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テロリスト
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テロリストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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大変満足しています。ありがとうございました。 | ||||
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全10巻の最終作は国家規模の案件となりスケールが大きくなった。同時進行で小さいが重要な問題を持つ女性の事件も扱われ興味深かった。移動手段、通信手段に隔世の感はあるもの現代ものとしても通じる物語に満足。 | ||||
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マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー夫妻著マルティン・ベック・シリーズの5作目まで読み終え、6作目から9作目までをパスして10作目の『テロリスト』を読むことにした。 正直に感想を書かせてもらえば、今まで読み終えた5作目までと比べて評者にとって最低ランクの作品だと思えた。 ベックの恋人レアとの愛想描写など少々辟易するのは評者だけだろうか? テロリスト4人のなかに日本人が2人いるのも違和感を覚えた。 多分この小説を書く2年前の日本赤軍のテルアビブ空港乱事件などからヒントを得たのだろうが、日本人のことをもう少し調べてから書いてほしかった。 本書『テロリスト』は、『笑う警官』『ロセアンナ』『消えた消防車』などが秀作だっただけに期待外れの作品であった。 解説で夫の看病をしながら夫人が本書の後半から結末まで書きあげたということを知ったが、やはり、マルティン・ベック・シリーズは、マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー夫妻二人で創作しなければ、と思い納得したのである。 | ||||
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図書館でボロボロのを借りて、自分の手元にも欲しかったので探したらこちらで見つかりました。 40年前の本なのに、ものすごくきれいで感動しました。しかもお値段はほとんど変わらない。こちらで購入して良かったです。 これからも何度も読むと思うので大事にします。 | ||||
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現在角川文庫で新訳版が出ていますが、「消えた消防車」までで止まるようなので購入しました。 中古品のため表紙カバーに傷み・強いヤケ・シミ・ヨゴレ等あるとのことでしたが、 平成5年発行の本にしては綺麗だと思いました。 ありがとうございました。 | ||||
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天下の名作「マルチン・ベック」シリーズに評価がゼロというのは信じがたい。出版元が角川だというのが原因か?マイ・シューヴァルとペール・ヴァールー夫妻の産んだ北欧刑事物の元祖シリーズ。全10作の最後を飾った「テロリスト」この作品出版直後にマイ・シューヴァルは亡くなっています。内容にテロリスト4人が出てきますが うち二人が日本人。名前が「カイテン」と「カミカゼ」しかも出生日が東郷平八郎提督と山本五十六提督と同じ日付(勿論自己申告です)しかも最初版のPAPERBACK版では30章が丸々抜けているのを補っての出版でした。カミラ・レックバリの下世話なSOAP OPERAを読む位なら 古いけどマルチンベックシリーズをおすすめします。第一作「ロゼアンナ」→文庫版で出ています。 | ||||
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マルティン・ベックシリーズ10部の最終刊であり、著者がこのシリーズで描こうとしてきたスエーデン社会の矛盾や問題を象徴的に描いた作品である。警察小説という範疇での筋書きの面白さとその背後にある社会の矛盾を巧みに描いてきた著者の作品の中でもこれはベスト3に入る作品である。ハイトという名のテロリストと警察の駆け引きは息詰まる場面の連続であり、仕掛けられたトリックも十分楽しめる。この10部作の中で僕は「笑う警官」「バルコニーの男」そしてこの作品をベスト3に挙げたい。 | ||||
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米タカ派上院議員を迎えるにあたり、警備責任者となったマルティンベック。テロリストのパレード爆破計画を阻止できるか・・・。全10巻300章の完結編とあって、退職したコルべりはじめオールスターキャスト勢揃い。警備当局の動きと凄腕テロリストの足どりを並行して描くことによって、サスペンスを盛り上げる。 そして何より、社会適応能力に欠け「同情心も誠実さも持ち合わせていない/嘘つきの」首相暗殺に至る薄幸レベッカを通して浮かび上がる「福祉国家」スウェーデンのあまりにイメージとかけ離れた実態に驚く。 シリーズ物とはいえ、前作まで読んでいなくても充分楽しめる1冊となっている。 | ||||
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米タカ派上院議員を迎えるにあたり、警備責任者となったマルティンベック。テロリストのパレード爆破計画を阻止できるか・・・。全10巻300章の完結編とあって、退職したコルべりはじめオールスターキャスト勢揃い。警備当局の動きと凄腕テロリストの足どりを並行して描くことによって、サスペンスを盛り上げる。 そして何より、社会適応能力に欠け「同情心も誠実さも持ち合わせていない/嘘つきの」首相暗殺に至る薄幸レベッカを通して浮かび上がる「福祉国家」スウェーデンのあまりにイメージとかけ離れた実態に驚く。 シリーズ物とはいえ、前作まで読んでいなくても充分楽しめる1冊となっている。 | ||||
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余りにも有名な、「マルティン・ベックシリーズ」最終作。初めから10作で、スウェーデン社会の10年を描く・・・という構想だったとはいえ、まだまだ読みたいシリーズだった。(最終作完成直後に夫のヴァールー氏が48歳の若さで亡くなってしまった!というのも、何やら運命的だが・・・)シリーズ中でも最高傑作とされる『笑う警官』もさることながら、この最終作も、スウェーデン社会が抱える問題が、テロリストの侵入とその活動を阻止する、という主題とかなり強くからめて書かれている(前半の、一見一エピソードにしか見えない場面が後半の伏線になっていることが多いので、初めから心して読むべし)。正に集大成。本当に、これまでの9作品があるからこの作品が生まれたのだな、と思える。第1作からここまでたどりつくととても感慨深いものがあるので、なるべく順番に、少なくともこの最終作を最初には読まない方がいいと思う。要人警護というテーマで、最終作ということもあってか、かなり思い切った表現もされている。スウェーデンの10年・・・警察と社会のかかわり、警察の存在意義(第9作『警官殺し』は必見!)。福祉の問題。テロの原因。さまざまな政治的主義主張。今はこの作品が書かれた頃よりもはるかに世の中は複雑化してしまっているし、テロの理由もこの作品に描かれているよりももっと多様化してしまった。世の中はいい方に向かうことはもうないのだろうか?後半の作品から強くなってくる、べック(そしてコルベリ)の、警察官としての苦悩や世の中を見る目には、今でも色々と考えさせられる。沢山のお礼を言いたいシリーズ。 | ||||
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