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グラスバードは還らない
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グラスバードは還らないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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市川の「漣&マリア」シリーズ第3弾である。 第1弾、第2弾ともにいわゆる叙述トリックの香りがするミステリだったので、これも何か仕掛けがあるに違いないと思いながらの読了。 いやいやしかし。読み終えてかなりゾクゾクっとしましたね。 ゾクゾクと言っても、超絶トリックを目の当たりにした恍惚感、みたいなのではなく、背筋がうっすら寒くなる系の。 叙述トリックというか舞台づくり的なアレは、だいたいそんなところかなあと(すいません電気・電子関係は技術史も含めそれなりにわたくし詳しいです)いう感じだし、それが割れた時点で首謀者(?)の属性もだいたい見えてしまうのは残念。 伏線的にちらっと途中で出てくる〇〇〇〇〇〇も、メタ〇〇〇〇〇関係の発表とかを覚えている技術屋&SFアニメも幅広く見ている人はははあんと思えてしまうし、そうなるとすべてあるあるに。 ・・・なんですが、フィナーレに近づいたところでとんでもない驚愕の事実が述べられるのですね、これが。えええええ~(ゾクゾク~)。 何故か「地球の長い午後」が脳裏に浮かびました(ぜんぜん違うけれど)。 しかし、いいのかなこれ。作品世界はパラレルワールドという設定ではあるものの、すごい問題作なんじゃないですかね? すごいミステリと思えたかどうかはともかく、ほんとう驚きました。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 過去の二作と同じ構成に「またアレか?」となり,実際にその通りとなるのですが, 衝撃だったプロローグを含めて,異なる点を繋ぐ部分をなかなか見抜くことができず, さらには,悲惨な事件以上に背後に隠された悲劇の物語に驚かされ,切なさを覚えます. 一方,その事件を巡るミステリの部分は,主人公らが事件と認識するまでが遅く, 真相がかなり入り組んだ構造にもなっているため,没入感や爽快感には乏しい印象. また,図解も用意された科学要素と,それを用いたガジェットとトリックについても, いささか拍子抜けと言いますか,アンフェアに映り,活かされていないように感じます. 許されざる行為と,歪んだ償いの念,その果てに待つものには胸が締め付けられますが, ストーリが勝ちすぎているようで,ミステリとしては少し評価がわかれるかもしれません. | ||||
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