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すべて真夜中の恋人たち



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【この小説が収録されている参考書籍】
すべて真夜中の恋人たち
すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)

すべて真夜中の恋人たちの評価: 3.37/5点 レビュー 127件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.37pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全127件 41~60 3/7ページ
No.87:
(4pt)

独特な文体

独特なくどい(と言ったら失礼だけど)文体なので、好き嫌いがはっきりと分かれると思う。個人的には嫌いじゃないし、友人の毒舌パートはかなり好きだったが、心理描写に「〜のだった。」という文末が多様されているのが気になって仕方なかった。
すべて真夜中の恋人たちAmazon書評・レビュー:すべて真夜中の恋人たちより
4062172860
No.86:
(5pt)

ただ素敵でした

個人的にはすごく素敵な読書体験をさせてもらったなぁ、と感じた。光や闇の表現といい、雨や涙が体を伝い落ちていく感じといい、文章そのものがきらめいていた。たしかに、ややロマンチックすぎるところもあったのですが、書き手も浸ってかいてるのかなぁ…と思いはじめたラスト付近で突然つきつけられる、友達未満(というか仕事相手)の女性からの酷い言葉。読者の感情を誘導するのがすごく上手いなぁと思うし、お決まりのハッピーエンドにもならず、けれど主人公はこれで幸せそうなのがよかった。じんわりと良い気持ちで本を閉じた。この本を世に出してくれてありがとう、という気持ち。
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No.85:
(5pt)

共感の嵐

普段、陰キャだと揶揄され、苦しんでいる方々には共感できる部分が多くあると思います。
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No.84:
(2pt)

がっかり

川上さんの本はヘヴンを読んだことがあり、すべて真夜中の恋人たちも興味があって読んでみました。
しかし、だらだらした展開が続いて途中で挫折しそうになりました。光の感覚は共感できるし、登場人物たちの考え方や言ってることなどもわかるのですが、正直つまらないです。
他の方々のレビューを見て、後半の展開に期待しながら最後まで読みましたが、とてもがっかりしました。結局何が言いたかったのか、単純に恋愛小説なんだとしてもおもしろくないです。
平仮名が多いのは主人公が酔っぱらっているからなのでしょうか?
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No.83:
(1pt)

残念

初めは期待して読み進めたが、主人公と聖のバーでの会話のやり取り辺りから、内容が全然頭に入ってこなくなった。台詞が馬鹿っぽいし、文章も下手だし、話を無駄に引き延ばしている感じもあり、イライラさせられた。つまらなくて嫌になった。
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No.82:
(5pt)

強い孤独と絶望感と恋心

KOH+の「最愛」が頭の中で流れてました。
頭の中での三束さんは堤真一でした。
個人的に凄い好きでした。
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No.81:
(1pt)

文章力不足

日本語が致命的に破綻している。

「そんな後悔のような不安が執拗にまじりあったものが喉の奥からこみあげてきて、声にもため息にもならないそれをふりはらうことができなかった」
(文庫版34ページ)

こんな文章が続きます。
・何回読んでも意味不明な文章
・句読点の打ち方が本当に下手
・平仮名にしている箇所が多い理由も不明

他にも沢山とダメな点が多いのですが、一言で表すと美しくないのです。
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No.80:
(2pt)

この 《いかにも作りもの臭い物語》 は、著者の【精神の核】に関わっているような気がして・・・・鼻白む思いを抑えることができなかった。

世の中にはたくさんの人が生きており、それぞれに個人的物語がある。それが、不思議な内容であっても、よくある、ありふれた物語でも、それは問題ではありません。読者を、物語の中に引き込めば良いのですから。

ただ、このお話には、どこか作りものの臭いがプンプンしてしまう。「匂い」だったたら問題ないのですが。芥川賞で認知された著者の独特の文体が、すこし嘘くさい、作りものの(十分、身に付いていない)、「わたしって、変った文体で文章書いているでしょ?」 がみえて哀しい。

《いかにも作りものの物語》 でも楽しめる、物語に入っていける小説もあれば、この小説のように白ける物語もあります、どこがちがうのか??
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No.79:
(5pt)

とても面白い。妻にも薦めた。

一見冴えない主人公だが、うちに秘めた感情の起伏に共感した。心理描写が素晴らしい。これまで知らなかったけど、すっかり川上未映子のファンになってしまった。他の著書もタイトルが変わっていてさらに読みたくなる。
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No.78:
(5pt)

川上未映子という怪物的天才。

もったいなくて引用がちょっと出来ないのですが、入江冬子が典子に浴びせられる言葉が、
特に仲が良い関係の人から言われたのではないにも関わらず「これは酷すぎる」と。
 
浅い関係の友人から言われてもこんだけ傷つくような言葉があるんだ、と。 
文才というのはお綺麗な、あまり思いつかない言葉を羅列する力なんかではなく、
真実を一般の人よりずっと深く見抜く才能なんだな、と 思い知らせてくれる作品です。
その深い洞察を、後はさらりと書くだけです。

そこまで辿り着かずに(なんかつまらん会話の小説だなあ)って本を閉じたら人生の
大きな損失なのですが、それもその人の運命か。本好きは全部丁寧に読まなくても
パラパラとめくったときにその本の一番の「肝」にぶち当たるので、304ページある
この単行本の中のわずか10ページほどで私はそこに行き当りました。

オカルトか、って?そうですよ。恋愛なんて後ろから誰かが自分を好いて見ていたら
振り返らなくたってわかるじゃないですか。黙って立っとったって、好きだの殺気だの、伝わって
くるじゃないですか。古本屋に入っていって(こっちかな)って引っ張られる方向に行って
棚を見たら「これだ!」っていう本がちゃんと待ってるじゃないですか。

宇宙を流れる小さな塵、その塵が二つ、一瞬かすめて触れ合って、またそれぞれが全く
別の方向に流れていく。人間の関係なんてそんなものです。違いますか?
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4062172860
No.77:
(5pt)

すごい恋愛小説です。びっくりしました!

本当に、不器用に生きていていて、感情をうまく表現できない冬子さんの感覚。すばらしい描写ですね。私には共感呼びすぎでした。
突然見つけた三束さんへの思い。どう表現して良いのかわからないし、自信がないんだよね。
でも、その自然の戸惑い感、本能的な愛の感覚、すごく良く表現されています。
後半は、残りのページが減っていくのがとても寂しく思えるようになりました。

喫茶店の前、雨で立ち尽くすシーン、泣きたくなるような気持ち、良くわかりました。すごく描写が強烈で印象に残ります。
そして、ルンルン気分で帰って来たアパートの前で聖が待っているシーン。ちょっと驚き。冬子さんを本気でほっといて、という感覚。

登場人物がたった3人のこの小説、ストーリーの展開はちょっともったいない感じがしますが、感覚の繊細さ、鋭さは驚くばかりです。
私も真冬の寒い夜の散歩が好きで、あの研ぎ澄まされた暗さや光の感覚はわかる気がします。

川上先生の作品は初めてだったので、大変驚きました。良い読書体験でした。
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4062172860
No.76:
(5pt)

ショパンの子守唄の描写が最高

現実みたいで泣いた。
冬子も聖も私のことのように思える。
こんなひどい感覚で生きている私はどうかしてるんじゃないかと思っていたが、冬子も聖も私以上にひどい為、救われる。でも同時に傷をえぐられる。
他の登場人物の言動への突っ込みの入れ方も同感。

冬子がショパンの子守唄を聞いている時の妄想の描写がすごい。それを書くためにこの小説を作ったのかなと思った。聞きながら読んだらトリップした。
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No.75:
(4pt)

きれい

文体がとてもきれいできらきらしたような印象が残りました。
読みやすいか読みにくいかで評価が分かれそうだと感じましたが、個人的には読みやすく一気に読み進めてしまいました。
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No.74:
(2pt)

著者の本を初めて読む人にはお勧めしない

初めて読んだ川上三映子の本だった。初期の頃の奇抜な題名の本たちに気圧されて食わず嫌いで読んだことなくて、試しにこの本から読んでみたけど、もっと斬新な文章を書く人かと思ってたから肩透かしくらった。
うまく行動を起こせない主人公に終始もやもや。読み終わってももやもや。
でもこういうタイプの人は共感できるのかもしれない。私は主人公より若いけどここまでな人に会ったことはない。
個人的に起承転結はあまり重要視していない。
表現が上手いから最後まで読めた。それだけ。
次は食わず嫌いしてた方を読んでみたい。
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No.73:
(4pt)

すばらしい文体。もっと深くへ。

川上未映子は「みみずくは黄昏に飛びたつ」で知り、その後「乳と卵」「ヘヴン」「きみは赤ちゃん」を読み、続いて本作を読んだ。
どんどん文章に磨きがかかっていて、「みみずくは」で村上春樹と語っていた重要である文体について、彼女ほどのものを書ける若手作家はいないんじゃないかという域に達していると思う(エラそうにすいません)。1ページ読めば、この文章が川上未映子が書いたものだというのがすぐわかる。
純文学の恋愛小説らしく、ありきたりな恋愛は描かれていない。ちょっとひねくれた恋愛である。
主人公の冬子がアル中みたいになっていくのも、狂気を感じる。

ただもう少し、渾身の小説が読みたいと思った。
「みみずくは」で話していた「地下二階へ連れていく物語」を川上未映子の小説で読んでみたい。
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No.72:
(3pt)

リアルな女性の日常感覚

恋愛小説ということだけど、壮大なものではなく、ごく平凡な20~30代女性の恋愛と日常を描写したような作品だと思う。 
 もしこの本が評判がよいとしたら、そういう平凡さや、リアルな女性の仕事、恋愛、生活感覚が共感を呼んだからではないだろうか。 
 太田光が帯で「天才が紡ぐ繊細な物語に超感動、美しい表現はもはや言葉の芸術」と紹介していたのだけど、個人的にはそこまでの感動はなかった。 
 けど、主人公冬子が学生時代を振り返ったり、内省をする場面では、自分自身の体験と重なるところもあったり、物理学の話が少し出てきたり、面白いと感じる箇所はありました。
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No.71:
(4pt)

いろんな人の感情を知る小説

とても良い作品でしたが、レビューが低い方が多かったので書かせていただきます。
恋愛小説として期待すると、最後まで盛り上がりのシーンが多いわけではないので物足りなく感じる方が多いのかもしれません。人と接するのが得意でない主人公が、如何にして世間から自分が見られているか客観的に理解しながら、自分のやり方で人生を切り開いていくという物語です。淡くてはかない恋心が、恋愛を知らない主人公の中では“恋”とさえも認識されず、ただただ気持ちだけ大きくなって行く展開は、読んでいて本を閉じる間もないほどわくわくする展開でした。
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No.70:
(4pt)

じょうずに愛をかわせない人々

基本的には何も起こらない物語という印象。
主人公は、友だちとも、異性とも、じょうずに心をかわすことができない。
誰かを愛するということもどうも難しいままに34歳になってしまったらしい。
初体験も相手にひどいことを言われて女子として異性と関わるのにも挫折し、同性の他人にもずいぶんひどいことを言われっぱなしのままになっていて、他人と本当の意味での関わりが持てないまま、ついに酒に溺れるようになる。

そんな彼女が異性にはじめてエロスじゃないけど愛を感じて、関わりを持ちたいと思うまで
そして肉体的な関わりはないけれど、はじめて自分の中から"言葉"が"生まれた"。

という感じかな
初恋物語のような感じだが
誰もが人生に一度くらいこういうことってあるなあと思った。
今時こういうタイプの人は多いだろうな…。
しかし読後感としてはすごく痛い。

聖と主人公はネガとポジのような関係でこの友情も、こうしてはじめて、つながりを求めることを通じて主人公たちが手に入れたもの、ということになるだろうか。
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No.69:
(1pt)

ただ、ただつまらない

太田光の推薦であること、美しい装丁に惹かれ期待して読みました。
美しい文章、ストーリーにはっとさせらるのかと思いきや、、、
美しいのは装丁だけでした(笑)

冗長な文章とストーリー。そして何より登場人物の肉付けが薄すぎます。
他のレビュアーさんも仰っていましたが、
著者に内気でコミュニケーション下手の女性を描くというのはかなり無理があるようです。
元ホステスで、テレビで拝見してもおしゃべり好き、コミュニケーション上手のようでした。
もちろん社交的な性格であっても優れた小説家であれば真逆の人間を描くことはできるはずですが(笑)。
著者はそうではないということでしょう。

著者は本当に小説が書きたいのでしょうか。
表現したくてしょうがないことがあって、小説という形にしているのでしょうか。
読んでも何も伝わってきません。
ただの小説もどきの文章というだけで、なぜこれだけ業界うけするのでしょうか。
しかし、ここのレビューを読んでもわかるように一般読者はこの作品の真価を見抜いているようです。
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4062172860
No.68:
(5pt)

いいですよ。

予想に反して評価が悪いなと思い、レビューしてみました。
私はとても面白かったですよ。
途中でダラダラする事もなく。
お酒の部分はそこを読んでいる時はなんじゃ?と気持ち良くないのですが、読み手にそう思わせる事も重要では。最終的には主人公を語るに必要な流れだと。
評価はバラついているので、八方美人な物ではない。それで良いんじゃないですかね。
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4062172860

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