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半身



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【この小説が収録されている参考書籍】
半身 (創元推理文庫)

半身の評価: 3.25/5点 レビュー 57件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全57件 41~57 3/3ページ
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No.17:
(3pt)

う~ん・・・

章によって時代が前後したり、語り手が代わったりするので最初は少し戸惑いました。主人公がかわいそう過ぎて、読後感があまり良くないので星3つにしました。スカッと晴れやかになる本が読みたい場合はパスです。監獄のじっとりとした描写や、主人公の心が乱れていく様子がすごくリアルで読みごたえはありました。
半身 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:半身 (創元推理文庫)より
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No.16:
(4pt)

哀しすぎる

最後の結末には、主人公マーガレットと同じようにかなりの衝撃を受けてしまいました。ミステリーと言うよりも、心情がこまやかに書かれた文学作品であり、読者としては主人公の気持ちが痛いほどわかるので。結末を理解したあとに、起こった出来事を思い返すとそういうことだったのか、と思うシーンが多々あります。それにしても、あまりにも結末が哀しすぎ、読後感はあまりよくありませんでした・・・。わたしは「荊の城」の方が好きです。
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No.15:
(3pt)

傍線も痛い

主人公の個人的な痛み・呪縛などを傍線の背景として、刑務所慰問からはじまる主人公の悲劇を描いている。読者である私も主人公と同じように感じ、解釈するように引き込まれていく。霊的な表現も織り交ぜながら現在と過去がいりまじり、息をつかせない表現力はすばらしい。30もまじかな当時としては婚期を逃がした自己憐憫と利己主義の強い主人公は必ずしもすべてを共感できたわけではないが、彼女が希望を見出し今までにないくらいの行動力を発揮し、そして裏切られたときの絶望感はとても痛い。わくわく感よりは切ない心理的描写の多い佳作である。
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No.14:
(4pt)

不思議なミステリー

あんまりミステリーっていう感じがしませんでした。でも、なんか気になって、ずっと読み続けて、最後。悔しかったです^^;全然わからなかった。意外でした。すごく独特な雰囲気を持ってる作品だと思います☆
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No.13:
(4pt)

引き込まれる。けれども痛い小説

殺しも盗みもないのに、ぐいぐい引き込まれて読まずにはいられない強さがあります。「魔術的な筆さばき」というのは文章の「筆」ではなく、そういう強さのことかと思いました。私は結末は分かりませんでしたが、きっと痛々しいことになるんだろうな、とは思っていました。けれどもその予想を上回る痛々しさでした。ミステリと云えばミステリでしょうか。でも謎解きだとか、事件を解決に導くわくわく感とかそういったことを求めているなら、他の小説をお勧めしたいです。この小説にあるのは、どう人間の心をあやつり、どう騙すかということ、そして何よりその騙しによってめちゃめちゃにされた人間の苦しみです。すごい小説だと思います。けど私は小説には夢をもとめます。痛すぎるので星4個にします。
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No.12:
(4pt)

探偵も、殺しもない

それでも私はこの本はミステリーに入ると思います。おちはそれほど凝ったり複雑なものではなく、ミステリーに通じた方にはつまらないと思いますが、この話が狙っているのはあっと驚くようなトリックだけではないのではないでしょうか。ミステリーの定義は、殺人事件だけではなくて、何かよくわからない事由があること、話を通じてその謎が解かれながら、主題が展開していくことだと思います。全編を通じて独身、非社交的で孤独な女性の寂しさや社会の冷たさ、寒さが伝わってきます。登場人物については主人公にしか深い説明はありませんが、それでも女看守や囚人たちひとりひとりの背景を見いだすことができます。ただ女性の内面についてどぎついくらいの描き方をしていたり、同性愛が一つのテーマにもなっているので、特に男性の好き嫌いは分かれてしまうかと思います。<P
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No.11:
(1pt)

翻訳家の犯罪

私はミステリーファンではあるが、謎解きは得意ではない。そんな私でも落ちが割と簡単にわかってしまった。読みながら、まさかそんな安易に終わらないよなー、と思っていたそのものだった。だから、これはミステリーではないと思うが、と言って「薔薇の名前」のような、背景の緻密さや作品自体の深みも感じられなかった。また他の投稿にあるように、確かに読んでいて違和感のある箇所が多かった。モーム賞を取った作品なら、もっと丁寧に訳していただきたかった。とても残念。文章の魅力について宣伝にあったが、翻訳版では流れるような…とは行かなかったようだ。正直、値段の価値は無し。中古で買っても良かったかもしれない。もしくは、洋書を買って原文で読めば良かったのか。それなのにそれなのに、「このミス」は一体どうしてこれを選んだのか?今一番のミステリーであり、犯罪である。
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No.10:
(3pt)

半身半疑

冒頭の刑務所のイラストや水晶宮が伏線にもならずでした。19C,ロンドン、霊媒、刑務所という舞台装置にもかかわらず、登場する女性たちのバックグランドも曖昧なまま、の感が残念ですねえ。ゴシックっぽさがないのは、密室劇に近いから。会話劇として楽しめました。
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No.9:
(2pt)

探偵なし、死体なしのミステリー?

表紙の絵とヴィクトリア朝ロンドンが舞台のミステリーという点に惹かれて買いました。裏表紙の紹介文「幾多の謎をはらむ物語は魔術的な筆さばきで、読む者をいずこへ連れ去るのか」に期待していましたが、結末はがっかり・・・ただ、どんな結末になるんだろうと期待しすぎたせいかもしれませんが。個人的には、ロマンス要素が強く、ミステリーというよりはアンハッピーエンドの同性愛ゴシックロマン小説という感じを受けました。探偵(警察)が殺人事件を解決するという正統派(?)スタイルのミステリーをお探しの方にはお勧めしません。
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No.8:
(4pt)

出来れば、もっと安価でお願いしたい。

このミス…の1位か。。。と、値段も見ずにレジに持って行ったので、値段を聞いて、「げっ、高いじゃん!これで、つまらなかったらどーしてくれよぉ~。」って思いながら買いましたが、、、、結果は、中々面白かったです。"ヴィクトリア時代のロンドン"、"美貌の霊媒"、"交霊会"、"ミルバンク監獄"...これらの美味しそうな素材を、風味を損なう事なく上手く調理出来ているなっといった感じです。途中迄、推理小説だという事を忘れて読んでましたが、後半は、最大の謎(脱獄の方法)は、どうなるんだろう??って、先に最後のページを読みたくなるのをぐっと押さえました。こういう事って最近は、あまりなかったので、結構、楽しめました。ただ、(原文を読んでいないので、なんとも言えませんが、)読んでいて違和感のある単語があるのが気になりました。出てくる頻度が高い言葉だったので、その単語が出てくる度に気になってしまいました。訳し方によっては、全然違った表情を見せてくれる話だと思いますので、別の人の訳も読んでみたい気がしました。
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No.7:
(1pt)

「こ○ミス」のミス

 あ~、疲れた。読後の素直な感想です。 ミステリの欄にカテゴライズするのは、あまりにも乱暴です。サマセットモームやジェーンオースティンなどが好きな女性読者には受けるかもしれませんが、某有名ミステリランキング1位という形容は、すべきではないとはっきり言いたい。 すべての謎が明らかになるのは本当に最後の2~30ページ。たしかに「あ~そうなのか」と驚嘆はするのですが、そこにいくまでのまわりくどい情景描写や女性の抱く同性への思慕の描写を読んでストレスがたまってしまったのは、私が健康な男性だからでしょうか? 想像力の翼を飛翔させるような読書への熱まで奪われてしまったような気がします。お口直しのオモシロイ本でも読みます。 それにしても、なんで一位なのか?それこそが最大のミステリ!?
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No.6:
(3pt)

ミステリーというよりは恋愛小説に近いです

「このミステリーがすごい」の1位ということで(確か・・・)期待して買って読みましたが、ミステリーというよりはむしろ恋愛小説として読んだ方が良いのかもしれないです。 オールドミス(死語?)のマーガレットは貴婦人の義務としてミルバンク牢に女囚の慰問に訪れ、そこで一人の女囚シライナと運命的な出会いをする。シライナは投獄される以前、貴婦人の間でもてはやされていた霊媒師だった。シライナは謎めいた言動とその美貌で次第にマーガレットを虜にしていく。母親や世間の因習でがんじがらめになっていたマーガレットは自身もまたシライナ同様囚われの身であることを自覚する。シライナの虜になったマーガレットは牢から逃れたシライナと共に逃避行をする決心をするが・・・ ゴシックロマン風の雰囲気とオカルト的な要素、そして同性愛。ミステリーとしてはどうかと思うが雰囲気のある小説なのでまあまあ楽しんで読めます。どちらかというと女性向きの小説かと思われますがいかがでしょう。
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No.5:
(1pt)

「1位」という「魔術」にダマされてはいけない

粗筋を見る限り、私の好きな類のミステリーではなかったが、2004版このミス、2003文春ベスト10で共に1位ということで、話の種に読んでみた。予想通り、私にとっては、苦しい読書体験だった。いつ面白くなるかと楽しみに読んでいたのだが、たぶん私にとっては高尚すぎて、面白いと感じる箇所が全くなかった。本のオビには「魔術的な筆力」と書いてあるが、「魔術」を感じるまもなく、「睡魔」に襲われてしまい、読了まで2週間もかかった。改めて言うまでもないが、「1位」の本が万人受けするとは限らない。「1位」という「魔術」にダマされぬよう、書評、粗筋とうで自分の好みと照らし合わせてから購入した方がよい。
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No.4:
(4pt)

19世紀英国の独身女性の孤独が胸を突く

もã-、あなたが19ä¸-ç'€ãƒ­ãƒ³ãƒ‰ãƒ³ä½ã¾ã„の裕福な家庭の娘で、独身で婚期ã‚'逃ã-かã'ているå¹'齢で、社交好きでないå '合どうやって時é-"ã‚'過ã"ã-たらいいでã-ょう。ある事件で心傷ついたãƒ'ロインのとったæ-¹æ³•は女子åˆ'務所のæ...°å•ã§ã-た。そã-て彼女はそã"で、霊åª'師である一人の美ã-い娘に出会います。彼女は交霊è¡"中に死亡ã-た女性の殺害の罪で服役ã-ていますが、罪人とは思えないæ°-å"ã‚'もっており、ãƒ'ロインは彼女に惹かれていくのですが……。 前ã€...ä¸-ç'€ã®ãƒ­ãƒ³ãƒ‰ãƒ³é›°å›²æ°-が重苦ã-く、じっとりと絡みつく重厚な小説です。そã-て騙ã-絵のタペストリーが遠くからみると別の絵柄ã‚'浮かび上がらせるように、ã"の本は読み終わってからくるりと見æ-¹ãŒåè»¢ã-ます。 ちなみに、見è¿"ã-に宣伝で<創å...ƒæŽ¨ç†æ-‡åº«ã®å¥³æµ!ä½œå®¶ï¼žã¨ã-てミネット・ウォルターズがå-り上ã'られていますが、「女彫刻家」とæ¯"べてみるのもまた一興です。
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No.3:
(1pt)

翻訳に問題あり

本当なら星4つに値する文学作品ですが、翻訳が結末とテーマを変えてしまっているので、星1つにせざるを得ません。原書と比べれば一目瞭然ですが、最後の1行が原文とかなり違うのです。また、最後から二つ目の日記のほとんど最後にも誤訳があります。どちらも、解説者の言う「支配のテーマ」に合わせてしまったための誤訳でしょう。この小説のテーマは「支配」ではなく、愛における半身についての考察であり、その否定だというのに。ヒロインの暗い物語の最後に、実は、英国小説の伝統であるピカレスクが顔を出します。が、翻訳ではそれが消されてしまっています。翻訳者はピカレスクの伝統や、水晶宮や月のシンボルの意味をきちんと考慮したのでしょうか。また、ビクトリア朝には、裕福な娘と貧しい娘を主役にした有名な小説がありますが、それが背景にあることをわかっているのか。いずれにしろ、本来なら明るさをもって終わるべき小説が、暗いまま終わってしまっています。残念です。
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No.2:
(3pt)

刑務所は体に悪い

サスペンスを読みなれていないウブな読者であるため、主人公同様、すっかり作者のたくらみに引きずりまわされてラストを迎えました。こんなのアリかぁぁぁぁ!? と思いましたが、冷静に思い返してみれば、なるほどあちこちに伏線が・・・・。それはともかく、主要人物が収監されている刑務所の描写は、たいへん興味深かったです。
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No.1:
(4pt)

文学作品として読んでみて。

 女子刑務所に無実の罪で?入れられている若く美しい霊媒。父を亡くし、自殺未遂をし、生きがいを見つけるために刑務所の囚人の訪問をする令嬢。刑務所の層と、人間の層と、社会の層と、、、多重構造になっており、重厚なつくりになっています。独特の雰囲気をかもし出しており、文学作品として楽しめる。 おちは、サスペンスを読みなれている人であれば、途中で予測がつくでしょう。
半身 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:半身 (創元推理文庫)より
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