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たゆたえども沈まず



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【この小説が収録されている参考書籍】
たゆたえども沈まず

たゆたえども沈まずの評価: 4.16/5点 レビュー 188件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.16pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全188件 141~160 8/10ページ
No.48:
(5pt)

構想、背景知識どれを取っても著者の得意分野で読み応えあり

ジベルニーの食卓や楽園のカンバスで披露された、歴史を基にしたフィクションの構成力には感服する。鹿島茂さんのノンフィクションと退避して、今ジャンルの代表作ではないか。著者のますますのご活躍に期待したい。パリ旅行の美術館巡りのお供にもいいのでは。
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4344031946
No.47:
(4pt)

はじめてのアート作品がこれで良かった。

土日で一気に読了。
知らないことだらけで非常に興味深かった。

日本人と西洋美術との関連。
ゴッホの作品の由来。

章ごとに時間がぽんと飛ぶので(そういう技法かもしれないけど)、集中力は必要かな(そこだけマイナス1にしてしまった)。
星月夜、タンギー爺さんそして浮世絵など、ネットで探してみることが出来てまた違った感慨でみれる。

楽園のキャンバスもこれから読んでみようっと。
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No.46:
(4pt)

おもしろかった

もともと印象派がすきということもありましたが、ノンストップで読み終わりました。ゴッホとテオの人物像が良く伝わってきて、引き込まれました。
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No.45:
(5pt)

たゆたえども、沈まず

今まであまりゴッホは好きではなかったのであえて近ずかないようにしていた自分がいましたが、読み進む中でどんどん変わって行きました。日本でも人気の高いゴッホですが、そこに流れる川の深さと長さを感じ取れる作品だと思います。
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No.44:
(4pt)

マハ作品で初めて泣かなかった

マハ作品で、初めて泣かなかった。だから、どうということではないけど、ゴッホの一生が全体通して常に悲しい流れだったからでしょうか。2017-2018の東京都美術館のゴッホ展の前に読めてたら、最高でした。
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No.43:
(5pt)

アート小説恐るべし

原田マハさん大好きな私。ですが、美術史がまったく分からず、ずっとこの本を避けてました。
そんな私ですが最高に面白かった!!!
ゴッホなんて、名前ぐらいしか知らなかったのに、どんどん物語に吸い込まれて行く感覚。忠正、何者!!え、実在する人物なの?!
なるほど、、これが原田マハさんのアート小説なんですね。
何が本当で何がフィクションなのか全然わからない!
日本がこんなにゴッホにとって、夢の国だったなんて、、、。
読み終わって、日本が誇らしくなりました。

ああ、美術館に行きたい。この空気感のまま今すぐ。
アート小説クセになりました。おそるべし。
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No.42:
(5pt)

家電職人

面白い最高、キンドルの使い勝手も良い、電子書籍も悪くないですよ
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No.41:
(5pt)

はたまた原田マハさん

「楽園のカンヴァス」「ジベルニーの食卓」そして本書。印象派の絵画が好きな私としては、どれも面白かったです。非常に読みやすい文章で、先へ先へと読み進んでいき、結末に早く着きたい気持ちももちろんあるのですが、あまり早く終わってしまうと残念なような感じで読みました。
次はどんな本に出合えるのか、楽しみです。
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No.40:
(5pt)

描かれる林忠正がカッコいい

「自分で価値を見出すことはせず、むしろ他人が価値を認めたものを容認する、それが日本人の特性だ」。
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No.39:
(5pt)

兄弟愛に涙

ゴッホは、大好きなので、楽しみにしていました。命を削って絵を描くゴッホと、それを助ける弟テオの兄弟愛に感動しました。
画商 の日本人二人の活躍も。古き良きパリの街もいきいきと描かれています。
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No.38:
(2pt)

残念!

文章や題材が悪いわけではないが、実に残念な感じで読了。

著者の気持ちやパッションが感じられなかった。

誰にスコープを当てようとしてるのが散漫な感じを強く持った。
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No.37:
(4pt)

面白かった

絵画に興味はありませんでしたが、ゴッホに日本人が絡んでいたとは、
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No.36:
(5pt)

期待以上、と言うか期待してなかったのに感動。

ゴッホの絵に惹かれたのと、マハというペンネームに惹かれて読みました。

で、これは美しい・・・!

まるで明治維新時代のパリとそこの人々を見ている気分で、
絵画に関わる人々の中に必死に新しい生き方を切り開こうとしている心と
古くからの権威にしがみつく人々とが絡み合って・・・。

とにかく美しいです。

この人は美術品の専門家らしいが、
小説の中を美術にしている。

というか、人間像が美術的か。

気に入りました、この人の他のも読んでみようと思ってます。
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No.35:
(5pt)

バランス

本当にあったことをバランスよく織り交ぜてあり興味深く読みました。装丁も美術小説らしくて素敵です。
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No.34:
(3pt)

少しがっかり

「銀河鉄道の父」を読んだばかりだったので、何となく淡々としていて今一つ。
難しいとは思いますが、日本人の画商の冷淡さを感じました。
ゴッホの絵をたった一枚も購入しなかったのかしらん?
その余力があったはずなのに。
テオについてもう少し何とかならなかったかしら?

映画「ミケランジェロプロジェクト」の中で、ゴッホのサイン入りの絵が焼かれるシーンがありました。
ヒットラーにとってゴッホの絵は何の価値も無かったから。
見ていて涙が出そうでした。
本当かどうかは知りませんが、フランスの田舎の小屋に仕舞われた沢山の絵画が、爆撃で灰塵に帰したとか。
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No.33:
(5pt)

おかげさまで

おかげさまで、読むことができました。予定どうりに入手できました。
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No.32:
(5pt)

ゴッホが大好きになった

新宿にゴッホの「ひまわり」がある。昨年観てきた。

断片的にしか知らなかったゴッホ。
史実を交えたマハさんの創作が画家ゴッホを蘇らせた。
数々の名画が頭に浮かぶ。

弟テオとの兄弟愛を軸に画商-林忠生と重吉を通してゴッホの人と絵に迫る。
日本の浮世絵がゴッホを含め印象派以降の画家に多大な影響を与えていたことに
、改めて気づかされた。
ますますゴッホが好きになった。

京都にやってきたので観に行った。
ゴッホは日本に来たくてたまらなかったのだ❗
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No.31:
(5pt)

淡々としているが、ゴッホ兄弟の気持ちに触れられる美術史小説

日本人の画商である重吉の視点で、有名になる前のゴッホが語られる。正確にはゴッホ兄弟についてだ。

重吉をパリに誘った忠正と二人で、19世紀末のパリに広がる浮世絵などの流行(ジャポニスム)や印象派の台頭など、その時代に翻弄されつつもしっかりとパリに根付く。そんな時代背景で、ゴッホも日本に魅せられながらもゴッホとしての絵を極めていく。狂気の沙汰を見せつける芸術の怖さも伝わってくる。

登場人物は時代の中をたゆたいながら行き着くところまで行く。沈まなかったものも沈んだものも・・・。いや、ゴッホ兄弟はたゆたえども沈まずだ。
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No.30:
(5pt)

ラストでのフィンセントの告白こそせつない。更に弟の・・・

この物語の主人公は一体誰?と思わせるようなフィンセントの印象の薄さを感じます。著者は殆どの部分を弟テオの目あるいは
日本人重吉の目を通してフィンセントを表現していて、霞の彼方の姿にみえます。全般的にみて人物描写が少々弱いのでは?と
いう印象を受けるのですが、ラストでのフィンセントの絶叫にも似た告白のインパクトを、より強くするための著者のテクニッ
クだったのかもしれません。
 お互いに敬愛の念を持ちながらも口論が絶えなく、それでいて疎遠になってしまう訳でもない。求め合い傷付け合うその兄弟
の姿はまるでタイトルの「たゆたえども沈まず」ではなかったのかと思うのですが。何とも切なく悔しい感動の作品です。
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No.29:
(1pt)

上滑りする言葉の群れ

これだけの高評価だからと本書を手に取ってみたが、『暗幕のゲルニカ』より酷く、[ピカソを書いたから、次ゴッホね]という著者自身の履歴を飾るために出した本としか思えない。『ゲルニカ』はテロリストが出てきて興ざめしたが、“泣く女”ドラとピカソの微妙な関係は上手く描けていたし、小説自体が芸術の中心地がパリからNYに替わったことを暗に示していた点は評価に値すると思う。

 まず、言葉がまるっきり21世紀の我々が使っているものであって、19世紀、明治期の雰囲気が全くない。浅田次郎は、『黒書院の六兵衛』で地の文は現代のそれであっても、【清国の始末を見たまえ。あれやこれやと因縁を付けられたあげく、国土は瓜のごとく分かたれてしもうたではないか。】のように、やや古めいた表現を用いて150年前の会話文に近づけようと腐心しているではないか。

 要約しながら引用するが、岡本太郎は『今日の芸術』で【ゴッホの絵が、芸術に寛容なフランスで鼻にも引っかけられたかったのはよほどのことで、原色を用い、モチーフをひん曲げ、乱暴なタッチは見るに堪えなかったからだ。同じ印象派の画家からも相手にされず、セザンヌでさえ狂人の絵だと嫌悪していた。ところが今日ではゴッホは非常に優美で心地よく、ほほえましい感じすらするのは、時代がゴッホを乗り越え、前進したからだ。】と書いている。テオが将来兄の絵が人々に受け入れられるだろうと予言した辺、鼻白む思いがした。「売れて欲しい、誰か買ってくれないか」というのがこの兄弟の切なる願いだったわけで、死後のことなど考える余裕は無かった筈だ。
 池田満寿夫は『模倣と創造』で【ゴッホやゴーギャン、ロートレックに浮世絵からの影響ばかりを誇張するのは正しくない。浮世絵版画とは異質な油絵で、浮世絵の特長を利用したのである。】と書いている。傾倒はしたけれども各々消化(昇華とも言える)した形で表現したのである。ゆえに自分だけの日本を見つけるんだ、というフィンセントの語にもしっくりしないものを感じている。
 
 「饒舌で言葉ばかりが上滑りし、ゴッホの特異な性格や、時代背景、絵画の魅力を伝えきっていない」というのが私の感想。もうすこしじっくり時間を掛けて書いた方がいいのではないかな?

 テオとビンセントの関係に興味のある方は新潮社でも集英社でもどこのでも構わないので、ゴッホの画集の巻末の解説を読むことをお薦めしたい。ゴッホの生活苦と、援助するテオの関係がきちんと書かれているし、非常に面白い。さらに、「油絵具を使ってない素描画も非常に力強く魅力的」だということも他のレビューアさん達にお知らせしておきたい。

 本書の巻末に「史実をもとにしたフィクションです」と大き目の文字で表示されているが、曖昧な表現だよね。その曖昧さ加減が本作というわけか?まあ、小説と割り切って楽しめれば良かったのだけれども。
 レビューをザッと拝読したが、好意的なものが殆どで驚いている。この本読むくらいなら中野京子の絵画論を読んだ方が色々と勉強になる上に面白いと私は思う。
たゆたえども沈まずAmazon書評・レビュー:たゆたえども沈まずより
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