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かがみの孤城
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かがみの孤城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全760件 741~760 38/38ページ
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子供のころ、現実と本の世界の境界線が曖昧で、読むことはその世界に入ることだった時。 中高生になって、相手はいじめた自覚なんてないだろうけど、自分はもの凄く悔しくて家に着いたとたん涙が止まらなくなったとき。 この本を読んで昔のように泣いてない、もう昔のようには泣くことはできない自分が見えました。 埋もれて思い起こすこともなかった過去の自分が甦ってくるような気持ちになる、素敵な作品でした。 | ||||
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確かに面白いと思うし、最後のトリック?は見事でした。 ところどころで伏線があり、それを最後の方でうまく回収していると思う。 ただ、「スロウハイツの神様」が好きな人が必読と、どこかのレビューに書いてあり その期待が大きかっただけに残念。 今回の7人の登場人物は7名必要だったから登場したのかもしれないが 一人ひとりの個性がスロウハイツに比べると薄いような気がした。 | ||||
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本当に素晴らしいの一言でした。 物語が進むにつれスピード感が増し、でも内容はすごく丁寧、読み手を置いて行かないところがこのページ数でもとても読みやすかった要因かなと思います。こころの底が温まる感動のラストでした。きっと戻って読み直して確認してる方も多いはず!!! | ||||
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次々と読み進めたくなり、あっという間に読める。今注目の辻村深月さんです。 | ||||
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一気に読んで泣きました。 読み終わった後もう一度色々確認して、また感動しました。 | ||||
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単純に面白い。舞台設定が学校であろうが、子供向けではない。 全体的にいい具合にちりばめられた傑作だ。 読んでつまらないと思う人はいないだろう。 たくさん書きたいがネタバレせずに読んでほしい。 そしてミステリ要素ももちろんあるので、読み返したくなるのは必至。 さすが辻村。まだまだ進化途中。 | ||||
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読後、「いつも何度でも」の、この一節が、頭の中にリフレインしている。久しぶりに胸打たれたラストでした。 | ||||
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子どもとおとな、すれちがいと助け合い。 忘れたい痛みと、忘れないであげたい痛みが胸に響いてくる。 『ナルニア国物語』や『はてしない物語』で味わったような幻想と、 学校という現実が入り組み合う、揺れるこころのファンタジー。 辻村深月の得意な、ラストに向けて繋がって行くストーリー。 ほろ苦くさわやかな読了感で、中学生と中学生だった人におすすめの作品。 | ||||
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楽しく読めた。 が、半端な情報の元にあれこれ推測してる間、「何より先に生年月日の確認をしろ!」とw ↑は「本読み」の泣き所であり、これはもう致し方ない。 キレイに気になりドコロを解き明かしてくれたんで、気持ちは良い。 …筈なのにひとつ「もやっ」と感が…。 多分「このお嬢さんなら」と見初めた感じの「カップリングありき」のお見合い人選が個人的に気にくわなかったらしい、 のと、パラドックスの矛盾を考え始めるといまいち納得しきれないタチで。 基本楽しめるお話なのは間違いないと思います | ||||
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本屋大賞をとってほしい。 それでこの作品が多くの人に読まれるなら。 子どもたちにも、かつて子どもだった大人たちにも、とにかく多くの人に読んで欲しい作品。 こんな気持ちの良い読後感は久しぶり。 布教のごとく周りに勧めたい作品も久しぶり。 直木賞受賞作や、それ前後で辻村作品にはまらなかった方も是非、手にとって欲しい。 分厚くても途中からページをめくる手が止まらなくなること間違いない。 歳を重ねて、母になった辻村さんが書く最近の作品たちも良いものが多いが(昨年の「東京會舘とわたし」はとても上質な小説だった。これはこれで読んで欲しい。)、 今作は昔の辻村さんの雰囲気、「ミステリー作家の書く青春群像劇」が戻ってきた。 しかし、原点回帰というよりは、「今の辻村さんだから書ける大人からのメッセージ」をすごく感じる作品。 辻村さんは「辛いことがあっても、小説や漫画やゲームが現実を生きさせてくれる力になる」「フィクションにはそんな力がある」、と信じているはず。 生きづらさを感じている子ども達に向けて、今作は辻村さんからの「大丈夫だから」という想いが伝わってくる。 ただ、そんなメッセージを決して重くなく、押しつけがましくなく、 “少し不思議”なファンタジー、ミステリーのストーリーで読ませてくれ、 気持ちよく伏線回収をし(今作での軸となる仕掛けについては分かりやすく、特に隠そうとも思ってないように感じるが、それ以外にもたくさんの伏線があるので興ざめしない。)、最後にこれでもか、これでもか、と畳みかけて満たされるエンディングを作り出してくれる。 ファンタジー要素があるからと言っても、子どもっぽくはない。 メッセージ性があるのに堅苦しくもない。 読み物として単純に面白い。 バランスの良い傑作であると思う。 もう一度言いたい。 とにかくたくさんの人に読んで欲しい。 ※はっきりと回収されるわけではないけれど、スバルの伏線については「あぁ、昔の辻村さんの雰囲気だ」と感じたファンの人も多いのでは。 こういう部分があるから、2度目を読みたくなる辻村作品…。 | ||||
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散りばめられた物語の断片が揃った時、優しい未来が見えてくる。 メインの仕掛けには序盤で気付きましたがラスト、オオカミさまとエピローグにやられました。 本当に素晴らしい作品です!! | ||||
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苛められて不登校になった中学生が鏡に吸い込まれて、そこで同じ境遇の7人と願いの叶う鍵を探す話。学園ものは嫌いですが、読みやすく一晩で読めました。 半分読んだ時点でどういうことなのか分かってしまったので、最後で驚くことは何一つなかったのですが、それでも心温まるお話ではありました。 ただ学生生活を大方忘れてしまった大人の私よりも、小・中・高校生にはもっと響くのでは?とは思いました。 | ||||
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最初の方は読んでいてリアルで苦しくて、どうしよう辛くなってきた・・・と思いましたが だんだん加速して面白くなっていき、引きずり込まれる。本の中の、鏡の向こうへ。 どうしようもない人間っている。世界は妬み嫉み不条理で満ちている。でも「まともな」人間だっているんだ。自分の事よりほかの人の事を願い祈れる人だっているんだ。 補償する。哀しかったり感動したりでこの本を読む人は何度も腕に鳥肌を立てる事になると思う。特に505ページ以降が凶悪だ。普通ならここで物語は終わる。しかしこの本ではここからが怒涛の連続鳥肌なのだった! 500ページ越え?!と恐れる必要は全くない。逆に明日学校だから、仕事だから、と途中で読むのをやめなくてはいけない人の方が大きな苦痛を味わう事だろう。 予言しよう。505ページにしおりを挟んですんなり眠れる人はこの地球上にほとんど存在しないであろう。 ぜひ。読んでほしい。 そして、ぜひ2度3度と読み直してみてほしい。これはそういう本です。 声を大にして、お勧めの一冊!! 追伸 きっと。リオンは、オレも喜多嶋先生に会ってみたいなって言う。プレアデスという会社のゲームを買う。年下の少年とゲーム仲間になる。荷物を持ってあげたことがきっかけで長谷川さんという妊婦さんと知り合う。中学の時のクラスメイトとハワイ旅行に行く。しまわれていたドールハウスをもらい受けて大事に飾る。きっと。きっと。 | ||||
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辻村深月さんの作品が好きで、今までの作品は全て読んでいます。 辻村さん自身が年を重ねられたこと、読者対象が広がったことなどから最近の作品は大人の女性目線のものが多かったように思います。’ そんな中、この作品は辻村さんの原点とも言える「学校という枠の中での生きづらさ」であったり「自分だけが抱える苦しさ」であったりが描かれている内容となっています。まさに辻村節。 おそらく、どの世代であってもカーストを感じたことのある人だったら胸がいたくなるような描写があります。だからこそ、物語に入り込めます。 不登校の生徒達がただ単純に別世界へ紛れ込むファンタジーではありません。はじめから緻密に編まれちりばめられたお話が、ひっそりと、それでいて力強く輝くような色合いの物語に変化していきます。 誰かの「今」は誰かの「未来」に繋がっている。今、生きづらさを感じている多くの子どもに是非読んでもらいたい一冊です。 | ||||
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一気に読みました。止まりませんでした。本当にすごい本です。 子供たちが集められた理由は謎解き要素で、読者の方が主人公たちより先にそれを察することができても、物語はハイおしまいではありません。圧倒的で、明確な起承転結です。 最後まで涙があふれ、読み終わっても止まりませんでした。お涙頂戴なストーリーではありません。感動としか言いようがありません。 もし読むのを悩んでいる人がいたら、絶対におすすめします。 この本に出会えて本当に良かった。そう思える最高の一冊です。 | ||||
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小説をいくつも読んでいると、時々、数ページを読み進めるだけで、 「あれ?これはもしかして、今自分はすごい作品を読んでいるんじゃないか?」 と思う瞬間があります。 読み終わってもないのに、きっとまた読み返す、ずっと読み続けるという予感。 それが本作には強くありました。 他のレビュアーの方も仰っているように、 本作は「名前探しの放課後」以前の初期作品の雰囲気を強くまとう作品です。 辻村さんは、直木賞を受賞した「鍵の無い夢を見る」、 映像化もされた「ツナグ」「太陽の坐る場所」…その他、初期作品以降ももちろん素晴らしい作品ばかりです。 でもやっぱり、心のどこかで、あの頃の作品を求めている自分がありました。 心をえぐる様な、辛い辛い描写もある中で、根底に流れるのは心からの「優しい世界」。 本作は、その真骨頂、集大成ともいえる、辻村さんの信念を感じる素晴らしい作品でした。 ネタバレは避けますが、未読の方は難しいことは考えず、どっぷりと漬かってみてはいかがでしょうか。 前述の通り、とても辛い描写があります。 過去にいじめを受けていた方は、心臓を握りつぶされるような気持ちになるかも知れません。 でも、安心してください。 本当に、「優しい世界です」。 大人も子供も、今苦しんでいる人も、昔苦しんでいた人も、今、何かに悩んでいる人も、 全ての人の琴線に触れうる、素晴らしい作品です。 決して、ファンタジーではない、誰にでも、誰かがきっと、 「あなたを、助けたい」 そう言ってくれる誰かが居る。 きっと、強い意志で見守ってくれている。 この作品に出会えて幸せでした。 冒頭にも記載した通り、きっと、また読み返すでしょう。 一生、大切な一冊として、読み続けるでしょう。 願わくば、多くの方がこの作品に触れ、そして多くの人と「優しい世界」を繋いでいくことを願います。 「大丈夫。大丈夫だから、大人になって」作中より引用 | ||||
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30頁頃からの異変にイジメをネタにした変態チックなファンタジー?と読むのをやめようと思ったくらい苦痛でした。 ファンタジー路線でしたら先日読んだ「優しい死神の飼い方」や「夢をかなえるゾウ」の方が圧倒的に楽しかったです。 ですがラストの展開には驚きました。 これは単なる「イジメや命の尊さや夢を持つことや非行や恋愛、ミステリー」ではないです。 全てを引くるめた全ての人達を描きまとめた人生についてのフルコースな本でした。想定外の伏線もあり一人で読書スタイルがいいと思います。 ただ、怒涛過ぎて全ての登場人物の個性が薄くなり、泣けと言わんばかりのわざとらしさも出てしまった気がします。 内容としては登場人物全ての人達の願いを叶えた夢のある本です。たまにはこういう本も息抜きにいいと思います。 面白かったんですが、落ち着いて感想をまとめると登場人物は一体何だったのか私の中にあまり残ってない感じがしましたので星一つ減らしました。 世の中たくさんの本がありますが、一冊の本を見るだけで登場人物の誰かがスッと思い浮かび、その人物がいまだに活躍してるような本に出会いたいです。 | ||||
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私の大切な子どもも昨年から不登校になっています。たまたま久しぶりに手にとった辻村作品でしたが読み進めるにしたがい、あまりにも現状と重なり、苦しくて何日もかけて読みきりました。 いじめる側の救いようのない身勝手さや鈍感さ、被害者そっちのけでいじめた側をかばい、傷に寄り添うことなく的外れな言葉をかけて自己陶酔している哀れな教師、なにより心に深い傷をおって苦しんでいる子どもたち。 前半は特に読むのが辛かったのですが、終盤に向かうにつれ私も勇気をもらいました。娘はまだこの作品を読むには時間がかかると思いますが、いつか親子でこの作品について話をしながら、私たちもこんなことがあったね、と思い出として語れるような日々を重ねていきたいと思います。 学校関係者の方にも是非読んでいただきたいですね。 | ||||
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辻村深月先生の本が好きで、全部読んでいます。 最近では少し系統が変わってきたのかな?と感じていましたが、初期の作品に近い話で凄く良かった!!エピローグでは泣けてしまう•••••。 ハードカバーで買って、大事にとっておきたいと思える一冊です! | ||||
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読み切ってしまった事が、非常に寂しい。そう思うほど、素晴らしい作品でした。 張り巡らされた伏線。後半の怒濤の展開は、圧巻でした。 この作品は、なるべく、たくさんの人に読んで欲しい。いえ、読まれなければならない作品です。きっと、救われる人がいるはずだから。 感動を、ありがとうございました。 追記 この本を読み終えた方には、辻村深月著『図書室で暮らしたい』に収録されている「いじめられている君へ」を是非読んで欲しい。辛い状況に耐える方法を教えてくれます。 | ||||
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