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すべて真夜中の恋人たち
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すべて真夜中の恋人たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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プレゼント用で不明 | ||||
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人と関わる事が極度に苦手な主人公の冬子さん。数少ない関わりを持った人達からも一様にイライラされてしまうのは何故なのだろうと思いました。 関わった人達が黙って去って行くのではなく「君(あなた)には本当にイライラする」と言ったり、言う必要のない辛辣な決別の言葉を残さずにはいられなかったのは、きっと冬子さんが本当に孤独だった訳ではなくて、親身に歩み寄ってきてくれた人や、手を差し伸べてくれた人に対して、無意識に不義理な態度や恩知らずな言動をしてしまうからなのだと思いました。 本人には全く悪気はないし、その事に気付いていないだけなのでしょうが…。 それは、自転車を引っ張り出そうと苦戦していた通りすがりの人にまで「おまえ何見てんだよババア、ブス」と吐き捨てられた所に答えがあるように感じました。 この冬子さんは、目の前で困っている人がいても眺めているだけで、助けてあげようとか手伝ってあげようという気持ちは微塵程も起きない人のようですね。 いつも人にやってもらうばかり、または言われた事をやってそれで終わりで、自分からは誰に対しても見ているだけで、「お手伝いしましょうか?何か私に出来る事はありませんか?」という気持ちが全くないのですよね。 このような人を生きづらさを抱えた人と言うのか、困った人と言うのかは立場によって変わりますね。 そんな冬子さんを理解してくれて幸せになれる相手がやっと現れたのかと思ったら…残念でした。 気が利かない人がいると周囲は苦労しますが、ご本人はご本人で苦悩しているのだなぁと思った程度で、哲学的なお話だと感じる程には深く読む事が出来ませんでした。 読む側の力量が問われる作品なのでしょうか。まだまだ勉強不足です。 | ||||
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究極の恋愛小説といううので期待していたのですが、何か物足りない感じがしてなりません。 中年の男性と若い女性とみだらなことは無いのですが、こんなこと起こりうるのかなと なんとなく不愉快な思いが残りました。何度か読み直そうとは思わない物語でした。 | ||||
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ものすごく前評高く手に取り、この本を読了した結果、私には全く響かなかった。 多分疲れているのだ、私自身が。 空を見上げても空に星があることを気にする余裕もなければ、美しさには気づけない。 それくらい、表層的に読むとつまらない。 しかし一つ一つの物事の下にある物語を広がりを見つけられれば、きっと見事な星座が広がっていたはず。 | ||||
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独り身30歳女性の話として、よくあるパターンの話。 | ||||
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女性の心が周りとの関係や置かれる状況で変化するのは納得できました。しかし、初老の男三束さんの描写が足りなくて、今一つ入れませんでした。何故三束さんに惹かれたのか、三束さんはなぜ嘘をついていたのか… | ||||
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ヘブンに続いて手に取った。 ヘブン同様、弱者の主人公、弱者の立場からの視点の小説はなんというか、個人的に居心地が悪く、没入できない。 著者本人はそのような生き方でない(はず)なのにこのような小説を書くのは偽善、という思いが天の邪鬼な自分にはどうしても発生してしまう。 合う、合わないで言えば合わない小説。 村上春樹に類似するという声があるようだが、その評価も疑問。 | ||||
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恋愛小説ということだけど、壮大なものではなく、ごく平凡な20~30代女性の恋愛と日常を描写したような作品だと思う。 もしこの本が評判がよいとしたら、そういう平凡さや、リアルな女性の仕事、恋愛、生活感覚が共感を呼んだからではないだろうか。 太田光が帯で「天才が紡ぐ繊細な物語に超感動、美しい表現はもはや言葉の芸術」と紹介していたのだけど、個人的にはそこまでの感動はなかった。 けど、主人公冬子が学生時代を振り返ったり、内省をする場面では、自分自身の体験と重なるところもあったり、物理学の話が少し出てきたり、面白いと感じる箇所はありました。 | ||||
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ちっともこの本の良さが分らない方も多いと思います。 それは冬子とまったくちがう生き方をしてきたから、冬子の気持ちは全然理解できないものなのだと思います。 鈍い女性が主人公です。 人にも、自分にも鈍いです。 傷つかないように、なにか厚くてぶよっとした皮を一枚かぶって、その中で生きてるような。 さみしいさみしい、って泣いてわめいてみせて、哀れに思ってもらえるような器用さもありません。 さみしいということも、無意識に気づかないようにしています。 ぼんやりとしています。 この本ではもう一人女性が出てきます。 友人の聖とかいてありますが、冬子と聖の認識は友人ではなかったと思います。 ちゃんと友人と言う認識になったのはきっと最後の方で二人で泣いたところだと思うんです。 聖も生きにくそうな、冬子と別のタイプの不器用な女性です。 冬子には友達がいませんが、聖にもきっと友達はいません。 冬子の存在がどれほど必要だったか、連絡がつかなくなってから気づき、そして腹がたったんでしょう。 なんで連絡してくれないの、ってなる気持ちよくわかります。 印象的なシーンは、恭子さんが聖のことを批判するシーン。 恭子さんからみた聖は、冬子からみる聖とは全く違っていたのでしょう。 あと、典子さんの「登場人物~」のシーン。 まさにザクッときました。 登場人物でなくなった人間には、たしかによく相談できます。身近な人には、逆に出来ません。 評価が3なのは、終わり方があんまり好きじゃない。 なんにもない終わり方。でもそこもきっと好き嫌いにわかれるでしょう。 あと、この小説にでてくるそれぞれの女性のだめな部分が全部自分に当てはまった気がして辛いので。 | ||||
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時間つぶしに本屋で平積みされてたので購入。先が気になり一気に読みましたが。 主人公の不器用さ。淡々としながら、心のなかは感情が渦巻いていてる。 お酒を飲んで外出するところとか、貰った服をきておしゃれするところとか本当にイライラした。笑 世の中にはいろんな人がいて、きっかけが必要とか、そういうのもわかる。でもイライラしたのは、私は恋心とかだけじゃなくて生き方とかそういうところのアウトプットの仕方と葛藤が二十歳前後の私にもあったので気持ちはわかるんだけど、もういつまでそんなことしてんの?みたいなところ。人生は短い! 電車で読んでいて、頭を撫でてもらったところで不意にも涙ぐんでしまいました。 わかる、すごくわかる。 ただ、出だしで期待した分、淡々とした物語だった気がします | ||||
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「三束」という名字を「さんたば」って、 プロの校閲者が読みますかねぇ? | ||||
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川上だけど弘美でなくて見映子だった。弘美と区別できない文体は読者迷惑?校閲は読んではいけない。一度イギリス人が校正しているところをみた。すごい速さ。英語は右から、つまりword 単語でなくて letter 字をチェックするらしい。鏡文字を読む人もいる。日本語は逆向きにチェックできるだろうか。英語と違って左右上下どこからでも読める。6から時系列でも読める。8まで削って9から始めることもできる。12から始めることもできる。順序を自由に入れ替えられる電子版に向くテクスト。 | ||||
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主人公の冬子を静とすれば、美人で男に不自由せず、何でも自分で選択して前に進め、仕事(への姿勢)に最大価値をおく聖は動。彼女達の共通点は孤独で人から愛されず、また、愛してもいない東京で働く30代半ばの独身女性であること 恐らく彼女らと同年代の芥川賞作家・川上未映子の名前なしに出版されない小説でしょう 吉本ばななの父・吉本隆明の「第一級の作家はこの心の動きは俺だけにしかわからない或は俺しか体験したことがないと多くの読者に思わせる」という言葉を借りれば、☆3つが妥当だと思いますが 自分で自分の人生を選択してこれなかった、自宅で校閲者として働く孤独な冬子が、お酒の力さえも借りながら、ありったけのちから(勇気)で、仄かに自分の人生(恋愛であり、他者と関わること)を歩み出す姿に、一人でも多くの読者が希望を抱ければと願わせる切ない作品です | ||||
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