狩人の悪夢

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評判

狩人の悪夢の評価:

3.89/5点 レビュー 36件。 B ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 21〜40 2/3ページ
No.31
(5pt)

犯人を射抜くロジックの矢

ずっと積読で読めずにいたがドラマ化の話を聞いてドラマを見る前に読まねばと一気読み。

素晴らしいの一言である。
作家シリーズの傑作であるスイス時計に匹敵するロジックが展開される。
今作はフーダニットでよくある手がかりを一つ一つ分析して犯人である人物の条件を導く手法とは少し違い、全ての手がかり--落雷で倒れた木、現場に残された手形、切断された手首、死体と一緒に置いてあった荷造りの紐、ベートーヴェンの音楽etc.--を有機的に結合させて犯人にたどり着いているのがたまらない。
特に切断された手首のロジックには舌を巻いた。
フーダニットのロジックは犯人の行動の合理性の保証によって成り立っているとあらためて思った。

シリーズから25年以上経ち、作者もそれなりの年齢を重ねているが衰えるどころか進化すら感じる1作だった。

未読の方はロジックの矢で犯人を射抜く狩人火村英夫の技をぜひ堪能していただきたい。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.30
(5pt)

火村長編の中では1.2を争うくらい好き

ハードカバー版も読みましたが、文庫版で再読。ひとつひとつ推理を積み重ねて犯人を追い詰めていく過程が存分に味わえる。
シリーズを追ってきた人にはお馴染みのある人物に関するちょっとしたサプライズも良かった。
映像化されるとのことで楽しみにしてます。
狩人の悪夢 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢 (角川文庫)より
4041078555
No.29
(5pt)

火村長編の中では1.2を争うくらい好き

ハードカバー版も読みましたが、文庫版で再読。ひとつひとつ推理を積み重ねて犯人を追い詰めていく過程が存分に味わえる。
シリーズを追ってきた人にはお馴染みのある人物に関するちょっとしたサプライズも良かった。
映像化されるとのことで楽しみにしてます。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.28
(2pt)

火村シリーズを20年拝読してきましたが…

最後まで読んでみて、うーんと声が出てしまいました。
ちょっと期待し過ぎたなというのが印象です。
20年火村アリスの活躍を楽しみに追い続けて来ましたが、序盤は読みづらく、また犯人を追い詰めるまでに相当長く同じところを行きつ戻りつしたような印象でした。
火村とアリスの会話も、他の作品に比べて情緒が安定していないイメージで(火村が他作品より一人にして欲しがったり、かと思えばアリスを頼りにしていると言ったり、心理的に不安定で。またそれを狙った描写ではなく思いついたときにそう書いているような散漫な印象が・・・)先生自身もしかしてお疲れなのか?それとも日にちをあけて書いているから火村とアリスの言に一貫性がないのか?とミステリとは別のところが気になりました。

20年火村の秘密が明かされていない作品ということで、まだ続きが出るなら読みますが、そろそろ本質の一端でも見えないと辛くなってきたような気がします。もう火村の謎も生半可なものでは納得できない。火村が悪夢で常に殺している相手がアリスぐらいでないと驚かないような気がします・・・

※※ネタバレになるのでここから未読の方は読まないでください・・・※※

キリの良いところまで読むつもりで、「あんたが犯人だと思っていた」と火村が言うキャラクターが犯人と思いきやそうではないところに「ええ?」と思わずにいられませんでした…。犯人だと告げたAが犯人ではなく、Bが犯人って…共犯でもないし完全に関わりのないAの背後にBを見据えて言った言葉(その場にBはいません)というのはちょっとヒキにしても無理あるんじゃないのか?と……。このヒキはどうなのか、意味がないばかりか探偵が犯人を間違えた(か絞れないからとりあえず言ってみた)のように受け取られる可能性もあるので悪手のように感じます。
真犯人も予想通り。(この人じゃないと話に華がないだろうな~と思わせる展開で)しかも真犯人唯一の取り柄すらもなく、この犯人が見事な完全犯罪を成し遂げてはいけない、タイプだったために全体的にスケールが小さくなった印象でした。(この人を頭良く見せてはいけないというキャラでしたので)
もう読むのをやめる!と思うほどではありませんが、いつもの~火村アリスのパワーダウン版と考えた方がいいかもしれません。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.27
(2pt)

火村シリーズを20年拝読してきましたが…

最後まで読んでみて、うーんと声が出てしまいました。
ちょっと期待し過ぎたなというのが印象です。
20年火村アリスの活躍を楽しみに追い続けて来ましたが、序盤は読みづらく、また犯人を追い詰めるまでに相当長く同じところを行きつ戻りつしたような印象でした。
火村とアリスの会話も、他の作品に比べて情緒が安定していないイメージで(火村が他作品より一人にして欲しがったり、かと思えばアリスを頼りにしていると言ったり、心理的に不安定で。またそれを狙った描写ではなく思いついたときにそう書いているような散漫な印象が・・・)先生自身もしかしてお疲れなのか?それとも日にちをあけて書いているから火村とアリスの言に一貫性がないのか?とミステリとは別のところが気になりました。

20年火村の秘密が明かされていない作品ということで、まだ続きが出るなら読みますが、そろそろ本質の一端でも見えないと辛くなってきたような気がします。もう火村の謎も生半可なものでは納得できない。火村が悪夢で常に殺している相手がアリスぐらいでないと驚かないような気がします・・・

※※ネタバレになるのでここから未読の方は読まないでください・・・※※

キリの良いところまで読むつもりで、「あんたが犯人だと思っていた」と火村が言うキャラクターが犯人と思いきやそうではないところに「ええ?」と思わずにいられませんでした…。犯人だと告げたAが犯人ではなく、Bが犯人って…共犯でもないし完全に関わりのないAの背後にBを見据えて言った言葉(その場にBはいません)というのはちょっとヒキにしても無理あるんじゃないのか?と……。このヒキはどうなのか、意味がないばかりか探偵が犯人を間違えた(か絞れないからとりあえず言ってみた)のように受け取られる可能性もあるので悪手のように感じます。
真犯人も予想通り。(この人じゃないと話に華がないだろうな~と思わせる展開で)しかも真犯人唯一の取り柄すらもなく、この犯人が見事な完全犯罪を成し遂げてはいけない、タイプだったために全体的にスケールが小さくなった印象でした。(この人を頭良く見せてはいけないというキャラでしたので)
もう読むのをやめる!と思うほどではありませんが、いつもの~火村アリスのパワーダウン版と考えた方がいいかもしれません。
狩人の悪夢 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢 (角川文庫)より
4041078555
No.26
(5pt)

優しいミステリー

優しいミステリーという感じでした。
先生の作品は10冊以上読んでいますが、次の出版がいつも楽しみになります。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.25
(5pt)

優しいミステリー

優しいミステリーという感じでした。
先生の作品は10冊以上読んでいますが、次の出版がいつも楽しみになります。
狩人の悪夢 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢 (角川文庫)より
4041078555
No.24
(2pt)

盛り上がることなく終了

展開、構図は作中人物のセリフにもある
「手垢まみれで、世間の皆さんが飽き飽きしている陳腐な設定だ」
という表現そのままです(笑)。あまりにもひねりが無いので
「終盤で大どんでん返しがあるに違いない」と期待していたのですが
火村が揚げ足取りを繰り返して犯人を自爆させるだけでした。

あとがきを読むと当初は倒叙物として想を練っていたらしいのですが……
「自然現象によって犯人の予定が狂い、ボロがでる」という
故・鮎川哲也氏が嘆くような出来の作品になっていたと思います。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.23
(2pt)

盛り上がることなく終了

展開、構図は作中人物のセリフにもある
「手垢まみれで、世間の皆さんが飽き飽きしている陳腐な設定だ」
という表現そのままです(笑)。あまりにもひねりが無いので
「終盤で大どんでん返しがあるに違いない」と期待していたのですが
火村が揚げ足取りを繰り返して犯人を自爆させるだけでした。

あとがきを読むと当初は倒叙物として想を練っていたらしいのですが……
「自然現象によって犯人の予定が狂い、ボロがでる」という
故・鮎川哲也氏が嘆くような出来の作品になっていたと思います。
狩人の悪夢 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢 (角川文庫)より
4041078555
No.22
(5pt)

新しい魅力を感じました

「火村英生」シリーズのフアンで、いつも短編集を楽しく読んでいますが今回の長編には新しい魅力を感じました。さらに今回はちょっと猟奇的な雰囲気がしてより楽しめました。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.21
(5pt)

火村シリーズ長編

最近は火村シリーズの長編が立て続けに出版されて嬉しい限り!読み応え十分な内容!!
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.20
(5pt)

冴える超絶ロジック!

ホラー作家・白布施に招待された有栖は、殺人事件に出会う。
白布施の別荘で殺されていた女性は、首を矢で貫かれ手首が切断されていた。さらにもうひとつの死体が発見される。

ある意味で古典的な「嵐の山荘」だが、作者が今さら容疑者を限定する目的だけでそんな設定を用いるわけがない。
実はこの設定こそが犯行のキモであって。ああ、ネタバレするから書けないな。
支離滅裂で無意味な犯人の行動は、ちゃんと意味があった。
人を殺して動揺している人間が右往左往するのは当然だ。
背景に横たわる重い秘密と犯人のリアルな造形に舌を巻いた。作家アリスの最高傑作かもしれない。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.19
(4pt)

謎解きの説明が分かり易かった

最後まで面白く読めました。
会話のテンポもいいし、謎解きもとても丁寧で分かり易く、すんなりと納得できたという感じです。
あまりにも難解な謎解きや奇抜なトリックは読んでいて疲れるので、この作品のようなちゃんと納得のできる丁寧な謎解には好感がもてます。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.18
(4pt)

後書きから読み解く本書のミステリーとしての構造

有栖川氏の火村シリーズの長編である。
前作の鍵の掛かった男が東野圭吾が書くような被害者の背景をメインに描く情緒的な作品だったのに対して本作は本来のクローズドサークルもののロジック本格推理に戻っている。
後書きを読むと、本作は当初は倒叙形式で構想されていたが、途中で本来の本格構成に戻して書いたとある。
本作がもともと倒叙形式で構成されていたと踏まえると、最後の犯人を追いつめるトリックが刑事コロンボの旧シリーズの第三の終章の作家の原稿のトリックと非常に似ている事が分かるが、それも納得である。
本書の本格ミステリーとして見た場合の弱点である、犯人に意外性がないことと、犯人と青年の関係性から犯人が隠匿したかった秘密と動機がかなり類推しやすい点が、それらは本来倒叙だとすると最初に明らかにする事柄だからであるから、いわば当然である。
火村と犯人との一騎打ち推理対決を描く倒叙形式で描きたかったが、そうすると短編程度のボリュームにしかならないので、関係者の過去と人間関係を描きこもうとすると、倒叙形式では不可能なので、長編としてのボリュームを天秤にかけて、関係者の人間関係や背景を描く事に向いた本格構成をとったという事だろう。
倒叙で犯人以外の登場人物を詳しく書いても全く無意味だが、犯人が分かっていない本格形式なら絞込みの過程として多くの犯人以外の人物の背景が描きこめるからである。
ゆえに、本作は本格推理として構成されていながら、倒叙としての面白さが同時に入っているというなかなかの異色構成となっているのである。
火村の最後の決め手が状況証拠でしかないのにその後犯人が自供するのは倒叙のトリックがメインになっているからであり、決して本格として詰めが甘いという事ではないのである。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.17
(4pt)

ロジック◎

スイス時計ばりの強靭なロジックの組み立てで、終盤は一気に読み進めました。
前半~中盤がちょっとテンポ悪いのも、結末の収束のいいエッジ。
欲をいえば犯人に意外性があれば、尚楽しめる。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.16
(5pt)

281ページ

新本格派と呼ばれる作家も次々に力が衰える中で、数少ない壮健な生き残り。

刑事のロベール・ルドリュ(Robert Ledru)は千八百八十七年に、ルアーヴル海岸でのアンドレ・モネ(André Monet)の射殺事件を捜査するように命ぜられましたが、検証の結果、自分自身が夢遊病で殺害したことをつきとめます。空砲入りの銃を与えられて牢に入れられ、夢遊病下で発砲した事で有罪が立証されました。パリ近郊の農場で、死ぬまで24時間監視下に置かれたそうです。

江戸川乱歩の『D坂の殺人事件』のローズ・ドラクール事件はひどく眉唾ものですが、こちらは実際に起きた事件のようです。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.15
(4pt)

いつもの

鍵のかかった男が、日本映画みたいな情緒に振り切ったぼやけた作品だったのに対し、
こちらは、外国ドラマのようなきっちり加減で、あぁいつものミステリ小説だな、という出来。
ただ、作中での有栖の考え方が、いくらなんでも老成しすぎてる気がした。
そこが気になったので、星4つ。
狩人の悪夢 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢 (角川文庫)より
4041078555
No.14
(4pt)

いつもの

鍵のかかった男が、日本映画みたいな情緒に振り切ったぼやけた作品だったのに対し、
こちらは、外国ドラマのようなきっちり加減で、あぁいつものミステリ小説だな、という出来。
ただ、作中での有栖の考え方が、いくらなんでも老成しすぎてる気がした。
そこが気になったので、星4つ。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.13
(4pt)

読み応えありました。

久々にこれぞ有栖川作品、という感じのものを読むことができました。
ただ、犯人の独白が最後にあっても良かったかなあ、と言う気がしないでもないですが、
ま、そこは読者の想像に委ねる、という所なんでしょうね。
綾辻氏や島田荘司氏だとこのトリックというのは物足りない気がしますが、
有栖川氏だと通常運転という感じですかね。
最近本格ミステリー作家の作品に???が付く作品が増えてきた中、
有栖川氏がいち早く元のレベルに復帰されたことは非常に喜ばしいことで、
今後の氏の活躍を期待してやみません。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855
No.12
(3pt)

火村とアリスの関係は進化しているように思います

火村英生シリーズ最新刊。ファンにはお馴染みですが、今回も高純度の本格ミステリーです。有栖川有栖が人気ホラー作家の自宅に招かれ、そこで殺人事件が発生。しかも、女性被害者の右手首が切断されているという状況。容疑者も絞られ、関係者への事情聴取や現場検証、警察の捜査状況も聞きながら、火村&有栖川コンビが推理を繰り広げます。

犯人や動機の面白さよりも、ロジックに重点をおいた内容と思います。折角の悪夢という題材をもう少し掘り下げて欲しかった気がしますが、登場人物のキャラや関係性も含め、充分小説の雰囲気づくりには活かされていると思いました。
このようなテイストのミステリーは数が少なくなっているように思うなだけに、このコンビのシリーズはこれからも楽しみにしたいです。
狩人の悪夢 Amazon書評・レビュー: 狩人の悪夢より
4041038855