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沈黙の函
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沈黙の函の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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鬼貫の足で稼いだ事実と発見、閃きによる推理と理論と論理を積み重ねた小説が読みたいだけなのに後期の鬼貫シリーズでは一切それが得られない。本作に至ってはどこぞの探偵が主役。 | ||||
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鮎川氏の鬼貫警部ものの長編で、レコードを梱包した宅急便から発送したはずの当人の生首が出てくるという、鮎川氏の名作である黒いトランクの路線のトリックを用いた作品である。 黒いトランクのトリックは凄く複雑だが、本作はかなり簡潔になっている。トリック自体はまあある程度は予想の範囲内であるが、お得意のレコードネタの蘊蓄を絡めて楽しく読める作品に仕上がっている。 また、本書の解説は後に第二回鮎川賞受賞作となる不連続線を発表して作家デビューする石川真介氏が、まだ素人の東大推理研究会OB時代に氏の御指名によって担当していることに注目されたい。 層々たる有名作家が出ている初期鮎川賞作家でいまいちマイナーな存在になっている石川氏だが、受賞は鮎川氏の身内びいきってところもあったのかもしれない。 | ||||
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鮎川哲也の文庫本は書店ではなかなか手に入らないので、全てアマゾンで購入しています。この作品もすばらしかったです。 | ||||
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鮎川哲也は、「りら荘事件」や「黒いトランク」などの傑作があり、好きな作家です。この本も、週間文春の年間ランキングで5位であったので期待して読んだのですが、部分的には面白いところはあるが、全体としての出来は往年の傑作には及ばない。昔の文春のランキングはベテラン作家に甘いと言われているが、年間5位の作品ではない。 | ||||
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週刊文春1979年 総合5位アンティークレコードショップ「楽々堂」の経営者 落水が、出張先の函館から行方不明となった。共同経営者 茨木が、函館から発送されたジュラルミンの箱を開けると、そこには、首だけとなった落水が ・・・作者の音楽趣味が満載なので、くどくはないが蘊蓄話しあたりは、興味がなければ退屈してしまうかも。箱から出てきた首だけ死体は、衝撃的ではあるのだけれど、犯人がそこまでする理由が希薄だったりする。誰がは、最初からバレバレなので、落水が出張先で購入したSPレコードの箱にどうやって、死体が入ったのかというトリックが見所なのかなぁ。ワンアイディアっぽいけど、陳腐で、驚きましたとはならない。鬼貫警部が、後半から出てきて、ささっと事件を解決してしまったような印象を受ける。前半犯人と目された人物のアリバイを立証したのは、その人物がやとった私立探偵だったりするので、鬼貫警部シリーズと副題がついているわりに活躍が少ないんだよなぁ。この作品を鮎川哲也入門としてはいけないだろう。 | ||||
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1979年に光文社カッパ・ノベルスから出たものの文庫化。もともとのタイトルは『鑞の鶯』。 中古レコードの世界をめぐる、わりとマニアックな内容の一冊。蘊蓄が色々と詰め込まれており、なかなか興味深い。特に戦前〜戦後くらいの、義太夫とか謡のレコードの話は珍しかった。 ただ、ミステリとしての出来はいまいち。話の焦点が合っていない感じで、読み解いていく楽しさに欠けた。トリックも冴えがない。 鮎川作品のなかでは魅力のない一冊と思う。 | ||||
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日本人は、鮎川哲也を読まずして推理小説を語ることはできない。これは、事実。それが、一時は書店から鮎川哲也の本が消えていた。最近では、ずらっとならんでるのを見る事が増えた。それだけで喜ばしい。せめて長編全部くらい、いつでも簡単に手に入るようになって欲しい。私は1ページ目から、もっていかれる... | ||||
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