(短編集)
消えた奇術師
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 | 2007年04月12日 消えた奇術師 星影龍三シリーズ (光文社文庫) 奇術師・旭日斎天馬一座の目玉の出し物は「トランク抜け」だが、抜け出すはずの一員が死体となっていた。二人目の犠牲者はピストルで撃たれ階段を転げ落ちた。マジック・コンテスト優勝賞金の独り占めを目論む天馬。しかし、その姿は、密室空間から忽然と消えていた(表題作)。赤、白、青、三つの「密室」傑作を含む中短編集。消失トリックの白眉を天才・星影が斬る。(「BOOK」データベースより) |
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| 鮎川哲也の密室ものの傑作でした。 | ||||
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| 鮎川哲也の星影物の作品集。 どれも、トリックの質が高く、とても面白い。 星影が、天才型の探偵であるため、最後にあっという間に事件を解決する。そのため、せっかくのアクの強さが出にくくなっているのが残念だ。 | ||||
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| 星影龍三ものを集めた短編集。 「赤い密室」「白い密室」「青い密室」「黄色い悪魔」「消えた奇術師」「妖塔記」の６編が収められている。 いずれも密室ものである。星影の格好良さ、天才的な推理もすごい。鬼貫警部ものとはまったく違った世界がつくられており、楽しめた。 「赤い密室」には感心させられた。良く出来たトリックだ。 「消えた奇術師」もまあまあ。しかし、決してレベルの高い作品ではない。 残りの４編はいまいち。どこかで見たようなトリックだったり、拍子抜けするような結末だったり。 鮎川ファンとしては、まあ短篇だし仕方ないよ、と思うべきか。 | ||||
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