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大鴉の啼く冬
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大鴉の啼く冬の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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| 英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」の’06年度、ダンカン・ローリー・ダガー(ゴールド・ダガーから名称変更した最優秀長編賞)受賞作である。 ロンドンから北へはるか960キロ。イングランド本島からさらに北に位置する英国最北端のシェトランド諸島。その本島で新年早々殺人事件が起こる。 スペイン人の血を引くペレス警部が緻密な捜査を始める。 なにしろ顔見知りばかりの小さな町で、誰が、何のために女子高生を殺害したのか。 捜査で浮かびあがったのは、8年前の少女失踪事件との関連と知的障害のある容疑者の老人の存在だった。さらに、その失踪した少女の死体が見つかるに及んで、老人はイングランド本島から来た捜査陣に逮捕されてしまう。 それでもペレス警部の地を這うような捜査の結果、一月の最終火曜日におこなわれるヴァイキングの火祭り<アップ・ヘリー・アー>の夜に、新たな事件が起こり、それをきっかけにしたかのように哀しい結末が明らかになる。 本書は、謎解きの興味もさることながら、ミステリーの形を借りて、英国最北端の地に生きる人々の、懊悩と感慨を描いており、それが読むものの心を動かすのである。 | ||||
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| 安楽椅子探偵の元祖のひとりとして語られることの多い、隅の老人を主人公にした短編集です。実際には安楽椅子には座っていなかったり、座ってばかりおらず自ら検視審問に出かけたりと、「安楽椅子探偵じゃないんじゃない?」という声もありますが、本シリーズがそれまでになかった探偵像を打ち出したことは確かでしょう。探偵自らが語り手であるという作風を発明したことだけでも、この作品群は推理小説史に特別な地位を占めていると思います。 探偵自身が語り手であるということは、どうしても話の信憑性に対して眉につばをつけたくなってしまうのですが、そのあたりの胡散臭さが逆に本シリーズの魅力になっているし、最終作へ向けての心理的な伏線としても機能しているように感じました。 | ||||
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| どこかの出版社で全訳集でないかしら?って思ってしまいます。そんなに、超大量に 作品がある訳ではないのに未だに翻訳が版元が別でも揃わないのが残念です。 近年の復刊ブームと違い、新訳をしなくてはならないのでハードルが高そうですけれど、 死ぬまでに全作読みたいと思う作品の一つです。 最終話、好きだなあ。トマス・ハリスもレクター博士シリーズを短編で書けば良かった のにとか思ってしまいます(隅の牢人、とか) | ||||
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| 名前も素性も分からず、婦人新聞記者のバートン嬢に手に持った紐に結び目をこさえながら様々な謎の事件の真相を話して聞かせる奇妙な老人の活躍する短編集です。 ハヤカワ文庫から同種の短編集が出版されていますが13編中6編が重複しています。 しかし、どの事件もなかなか興味深く良作だといえるでしょう。 作者のオルツィ自身は「隅の老人」の作品群に対して重きを置いていなかったようですが、多くの「シャーロック・ホームズのライバルたち」の中でもその存在は異彩を放っています。 | ||||
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| 喫茶店の片隅で奇妙な糸を撚りながら 新聞記者の話を聞くだけで、事件を解決する 安楽椅子探偵“隅の老人”の活躍をまとめたもの 本国では第一短編集「隅の老人」第二短編集「ミス・エリオット事件」が 同じ時期に出た関係からその2つから主に収録されています シャーロック・ホームズのライヴァルたちのひとつ | ||||
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