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クリスマスに少女は還る
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クリスマスに少女は還るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 1~20 1/3ページ
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読み応えがあります。悲惨な事件ですが少女2人が助け合いながら犯人に立ち向かいます。そしてオカルト好きな少女のひとりの母親が警察官たちに「あの子を知れば愛さずにいられません」の言葉が最後の伏線になります。 | ||||
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620Pの鈍器本。 会社の人に借りて一年近くかかってしまった…長いんだもん。 帯の通り、ラストは予想外の方向から感情揺すぶる一撃がくるので、読んで良かった。 | ||||
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『愛おしい骨』にはがっかりしたが、こちらの方はまずまず楽しめた。 最後の最後の「どんでん返し」に文句をつけている人達がかなりの数いるようだけど、別に謎の本質に関わることでもなし、騒ぐようなことではないと思う。私は、なるほどそうだったのね、くらいの感想だった。 小説の半分くらいまで興味深く読み進んだのが、半ばにいたって、やや退屈になってきた。ストーリーがなかなか前に進まないのだ。それが、残り百ページを切るあたりから、またいい感じになった。 それにしても、この作者は美男・美女が好きだなあと思う。しかも、(叙述からはあまりそのように感じられないのだが)頭脳明晰と来る。このこだわりがマイナスになっているとは思っていないのかな。 設定としては凝っているキャラクター群にリアリティがないのは(この作者に限った話ではないが)昨今の小説の特徴だろうか。 | ||||
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600ページある分厚い文庫本を上下本にせず一冊にしてくれてありがとうといいたい。 お値段的にもこの内容なら納得。 登場人物も多く、伏線や脱線、昔の出来事もたくさん出てきて混乱することもあったけれど、それもまた由で私は一気に読んでしまうほど面白かった。 幕引きも涙するほど素晴らしかった。 クリスマスも近いある日、二人の少女が行方不明に。15年前に少女殺人事件が思い起こされる。一体少女はどこに、誘拐か? 変質者か? 過去に起こった悲劇的事件も徐々に解き明かされながら物語はすすむ。 好みもありますが、この作品は一読の価値はあるのでミステリー好きの方にはぜひとも読んでほしいです。 作品の中にたくさん出てくるホラー映画の題名も知っているか、知らないかチェックして 出てきた映画をこれから見ようかと考えています。 私は原題 JUDAS CHILD(おとりの子?)のほうが作品にはぴったりだと思いました。 | ||||
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見た目はきれいだったがタバコのにおいがひどすぎて読むことができない。 頭が痛くなり、部屋も臭くなった。 痛むのを覚悟でファブリーズを大量にかけたがとても消えない。 中古品で安価とはいえこれを商品として売るのは酷い。 屋外に放置しています。 | ||||
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とにかく文章が読みにくくて辟易させられる。衝撃とか感動とかどこにもない。何が問題作なのかさっぱりわからない。小説は腐るほど読んでいるが、これほど読みにくい小説は初めてだ。 | ||||
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否定的なレビューをしている方のおっしゃる通り、この作品の欠点として長すぎるということがあります。けれど、それだけに最後まで読み終えた時の達成感は大きいものになります。賛否両論のオチに関しても、私には救われた思いがして、二人の少女たちに対する愛おしさがこみあげるのです。何年かに一度は読み返したくなる不思議な小説です。 | ||||
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長い小説は嫌いではないのですが、この作品は読み応えがあるというより冗長という印象しかなかったです。意味深な描写や台詞ががあっても結局アレなんだったんだ?というのが結構あって、解釈は読者にお任せしますなのか回収しきれなかった伏線なのかはわからないですが、どこか勿体つけた感じでスッキリしない読後感。それでも良い作品というのはあるんですけどね。 登場人物は妙に個性的な人が多いのにどこか説得力がなく、正直どこを読んでいても面倒くさいと思ってしまいました。 ただラストは若干反則な感じですが私は結構好きです。でもこのラストのために他をグダグダと繋いだ印象もあって、残ったのは頑張って最後まで読んだという達成感だけ。この作家の他の作品を読みたいとも思いませんでした。 | ||||
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処女作ではないようだが、初期の作品というのはだいたい力が入っていて無駄に長い。 この長さの必要性が無い。 何処かの推理小説作家が絶賛していて読んだが、残念な内容。最後も? 期待しすぎたか | ||||
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まわりくどかったり、情景が浮かばない表現が多かったり、 興ざめしてしまうことが、読んでいて多かったです。 きっと、翻訳にも、問題あり、なせいでしょうか。 面白かったんですけどもね。 | ||||
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「愛おしい骨」に続いてこの著者の本を読んだのは2冊目です。そちらの方が人気があるというマロリー・シリーズはまだ未読。「愛おしい骨」もちょっと風変わりな雰囲気だと思いましたが、この作品も似たところがあり、陰惨なサイコキラー・ミステリでありながら、どこか飄々として独特のユーモアが感じられます。 クリスマス前に2人の10歳の少女が失踪。15年前にも似通った事件が起きていて、また少女が死体で発見されるのではないか、同一犯ではないのかと警察や地元の人々は恐怖に包まれます。当時殺害された少女と双子だった少年ルージュは、今は成長し警察官になっていて、この事件捜査にかかわることになります。この主人公、「愛おしい骨」の主人公ととても感じが似ています。ハンサムでクール、寡黙で聡明。作者はこういうタイプが好みなのかもしれません。 個性の強烈な少女2人がいいです。そして、その個性を理解できずに型にはめようとする両親との対比。ふと自分が子供の視点になってしまい、そういえば子供の頃、親はこんなふうに無理解に見えていたんだったとその感覚をまざまざと思い出しました。警察、FBI、検事、そして有力議員、それぞれの利害が対立して、誘拐事件に政治的な要素が持ち込まれようとするのを必死で防ごうとする誠実な警察官たち、他にも、教会の牧師や精神医学者、法医学者、新聞記者など、どれもこれもひと癖ある登場人物ばかりでそれぞれが強烈な印象を残し、個性豊かにうまく描き分けられていると思います。 翻訳もうまいのだろうと思いますが、さりげないさらさらとした文章にちらっとウィットや皮肉が混じって、しゃれた言い回しもあり、悲惨な話にもかかわらず読むことが心地よいという奇妙な感覚にとらわれます。この作者にしか書けない内容であり、文章であり、雰囲気だと思います。最後までだれることなく引っ張ってゆく力は圧巻。ラストのオチ、少女たちの友情が泣かせます。分厚いですが読破する価値ありの作品です。 | ||||
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クリスマスを控えた町から、二人の少女が姿を消した。誘拐か?刑事ルージュの悪夢が蘇る。十五年前に双子の妹が殺されたときと同じだ。そんなとき、顔に傷痕のある女が彼の前に現れた―「わたしはあなたの過去を知っている」。一方、監禁された少女たちは力を合わせ脱出のチャンスをうかがっていた…。巧緻を極めたプロット。衝撃と感動の結末。新鋭が放つ超絶の問題作。 | ||||
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ちっともすすみません。おもしろければ徹夜でも読むのに今回はちっともすすみません。三分の一ぐらいまではいきましたがしばらくほったらかしてます。そうすると読んだ分も忘れ気味で悪循環です。これからいつかまた気が向いたら読むかな。余談ですがスカパーのAXNミステリーに加入したら思いのほか海外ミステリーが充実していてもっぱらそっちばっかりみてますのでしばらくは本は読めなそうです。 | ||||
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物語の進行上の現代ではほぼ一つの少女行方不明事件しか起きないのに630ページは長すぎる。もちろん過去の事件の解明も含まれているが、だんだん退屈になってしまった。 終盤近くなるまで最後の落ちは、全く予想できなかった。それにしても 犯人を何十年も知りつつ職業倫理感から他言できないっていうのは理解できないし、それを認めてしまう周りの人間もどうなんだろう、精神的に理解できない人が多すぎた。 | ||||
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この作品以後、他のあらゆる文学作品において 永久欠番になってしまったアイデアを 胸の内でころがして反芻する。 強烈に面白かった。本当に読んでよかった。 多くのミステリ読巧者が絶賛している。 超絶技巧のサスペンスで、 衝撃と驚愕と感動の物語だと。 あらすじや惹句を事前に目にしないよう 注意しながら読み始めた。 本文冒頭の登場人物一覧も見ず、 自分で人物メモを取りながら、ゆっくりと楽しんだ。 実のところ、私には序盤から中盤にかけて、 とても読みにくかった。 これは読み手の問題であろうか。 読みにくさの理由は、 出自や背景が明確でないまま、大勢の登場人物が動き出すこと。 さらに、うっすらと狂気をまとっているような人物が多く、 誰にどう感情移入していいのかがわからないこと。 世界観を把握しきれないまま暗い森を歩いている気分になった。 多くの高評価があったからこそ、物語に入り込むことができたのかもしれない。 だが、読み終えてみれば、 序盤の読みにくさは、 ひょっとしたら作者の意図ではなかったかとも思う。 この物語に入り込もうと懸命になっている 読者に気づかれないよう、 静かに奇跡を進行させるための。 たいへん面白かったと書きながら、 己の理解力の貧しさをさらけ出してみる。 未読各位もおられるから詳しくは書けないが、 新聞記事のゲラが登場するシーン、 あの意味と効果は、どうにも解せなかった。 私は後年に再読することで、膝を打つだろうか。 そうあってほしい。 | ||||
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ミステリーだと思わせておいて、ラストで実はホラーあるいはスリラーだったと判明するのは、違反です。 これでは公正な知的ゲームはできません。 | ||||
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この原題によくこの邦題を付けたもんだ。 物語の内容も最高。 そして和訳も素晴らしい。 | ||||
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感想は「面白かった」です。訳者が的確なのか、細かい心理描写、他者観察、情景の描写などの表現がすごく上手くそして自然で思わずその表現を何度も読み返してしまいました。海外によくある宗教的な部分もわりとサラッとしていて読みやすかったです。キャラクターもバラエティに富んでいて頭の中で想像できました。これがデビュー作なんて・・・凄すぎる!結構分厚いんですけど、「ドラゴンタトゥーの女」を読み切れるなら余裕。二作を比べる必要はないんですけど、主人公に印象深い個性(リスベット級)がないのが5つ星に踏み切れない要因かな。美形で天才的頭脳の持ち主なんだけどそれだけなんだよね。そのかわり準主役のメンツが濃い!海外小説が好きで、評判いいのを読んでもハズレばっかりだったけどこれは当たりでした。 | ||||
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過去の誘拐事件と現在の事件を織り交ぜながら進む作品。 場面転換が速いので物語に入り込みやすい作りになっている。 にも関わらず、はらはらする展開はあまりない。そして演出もあまりない。 登場人物の何人かは名前を与えられているだけで、重要な役割を果たしていたとしても印象に残らない。 印象に残る場面も少なく、残っているのは誘拐された少女ふたりのやりとりと、内向的な少年が警察官と野球をする場面くらい。乾いた文体がそうさせるのかもしれないが、各人物に感情移入がしづらかった。主人公の内面が乾いているせいなのか… 推理ものといえば意外な結末だが、この作品に関しては「ん?」と感じる程度。 そして肝心のエピローグも、「んん?そういうことなの?」で終わった。 全体的にアップダウンが少なく、淡々と読み進むことができ、なおかつそのまま終わる作品に感じた。しかしながら、最後まで読ませる技巧はすばらしい。 相性もあるのだろうが、残念ながら私には何も残らなかった作品。 | ||||
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これを感動の傑作と呼ぶには、まだ少し物足りない気がした。緻密な構成や表現力は素晴らしいし、デイヴィッドとの野球シーンや最後の結末は好きだが、何かが欠けている。おそらく作者が物語を作り込み過ぎたからだと思う。すべてがあらかじめ決められていた小説という印象を受けた。よく練られた構成だが、遊びがない。文章も上手いが直接心に響くわけではなく、余韻をもたらすだけだ。登場人物たちも魅力的だが、なぜか上手く入り込むことが出来ない。すべてがお行儀良く作られた作品で、作者の魂というものが感じられないからだろう。荒削りじゃないからこその欠点だと思った。綺麗すぎてどうも人間味がないのだ。 しかし、読んで損はないと思うので一読することをおすすめする。よく出来ていることは間違いない。 | ||||
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