(短編小説)
赤い密室: 名探偵・星影龍三全集1
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鬼貫警部との共演がある「呪術再現」と、状況設定と密室トリックが秀逸な「赤い密室」が個人的ベストです。 | ||||
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普通でした。 | ||||
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思っていた以上に、きれいな状態の本でした。 | ||||
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息子に頼まれて購入しました!安くて満足したみたいです!沢山読書をするので、中古で十分です! | ||||
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鮎川哲也の創造した2大探偵、鬼貫警部と星影龍三。これはその内の星影龍三の中、短編集で、「青い密室」とで全作が収録された、ファンにはたまらない内容となっている。星影物はほとんどが短編でその理由として、事件のほとんどが密室、不可能犯罪であることと、あまりの超人探偵ぶりで一気に解決させてしまうキャラクターからだと思われる。現に長編3作品では、事件のほんとの最後しか登場しない。 この星影龍三なる人物、超キザで他人のことを平気でバカ呼ばわりする実に嫌味のある人格に描かれているが、これは著者がワザとしたことで、寡黙で人情派の鬼貫警部との対比を際立たせる為だと思われる。しかし、最初は馴染まないキャラだと思っていても何作か読んでいる内に、感覚が麻痺してしまい、いつの間にかドップリとはまっていることに気が付くのである。 この本の肝はなんといっても、「呪縛再現」であろう。ある機関紙に一回だけ掲載された幻の作品で、そのコピーが一部のマニアの間を流通していただけという、正に幻だった作品である。鮎川の傑作「リラ壮事件」と「憎悪の化石」の基になったことと、鬼貫と星影が競演していることでもファン、マニアなら必読の作品である。その他お奨め「赤い密室」「白い密室」「薔薇荘事件」「道化師の檻」「朱の絶筆」等。 デビューから一貫して本格を貫いた鮎川の星影物(傑作と駄作の差が烈しいが・・・)の全集ということで、ファン、マニア以外でも興味のある方のご一読を願いたい。 | ||||
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星影龍三は、正体がよく分からない探偵である。 長編では「りら荘事件」と「朱の絶筆」に登場するが、そのあまりの名探偵ぶりのため、登場から事件の解決までが非常に短い。 長編では、主役であるはずの彼が登場しない場面がえんえんと続くため、活躍の場はほとんど短編になってしまうことになる。 まあ、これは天才型名探偵の宿命であり、だから多くの長編に登場する金田一某とか神津某などは、実は凡人探偵だったのだ。 まあ、そのあたりは、作者側の事情がいろいろとあったとは思うが。 さて、本書はそんな星影探偵ものの短編全集であり、もう一冊の「青い密室」とペアになっている。 名探偵星影龍三と密室は、不思議と相性が良い。 それは、ミステリ最大の不可能犯罪が密室であるからだと思う。 あまりにも人間味が薄く、存在感に乏しいこの名探偵の好き嫌いは、かなりはっきりしている。 しかし、それと作品の面白さというのは、別次元の話しだ。 たとえどんなに探偵が嫌なやつだったり、鼻つまみものだったりであっても、それがミステリとしての作品の質の高さを損なうことはないはずだ。 そういう意味では、本シリーズに収録された著者の作品は、ミステリとしての質は最高である。 だから、探偵薬の好き嫌いにかかわらず、本格ミステリ好きには絶対のオススメである。 そして、これだけまとめて星影ものを読んでしまえば、もう星影に対する感覚は麻痺してくるだろう。 だから、純粋にミステリとして作品を楽しめるだろう。 そんな中でも「赤い密室」は、さまざまなアンソロジーに収録されているように、密室ものの傑作である。 物理的なトリックと心理的なトリックの組み合わせの妙は、まさに著者の独壇場である。 | ||||
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