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(短編集)
死神の精度
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死神の精度の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全400件 321~340 17/20ページ
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一話完結形式で読みやすく、一編一編終わりがきっちりしているって訳ではないのだけど絶妙なところで切った!って感じがします。余計に余韻が味わえる素敵な読後感でした。 思い返すと泣きそうになるけど心が温かくもなる。 | ||||
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最近どうも漫画にしろ文芸にしろ死神が主人公というのが多いですけど、これは数あるなかでも傑作だと思います。ドラマとかそのうちやるかもしれません。 | ||||
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死神・千葉(仮名)の何気ない一言がツボにはまった。所々、千葉に突っ込まずにはいられなかった。もちろん良い意味で、ですが。だが、不覚にも最後は感動してしまった。とても爽やかなラストでした。ちなみに私が個人的に好きなのは、五番目の「旅路を死神」です。 | ||||
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今回は「死神」という今までと全く違うのを主人公にしているが、著者は毎回しっかり「法則」というか「法律」のようなものを作っているので「矛盾」が生じない。 今回も「死神」の中での「法律」のようなものがキチンとしているので読んでいてもすごく面白い。他の作品もその人物や世界の「法律」や「法則」がしっかりしているので面白いと思った。どんなにジャンルが違ってもその「法律」がしっかりしている限りは面白い作品がずっと続くだろうと感じた。 | ||||
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この本でファンになりました。 スマートでスタイリッシュ。 一つ一つのお話がまったく違う趣なのに、それでいて 全体的には統一されたクリアーな雰囲気。 いっぺんに全部読んじゃうのはもったいない感じがして ちょびちょび楽しみました。 | ||||
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荻原青年に「見送り」の判断が下されれば、星5つ(たとえ、体内がボロボロになっても、事件の後遺症で体が不自由になったり車椅子を使わなければならなくなったりしても、片思いの女性と二度と会えなくなったとしても、生き続ける設定にして欲しかったという私自身の感情を省いても、3つです)。確かに、オーソドックスな展開の中に意表をついた新鮮さがある、という伊坂ワールドの手法は、この章でも健在ですし、余命少ない人生を病死以外のことで終わらせる方法は興味深いものがあります。ですが、同じテーマを扱っていると思われる渡辺淳一の「無影燈」(「白い影」の原作)やマーティン・マクドナーの「ピローマン」のような深みがないのも本当です。共感や感情移入しづらい千葉に、「あの世逝き」の判断を下すに至った過程や葛藤、荻原君の真意を知った後に彼を襲ったであろう後悔や苦悶がどれくらい続いたのかを求めるのは間違っているかもしれませんが、この章では描いて欲しかったですね(経緯や葛藤は、第一章で用いられてますが、そちらは「見送り」なので)。 あと、荻原君の病名が●(オーソドックスもオーソドックスすぎる難病)という設定も新鮮さを薄めてしまっている気がします。千葉が、人間とはズレた感覚の持ち主なのだというブラックユーモアを狙ったのでしょうが、安易ですよね。 | ||||
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一つ一つの話が違う雰囲気なんだけど、全体的にはまとまっていて、かなり洒落てる感じ。 文章もきれいで、伊坂作品の初読みにはかなりいいんじゃないでしょうか?(私はこれで伊坂作品にはまりました。) 死神のイメージをくつがえされました。本当に面白いですよっ!思わずクスッっとくるところとかあって、、、。まぁそれも、読めば分かりますよ! 私は、この死神となれるものなら友達になりたいです、、。 | ||||
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読み進むうちかなり引き込まれたので、読み終える時にはずいぶん寂かろう、と思っていましたが、寂しくない。 素晴らしい脚本の映画を一本見終わったようです。 結末の無い物語もありましたが、逆にそれが物語に広がりを与えているのではないでしょうか。 死神が無感情に登場人物達を観察するので、逆に人間達の寂しさとか必死さとかに共感する事ができました。 | ||||
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文中に出てくる死神は何かと細かいことに引っかかるし、異常に無感動だし普通の人間ではないことは確かだ。そんなことも知らないのかよ!少なくとも2000年以上生きてるんだろ!と、つっこみをいれたくなるくらいだ。 でも、そんなことは置いておいて、この作品は二つの面から興味深い。 一つは伊坂作品の特徴でもある、物語同士の関連性、読者の目を離させない洒脱な文章、つまりは伊坂節とでもいえそうな文体だ。読み終えた後に、相変わらず面白いなーと、思わず感嘆の声を出しそうになった。 二つ目は死神の目線である。これはまさに著者が日ごろから感じていることを素直に小説の中に入れ込んでいるとしか思えない。些細な言葉尻に疑問を抱いたりするシーンはその典型だろう。そう考えていくと、これは伊坂幸太郎自身の内面を知りえる貴重な一冊だといえるだろう。 だからこそ、これは伊坂初心者にも伊坂マニアにもおすすめの一冊なのだ。 | ||||
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「死神から見た人間模様」という設定は共通するが、あるときはミステリー、あるときは恋愛小説と、多彩なスタイルの巧妙な物語を楽しむことができる短編集になっている。 「千葉」と名乗る死神はその人間が本当に死ぬ価値があるのかどうかを 見極めるのが仕事。 彼がOKを出せば、その人間は死ぬし、 OKを出さなければ、その人間は死なない。 最終的には彼はOKを出すんだけどれど その最期は時に切ないものがありました。 それぞれが独立した短編でありながら、 ちょっとした時間軸をずらしつつ ほんの少しだけ絡み合いながら 意外な『おっ!』っていう発見があり、 読ませ方が上手い。 また彼の小説には別の小説の登場人物が良く出てくる。 今回もある短編に『重力ピエロ』という作品の登場人物が出てきたりして、 伊坂作品ファンにとっては非常に楽しく読めるものだった。 | ||||
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「チルドレン」「砂漠」「終末のフール」「死神の精度」と読みまし たが、どうもこの作家さんとは相性が悪いようです。 登場人物たちのセリフはそこそこ面白いし、著者の伝えたいことなの だろうというのは分かるのですが、こんなに分かりやすいというのは どうなんでしょう? 曖昧さとか、想像する余地がなくて、 物足りない気持ちになってしまうみたいです。 ジュニア小説ふうです。大人が読むにはちょっと、という感じです。 | ||||
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今までの伊坂作品同様に、淡々とテンポ良く話は進んでいく。死を扱う話のわりには、軽くあっさりしている。 前の作品の『重力ピエロ』で春が言っていた「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」という言葉が思い出される。 『死神の精度-死神と藤田-吹雪に死神-恋愛で死神-旅路を死神-死神対老女』 この物語は、クールでちょっと抜けた死神が出会った6人の人生で創られる。 その6つが微妙に絡み合う流行の構成。 読み終えて、 感動のあまり涙を流し飯ものどを通らない。 オチに驚愕し興奮のあまり夜も眠れない。 そんなことはない。 けれど、読み終えたら心にそっと暖かいものが宿る感じ。 さわやか、それでいて力強い心に響く音楽を聴いた後のような感じ。 今回の作品も、他の伊坂作品読んだ人にのみ分かる特典(?)もついています。 | ||||
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「死神」の主人公に惹かれて買ったのですが、おもしろいっ!この本で伊坂さんのファンです。 どこがいいかって、設定、死神の性格、6人の人生、最後のラストも泣きはしませんが感動でした。 細かい設定がうまく生かされていると思います。でもひとつ言うならば、短編の終わりがもう少し続きが欲しかったものもあったなぁという感じですね。 「死」についてこんなにも軽く重く、うまく描かれているのは珍しいんじゃないでしょうか。(死がテーマの小説もあまり無い気がするけど) 読んでみて、まず損は無いと思います。 | ||||
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最近よくある短編小説と同様、個々の話がばらばらのようでいて、最後の一章で一つにしっかりとまとまっている。もう慣れた展開とはいえ、心地いい。 この小説に関しては、まじめな感想として、「死」に対して一つの新鮮な捉え方を印象付けてくれる。それは自分で決められるようなものではなく、どうしようもないこと(この話では死神が決めること)なんだよ、と。ありのまま受け入れるしかないんだよ、と。 なかなか興味深い。 | ||||
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淡々としているようで、激しいパッションが隠れているようで、冷たいようで温かいようで…。死神ってこんな感じなのかもしれませんね。この世界そのもののような。何度でも読み返してしまう、詩的で清潔な、この著者の傑作だと思います。 | ||||
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おもしろかったです。 あっさりと、淡々とお話が進んでいき、 ラストも思い切り泣けるわけでもなければ 「なによ〜〜〜!!これ!!」って歯噛みするほどのおちがあるわけでもない。 でも、なんか、いいんですよね。 ちょっとずれた死神のキャラもいいし。 このレビューのタイトルの意味は、 もし、メインのお肉がスッゴクおいしかったら、 【ン〜〜〜!!!おいしい!!】って叫ぶでしょ。 でも、前菜のサラダがおいしくても叫ばないよね。 そーゆ〜感じ。 | ||||
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直木賞受賞候補作品 伊坂 幸太郎によれば死という普遍的な、 そして重いテーマであっても軽やかな印象を与えられてしまう。 キチンと仕事をまじめにこなす、雨男な死神。 という存在も想像するには難しいはずなのだが、 テーマである「死」と共にハッキリとした形を持って描ききられている。 案山子といい、死神といい、 設定の突飛さをなぜか自然に受け入れさせてしまう、 世界観の構成力、ストーリー展開はさすが。 僕たちの命は平等ではない。 それは死神のような存在によって判別されているのかもしれない。 でもこの本のように、ある意味で人間らしい死神に判断されるのならば、 それも悪くないんじゃないかなと、思ってしまうのはこの本の世界の魅力に惑わされているからか? | ||||
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非常に前評判が高かったので期待しないようにしつつ密かに楽しみにしていたのですが、拍子抜けという感じでした。 ひとつひとつの設定はいい。だけど、相互の絡み合いが活かし切れていないので、歯痒い思いをしながら各話を終えなければならない。これくらいの文章力と設定があれば、もっと親身に迫る、本質を描く料理の仕方もあっただろうに……。 個人的には近似の設定である本多孝好氏の『MOMENT』好みなので、そうした情感的な物語を期待する人には半生の炒め物を出された気分になるかもしれない。 | ||||
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死神が主人公って…おい。 と思いながら、読み始めたのだが、 かなりいい味出している。 この人、ちょっとずつずれた登場人物とか書かせると ほんとうまい。 音楽に対する死神の愛情、渋滞に対する死神の嫌悪感……。 とても共感しました。 これ読むと、ものすごーっく“ミュージック”を聴きたくなります。 面白いもの、書くよね。 伊坂作品の中でも、好きな作品です。 個人的には… 「死神の精度」「死神と藤田」「恋愛で死神」 …の三作品がおすすめ。 | ||||
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天然&クールな死神が繋ぐ6つの短編集。 「死神」の特徴設定が面白いし、推理・サスペンス・恋愛・哲学など各種風味が取り揃えられている。 ラストに「ああ、なるほど…!!」という捻りもあってスッキリ&GOOD。 ★私の購入ポイント★ 1)帯文言 「俺が仕事をするといつも降るんだ」 2)本文冒頭 「ずいぶん前に床屋の主人が、髪の毛に興味なんてないよ、と私に言ったことがある。」 3)タイトル 「死神の精度」(精度…死の「精度」なんてクール!と思った) | ||||
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