定じゃなく自分と地続きの話なので、 じっくり読めて楽しかったポイント。 ネタばらしのあとで読み直すのもおすすめです。 | ||||
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叙述トリックは、そのトリックの性質上、読者に警戒して読ませない、だまし討ちのようなトリックである。だが、本作では、正々堂々、この小説には叙述トリックが使われています」と明言して物語を始める。本格ミステリジャンルの気鋭と称される著者は、果たして、私たち(読者)を騙すことができるのだろうか⁉ 結果、気持ちよく騙される読者だけではなく、騙されない(トリックに気がつく)読者もいることだろう。だが、これは、間違いなく読者と作者の真っ向勝負なのだ。その作者のフェアネスさに心からエールを送りたい。 ……え?私?いくつかは騙されましたよ?(地団太を踏みながら) | ||||
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基本的に謎解きというよりは、著者の引っ掛けにいかに気づくかというのが、叙述トリックだ。 様々なテクニックを使い、読者にミスリードを促す。 嘘は一切言ってないが、言ってないことはあるなんて当たり前、一般常識からなにから、今まで築き上げてきた「先入観」をこれでもかというくらいにピンポイントで攻めてくる。 叙述トリック系の本の中では入門書に近いものらしいので、この本に慣れてから色々な叙述トリック系に手を出してみるのもいいだろう。 慣れてくるまでは普通に読めてしまうので、一回普通に読んだ後にトリック前提で読み直すこともできる。 脱出ゲーム好きとかにも刺さる内容だと思う。 これは通勤中の暇つぶしに良いものを見つけた。 | ||||
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「全ての短編に叙述トリックが使われています」と明示した、作者から読者への挑戦状。あらかじめ明言することで、フェアな形で叙述トリックを読者に仕掛け、それでも読者を騙すことができるか挑戦している。 最初のトイレの話や、背中合わせの恋人は面白かった。トイレの話は仕掛けられた叙述トリックも最後まで分からなかったので、本のテーマ的にも良かった。 ただ、他の話は、トリックに気付くかどうかという以前に、そもそもこれは叙述トリックなのだろうか?と首をかしげたくなる話も。夢オチ的な結末のものとか。何も気づかずに最後まで読んだとして、「やられた!そういうことだったのか!」となるよりは、「しょうもないな〜」という読後感のものの方が多かった。読者を騙すことには成功するかもしれないけど、読者を感心させることは難しいのでは。 西尾維新『りぽぐら!』の時も思ったけど、こういった技術的な部分にフォーカスした作品は自分は苦手みたい。 ただ、時折入る注釈や文体やキャラクターは好みだったので、同じ作者が普通に書いた作品は楽しめる気がする。また別の作品を買って読んでみよう。 | ||||
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読者の思い込みを利用してミスリードを誘う 叙述(じょじゅつ)トリックを用いたミステリー短編集。 映像作品では表現できない 小説ならではのトリックをウリにした1冊だが、 期待したほどの面白さは味わえなかった。 ほとんど改行せずページいっぱいに文字がびっしり詰まった文体は かなり読みにくくて目が滑るし、 叙述トリックを紛れ込ませるためか、 どの話も無駄に文章が多く、全体的に冗長に感じた。 終盤でそのトリックが明かされても スッキリとした気持ちよさがなく、 「その程度のオチなのか」と落胆することの方が多かった。 叙述トリックを前面に出したコンセプトは新鮮だったが、 せめてもっと無駄を削ぎ落とし、 テンポのいい文体にして欲しかった。 | ||||
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叙述トリックと断りもあってか先は読めてしまった。 でも楽しめたのでよし。 あっ!と驚ければやっぱり尚いいんだけど。 | ||||
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電子書籍で読んだこともあり、前のページに戻る操作が面倒で、ほぼストレートに読み進めていきました。 読者への挑戦状、エラリー・クイーンを懐かしく思い出しました。 全てのヒントは文章の中に書かれており、かつ、叙述トリックなのでよく読めば謎は解けるようになっています。 まあ、冒頭述べましたように、私は猪突猛進的に読んでしまったため、1作だけは完璧に解けましたが、残りは部分的にしか分かりませんでした。 肩の凝らない作品で、私にはとても楽しめたので、星5つです。 | ||||
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それなりにミステリを読んでいる方にはかなり序盤で全体の仕掛けが見抜けてしまうのでは?と感じます。 どの作品も決してつまらなくはありませんが、叙述ならではの「うわー、やられたー!!」感を得られるかとなると…… 石黒さんにはまた『それ町』テイストのミステリー作品期待したいです。 | ||||
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非常に面白かったです。全ての話に叙述トリックを入れて、しかもそれを冒頭でバラすという挑戦的な内容に痺れました。それぞれのストーリーのクオリティが高く、叙述トリックを抜きにしても続きが気になり一気に読み切ってしまいました。 しかし、他の方もレビューされてる通りクイズの難易度としては低めです。騙されないで解いてやるぞ!という気持ちで読むと、肩透かしを食らってしまうかも知れません。また、この本の根幹になっている最大の叙述トリックがかなりわかりやすいので、読後感としては物足りないものがありました。 ですが、有名な叙述トリックというものは「それ解かせる気ないだろ…」と言いたくなるような難しい、悪くいえば無理やりこじつけただけの、騙す事に重きを置いた小説ばかりでした。しかし、この本の考えながら読むと違和感を感じるヒントの出し方には、読者に叙述トリックそのものを楽しんでもらおうという作家の気持ちが伝わってきました。 もし同じような企画本が出れば、また購入すると思います。 | ||||
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まだ読み切っていないが、叙述トリックの先はかなり読めてしまう。 値段相応とは言い難い。。 表紙はとても面白いけれど…石黒正数印と思うと期待が高すぎた | ||||
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近年の本格派推理作家はユーモア・ミステリ、青春ミステリ、あるいはハードサスペンスなど、謎解き以外の部分でも読ませる手だれが増えてきた。新本格派黎明期の作家だってもちろんそうした志向はあったのだけども、皆そろってそちらにかけては不器用で、ビュンビュン直球だけ投げているほうが遥かにサマになっていた。今の若手中堅は、どっちもうまい。似鳥鶏などは典型で、むしろ本格派というイメージは薄いのかも知れない。 その彼が、大胆にも叙述トリックのみで短編集をまとめる宣言。しかも叙述トリックは数あるトリックの中でも、それが使われていることが判った段階で効果激減してしまう性質のものだから、めちゃめちゃハードルは高い。これほどワクワクさせる企画も珍しい。 結果は、大満足とはいかなかった。私はミステリの読者としてはかなり騙されやすい方だから、すれっからしの読者だともっと点が辛くなるだろう。最初の1頁から罠が始まることも、全体に仕掛けがほどこされていることも最初から予期できるし、第1話の下品さはいいとして第2話がだらだら長くてガクンと気勢をそがれるのも損な構成だ。縛りがきついせいか、いつものいきいきとした似鳥節がもうひとつ弾まなかった気もする。 この分野は日本では逢坂剛、折原一というスペシャリストがいるうえに、同じユーモア派の東川篤哉が交響曲分野におけるベートーヴェン第9に例えたくなるほどの一大変革をものにしている。それらへの挑戦としては今ひとつ及ばなかった。楽しめる、水準の一冊ではあるけども。 | ||||
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表紙と帯の構造が凝っているとツイッターで話題になっていた…のですが、kindle版を購入しました。 表紙・帯あり・帯無し・カバー裏・表紙裏なども収録してありますので、帯が気になって仕方ないけど電子版ですぐ読みたい…という人は安心して良いと思います。 「叙述トリック物です」という既読者のネタバレ感想を探して買うほど叙述ものが好きで、全編叙述トリックの短編集と銘打たれているのに飛びついて購入しました。 冒頭に「読者への挑戦状」があり、全作品が叙述トリックものであること、また大胆にもほぼ全作品の謎解きのヒントまで掲載されています。また、「全編通しての仕掛け」もあるのですがさすがに分かりやすすぎて2話目で既にオチまで分かってしまったのが残念でした。アニメや漫画を読み慣れている人ほど気づきやすいと思いますが、第1話の時点で「なんかこのキャラだけ浮いてるな、作者のお気に入りキャラっぽいな」と思ったキャラが最終話まで予想通りの働きをしています。 叙述トリックがあると明かしたうえでそれでも絶対騙されます、と表記するからには読者は注意して何もかも疑いながら読むわけで、二転三転するさらなるどんでん返しが欲しかったですが、ちょっと足を引っかけられてはいすごいでしょ、終わり。というものがほとんどなのでその点も物足りなかったです。 逆に「読者への挑戦状」でのヒントを一切無視して読んでみた「貧乏荘の怪事件」は楽しく騙されたのでこの作品が一番好きです。 全編に作中用語に関しての注釈がやたら登場するのですが、そのすべてが後注なのにも関わらずkindle版だと一切リンクが貼られていないのでストレスに感じます。注釈は叙述トリックに一切関係ないし、なんなら作品を読むうえでほぼどうでもいい点ばかりなので、同ページに脚注を置いて欲しかったです。 | ||||
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