■スポンサードリンク


クリスマスに少女は還る



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)

クリスマスに少女は還るの評価: 6.25/10点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.25pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

すごーく長い小説ですが

最後まで頑張って読むと・・・。

初めてのオコンネル小説でしたが、思っていたよりも私好みで、読みやすかったですね。
主人公のルージュのイメージがなかなか掴めませんでしたが、シックスセンスの子役ハーレイ君がハンサムに成長した感じ?
その他の人物像は一人一人丁寧に書き上げてあったので、割と分かりやすかったですね。
今後オコンネル小説が楽しみです。

ももか
3UKDKR1P
No.3:
(4pt)

訳が悪いのでしょうか

本国ではとても評価された作品だそうですが、率直に言えば散漫なミステリーでした。不必要な登場人物が多すぎます。2人の少女もとても10歳とは思えません。誰一人魅力的なキャラクターがいませんでした。内容に比べて増長でした。キャロル・オコンネルに少し失望しました。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

クリスマスに少女は還るの感想

文庫版で読んだが、600ページを超える厚さで少々読み疲れた。やはり翻訳本特有の持って回った文章と緻密な描写のせいで、やたらとページ数が多くなる。この点が海外ミステリーをあまり多く読まない第一の理由となっている。さて、小児性愛のモンスターはこの地元の人間で、まだ外にいて殺し続けている。行方不明になった二人の少女と、捜索に当たる特捜班に入ったルージュ・ケンドル。彼の双子の妹も十五年前に行方不明になり死体となって発見された。当事の事件の犯人として逮捕された神父のポール・マリーはまだ刑務所の中。
ではいったい誰が犯行を・・・。冒頭、謎の女が登場する。顔に傷のあるアリ・クレイ法心理学者。彼女の言葉がルージュ・ケンドルを過去に引き戻す。少女たちの脱出の様子に絡ませてそれぞれの人物たちとの関わりにより少しずつ真相に近づくケンドルとFBI捜査官のアーニー・パイル。もの哀しいラストまで読み込ませる巧みな人物描写と飽きさせない展開をみせる筆致。真相と謎の女の真実にはそういった思いがあったのかと納得する。驚愕のドンデン返しと云うほどではないが上手く読ませるミステリーとして水準以上の出来の作品と評価したい。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ネタばらし厳禁!

クリスマスを間近にしたニューヨーク州の片田舎で、10歳の少女二人が誘拐された。同じ学校に通う仲良しのグウェンとサディーを探すために、地元警察はもとより州警察、FBIからなる捜査陣が構成される。その中に、15年前に双子の妹が同じような少女2人誘拐事件に巻き込まれて殺された地元警察の刑事・ルージュが加えられ捜査に当たることにある。
捜査が進む中、同様の犯罪が繰り返されており、今回の誘拐も同じパターンの犯罪ではないかという説が有力になる。しかし、ルージュの妹を殺した犯人は現在服役中で、絶対に彼の犯行ではありえない。とすると、服役している犯人は無罪なのか? それとも、同じような犯行を犯す人物が他にもいたのか?
過去の例から、誘拐された少女はクリスマスの朝には死体となって発見される可能性が高く、捜査は時間との闘いの様相を深め、捜査陣や被害者家族の緊張感が高まっていく・・・。
物語は、捜査の進行と誘拐された少女たちの脱出への苦闘が並行して描かれ、タイムリミットも加味されて刻一刻とサスペンスが高まっていく。そして、捜査陣と犯人と少女が一堂に会するクライマックスへ・・・。
意外な犯人、意表を突く謎解き、最後まで隠されていた物語など、衝撃のクライマックスをどう見るかで、この作品の評価は大きく分かれるだろう(ゆえに、ネタばらしは厳禁)。深く感動する人もいるだろうし、肩透かしというか、騙されたような感想を持つ人もいるだろう。個人的には、最後の怪奇ファンタジーっぽい落ちに不満が残り、後者の感想を持った。
しかし、ストーリー展開の巧妙さ、キャラクター設定のうまさから、ミステリーファンにも十分に楽しめる作品だと思う。

iisan
927253Y1

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!