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たゆたえども沈まず



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【この小説が収録されている参考書籍】
たゆたえども沈まず

たゆたえども沈まずの評価: 4.16/5点 レビュー 200件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.16pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全200件 61~80 4/10ページ
No.140:
(4pt)

ゴッホという人

正直、私はゴッホが嫌いだ。
初期の絵はなんだかヘンテコだったのを覚えている。このヘンテコがどうしてこうも世の中を震わせたのか理解ができなかった。数々の絵を見てきたけれど息ができないほど重すぎた。故に拒絶した。

原田さんの小説を読みフィクションだからこその装飾がゴッホという人を豊かにしてくれた。食わず嫌いしてないか?最後まで読んだ後、無性に美術館に行きたくなった。

ゴッホ、貴方はどんな人なのだろう
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No.139:
(4pt)

日本画との関係

ゴッホが日本贔屓なのは知っていて、日本人もゴッホ大好きだけど、当時どういう経路で浮世絵と関わりがあったのかイメージしづらかった。それがこの本を読んで当時の空気感が想像できました。
日本画のどういうところに海外の方は惹かれてたのかもわかって、歌川広重や葛飾北斎の絵も改めてちゃんと見てみたくなりました。
ゴッホの絵がなんでそんなに売れなかったのか今となっては本当に不思議だなぁ…。
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No.138:
(1pt)

交通事故みたいだ。

Kindleストアで『美しい星 三島由紀夫』を検索したらこれが出てきて、よく見ずにクリックしてしまった。最初の数行で面白くなさそうなので、速攻でライブラリから削除。なんなんだこれ。
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No.137:
(5pt)

ひたすら感動の一言

稀代の天才画家、ゴッホとその弟を中心に物語は展開していくが、その確執そして愛情には驚かされる。また、それを描ききった原田マハにも驚きと敬意を抱いた。ゴッホの数々の荒々しいタッチの絵が、ゴッホの存命中は、全然評価されていなかったことは知ってはいたが、あまりにも壮絶な生き様に本当に驚かされる。原田マハの小説の中でも、傑作の部類に入るのではないか⁉️ ゴッホの絵に改めて向き合ってみたいと思わせた。興味のある方は是非、一読して頂きたい名作である。
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No.136:
(5pt)

ゴッホの絵が違って見えそう

今までもゴッホの絵が(色使いが)一番好きだったけど、これからは絵の見え方が変わりそうな気がします。原田マハさんの小説の中で楽園のカンヴァスの次に好きかもしれません!
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No.135:
(5pt)

ゴッホと日本美術の世界評価という二大世界的テーマを題材にした極大スケールのアート小説

--おれはアルルへ行く。そこに、おれの「日本」があるんだ。

 原田マハの描くゴッホと言えば、2021年、『リボルバー』を読んでいたのだが、もう一作、別のゴッホ作品があったことを本書で知ることになった。『リボルバー』は、画家で言えばゴッホとゴーギャンの二人に焦点を当てていたのだが、本作はゴッホを主題とした単独作品である。

 ちなみに本作中にもリボルバーという銃器は登場する。この頃に後作のアイディアが既にあったのか、孵化したばかりだったのかは不明だが。

 本作の目線に浮上するのは、ゴッホだけではない。実は当時知られざる日本の、知られざる美術である浮世絵が、世界的に評価をされ始めた時代でもあり、本書では、日本美術を世界評価に繋げる動きに貢献した人物として、パリの実在の美術商・林忠正が描かれる。

 作者の創造した愛すべきキャラクター加納重吉が、林忠正の影響を受けパリにゆき経験してゆく物語が一つの縦軸であり、もう一方の縦軸は、テオを中心とした物語として、不遇な兄であるファン・ゴッホとの深い兄弟の絆を描く。本作で最も心が許されるのはテオの兄へのあまりに献身的な人生であるかもしれない。

 重吉とテオの物語は時々交錯しつつ、パリの美術界と、その歴史的推移となるエポックとしての日本画・また新しい印象派の画家たちの登場による美術界の価値変革が、セーヌの流れの如く雄大に描かれてゆく。

 後半になり、『リボルバー』と重なる時期が描かれる。アルルに画作の新天地を見出したファン・ゴッホと、彼の狂気にも似た耳切り事件が描かれる。

 ゴーギャンとの共同生活。その後の耳切り事件。ゴッホは、孤独とニヒリズムを抱えながら、熱情を絵筆に変え作品を作り出してゆく。彼の生きている間には認められることのなかった強烈な個性と才能をカンヴァスに叩きつけてゆく。それをパリから見守り、無心に援助する弟テオの愛情が、とにかく心に痛い。物語でありながら現実に即した事実でもあるからこそ、なお。

 ぼくはパリのセーヌ河畔やアルルの跳ね橋の辺りなどを、この物語で語られた歴史的事実を事前によく知らぬまま、旅情ばかりを胸に抱いて訪れたことがある。折々のガイドによる説明を聞きながら、片耳のないゴッホの胸像を見つめた。真に生きた人間ゴッホ、またその弟テオの物語として、そのとき眼にしたものが今、蘇る。

 本書はパリという町やセーヌ河畔の活気を美しく描きながらも、恵まれぬゴッホの生涯と狂気を、また恵まれ過ぎたかもしれない弟テオとの兄弟愛とを描きつつ、世界の美術が大きな転換点を迎える時代、評価され始めた日本美術の存在などをぐいぐいと読ませる力作である。

 原田マハという稀有な作家の<読ませる力>は、凄い。日本作家でありながら世界を駆けるスケールの大きな物語を、元キュレイターという作家自身の体験と歴史的事実の上に積み上げて読ませる作品力が、何とも頼もしく感じられる一作であった。
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No.134:
(5pt)

生きた軌跡が濃い‼️濃すぎる!

なんとドラマテイックな人生、でもゴッホの精神性に心揺さぶられます。せつない‼️
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No.133:
(3pt)

浜田マジック

それぞれの感性で評価するので、内容のコメントは余り意味がないと思うので控えます。浜田マハさんの作品はこれで10冊位ですが、ストーリーのメリハリや読みやすさなど、いつも他の作品より読み終えるのが早いです。時代背景として、フランスも日本も新たな社会の流れにどう向き合うかが、それぞれの思いの強さによって異なってよく・・何事も新たな歴史的一歩には、悲観的な世間の風にぶつかりますが、それでも先見の眼を持って突き進む・・時代の違いはありますが、21世紀の現在では、いかに失敗を回避出来るかが世を渡る意味で必要不可欠なような気がします。何度でも失敗を繰り返してでもチャレンジ出来る社会的構造が有れば良いですね。
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No.132:
(4pt)

ゴッホの作品を見るのに参考になった

ゴッホの生前の境遇がよく理解できた気がします。彼の作品が理解されず、恵まれない生涯を送り最後は自死するに至った悲劇は衝撃的だった。
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No.131:
(5pt)

悲しい余韻

華やかなパリを舞台に、人間が抱く寂しさや孤独感、憧れがゴッホ兄弟や主人公を通して描かれています。

ゴッホ展の年表などで見たことがある史実も織り交ぜて描かれていて、へぇ〜!あの出来事はそういう理由が背景にあったのかもしれないなぁ〜と美術史に詳しくない人でも楽しめます。
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No.130:
(4pt)

アートに興味がない人にこそ読んでほしい一冊

ゴッホの名画誕生までを描いた史実に基づくフィクションの物語。
一つ一つのファクト(史実)に対して意味付けをすることでストーリーを作り上げる原田マハさんのお家芸を思う存分堪能できる。
”アート=芸術品への解釈”とすると、本ストーリー自体がアートそのもの。想像力で芸術品を楽しむことの魅力を伝えてくれる、アートに興味がない人にこそ読んでほしい一冊。
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No.129:
(5pt)

ドラマチック

フィンセント・ファン・ゴッホ、テオ兄弟と、パリの日本人美術商の物語。

美し過ぎる兄弟愛と友情がつづられていますが、そこはフィクションということで。本作品と同時代の画家たちが主役の短編集『ジヴェルニーの食卓』も併せて読むと、絵画史におけるこの時代の位置付けについて理解が進む。

本作品は、ゴッホの生涯に、林忠正を絡ませて、よりドラマチックに仕上がっている。実際に、ゴッホ兄弟と林に交流があった事実は見つからないそうだが、著者の想像としてもリアリティを強く感じるだろう。タイトルの意味が印象的だ。
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No.128:
(5pt)

静かな環境で読書をすると、ストレスが60%減ずる。

畢生の大作と呼ばれるものを、完成させたい。
他の誰とも違う、自分だけの表現を形にしたい。
このために生きているという実感の中で生活したい。

3日と空けずに記録する。
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No.127:
(5pt)

ゴッホ展に行く前に読んでみた

フィクションと分かっていながらもゴッホの人生に寄り添うことができる素晴らしい作品でした。
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No.126:
(5pt)

読み終えたあとに

アートフィクションと聞くと、安っぽく思われてしまうかもしれないが、これはあくまでも人にフォーカスした小説です。
ルソーしかり、ゴッホしかり、生前認められなかった画家もいうものは少なからずいると思います。

そんな画家たちが文字通り命をかけて作品を創る様が、その身近な人々を通じて描かれています。
終盤、自然と涙がこぼれました。たくさんの愛を感じる作品です。

読み終えたあとは、是非序章を読み直してほしいです。
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No.125:
(3pt)

日本文化の素晴らしさを感じられた

日本の文化が持つ良さを世界に広めているような気がして
誇らしくもあり、新たな発見にもなり面白く読ませて頂きました!
作品としても面白かったです。
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No.124:
(1pt)

時代考証や現地に足を運んでの検証が為されているのか疑問

誰もが知っているゴッホと弟テオ。そこに重吉という架空の日本人を絡めてのフィクション。 書き手によってはこの構想でいかようにでも腕を振るえるところだが、 とにかく陳腐な言い回しに終始し、登場人物の心理描写は皆無でまったく感情移入できず。結局誰が主人公の話なのか。まるでラノベ? アイドルが時代劇を演じているような「すべてが現代風」で当時の時代に入り込めない。 一度でも現地を訪れたことがあると、いや、こんな感じじゃない、という違和感しか感じない。 冒頭のテオの息子と日本からの研究者が鍵になるのかと思いきや、以降全く登場せず。いったい筆者は書いた後に読み返してみたのだろうか。もう少し丁寧に積み上げていってほしい。
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No.123:
(5pt)

素晴らしかった

まるで自分が明治時代の頃のパリにいるかのような、主人公と一緒にパリにいるかのような気持ちで見ることができた。後半、読んでいる途中に、以前行ったゴッホ展が賑わっている様子を思い出し、テオとフィンセントの願いが叶ってよかったという気持ちになり涙が出てきました。
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No.122:
(4pt)

悪くはないけど

悪くはないけど、暗幕のゲルニカや楽園のキャンバスと比べると、ちょっと深みに欠けます。アメリカ人やヨーロッパ人や白人やら色んな人に囲まれて暮らしてる自分からすると、違和感あるようなエピソードもあり。作者の願望がかなり入ってます。でも、ゴッホへの愛は伝わってきました。
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No.121:
(4pt)

古い本でもきれいですぐ手に入るのがありがたい

値段も買い求めやすい
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