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すべて真夜中の恋人たち
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すべて真夜中の恋人たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 81~100 5/7ページ
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もちろん起承転結はありますが、ドキドキハラハラするようなストーリーがあるわけではないので、ストーリー展開をスリル感やドキドキ感と共に楽しみたい、みたいな人にはあまり向かないかもしれません。 話の世界観に浸りながら読む、という感じの話なので、好き嫌いが別れる小説だと思います。面白かった。買ってよかったです。 ただ、「全て真夜中の恋人たち」というフレーズが出てきたくだりは、ちょっとありきたりで残念な気もしましたが(^^;) | ||||
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はー??? ☆はゼロです。 こんなに知性のないレビューを書くのは我ながら嫌ですが、 あんまりにもつまらなかったので書くことにしました。 こんなにつまらない小説はないです。 購入を考えている方は、考え直して下さい。 | ||||
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女性の恋心が経験や年齢で違うのか変わらないのかも知らないで言うのもおかしいのですが、描かれた30歳半ばの女性のそれはとても頼りなくて切なく、わたしには、もっとずっと若い方のもののように思えました。もちろん、人によるのでしょうけれど。 しかも、この方は、それが本人にとって心地がいい一面があるとはいえ孤独なので、淋しさが恋心をさらに切ないものにしています。まことに気の毒に思いました。 多用するひらがな記述が、物語の雰囲気に合っていてとても良かったのですが、最後の方の心情描写はさすがに冗長で、せっかくの盛り上がりが逆に削がれてしまいました。 | ||||
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文章があまり好きではないです。お酒に頼ったり、恋をしてひきこもりになる冬子を好きになれませんでした。三束さんとの会話も魅力がなかったです。 ただ三束さんとどーにかならなかった事、誕生日に来なかった事は個人的にはよかったです。 わたしは三束さんのうそはひとつだけじゃないよ、寝たいってのも気をつかっただけ、結婚もしてたよー!…なんてひねくれた事を感じてしまいましたので、男性に不慣れなアラサー女性の一方的な初恋物語という感じでした。 | ||||
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これ書いたの村上春樹? なんじゃこれは。長めの本だけど、よくこんな薄い内容をここまで引き伸ばせて書けたことが凄いと思った。この著者は本当に書きたいことがないんだろう。 やけに登場人物に主張を語らせるけど、何なんだ。 創作じゃないよ、単なる自分語りは。 翻訳したらまだマシになるのかな(村上春樹みたいに)。久しぶりに頭痛のする読書だった。オススメはしません。 | ||||
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川上未映子さんの本に出て来る台詞はエグいけど、一方で爽やかだったりします。 生き方には色々あって、どれが良いとか悪いとかは無くて、偶に傷つけるし支えあうのが人なんだって思いました。 ラブストーリーの部分より、それを軸にして描かれる女性たちの生と性が面白かったです。 | ||||
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と打ち込みたくなる、声に出したくなる題名に惹かれました。 私も喋るというよりは聞く方が多いので その中で独特な考え方を持ちそれを何時間も話す主人公の周りの話の人たちは個性的で、その 話に耳を傾けるというのはとても面白い時間でした、そして主人公冬子も自分の事を話始めるようになり 自分の考えを伝えて行く話、今の自分と重なるような気がして、がんばれがんばれと読みながら思っていました。 上辺ではなく、ちゃんとお話をしているな、ちゃんと生きてるなと思う一冊です。出会えてよかったと思います。 | ||||
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低評価が多いことに驚きます。 この本は物語の展開の早さとか、スリルとかミステリーとか、そういうものではありません。そういう、物語の筋道や展開を楽しむものでは無いんです。 ひとりの女性の静かな独白であり、美しく不器用で、純粋な彼女の心理描写を、読む人が自分の孤独だとか人を想う気持ちとか傷つきやすさとかを重ねながら、じっくり味わうことを楽しみとする物語です。 人付き合いが下手で大人しくて浮いてしまうような人っていると思います。活発に動くことによって自分はがんばってる、努力してる、っていうような人は、そんな静的な生き方にイライラするでしょう。 でも、人はそれぞれ大切にしていることは違います。彼女の静かな打算のないピュアな想いに、わたしは心惹かれました。この作品に覆われたなにか高貴な美しさや静謐を楽しめる人には、本書の価値が分かるでしょう。 | ||||
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先日図書館から借りた本を読んでいたら、一文字の誤植に気づいた。「パラダイム」の「ダ」が「タ」になっていた。そしてその「タ」の右上には鉛筆書きで「゛」が書き添えられていた。几帳面で丁寧な筆跡で書き込まれたその濁点を見て、これは常に自分の文章を校正される立場の文筆家か、あるいは逆に常に人の文章を校正する立場の職業的な校正者の手による書き込みだなと直感した。 図書館の蔵書に書き込みをするのはマナー違反だ。だがこの書き込みの裏にある、誤りを見つけたらそうしないでは気が済まないという職業的な生真面目さに、少し嬉しいような共感を覚えた。以来、職業的な校正者あるいは校閲者というのは、いったいどんな人たちなのだろうかと気になりつづけていた。 通勤途中の車内でしか本を読めない私は、滅多に文庫か新書サイズより大きい新刊本は買わないことにしている。それでも、この川上未映子の新作をつい買ってしまったのは、主人公の職業がフリーの校閲者だったこともひとつの理由だった。 こんなシーンがある。主人公の「わたし」は三十四歳の一人暮らしの校閲者。家のポストに投げ込まれる地域の情報誌みたいなものを暇つぶしに目を通す。 「十分間ほど読んでみるだけで七カ所の間違いがあり、わたしは爪でそこにあとをつけていった」 とある。ふむフム、校閲者の習性とはやはりそういうものなのか。わが意を得たりである。そんなきっかけがあって物語の中に入り込んでいくことができた。よい読書とはどれだけ感情移入ができたかで決まる。そういう尺度がある。その観点からいうとこれは私にとって最高にいい読書であった。 読み進むうちにどんどん入り込んだ。三十四歳の孤独な女の気持ちになりきった。物語の終盤、主人公が切々と初老といってもいいさえない片思い相手の中年男への想いを声に出さず語る。 「(三束さんは、)毎日、何を食べ、どんなふうに過ごし、誰と過ごし、何を大切に思い、どんなことを考えて暮らしているのか、わたしは何も知らなかった。どんな所で眠り、どんなところで本を読み、どんな人と、どんな話をして笑うのか。どんなことに腹をたて、どんなことが憂鬱で、眠るまえにはいったいどんなことを考えているのか。三束さんは、どんな女の人がすきなのだろう。これまでどんな女の人をすきになったのですか。どんなふうにすきになったのですか。もしわたしがきれいだったら、三束さんは夢でしてくれたようなことを、ほんとうのわたしにしてくれましたか。三束さんはどんな夢をみるのですか。わたしとしゃべることをすきだと言ってくれたけど、それはただ、しゃべるだけですか・・・・」 この切ないモノローグを、読んでいる私は自分の声で語ってしまっていた。読みながら主人公になりきっていた。自分が冴えないオッサンであることは頭から完全に消えていた。 これ位入り込めたのは、角田光代の『八日目の蝉』を読んでいて、若い女の乳児誘拐犯になりきってしまって以来のことだ。川上未映子の作品は幾つか読んでいるが、その中でも「入り込めた」加減は本作がダントツである。 ほとんど引き籠りに近い「わたし」は年一回、自分の誕生日でもあるクリスマスイブの晩にだけは夜の街を散歩する。そうして自分の誕生日を静かに祝う。そんな一年を十何回か過ごしてきたのが大人になってからの彼女の人生だった。 「わたしの誕生日を、一緒に過ごしてくれませんか」 その台詞を、私は泣きながら主人公の「わたし」と一緒に言っていた。 今どきこんな時代遅れで清らかな三十女がいるだろうか。こんな物語があるだろうか。呆れるほどに、「よかったなあ」と思う。 日本の文学なんてとか、芥川賞作家なんて所詮とか、いつもは思っているような人にも、たまにはどうとお薦めしたくなる一冊です。 | ||||
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すでにレビューされている、ちえさんの評がすごく、その通りで、的確です。 正直、タイトルから冒頭部分まではかなりの期待度でした。 が、内容的にイマイチすぎる。ぼくはもともと、劇のない、淡々とした物語は好きですが、これは不完全でした。 すべて真夜中の恋人たち、とあるんだから、複数の主人公による、真夜中を舞台とした、群像恋愛劇のようなものを期待していましたが、残念でした。 ただ唯一、主人公の女と聖との距離感に好感を持てました。 | ||||
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この人の本を読んだのは、これが初めてです。 表紙はとってもきれい。 読んでみて、あれれ、こんな感じなんだ、という印象でした。まずは彼女の、書きはじめのころの本を読むべきだったな、と。 文章の持つオーラ感はとっても強かったけど、内容が今一つ。。。 書かれているものを読むんじゃなくて、 音楽をきくのと同じかんじで、 文章が流れているのを感じる、という意味では心地よかったです。 面白くないわけじゃないけど、登場人物やストーリーが残念なかんじです。 他の方のレビューにもありましたが、 登場人物たちの人物像が典型的すぎて、人形が動いているみたいです。 人づきあいが極端に下手で内向的な主人公が 年上の男性への片思いする、というのが主な内容ですが、 作者の気合い、というか思い入れ のようなものが伝わってきませんでした。 本気で片思いするときは、きっともっともっと切実。 主人公の心の動きがもっと伝わってくればよかったのに。 | ||||
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この本は嫌いな人は、本当に嫌いみたいですが、私はけっこう 楽しめました。 | ||||
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爆笑問題の太田光のおすすめとあって、読んだ本。 読者の想像に任せる、といった余白部分が多いのが好印象。 聖のことについては特に。 | ||||
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一見、同じ川上姓の弘美の「先生の鞄」を思わせる恋愛小説。 二人の会話が「光」をめぐった美しい言葉に溢れていて 「先生の鞄」のほのぼのとはちがったキラキラした 感じが少しある。こうした言葉の使い方は見事。 特に出だしの真夜中をめぐる言葉が良い。だけどなあ、 あの物理の先生がニセモノだったという小説の終リ方 はあまりにも安易でがっかりした。もっと工夫が あるだろうに。宇宙と世界にはまだ終わりが ないけれど、個人の人生と小説には必ず終わりが ある。主人公が死ぬ、あるいはこれまで話は全部 嘘というのが一番安易な終わらせ方だよ。 | ||||
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発売の頃のPRが素敵だったんだと思い知らされるレベルの内容でした。 仕事がこの作品の主人公に近い職種で、その辺は特に偶像化されることもなく、 現実的に描かれており、親近感が沸きましたが、 ストーリーというか筋書きはちょっと非現実的な気がしました。 ただこんなに人気が出たということは、恋愛不器用を自認する女子が増えたからなのかもしれません。さらっと読むにはいいかもですね。 | ||||
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30代の独身女性たちの愛情問題や仕事に対する姿勢、生き方のことなどを書いた小説。読後すぐ小説として盛り上がりきれていないんじゃないかな、と思ってふと考えたのだけど、中学生の激しいいじめを扱った前作『ヘブン』もこの本も、30代の独身女性や、いま、中学でいじめられている子、いじめている子、といった当事者たちが読むと参照できるテキストになっているのではないかな。その分、作品は説明的になってしまっているかもしれないけれど、当事者が読むと、考えや気分を整理して、自分なりに登場人物たちと自分を比べて考える、そんなテキストとしては有効だと思える。 読んで面白かった面白くなかった、ではなくて、読者が本当に苦しいときに手をさしのべてくれる小説、そんな風に考えると、見方が変わってくる。 【以下ネタばれ】それにしても、はじめて「した」直後に、彼(高校生同士)に、「君をみてるとね、ほんとうにいらいらするんだよ」なんて言わせられるのは、川上さんだけかもしれません。 | ||||
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装丁はいいですね。きれい。 でも、内容は、読んでいて誰一人として 魅力的な人物がいなかったのが残念。 聖みたいな女性も、マスコミあたりに実際にいるんでしょうけど、 日本より海外で働けばストレスが少ないんじゃないかと。 読み終わった後に、重いものが胃に残った感じ。。。 私は合わなかったな〜。 | ||||
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もっと川上未映子さん作品って哲学的なイメージで、 彼女の作品を読むとそんな視点もあるのかなっていう新たな発見がありました。 ただ、今回は特に意味深いところもなく内容が薄い感じがしました。 ストーリーの展開もおもしろくはなかった。 次回作に期待します。 | ||||
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紡ぎ出される言葉全てが美しい。 どこか切なく、温かいラブストーリー。 この世の中で、こんなにも幸せな関係があるのか?純粋で、透明な世界観。 間違いなく、1番美しく綺麗な言葉、世界観。 読まないのはもったいない! | ||||
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装丁が綺麗でカバー買いをしました。 本棚に飾るだけであればとても美しい作品です。 内容的には、平坦なイメージを与えられ読んでいてとても疲れました。読み切るのに時間が掛かりましたし、読みきれたことがすごい(笑) 私は物語的なものを専門的に学んだことも学ぼうと思ったこと見ない人間ですが、この作品から得たイメージは、言わば、「世間(メディア)からみて充実していると言われる女性」が描く「世間から女性として充実していない」と言われる女性のイメージ像、を描いただけの内容のような気がしてしかたありません。すべてイメージイメージの固まり。 なので主人公に現実味がありません。こういう人間がこの世の何処かに、(読者が関わったことのない様な人物だとしても)いそうだと引き込ませるような部分がひとつもありませんでした。 切ないをむりやり文章に押し込めようとして読み手にもどかしさを与える、一方通行のお話です。 初めてこの方のお話を読みましたが、もう読んでみようと思えません。 | ||||
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