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たゆたえども沈まず
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たゆたえども沈まずの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全200件 101~120 6/10ページ
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| なんて安っぽく陳腐なストーリーの三文小説なのだろう。そう思わずにはいられなかった。 この小説は、明治時代に異国で奮闘する日本人と不遇の天才画家、そしてそれを取り巻く人達との交流を描く物語だ。(注 あくまでもフィクションであり全て作者の作り話) 出会いで始まり別れで終わる、繰り返されるよくある話。 異国で奮闘する日本人は、地方出身で勉学に励み帝大を経た当時のエリート(の卵)。欧州で差別にあいながらも、圧倒的な努力と持ち前のセンスで活躍し、その存在を周囲に認めさせる。 不遇の画家は、天才であるがゆえに孤独で、純真であるがゆえに心を病み、世に認められることなく不幸にも夭逝してゆく。 このように、舞台設定も登場人物の設定も、その全てが使い古されたありたりなステレオタイプなのだ。良く言えばクラシカルな王道だが、悪く言えば大いなるマンネリ。もうこのようなワンパターンには飽きてしまった。 結末も完全にお約束通り、親しい人との死別で終わる。 なぜこのようにありきたりなお話が評価されるのか?これほどの重厚な、ある読者によっては爽やかで、またある読者によっては感動的な、読了感を得るのだろうか? それは簡単な理由だ。 徹頭徹尾、架空の人物しか登場しない小説であれば、これほど評価されることはあるまい。詰まるところ、この小説に重厚感を与えているのは、ゴッホという実在の人物の姿なのだ。決して、作者の力量ではない。 ゴッホの命を燃やした壮絶な生き様を、読者は事前に知っているからこそ、読者は感情移入をし、感慨深く読みすすめることができるのである。ゴッホが本当に天才で、本当に孤独で、本当に不遇であったことを知っているからこそ、ノンフィクションとして読者は涙するのである。 つまり、ゴッホの威を借りただけである。決して、ストーリーの旨さでも、文体の巧妙さや軽快さではない。 これがノンフィクション小説なら評価できるが、基本的に全てフィクションである。フィクションの虚構の世界のエンターテイメントである。 エンターテイメントとしてはなんの創意工夫もないので、星一つ。 なお、これを実話と勘違いしている人が多くいることに注意されたい。あくまでも水戸黄門と同じレベルの作り話である。そもそも重吉なる人物は実在しないし、日本人とゴッホの交流の記録もない。 | ||||
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| 途中までは面白かった。がしかし、やっぱりフィクションの度合いが物語の構造上強くなればなるほど、ラストのクライマックスの演出が白けてしまった感がある。簡単に言うと作者が感情的になり筆がリアリティを失ってしまうような感じ。 なんというか、ゴッホやテオに近しい人物、ゴッホが憧れていた日本人としての設定だと、目線が理想的過ぎて、ちょっとくさい感じになってしまうのではないか。 物語なのだからリアリティを追及しているのではないのはわかるが、あまりにロマンチックに筆が進むと、虚と実のバランスの悪さを意識してしまう。残念。 | ||||
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| 途中ですが、マハさんの作品は知らない世界をたくさん旅することができて大好きです! | ||||
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| タイトルや表紙から、ゴッホを主人公として絵描きの人生を追いかけた物語のように思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。 この本で描かれているのは、兄であるゴッホに対する弟テオの心の葛藤と、同じころパリで日本画の画商として働いていた重吉とテオとの交流です。ただし、重吉は架空の人物ですので、ゴッホに関する一連の行動は事実としても、それ以外はほとんどが作者の創作ということになります。 とはいえ、物語としてはとてもよくできていますし、場面を細かく区切り、読者を飽きさせず先を読ませる力はたいしたものだと思います。本文中に出てくるゴッホの絵は実在するものばかりですので、画集を手元に置いて読むといっそう楽しむことができます。 | ||||
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| 時代も国も登場人物も、今まで自分とはつながりがなかったが、一度読みだすと、目の前にわぁっと世界が広がり、まるで自分がその隣で生活しているような感覚になります。原田マハさんの本大好きです。 | ||||
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| ゴッホの人生がこんなに複雑困難で、孤独を生きたものだったとは知らなかった。フィクションとノンフィクションが混じり合ってるとはいえ、リアルにゴッホの生き様が表現されていて、今は愛される多くの作品からは想像もしていなかった人物像に仕上がっている。これが本当のゴッホなんだろう、と思わざるをえない。あれらの美しい絵が生まれることになった経緯を、是非これを読んで辿ってみていただいたい。 | ||||
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| 『たゆたえども沈まず』 「たゆとう」は「漂う」という意味の雅語です。セーヌ川はこれまで幾度も水害に悩まさせてきた歴史があります。しかし、その度に再建が繰り返されてきました。パリ市民の挫けまいとする思いがこの小説のタイトルになっています。生前のゴッホの気持ちのようです。 林忠正と弟子の加納重吉の二人が、日本の美術品を商い一旗揚げようとパリに乗り込む相談をするところから話が始まります。画家としてのゴッホは世間に認められず苦悩ばかりでした。 | ||||
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| 原田マハさんの作品はどれも大好きで今回購入に至りましたが綺麗な状態で届き大変満足です。 | ||||
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| 歴史上の人物に架空の人物を絡めて書いた小説ということを知らずに読み始めたが、途中で気になり調べた結果、そもそも主人公が架空の人物であることがわかり、微妙な気持ちになった。個人的には、事実を曲げない範囲で想像を加えた程度の創作を期待したいところ。 | ||||
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| 一気読みしたくなる程、引き込まれて読みました。友達に回し、次々に回っている様です。 | ||||
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| パリの紋章との関わりが少し飛躍していたか? | ||||
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| 内容は期待通り。楽しく読むことが出来ました。 | ||||
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| ゴッホが日本画にとても興味を持っていた事など、興味深い物語で、惹き込まれました。 | ||||
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| 大変面白かった。 フランスと日本の歴史、芸術に対する成熟度の比較など。そして芸術家と画商の関係性など読み込む程考えさせられた。 | ||||
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| 期待以上の作品でした。 絵画鑑賞がより楽しくなりそうです | ||||
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| ゴッホ、その弟テオの兄弟愛を含め人生背景を知ることができました。 次回ゴッホの作品を一歩踏み込んで感じることができそうな気がします。日本人画商 林忠正も大変魅力ある人物で もっと知りたくなりました。 とても面白く読ませていただきました。 マハさんの他の本もぜひに♪ | ||||
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| ついつい物語に入り込んでしまう。 そんな素晴らしい小説です。 最後は涙が止まりませんでした。 | ||||
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| 明るい結末はないと知りながら読み進めているので、途中胸が締め付けられ、読むのが辛くなる時もありました。最後は泣けます。 当時のパリ、美術界についてなど、まるで映画を見ているかのように知ることもできます。 | ||||
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| 原田マハさんの本は、期待を裏切らないです ゴッホ兄弟の苦しみ、新しい絵画の技法、じっくり読みましたー | ||||
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| ゴッホの生きていた頃の様子がフィクションではありますが解ってとても面白い作品でした。ゴッホの作品に興味がある方にはお勧めです。 | ||||
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