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(短編集)

叙述トリック短編集



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【この小説が収録されている参考書籍】
叙述トリック短編集
叙述トリック短編集 (講談社タイガ)

叙述トリック短編集の評価: 2.75/5点 レビュー 53件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(4pt)

面白い

作者が面白いので後書きまでふくめてちゃんと読むことをおすすめします。
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No.16:
(4pt)

新品

読み易いし、真新しい本です。
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No.15:
(4pt)

くりかえし読むことで

「ちゃんと流す神様」「背中合わせの恋人」「閉じられた三人と二人」「なんとなく買った本の結末」「貧乏荘の怪事件」「ニッポンを背負うこけし」の6話から構成されている。
 すべて叙述トリックであり、しかも、そのことが最初から明言されている。にもかかわらず、簡単には真相が見抜けない。
 よくこれだけの仕掛けを考えついたものだ。
 あちこちにヒントが隠されており、少なくとも二度読まないと、本作の魅力を十全に味わい尽くすことはできないだろう。
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No.14:
(5pt)

電子書籍での表紙に関して

漫画家である石黒正数さんの表紙でも話題の本書ですが
電子書籍だと、その凄さが分からないので補足します。

電子書籍だと、単なる3枚の表紙で
「共通部分があるけど、違う絵だなぁ」となってますが
すごい仕掛けがあります。

本書は、表紙に巻かれている下半分の帯が表紙につながってて
別バージョンの表紙になってます。

つまり、
1.帯なしの表紙絵
2.帯あり(帯を下部に被せた状態)の表紙 といった感じです。

それだけでも凄いのですが、なんと帯を上に持っていった状態でも
成立する表紙なので

3.帯あり(帯を上部に被せた状態)の表紙 

でも成立します。

紙の書籍でないと凄さが十分伝わらないかもしれなかったので
いちファンながら補足させていただきました。

こういうサービス精神は素晴らしいですね。

ミステリ作品の裏表紙にあるあらすじや
帯にある宣伝文句は出版社が作ってしまうことが多く
ネタバレを嫌うミステリ好きには疎まれることもあります。
*表紙を手がけたミステリ好きの石黒正数さんも自身の作品「それ町」の中で
そのことを主人公に語らせてます。

私自身は基本的には電子書籍で読書するのですが
本書のように、紙の書籍でないと伝わらない
仕掛けがある本も存在しますね。

京極夏彦さんは、見開きやページの終わりで必ず文章が終わる
ようにして執筆されていたり
泡坂妻夫さんのミステリ作品なんかは
本編で、紙媒体であることが強みになっているとのことです。

普段、電子書籍が当然の人もいるかと思うので
電子書籍だけだと、それらの工夫に気づかないかもしれないですね。
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No.13:
(4pt)

トリック最高

トリックの仕掛け方が、今までの本にはなかったので、とても面白いです。
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No.12:
(5pt)

深読みしすぎたりすると肩すかしもあります

表紙と言いますか、タイトルと言いますか、そこから既にトリックは始まっています。
とはいえ、巻頭の「読者への挑戦状」にもあるとおり、叙述トリックは読者が怒りかねない類いのトリックです。だから、読む人によっては怒り心頭でしょう。
ま、怒る人は結局騙された人なんです。
叙述トリックと言ってるんだから、騙されて、「やられたー」と喜ばなくては。
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No.11:
(5pt)

叙述トリックがあると宣言する大胆で挑戦的な企画

「この短編集にはすべての話に叙述トリックが入っています」という前提がある、前代未聞の企画。知的好奇心をくすぐられる。
この文字の中に書き方によるトリックが隠されていると思うと全く気が抜けない。躍起になって探してしまう自分がいた。その緊張感がとても楽しく刺激的だ。ぼーっとリラックスして読むよりは、負けず嫌いの人におすすめかもしれない。
文字を脳内で映像化しつつ「この画に間違いはないか?」と自分に問う。登場人物の人数を、性別を、国籍を、名前を確かめながら頭の中で具体化する。でも明かされるトリックに「そうきたか!」と驚きと悔しさの連続。一度読んでまた読み返すところまで楽しめる。
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No.10:
(5pt)

作者の挑戦を受けるなら、最初から、一言一句、読みとばさないこと

「この短編集は『叙述トリック短編集』です。収録されている短編にはすべて叙述トリックが使われておりますので、騙されぬよう慎重にお読みくださいませ。」(P6)

叙述トリックを使っていることをあらかじめ公表している斬新な作品集。
それは読者を警戒させ、場合によっては驚きを半減させることもある大きなネタバレだ。
さらに、前書きには各作品のトリックに関するヒントまで明かされている。どうやって騙してくれるのか?バッチコーイである。
叙述トリックであるという大きなネタバレがある以上、各話の詳細は省くが、そうそう人は死なないし、謎の種類としてはゆるい。叙述トリックって意地悪だよね、屁理屈みたいな作品もあるもんね。だから本書ではあらかじめ叙述トリックだって言っておくよ。フェアでしょ?

でも、それは本当だろうか。
注意深ければ、目次の時点で察することがあるかもしれない。
そのためにも、電子書籍ではなく、紙の本で読んでほしい。
各短編のトリックに目を奪われていると、本書全体を貫く仕掛けにしてやられるかもしれない。
そんな「読むだまし絵」のような一冊だ。
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No.9:
(4pt)

おもしろい!

びっしりと文字の並ぶページも多く、読むのには疲れましたが、
趣向を凝らした短編集のそれぞれに仕掛けがあって、
大変楽しめました。
辛口批評もいくつかありますが、本格ミステリを読まない
一般人からしたら、驚きの連続。
ひとつも仕掛けに気づきませんでした。。。
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No.8:
(5pt)

頭の中で映像が浮かんでくるようなリズム感のある文章

叙述トリック短編集と名付けられたこの本。
密室トリック、アリバイトリック、物理トリック、心理トリックと、叙述トリックの違いは「小説の文章そのものの書き方で読者を騙すタイプのトリック」だそう。

読者にミスリードさせ、後出しで「これはトリックでした」と告げるのがアンフェア。では、アンフェアにならぶに叙述トリックを書く方法はないのか?それは最初から「この本の話には全て叙述トリックが含まれる」と宣言してしまえば後出しにならない。

という前提で、読者は叙述トリックが入っていることを分かった上で読む、それで面白い作品になるかどうか、に挑戦したのが本作。

テンポ感の良い文章の6本の短編が入っています。
トリックについての言及は避けますが一番好きだったのは2本目の「背中合わせの恋人」。
最後の終わり方が最高で、ニヤニヤしながら読んでしまいました。

「貧乏荘の怪事件」も情景が映画みたいに脳内で浮かんでくる文章で楽しみながら読めました。
1本目の「ちゃんと流す神様」はトリックとしてイマイチかな、と思いましたが2本目以降の方が面白いので最後まで読んでみることをオススメします。
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No.7:
(5pt)

コンセプトの勝利

叙述トリックのおもしろさは、まったく予期できない方向からいきなり殴られることにある。
まったく予想もしてないので、受け身をとれずに、作者の技をモロに食らうことになる。
反面、叙述トリックものは、いかに読者の予想の埒外に陣取るかレースになりがちで、いざ技を決められても、たしかに反則ではないけどさあ、ちょっとズルくない? とモヤモヤするのだ。
真っ黒ではないけど、ややグレー。これが叙述トリックの弱点である。

本作は、その点に極めて身もふたもない方法で解答した。
外から殴ることをあらためて宣言する。すなわち、叙述トリックであることを明らかにする。
この方法で、無理やりグレーを真っ白に変えてみせた。
なんとも痛快ではないか。
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No.6:
(5pt)

スルメ本

「石黒正数が表紙」ってあたりで期待が持てたんですが、
やっぱり面白かった。

叙述トリック初心者(かつ言われたことはそのまま受け取ってしまう性格)なので
「ま、オール騙され覚悟で読むか」と思ったんですが、
だんだん著者の「ひっかけ」に薄々気づけるようになって面白かったです。

荒唐無稽な設定じゃなく自分と地続きの話なので、
じっくり読めて楽しかったポイント。
ネタばらしのあとで読み直すのもおすすめです。
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No.5:
(5pt)

著者の勇気あるチャレンジにエールを送りたい

叙述トリックは、そのトリックの性質上、読者に警戒して読ませない、だまし討ちのようなトリックである。だが、本作では、正々堂々、この小説には叙述トリックが使われています」と明言して物語を始める。本格ミステリジャンルの気鋭と称される著者は、果たして、私たち(読者)を騙すことができるのだろうか⁉

結果、気持ちよく騙される読者だけではなく、騙されない(トリックに気がつく)読者もいることだろう。だが、これは、間違いなく読者と作者の真っ向勝負なのだ。その作者のフェアネスさに心からエールを送りたい。

……え?私?いくつかは騙されましたよ?(地団太を踏みながら)
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No.4:
(5pt)

著者との知恵比べ。暇つぶしに良い

基本的に謎解きというよりは、著者の引っ掛けにいかに気づくかというのが、叙述トリックだ。
様々なテクニックを使い、読者にミスリードを促す。
嘘は一切言ってないが、言ってないことはあるなんて当たり前、一般常識からなにから、今まで築き上げてきた「先入観」をこれでもかというくらいにピンポイントで攻めてくる。

叙述トリック系の本の中では入門書に近いものらしいので、この本に慣れてから色々な叙述トリック系に手を出してみるのもいいだろう。

慣れてくるまでは普通に読めてしまうので、一回普通に読んだ後にトリック前提で読み直すこともできる。

脱出ゲーム好きとかにも刺さる内容だと思う。

これは通勤中の暇つぶしに良いものを見つけた。
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No.3:
(4pt)

先は読めたけど楽しめた

叙述トリックと断りもあってか先は読めてしまった。
でも楽しめたのでよし。
あっ!と驚ければやっぱり尚いいんだけど。
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No.2:
(5pt)

気軽な作品

電子書籍で読んだこともあり、前のページに戻る操作が面倒で、ほぼストレートに読み進めていきました。
読者への挑戦状、エラリー・クイーンを懐かしく思い出しました。

全てのヒントは文章の中に書かれており、かつ、叙述トリックなのでよく読めば謎は解けるようになっています。
まあ、冒頭述べましたように、私は猪突猛進的に読んでしまったため、1作だけは完璧に解けましたが、残りは部分的にしか分かりませんでした。

肩の凝らない作品で、私にはとても楽しめたので、星5つです。
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No.1:
(4pt)

楽しく読めたがあと一個どんでん返しが欲しかった。

非常に面白かったです。全ての話に叙述トリックを入れて、しかもそれを冒頭でバラすという挑戦的な内容に痺れました。それぞれのストーリーのクオリティが高く、叙述トリックを抜きにしても続きが気になり一気に読み切ってしまいました。
しかし、他の方もレビューされてる通りクイズの難易度としては低めです。騙されないで解いてやるぞ!という気持ちで読むと、肩透かしを食らってしまうかも知れません。また、この本の根幹になっている最大の叙述トリックがかなりわかりやすいので、読後感としては物足りないものがありました。
ですが、有名な叙述トリックというものは「それ解かせる気ないだろ…」と言いたくなるような難しい、悪くいえば無理やりこじつけただけの、騙す事に重きを置いた小説ばかりでした。しかし、この本の考えながら読むと違和感を感じるヒントの出し方には、読者に叙述トリックそのものを楽しんでもらおうという作家の気持ちが伝わってきました。
もし同じような企画本が出れば、また購入すると思います。
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