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沈黙の函



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沈黙の函の評価: 3.14/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(1pt)

音楽の薀蓄

鬼貫の足で稼いだ事実と発見、閃きによる推理と理論と論理を積み重ねた小説が読みたいだけなのに後期の鬼貫シリーズでは一切それが得られない。本作に至ってはどこぞの探偵が主役。
沈黙の函 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:沈黙の函 (光文社文庫)より
4334700861
No.2:
(2pt)

この作品を作者の入門としてはいけないだろう

週刊文春1979年 総合5位アンティークレコードショップ「楽々堂」の経営者 落水が、出張先の函館から行方不明となった。共同経営者 茨木が、函館から発送されたジュラルミンの箱を開けると、そこには、首だけとなった落水が ・・・作者の音楽趣味が満載なので、くどくはないが蘊蓄話しあたりは、興味がなければ退屈してしまうかも。箱から出てきた首だけ死体は、衝撃的ではあるのだけれど、犯人がそこまでする理由が希薄だったりする。誰がは、最初からバレバレなので、落水が出張先で購入したSPレコードの箱にどうやって、死体が入ったのかというトリックが見所なのかなぁ。ワンアイディアっぽいけど、陳腐で、驚きましたとはならない。鬼貫警部が、後半から出てきて、ささっと事件を解決してしまったような印象を受ける。前半犯人と目された人物のアリバイを立証したのは、その人物がやとった私立探偵だったりするので、鬼貫警部シリーズと副題がついているわりに活躍が少ないんだよなぁ。この作品を鮎川哲也入門としてはいけないだろう。
沈黙の函 [新装版] ―鬼貫警部事件簿 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:沈黙の函 [新装版] ―鬼貫警部事件簿 (光文社文庫)より
4334734561
No.1:
(2pt)

レコードの話

 1979年に光文社カッパ・ノベルスから出たものの文庫化。もともとのタイトルは『鑞の鶯』。
 中古レコードの世界をめぐる、わりとマニアックな内容の一冊。蘊蓄が色々と詰め込まれており、なかなか興味深い。特に戦前〜戦後くらいの、義太夫とか謡のレコードの話は珍しかった。
 ただ、ミステリとしての出来はいまいち。話の焦点が合っていない感じで、読み解いていく楽しさに欠けた。トリックも冴えがない。
 鮎川作品のなかでは魅力のない一冊と思う。
沈黙の函 [新装版] ―鬼貫警部事件簿 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:沈黙の函 [新装版] ―鬼貫警部事件簿 (光文社文庫)より
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