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たゆたえども沈まず



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【この小説が収録されている参考書籍】
たゆたえども沈まず

たゆたえども沈まずの評価: 4.16/5点 レビュー 200件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.16pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全200件 81~100 5/10ページ
No.120:
(4pt)

初めてゴッホに近づく切っ掛けを作ってくれたことに感謝

フィクション(ストーリー)としては他の辛口レビュアーの何人かの方と一緒で、可もなく不可も無くくらいが妥当と思います。
一方で、ゴッホの人生を辿るノンフィクションとしては(著者自身も述べている通り)加納重吉という架空の人物の設定をはじめ該当しないでしょう。
そういう背景から、本書の位置づけは、ゴッホ兄弟と林忠正の邂逅が生んだ人類史上の奇跡へのオマージュということになるのかと。
その意味で、私は本書と出会えたことに感謝しています。正直なところ、ゴッホは関心あれどどこか食わず嫌いで、世間が持ち上げるほど(オークションで史上最高値での取引があったなどのニュースとか)真価を理解したいとも思っていませんでした。いわんや、一歩踏み込んでその壮絶な画家人生や、活動の地を訪れるなど彼の作品が生まれた背景などを知る由も無かった。
実は、家族がパリ郊外のゴッホ終焉の地オワーズ川流域の大学に留学していたことがあり、一度その地を訪れたことがあったのですが、今となってはゴッホのことを知っていればもっとセンチメンタル・ジャーニーになったのではと後悔までしています。
本書の力は、当時を生きるゴッホ兄弟の視点で世界を感じられることでしょうか。着飾った文体や、蘊蓄過多で辟易とすることがなく、あくまでも主人公達の心情を慮った暖かい筆致に好感が持てました。

蛇足にちょっとだけ苦言を。
憧れのパリに渡り、粉骨砕身で日仏のカルチャーの橋渡しに奔走する林と加納の二人の生き生きとした描写は良いが、第三者に委ねるなどして、もう少しフランスのコミュニケーション文化の検証や監修をきっちりとさせた方がリアリティが上がったのではないでしょうか?
アメリカではあるまいし、初対面はおろか、多少面識がありそれなりに親しかったとしても、ビジネスの現場でファーストネームで呼び合うことは決してありません。ましてやニックネームもご法度。プライベートで食事に呼ばれでもしない限り、会話の相手とは貴方・貴殿という代名詞(vous)を用い、呼びかけもムッシュゥ+「苗字」ということ以外は考えられません。よって最初からシゲ、テオとは呼び合いません。ここに関しては臥龍点睛を欠き残念でした。
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4344031946
No.119:
(5pt)

ゴッホの苦悩

アート小説はすごいですね。
芸術家の苦悩、精神の極限で作品を描いてもその時代では認められない苦しみ。
ひまわりが好きでゴッホさんの自画像を見ましたが、30歳代とは思えませんでした。
たゆたえども沈まずを読みながら訪れたことのない地に思いをはせてたくさん涙しました。
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No.118:
(5pt)

ゴッホは、なかなか沈まず。

ゴッホの絵画が見たくなりました。
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No.117:
(5pt)

ゴッホや美術に無知でも面白かった

読み終わったあとにゴッホの絵(ポスタータイプ)を買って部屋に飾りました。
そんな風にしたくなるような良い作品でした。
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No.116:
(4pt)

たゆえども沈まず

浜田さんの小説は初めて読みました。絵画には殆ど興味がない私も(ゴッホ)のひまわりは知ってました。この小説はゴッホと弟のテオ、そして、二人を見守る日本人、林とシゲの物語です。精神を病みながら書き続けるゴッホ。その兄弟の人生は、マサに、たゆえども沈まずでした感動しました。みたいです‼️ひまわりの実物が。
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No.115:
(4pt)

満足

満足しています
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No.114:
(3pt)

チャチなフィクションではあるが、、、

ゴッホにこれほどまでに深く影響を与えた日本人がいた。
これが史実ならどんなに良かったか、と日本人が描く夢想である。
とはいえ、当時のパリで浮世絵が受け入れられていく様などは、面白く書かれていると思います。
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No.113:
(2pt)

とにかく、くどい…。

当時は無名の画家だったゴッホと彼の弟である画商テオ。一方、同じく画商である林忠正と部下の加納重吉。
この4人の心の交流と当時浮世絵にインスパイアされて登場した印象派を巡る物語。舞台はパリだ。
構想としてはとても面白いが、同じような表現が何回も何回も繰り返されて、物語がなかなか進まずにフラストレーションがマックスになった…。
とにかく歯切れやテンポが悪すぎる。

400ページ以上の作品だが半分の頁数で十分の作品だと思う。
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No.112:
(2pt)

有名なゴッホの兄弟愛

この兄弟愛は映画にもなっているし、ザッキンの彫刻のモチーフとしても有名。ザッキンの彫刻は確かに胸を打つような。
筆者は美術に造詣が深い方らしいので、新たな発見を期待して読みましたが、そういうのはなかった。
評価が高いのは何故だろう?架空の日本人キャラクターの必要性ある?小説としても構成が上手くないと思うけど?ゴッホ物なら何でもいいファンや予備知識がない人に人気なの?
ゴッホが生涯描きたかったのはパリで星月夜の絵はセーヌ河の翻案て本当?私にはそう思えないけど根拠はあるのか?
私の方が不見識だという可能性もありますが、とにかく私は話に入り込めませんでした。
この兄弟を書きたかったのは分かる。もう少し頑張って欲しかった。
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No.111:
(2pt)

BL小説のよう

金に糸目がなく、容赦のない林にぞっこんな主人公
弟の金で生活しているのに、文句ばかり言うゴッホにぞっこんなテオドロス。

まるでダメ男に振り回される彼女あるいは彼氏を描いているようにしか思えなかった。
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No.110:
(2pt)

???

原田マハさんの作品を読むのは本当に久しぶりだったのですが、前の作品の印象がとても良かったので、ワクワクして読みました。
まず、4人程しかいない人物のキャラクター描写が頭に入ってきませんでした。また、訥々と進む話に長編小説らしい物語性や緩急もなく、そのまま訥々と終わってしまいました。
この小説が、ゴッホの本当の自伝的な情報の正確さがあり、それを小説っぽくして伝える、というのが書いた目的ならそれはそれで一つの作品の相方かなと思いますが、全面空想で、このストーリーだとしたら、本当に時間とお金の無駄でした。
ミステリー的なハッキリと濃淡のついたストーリー性を好む私には、読了後、???でした。
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No.109:
(2pt)

好きな著者だけに期待が大き過ぎたのかも…。

『ジヴェルニーの食卓』で原田マハさんにハマり、『楽園のカンヴァス』、『暗幕のゲルニカ』を楽しませて頂いた後だったので期待が大き過ぎたのかもしれません。
ハラハラドキドキもなければ、感動で涙があふれるところもなく…。

実在する人物であるゴッホが著名過ぎて、架空の人物である主人公の魅力が際立たないまま終わってしまった感がありました。
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No.108:
(5pt)

ゴッホの筆遣いのような生々しさとダイナミズム

オリジナルのキャラクターを加えて描かれたフィクションではありますが、ゴッホ兄弟の生き方がゴッホの筆遣いのように生々しく切り取られていて、心を揺さぶられました。
19世紀後半のパリの時代背景が分かりやすく描かれ、その時代にタイムスリップしたような気になります。
その時代の中で、ゴッホ兄弟が生きづらさを感じながらも格闘して、新しいアートを生み出していった軌跡をリアルに感じます。
そしてゴッホの絵を堪らなく観たくなりました。
林忠正とゴッホ兄弟の関係が描かれたことで、ゴッホと日本、パリと日本の関係をダイナミックに感じました。それがフィクションだと指摘するのは野暮な話で、ゴッホをそういうダイナミズムの中で描いた構想力は素晴らしいと思います。
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No.107:
(5pt)

堅牢

ゴッホの絵は好きか嫌いかと言ったら好き。表紙の絵も素敵。小説の内容も原田マハ先生の読みやすい文体。ゴッホのことがますます知りたくなるきっかけの1冊だった。因みに読み終えて1番残った単語が堅牢だった。
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No.106:
(5pt)

アート好きな方には特におすすめ

読みながら、頭の中に色彩が溢れて素晴らしい読書体験でした。また、フィクションではあるけど、絵画が生まれた背景を垣間見れたようで興奮しっぱなしでした。
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No.105:
(4pt)

ゴッホの人生

この本きっかけで今までまったく眼中になかった美術に興味を持ちました。
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No.104:
(4pt)

ゴッホについて知る

自宅のトイレにひまわりの絵のポストカードが貼ってある。面白く読めた。舞台がパリだからか、やや文章がキザな感じがした。でも、やっぱり悲しい物語。ゴッホ兄弟の気持ちを想像すると悲しすぎる。周りの人間の無力感も辛かった。
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No.103:
(5pt)

ゴッホ兄弟と旅に出ませんか。

「ゴッホの作品が無性に見に行きたい」
それが読み終えて、まず思ったことだ。

物語は「ひまわり」等で知られるフィンセントファンゴッホとその弟テオ、そして、パリでテオと同じく画商をする日本人、林と重吉に焦点をあて、ゴッホの生涯を描く。

美術にはあまり興味がない私でも理解できる内容であり、途中途中に出てくる作品はスマホで検索しながらイメージを膨らませた。

ゴッホ兄弟の怒涛の人生をパリ在住の日本人画商、林・重吉に自らを重ねて読み進めたこともあり、あっという間に読み終えてしまった。

読了感がとても良く、ゴッホの作品を見てみたいと思うと同時に近代美術に対する興味が湧いてくる作品だった。

2021年最初の一冊だったが大満足の内容で、何を読むか悩んでいるあなたにぜひおすすめしたい。
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No.102:
(5pt)

豊かな感性をが表現される世界に引き込まれます‼️

原田マハさんの小説、引き込まれて読み続けています。画家が作品を産み出すエネルギー、周りの人達の人間模様が巧みな
ことばの綴れ織りで表現されています。楽しくなります。
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No.101:
(3pt)

ストレスフルな構成

当時の人間の視点での浮世絵や印象派の絵画鑑賞を追体験できたのがよかったです。
美術に明るくない身として、小説から美術史のとっかかりを得られたのもうれしいです。

ただ、予想外に読みづらい文章でいまいち情緒的に没頭できなかったのが残念でした。
各章タイトルは時間と場所になっていますが、章内で時も場所もころころ変わります。
エピソードが細切れで話にまとまりがなく、もうちょっと踏み込んだところを読みたい、という手前で場面転換が繰り返されるためストレスがありました。
ことの顛末が語られず、次章でキャラの回想によって何が起こったか判明する、という手法はありますが、多用しすぎて話の流れを妨げているように思えます。そのため人物の内面描写の積み重ねも浅く、自然に感情移入できません。キャラが内面を吐露する大事なセリフが唐突かつ安っぽく感じられてしまうのも、行間を読む隙のない脚本のト書きのように説明的な文体だからでしょう。

史実とフィクションを何とかつなぎ合わせようとした結果こうなってしまったのでしょうか。
この方の扱う題材は興味あるものなので他の著作も読んでみるつもりですが、似たり寄ったりでないことを願います。
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