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(短編集)
死神の精度
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死神の精度の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全404件 321~340 17/21ページ
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| NHKのラジオドラマで出会った。 すぐに原作が欲しくなった。 ラジオで聞いた後で、この本の世界はすぐに心の中に入ってきた。 この作品に触れるのは2度目だったが、初めて読んだような(初めて読んだのだが・・・) 爽快感、幸福感・・・本によって生まれる感動、全てが新鮮に感じられる。 そんな、本です。 | ||||
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| タイトル・装丁とも心を捉えるが何より雨男でミュージック好きの死神が対象者と一定期間接触して『可・非』の判断を下すという設定は素晴らしい♪ 得てして死神や神・悪魔を扱うとその人生の重さと死神キャラの重篤さに偏りがちだが本作の死神は飄々としていて実に爽やかだ。 ほとんどの調査結果が『可』=『死』であるのに全く内容が重たくないのも読み易い。 各話とも面白いが、小さな複線が生きる最終話(おばあさんと死神編)の読後の感動は幸せすら感じる。 CDショップで気持ちよさそうに視聴している人を見かけると【もしや…】って思うかも。 | ||||
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| 題がまず最高にいいすね。精度の話なんだなぁって。人生も見る人によっちゃその人の善も悪も逆転してうつることもあるってゆう、正義の定義に似てますよね。伊坂さんのフィルターを通して見せてもらう世界はセピア色の虹やカラフルな夜空が見えるようにすごく不思議で鮮やかで新鮮な世界です。毎回そう感じます。感性を文にしてくれるから読む方はその絵をひたすら見て良さに気づいていくんです。死神は伊坂さんなんかなって思う感じがよかったです。最終話の老婆と死神の最後の言葉のやりとりはずっと残ります。いい作品です | ||||
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| 主人公は死神の連作短編集。 事故死や不慮の死というのは、死神が7日間の調査の元に「可」or「不可」と決定するもの、ということにこの物語ではなっている。 死神が死神であるという物語の本筋にはそれほど目新しいものは無いのだけど、死神の浮世離れた(当たり前だけど)セリフが面白い。 <例> 「人間の作ったもので最高なのはミュージック、最悪なのは渋滞」 「年貢の納め時だぜ」→死神「年貢制度は今でもあるのか?」 同じ作者の他の作品『重力ピエロ』の登場人物の「春」が出演してるというのも、この作者にはまってる人にはうれしい演出でしょう。 | ||||
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| 一話完結形式で読みやすく、一編一編終わりがきっちりしているって訳ではないのだけど絶妙なところで切った!って感じがします。余計に余韻が味わえる素敵な読後感でした。 思い返すと泣きそうになるけど心が温かくもなる。 | ||||
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| 最近どうも漫画にしろ文芸にしろ死神が主人公というのが多いですけど、これは数あるなかでも傑作だと思います。ドラマとかそのうちやるかもしれません。 | ||||
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| 死神・千葉(仮名)の何気ない一言がツボにはまった。所々、千葉に突っ込まずにはいられなかった。もちろん良い意味で、ですが。だが、不覚にも最後は感動してしまった。とても爽やかなラストでした。ちなみに私が個人的に好きなのは、五番目の「旅路を死神」です。 | ||||
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| 今回は「死神」という今までと全く違うのを主人公にしているが、著者は毎回しっかり「法則」というか「法律」のようなものを作っているので「矛盾」が生じない。 今回も「死神」の中での「法律」のようなものがキチンとしているので読んでいてもすごく面白い。他の作品もその人物や世界の「法律」や「法則」がしっかりしているので面白いと思った。どんなにジャンルが違ってもその「法律」がしっかりしている限りは面白い作品がずっと続くだろうと感じた。 | ||||
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| この本でファンになりました。 スマートでスタイリッシュ。 一つ一つのお話がまったく違う趣なのに、それでいて 全体的には統一されたクリアーな雰囲気。 いっぺんに全部読んじゃうのはもったいない感じがして ちょびちょび楽しみました。 | ||||
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| 荻原青年に「見送り」の判断が下されれば、星5つ(たとえ、体内がボロボロになっても、事件の後遺症で体が不自由になったり車椅子を使わなければならなくなったりしても、片思いの女性と二度と会えなくなったとしても、生き続ける設定にして欲しかったという私自身の感情を省いても、3つです)。確かに、オーソドックスな展開の中に意表をついた新鮮さがある、という伊坂ワールドの手法は、この章でも健在ですし、余命少ない人生を病死以外のことで終わらせる方法は興味深いものがあります。ですが、同じテーマを扱っていると思われる渡辺淳一の「無影燈」(「白い影」の原作)やマーティン・マクドナーの「ピローマン」のような深みがないのも本当です。共感や感情移入しづらい千葉に、「あの世逝き」の判断を下すに至った過程や葛藤、荻原君の真意を知った後に彼を襲ったであろう後悔や苦悶がどれくらい続いたのかを求めるのは間違っているかもしれませんが、この章では描いて欲しかったですね(経緯や葛藤は、第一章で用いられてますが、そちらは「見送り」なので)。 あと、荻原君の病名が●(オーソドックスもオーソドックスすぎる難病)という設定も新鮮さを薄めてしまっている気がします。千葉が、人間とはズレた感覚の持ち主なのだというブラックユーモアを狙ったのでしょうが、安易ですよね。 | ||||
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| 一つ一つの話が違う雰囲気なんだけど、全体的にはまとまっていて、かなり洒落てる感じ。 文章もきれいで、伊坂作品の初読みにはかなりいいんじゃないでしょうか?(私はこれで伊坂作品にはまりました。) 死神のイメージをくつがえされました。本当に面白いですよっ!思わずクスッっとくるところとかあって、、、。まぁそれも、読めば分かりますよ! 私は、この死神となれるものなら友達になりたいです、、。 | ||||
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| 読み進むうちかなり引き込まれたので、読み終える時にはずいぶん寂かろう、と思っていましたが、寂しくない。 素晴らしい脚本の映画を一本見終わったようです。 結末の無い物語もありましたが、逆にそれが物語に広がりを与えているのではないでしょうか。 死神が無感情に登場人物達を観察するので、逆に人間達の寂しさとか必死さとかに共感する事ができました。 | ||||
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| 文中に出てくる死神は何かと細かいことに引っかかるし、異常に無感動だし普通の人間ではないことは確かだ。そんなことも知らないのかよ!少なくとも2000年以上生きてるんだろ!と、つっこみをいれたくなるくらいだ。 でも、そんなことは置いておいて、この作品は二つの面から興味深い。 一つは伊坂作品の特徴でもある、物語同士の関連性、読者の目を離させない洒脱な文章、つまりは伊坂節とでもいえそうな文体だ。読み終えた後に、相変わらず面白いなーと、思わず感嘆の声を出しそうになった。 二つ目は死神の目線である。これはまさに著者が日ごろから感じていることを素直に小説の中に入れ込んでいるとしか思えない。些細な言葉尻に疑問を抱いたりするシーンはその典型だろう。そう考えていくと、これは伊坂幸太郎自身の内面を知りえる貴重な一冊だといえるだろう。 だからこそ、これは伊坂初心者にも伊坂マニアにもおすすめの一冊なのだ。 | ||||
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| 「死神から見た人間模様」という設定は共通するが、あるときはミステリー、あるときは恋愛小説と、多彩なスタイルの巧妙な物語を楽しむことができる短編集になっている。 「千葉」と名乗る死神はその人間が本当に死ぬ価値があるのかどうかを 見極めるのが仕事。 彼がOKを出せば、その人間は死ぬし、 OKを出さなければ、その人間は死なない。 最終的には彼はOKを出すんだけどれど その最期は時に切ないものがありました。 それぞれが独立した短編でありながら、 ちょっとした時間軸をずらしつつ ほんの少しだけ絡み合いながら 意外な『おっ!』っていう発見があり、 読ませ方が上手い。 また彼の小説には別の小説の登場人物が良く出てくる。 今回もある短編に『重力ピエロ』という作品の登場人物が出てきたりして、 伊坂作品ファンにとっては非常に楽しく読めるものだった。 | ||||
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| 「チルドレン」「砂漠」「終末のフール」「死神の精度」と読みまし たが、どうもこの作家さんとは相性が悪いようです。 登場人物たちのセリフはそこそこ面白いし、著者の伝えたいことなの だろうというのは分かるのですが、こんなに分かりやすいというのは どうなんでしょう? 曖昧さとか、想像する余地がなくて、 物足りない気持ちになってしまうみたいです。 ジュニア小説ふうです。大人が読むにはちょっと、という感じです。 | ||||
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| 今までの伊坂作品同様に、淡々とテンポ良く話は進んでいく。死を扱う話のわりには、軽くあっさりしている。 前の作品の『重力ピエロ』で春が言っていた「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」という言葉が思い出される。 『死神の精度-死神と藤田-吹雪に死神-恋愛で死神-旅路を死神-死神対老女』 この物語は、クールでちょっと抜けた死神が出会った6人の人生で創られる。 その6つが微妙に絡み合う流行の構成。 読み終えて、 感動のあまり涙を流し飯ものどを通らない。 オチに驚愕し興奮のあまり夜も眠れない。 そんなことはない。 けれど、読み終えたら心にそっと暖かいものが宿る感じ。 さわやか、それでいて力強い心に響く音楽を聴いた後のような感じ。 今回の作品も、他の伊坂作品読んだ人にのみ分かる特典(?)もついています。 | ||||
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| 「死神」の主人公に惹かれて買ったのですが、おもしろいっ!この本で伊坂さんのファンです。 どこがいいかって、設定、死神の性格、6人の人生、最後のラストも泣きはしませんが感動でした。 細かい設定がうまく生かされていると思います。でもひとつ言うならば、短編の終わりがもう少し続きが欲しかったものもあったなぁという感じですね。 「死」についてこんなにも軽く重く、うまく描かれているのは珍しいんじゃないでしょうか。(死がテーマの小説もあまり無い気がするけど) 読んでみて、まず損は無いと思います。 | ||||
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| 最近よくある短編小説と同様、個々の話がばらばらのようでいて、最後の一章で一つにしっかりとまとまっている。もう慣れた展開とはいえ、心地いい。 この小説に関しては、まじめな感想として、「死」に対して一つの新鮮な捉え方を印象付けてくれる。それは自分で決められるようなものではなく、どうしようもないこと(この話では死神が決めること)なんだよ、と。ありのまま受け入れるしかないんだよ、と。 なかなか興味深い。 | ||||
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| 淡々としているようで、激しいパッションが隠れているようで、冷たいようで温かいようで…。死神ってこんな感じなのかもしれませんね。この世界そのもののような。何度でも読み返してしまう、詩的で清潔な、この著者の傑作だと思います。 | ||||
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| おもしろかったです。 あっさりと、淡々とお話が進んでいき、 ラストも思い切り泣けるわけでもなければ 「なによ〜〜〜!!これ!!」って歯噛みするほどのおちがあるわけでもない。 でも、なんか、いいんですよね。 ちょっとずれた死神のキャラもいいし。 このレビューのタイトルの意味は、 もし、メインのお肉がスッゴクおいしかったら、 【ン〜〜〜!!!おいしい!!】って叫ぶでしょ。 でも、前菜のサラダがおいしくても叫ばないよね。 そーゆ〜感じ。 | ||||
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