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洞窟の骨
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洞窟の骨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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注文してある本が届くまでと思い、積んである在庫からランダムに選んだアーロン・エルキンズ著『洞窟の骨』を読むことにした。 本書がギデオン・オリヴァー教授シリーズの何冊目かは知らないが著者の1999年の作品である。 本書の奥付に2000年と記してあるから、評者が読んでから15年の時が過ぎたことになる。 本書『洞窟の骨』は、著者が1999年に発表した作品だから仕方がないが、主人公のギデオン教授はネアンダール人類と現生人類と接触などを否定しながら物語が始まるから、評者は本書を読む気が萎えてしまったのである。 ずいぶん以前に何かの本だったか、新聞の記事だったのか忘れてしまったのだが、現生人類のDNAからネアンデルタール人類の遺伝子が発見されたことを読んだ記憶があったからである。 今、思い出しても評者には詳しくそのことを記述できないから、ネットで調べた「ネアンデルタール人 - Wikipedia」から引用させていただき下の・・・内に転載したい。 ・・・2010年5月7日のサイエンス誌に、アフリカのネグロイドを除く現生人類の核遺伝子には絶滅したネアンデルタール人類特有の遺伝子が1 - 4 %混入しているとの研究結果が発表された。これは、現生人類直系祖先であるホモ・サピエンスが出アフリカした直後すなわち10 - 5万年前の中東地域で、そこに既に居住していたネアンデルタール人類と接触し、混血したこと、一方でアフリカ大陸を離れなかった現生人類はネアンデルタール人類と接触しなかったことによる。 すなわち、出アフリカ後の中東で混血しその後にヨーロッパやアジアなど世界中に拡がった現生人類は、約3万年前に絶滅してしまったネアンデルタール人の血を数パーセント受け継いでいることが明らかになった。・・・ 本書は、登場する先史人類学者や考古学研究者たちが薀蓄を語ることなどを除くと先史文化研究所という特殊な集団のなかで起きた平凡なフーダニットものである。 このようなジャンルのミステリは最新の作品を読むべきだと思いながらなんとか最後のページまで時間つぶしに読んでしまった。 | ||||
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