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すべて真夜中の恋人たち
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すべて真夜中の恋人たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 61~80 4/7ページ
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この本のテーマは「それぞれの価値観」と「美しさ」かと思います。 私は、一度この本を途中で放り出してしまいました。しかし、思いたって最後まで読んだ時、素晴らしい作品だと思いました。 詳しいことはあえて言いません。 | ||||
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最近川上さんの本を読むようになりました。なかなか心理描写が上手です。そのたび感心して読んでいます。ただ、少し時間が経つと中身を忘れてしまいます。私に問題があるのかもしれません。 | ||||
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タイトルと出だしが気に入って買いましたが、だらだらと暗い話で読めなくなりました。 登場人物がどれも好きになれなく、会話もまったくつまらなく、聖という人の会話は理屈っぽくて苦痛でさえありました。 著者の本は初めてですが、まさか読むのが苦痛になるとは...。 生理的にこの内容はだめみたいです。 | ||||
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普段あまり小説を読まないもので、技法だとか難しいことはよくわかりませんが…稚拙ですが感じたままに感想を述べさせていただきます。 主人公の女性の、純粋に人を好きでいる 熱くて綺麗で切ない気持ちが、すごくリアルに鮮明に描かれています。だれかを「好き」という想いが、本当に綺麗で素敵な気持ちだなと感じさせられます。恋人が、好きな人がそばにいてくれることだけでもう、本当にしあわせなことだな、と改めてすごく思わさせられ、純粋な気持ちを大事にしたい、恋人を大事にしたいなと思いました。 ラストも少し意外でこれはこれでリアルというか、変につくりものっぽくないのがよかったと思います。 川上未映子さんの本はヘブンも読みましたけど、物語自体にそんなに起伏はないのになぜかはやく続きを読みたくなります。 ただドカンと心に響いて余韻が残るほどではないので星4つです。でも、面白かったしなかなか好きな本です。 | ||||
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言葉を丁寧に扱って 紡いで 出来た本なんだなあと思いました。 ひとつひとつ、じっくり丁寧に描かれていて その気持ちがずんずんと伝わってくる物語でした。 女性ってこんなだよね というようなお手本のような女性が出てきて あー、あるある。わかる、わかる。 と、頷いて読みました。 女性の友情って どこで繋がってるかがわかるような。 なんとなく、主人公の気持ちがわかる気がしました。 | ||||
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若い女性のとても切ない純愛が、美しく描かれている。ほとんどありそうもないと思われるくらいピュアな恋の物語。恋愛経験もない地味な35歳の女性が主人公の「わたし」。偶然知り合った高校の物理学教師の58歳の初老男性「三束(みつつか)さん」に片思いになる。彼から「光」の物理学について教えを受ける。酒を飲まないと男の人と話すことができないくらい内気な「わたし」は、悶々と苦しんだあげく、彼の誕生日にお祝いの会食を企画する。食後、夜道に立つ二人のどちらからともなく、手が触れ、「わたしたちは指と指の背をふれあわせたまま、動かなかった」(p276)。彼が指先を握り返してくれる。思わず、「三束さん、わたしは三束さんを、愛しています」と告白してしまう。みるみるうちに涙が溢れ、顔をぐしゃぐしゃにして泣いてしまう「わたし」。「彼は何も言わずに、わたしに手をにぎられたまま、わたしのまえに立っていてくれた」(p278)。口づけがあったわけでもない。それで別れて、物語は終幕に。彼から手紙がきて、彼は高校教師ではなかったことが分る。 散文詩のような美しい純愛物語だが、しかし本書は、小説の技法という面で、まだ少し欠陥を抱えている。「わたし」と「三束さん」を抽象的に描く為かもしれないが、それ以外の登場人物があまりにも類型的に描かれすぎているからだ。とりわけ「わたし」と同い年の親友の女性「石川聖」は、本書で重要な人物なのに、週刊誌などにありがちな紋切り型に造形・表現されているので、いかにも低俗な女性であることしか分からず、彼女のディテールと個性が描かれていない。フロベールやプルーストのように、脇役の個性やディテールをも絶妙に表現し得たならば、本書はもっと傑作になっていただろう。 | ||||
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読了後、そういえばこの本の評価はどれほどなのだろうと思って見てみたら、あまりに評価が低いものが多いのと、どうやってこの本を読んだのだろうか? と思い、いつもは書かないレビューを書くことに。 まずこの本は、恋愛小説ではないと思います。確かに恋愛の描写は出ますし、それが一つの転機やきっかけになっていることも事実ではありますが、この作品が描いているのは、それがメインではないと思います。 主人公の女性の持っている静謐さ、誠実さ、弱さ、長所短所、そのどちらも彼女であり彼女を成立させている要素です。 主人公や登場人物に共感できないという感想を抱いた人は、ある意味この本の良い読者なのかもしれません。 だって、それほどまでに私や自分という存在と、この本に出てくる人物がきちんと違う人物だからです。 また、切実さを感じないという感想を抱いた人もそうです。きっとそれが、あなたとこの主人公の違い、なんです。 彼女は彼女の生き方があって、彼女だけが持っている独特な空気や感じ方を持っている。 世の中に生きる誰しもがある意味そうであるのと同じように。 作者は、それほどまでに誠実に冬子という一人の人物を描いたのです。 こうであるべきという前提でこのお話を読んだら、きっと面白くないかもしれません。 寄り添い読み進めることで、誠実に描かれた冬子という人物をどれだけ「彼女という人物」として読んでいくことを楽しめるかでこの本の読後感は変わるかもしれません。 *以降ネタバレ注意 校閲の仕事をしていることもあり本をまともに(楽しんで)読めない、そして担当の聖(や過去の彼氏)からも自分がない(選択してない)・イライラするといわれた彼女ですが、彼女は、三束さんと出会い、別れ、一つの『言葉』を自分の中から生み、見つけます。 彼女という人物に寄り添い読み進め、そんな彼女が自らの『言葉』を最後に一つ生み出す/見つける。 その言葉は、彼女自身なんだと思います。誰にも何にも代えがたい、彼女という言葉なのです。 | ||||
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有名な本だというので読みました。 よかった点は、状況描写ですとか、風景描写が綺麗でした。最初の入りなども読みやすかったと思います。 悪かった点は、私にはとても合わなかった。登場人物誰一人として感情移入も出来なければこういう風に生きたいと思えるような生き方もしていない。 主人公は終始ぼんやりし、自分がなく受け身で、それなのに自分の世界を否定されると怒るのです。その展開しかも終盤ですしそれを中盤にやって最後に少しでも変わるなら希望はあるというものを、結局なにもない終わり方で友人との喧嘩の終着点も解決策ではないし、最初と最後で主人公の心のあり方も人生観も変わらないまま。その生き方を友人や元彼にイライラするとまで言われているのに自分は変わる気すらなく。 友人は友人でいい人という印象なのは最初だけで、他人からその人の悪口を聞いて主人公が反発したと思えるような展開。根本的に主人公と合わないのでは?と思いました。 好きになった人も、嘘っぽいと思っていたら本当に嘘をついているし。感情のない人形のような男に思えました。いいとこばかりを見ているような。 最初から最後まで主人公は自分の世界にいて、こんな人間本当にいるの?というくらいでした。 よく言えば繊細な美しい日常風景の小説。悪く言えば悪意があるとすら言える人間描写の残るものもない小説。 私には合いませんでした。 | ||||
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主人公の女が昼間から酒を飲み始めたあたりから終始イライラと嫌悪を感じ始めて最後まで読めませんでした。こんなに不愉快な気分になった小説は初めてです。つまらなかったです。 | ||||
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ちっともこの本の良さが分らない方も多いと思います。 それは冬子とまったくちがう生き方をしてきたから、冬子の気持ちは全然理解できないものなのだと思います。 鈍い女性が主人公です。 人にも、自分にも鈍いです。 傷つかないように、なにか厚くてぶよっとした皮を一枚かぶって、その中で生きてるような。 さみしいさみしい、って泣いてわめいてみせて、哀れに思ってもらえるような器用さもありません。 さみしいということも、無意識に気づかないようにしています。 ぼんやりとしています。 この本ではもう一人女性が出てきます。 友人の聖とかいてありますが、冬子と聖の認識は友人ではなかったと思います。 ちゃんと友人と言う認識になったのはきっと最後の方で二人で泣いたところだと思うんです。 聖も生きにくそうな、冬子と別のタイプの不器用な女性です。 冬子には友達がいませんが、聖にもきっと友達はいません。 冬子の存在がどれほど必要だったか、連絡がつかなくなってから気づき、そして腹がたったんでしょう。 なんで連絡してくれないの、ってなる気持ちよくわかります。 印象的なシーンは、恭子さんが聖のことを批判するシーン。 恭子さんからみた聖は、冬子からみる聖とは全く違っていたのでしょう。 あと、典子さんの「登場人物~」のシーン。 まさにザクッときました。 登場人物でなくなった人間には、たしかによく相談できます。身近な人には、逆に出来ません。 評価が3なのは、終わり方があんまり好きじゃない。 なんにもない終わり方。でもそこもきっと好き嫌いにわかれるでしょう。 あと、この小説にでてくるそれぞれの女性のだめな部分が全部自分に当てはまった気がして辛いので。 | ||||
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主人公はごく大人しい真面目な女性で、他人が苦手だし集団の中では自己主張どころかほとんど話もしない。一人称だから書いてはいないけれど、他人から見たら彼女の顔は能面のような無表情に見えるのではないか。生き生きとした感情の浮かばない顔、何を考えているかわからない。だから他人は彼女を見ているとイライラする。彼女にもなんとなくそれは解っているけれど、自分ではどうする事もできず、せいぜい酒でも呑むしかない。 だけど彼女も恋をする。おずおずと、ためらいながら、やはり心はときめく。しかしそれでも、他人には彼女の顔はやはり無表情に見えるのかもしれない。けれどせつなくてたまらなくなると、そんな彼女の瞳からいきなり涙がポロポロとあふれるのだ。そのとき大方の他人は、ただ面喰らうだけではないだろうか。そして何か妙に真面目な顔で彼女を眺める、ああこの人だってやっぱり人間だったんだ、と。 そんな彼女を面倒な女と思うか、可愛いと思うかで、この小説の評価は分かれる気がする。私は後者だったので、面白かった。 | ||||
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適当に買った本でしたが、今のところ人生トップ3に入ると思います。これからも折に触れて何度も読み返すだろうと思います。それくらい共感したし最後の部分で救われました。 | ||||
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紙のうえに文字がのっているだけなのに、 どうして床のつめたさや日本酒の香りがじぶんの体に つぶさに感じられるのか。 三束さんの嘘はあれだけじゃないと思うし、 冬子はあの漢字を「さんたばさん」なんて素で読む人じゃないと思う。 三束さんには家庭があるような気がするし、 冬子は初めて名前を知るシーンで酔いとともに、自身も気づいていない媚びを発揮している気がする。 小説って、すべてのことをわかりやすく丁寧に説明してあればよいわけではないんだなあ。 いろいろなシーンが丹念につくられていてページをめくるのが楽しかった。 ありがとうございました。 そしてわたしは聖に惹かれました。聖の冬子への不器用な友情の示し方が特に好きです。 | ||||
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始めのほうは、主人公の校正の仕事の静謐さや、女の友情が深まりそうな予感にワクワクして読んでいましたが、 お酒に頼りだしたあたりから主人公に嫌悪感を覚えて終始イライラしていました。 途中からアル中日記を読んでる気分。 昼からお酒飲んで外で吐き散らかし、それでいてオドオドしてるような主人公には全く共感できないし、 そんな主人公の内面をなぞった展開の浅い本作が魅力的だとはとても思えません。 作者自身は美人でコミュニケーション能力が高そうなので、対人関係が苦手な女性のことを上から目線で想像して こんなに見当外れで不快なだけの主人公を生み出したんだろうなと感じて、より気分悪くなりました。 | ||||
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美しいんだけど、切なすぎて胸が痛かった。 生きていくって、ホント、起きて食べて仕事して寝て、だけじゃなくて、ホントしんどいもんだ。 誰かの人生の登場人物になるって、必要なことなんだ。 | ||||
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表紙に惹かれて購入しました。文章は綺麗なのですが、登場人物に魅力的な人や共感できる人がいませんでした。読んだ後、モヤモヤした気持ちだけが残りました。残念です。 | ||||
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284ページの主人公の心情描写が美しく、何度も読み返しました。私は読むのが速いので2時間もあれば読めてしまいますが、この本は言葉の美しさを楽しみながらじっくり読むのがおすすめです。 | ||||
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ここまで買ったことを 後悔した小説は珍しいです。 台詞を読むたびに、だから何?と 感じてしまう感情表現。 共感できない主人公。 展開も登場人物のやり取りも、 正直イライラしっぱなしで… 読み進めれば進めるほど、 気持ちが萎えていきました。 結局最後まで読めず挫折。 この作者さんの作品は初めて拝見しました。 文章自体は読みやすいのに… すごく残念です。 次回作頑張って欲しいです。 王様のブラ◯チで紹介されてて 思わず買いましたが… もうテレビ紹介は信用しません。 | ||||
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時間つぶしに本屋で平積みされてたので購入。先が気になり一気に読みましたが。 主人公の不器用さ。淡々としながら、心のなかは感情が渦巻いていてる。 お酒を飲んで外出するところとか、貰った服をきておしゃれするところとか本当にイライラした。笑 世の中にはいろんな人がいて、きっかけが必要とか、そういうのもわかる。でもイライラしたのは、私は恋心とかだけじゃなくて生き方とかそういうところのアウトプットの仕方と葛藤が二十歳前後の私にもあったので気持ちはわかるんだけど、もういつまでそんなことしてんの?みたいなところ。人生は短い! 電車で読んでいて、頭を撫でてもらったところで不意にも涙ぐんでしまいました。 わかる、すごくわかる。 ただ、出だしで期待した分、淡々とした物語だった気がします | ||||
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内容は処女(ほぼ処女)の、初恋の話。 処女の妄想が激走して、途中でついていけなくなりました。 ただ、主人公の仕事相手&友人として登場する女性が 毒づくシーン(最後の最後)は、えぐってきます。 ラストもよかったと思います。 (もたもたとした文体なので、世界に入り込むのにひと苦労。 そしていちいち川上さんの顔がちらついて、集中できない・・・) | ||||
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