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悲しみのイレーヌ
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悲しみのイレーヌの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全113件 101~113 6/6ページ
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できればアレックスより先に読みたかった。 結末を知らずに読めばもっとハラハラできたはず。 とは言っても、結末がわかっていてもこの面白さ。 圧巻! | ||||
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私も『その女アレックス』を先に読み、読後感が非常に悪く、話の流れがこじつけっぽかったので、あまり評価していませんでした。でも、主人公のカミーユ・ヴェルーヴェン警部、その上司のル・グエン、ハンサムで金持ちのルイ、どけちのアルマンからなるヴェルーヴェン班の人間関係が面白かったため、彼らに再会したくて本書を手にとりました。 私個人的には、猟奇的な殺人、異様な犯人像、主人公のカミーユのピンチなど、通常のミステリの“定型フォーマット”を踏襲している本書『イレーヌ』のほうが面白いと感じました。 期待していたヴェルーヴェン班の人間関係は、2作目の『アレックス』のほうがやはり丁寧に描かれていました。お気に入りのアルマンの活躍も少なかったですが、ヴェルーヴェン班は最高です。 ただ1つ本書で不満なのは邦題です。原題は『Travail soigné(丁寧な仕事)』で、原題のほうが、戦慄すべき犯人像をより適格に表していますので、邦訳はひねりが欲しかったです。 2作目の『アレックス』に本作のネタバレが出てきますので、これから読まれる方は、シリーズ刊行順に本作から読まれることをオススメします。 | ||||
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おフランスものいまいちですマドレーヌのほうが旨そうその女アレクスと共通項あるかと思いきや期待はずれ | ||||
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イヤミスと言われる「その女アレックス」「死のドレスを花婿に」の作者のデビュー作 いやぁ、よく書けてます。 デビュー作というと、荒削りだったり、プロットがイマイチだったりしますが、 この作者は違います! よく練られたプロット、洗練された文章、予想以上でした。 個性的なキャラクター達もいい感じです。 他の作品は、彼らの活躍があまりないので、本作では十分に楽しめます。 こちらもやはりサイコですが、知っている小説が出てきたりするのもいい。 この設定の小説は見かけない。 初めてかな。 この作者の作品はどれから読んでも違和感なく読めます。 アレックスを先に読んでいると、結果が予想できるのでこちらが先がいいかもしれませんが フランス的ではないので、美しいフランスやパリがお好きな方は向きません。 これからも期待できる作家です。 | ||||
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セバスチャン・ジャプリゾ「シンデレラの罠」の意匠を通常の警察小説の体裁で成し遂げた「その女アレックス」の偉業には本当に感心したものだが、本作はそのヴェルーヴェン警部シリーズの第一作で、作者の処女作でもある。執筆順は、本作→「死のドレスを花婿に」→「その女アレックス」という事になる。 本作はヴェルーヴェン警部シリーズの第一作なので、警部(とその家族)自身に比重を置いた描写になっていると思った時点で既に作者に騙されているという超絶技巧である。「その女アレックス」とは一味違った衝撃が待っている傑作である。また、本作には過去のミステリに関する犯人(あるいは作者)の論評・オマージュが込められているが、作者が所謂ノワール文学に影響を受けている事が良く窺える。本作もミステリ的技巧とノワール風味が巧みに調和しているが、ノワール風味が色濃く出ている点は、「その女アレックス」の第一部と対比が取れている様に映った。個人的には、「死のドレスを花婿に」の全体構成は上手く行っていない(試行錯誤過程)と思うが、その三部構成が「その女アレックス」の原点になっている事は間違いない。本作のミステリ的技巧とノワール風味を、「死のドレスを花婿に」の三部構成に重ねて「その女アレックス」が生まれたかと思うと感慨深い。 ノワール風味と言えば、上述した「シンデレラの罠」がかなりトリッキーな手法で意匠を成立させているのに反し、「その女アレックス」は(特に第一部の)強いノワール風味(読者はこれで完全に作者の意図が不明になったと思う)で意匠を成立させている感がある。本作自身の出来も勿論素晴らしいが、執筆順に読んで行くと、作者の成長過程も良く分かるという印象を受けた。それだけに、作者の寡作振りが惜しまれる。これからも読者に衝撃を与える作品の発表(及び邦訳)を期待したい。 | ||||
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『その女アレックス』を読み終えると同時にこの著者の作品をもっと読みたい」という衝動に駆られ ピエール・ルメートルの作品を徹底的に探しました。そしてやっと手に入った『死のドレスを花婿へ』を読み終えた後、「次!次!」とまたしても同じ衝動に駆られてしまいました(笑) しかし当時日本に出版されていたルメートルの作品は上記の二作だけだったので暫くは落ち着く事ができました。そう、暫くまでは... この『悲しみのイレーヌ』が日本での出版が決まったのを知る前までは! そして遂に発売日、届いた小包を破り、片手にコーヒー(缶)を持ち、息をのみ、いざ!とページをめくr。 そして読み終える... 気づけば5時間も経っていたのに驚き。私は余り即読な方ではないので大抵の本を読み終えるには3日ほど掛かってしまいます。 そんな私でもこの本は集中してしまいます。それだけの内容がこの本に詰まってるんです!仕事休みでよかったぁ(笑) 『悲しみのイレーヌ』これはとても満足できる本だと思います!特に『その女アレックス』を既に読んだ方、「私は(俺は)ミステリが大好きだ!」という方にはオススメ致します! ピエール・ルメートル、恐るべし... | ||||
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「その女アレックス」とは違い、登場人物の心理描写から読者が犯人を推理することが可能です。 プロットも違う形で良く練られています。 久々に、読み応えのある作品を書く作家に出逢えました。 悲劇です。 最後の「エピローグ」だけは、どんなに犯人を知りたくても先に読まないで下さい。 | ||||
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イレーヌの件からたった4年でヴェルーヴェン警部は仕事に復帰したのか、、、とか、読後は、そんなことばかりが気になりました。 ヴェルーヴェン警部に何が起こるのかを知って読んで、果たして面白いのだろうか、と思いつつ読んでみましたが、いえいえ、全然OKでした。 『その女アレックス』の方はかなり最初の方で展開の想像がついたし、ドン伝返しとは思えませんでしたが、これはすごい。 アレックスの方はラスト、悲惨、陰惨な中にも、ちょっとスッキリする要素もあったりしたんですけど、イレーヌの方はそうはいきませんね。 | ||||
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日本では「その女アレックス」が先に出版されたので、「その女アレックス」の面白さからこの本にたどり着いた方も多いかと思いますが、もしまだ「その女アレックス」を読んでいなければ、ぜひこちらを先に読んでください。 起きる事件は「その女アレックス」とはまったく別ですが、登場する刑事たちが同じで、この「悲しみのイレーヌ」では必死に事件解決を試みるその刑事たちの葛藤や人となりが書かれています。 衝撃的なクライマックスで終わり、それを乗り越えて次の事件「その女アレックス」へ...という感じです。 「悲しみのイレーヌ」を先に、次に「その女アレックス」を読みたかったです。 | ||||
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非常に後味の悪い印象を残す作品なのだが、驚くばかりの発想と予期せぬ展開が連続する面白いミステリーだった。 これが、著者のデビュー作にして、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの第1作というのだから、さらに驚く。もしも、この第1作を読んだ後に『その女アレックス』を読んだなら、また違った印象を持ったかも知れない。 物語は400頁に及ぶ第一部と僅か50頁余りの第ニ部、4頁のエピローグにより構成される。妙にアンバランスな構成が、一気に驚愕の結末へと読者を誘う。 惨殺された二人の娼婦。カミーユ警部は癖のある部下と事件を捜査するが、第二の事件が発生する。複数の事件は全て有名ミステリー小説を模倣したものだった これだけでも物語の恐怖を味わうことになるのだが、読み進むうちに薄々気付きながらも、タイトルの持つ意味を知る時、何とも言えない嫌な後味を感じる。 | ||||
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『そその女アレックス』を未読の方は、こちらから読んで欲しいです。日本では発売が逆になっていますが、こちらがルメトール氏の処女作であり、カミーユ警部の初登場作品だからです。また『その女~』から先に読んでしまうと、一部ネタバレになってしまいます。 以下、鋭い方にはネタバレになってしまう恐れがありますのでご注意下さい。 最初は、この本は『その女~』や、ノン シリーズものの『死のドレスを花婿に』と比べると捻りがないように感じましたが、 いやいやいや、捻ってましたね。騙されま した。犯人が、というよりも後半、その構成にまんまとしてやられました。 読み進めるごとに感じる違和感..それが何故だか分かった時、成程!凄い!と唸ります。 ルメトール 最高!! | ||||
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犯人も半分読むか読まないかで分かってしまいました。 タイトル故、展開も丸見えです。 が、ここまで真っ直ぐ過ぎる直球なのに、面白ろ過ぎて一気読みでした。 「死のドレス」+「悲しみのイレーヌ」=「アレックス」ですね。 | ||||
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「その女アレックス」の作者、ピエール・ルメートルのデビュー作。 衝撃的だ。 事件はかなり異様な殺人事件から始まる。 登場人物カミーユ・ヴェルーヴェン警部、部長のル・グエン、部下のルイ、みんな個性的かつ魅力にあふれている。 連続殺人事件であることが判明した後の展開がすごい。 筋書きは言いたくないので、とにかくすごいというしかない。 ルメートルの小説の神髄は、容赦ないということ。 その凄さを痛感している。 | ||||
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